スラックスの真ん中にある縦の折り目ってどこまでアイロン掛けしていますか?
買ったばかりの時はピシっとついている折り目ですが、いつの間にか薄くなっているのでアイロン掛けするにしてもどこまでしたらいいものか迷ってしまいますよね。
目次
スラックスの真ん中の折り目ってなに?
スラックスの真ん中にある折り目、縦の線のことを「センタープレス」と言います。センタープレスパンツという言葉を耳にしたこともあるかもしれません。
センタープレスとは?
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センタープレスがピシっとしているとかっこいいですよね。特にスーツとして販売されているスラックスのほとんどはセンタープレスパンツであり、足の前の部分に折り目のような縦の線が入っています。
どうしてセンタープレスをつけるの?
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実はセンタープレスってすごく重要なんです。スーツを着るときにスラックスは必ず表に見える部分です。センタープレスがついていないと、全体的にぼやけてしまったり野暮ったく見えてしまいがちなんです。
センタープレスには足を細く見せる効果や、横から見たシルエットを美しく見せる効果などがあります。画像のようにキッチリとプレスされていると、綺麗で品がよくも見えますね。
また最近ではセンタープレスがあることを前提にデザインされているスラックスもあるんです。
スラックスの折り目はどこまで?
スラックスにとって重要なセンタープレスですが、では一体どこまでつけたらいいのでしょうか?
曲がっていたり、短かすぎたりすると不格好になってしまうこともあるため位置には十分気を付けください。
前身頃(前面)
タックやダーツなどがある場合
タックやダーツと繋がるように真っ直ぐセンタープレスを付ける。
タックやダーツがない場合
股関節の辺りまで、もしくはタックやダーツの代わりにベルトのあたりまでプレスでもOK!
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タックやダーツがあるスラックスは、このように真っ直ぐ裾までセンタープレスを付けるととってもおしゃれですね!
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タックやダーツがない場合はこんな風に股関節のあたりで消えるようにしてもスッキリと見えて素敵ですね!
後見頃(背面)
お尻の下のほうまでで留めておく場合もありますが、足のラインを縦に見せたい場合にはお尻の上までプレスしても問題ありません。最近は特に、足の長さを強調する意味もあってベルト部分のあたりまでセンタープレスが入っているものもあります。
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センタープレスが入ってると後ろ姿もきまりますよ!
アイロン温度に注意!
スラックスは動きやすいようにストレッチが効いているものがあります。また、毎日着る人であれば夏は蒸れないように通気性のいい素材のものにしたり、冬は温かい素材のものにしたり、と色々な素材のスラックスを履いていたりするものです。
こちらのスラックスはアイロンマークに「低」と書かれているので120℃で、アイロンマークの下の布はあて布が必要ということを表しています。
素材によってアイロン掛けする温度が異なるため、今一度自分の履いているスラックスの洗濯表示を確認してみてくださいね。
引用:消費者庁
アイロンの掛け方
それではさっそく、実際にアイロンを掛けてみましょう。用意するものは、スラックスとアイロン・アイロン台そしてあて布(もしくはハンカチでもOK)です!
こちらが何もしていない私のスラックスです。確か買った当初はセンタープレスがあったはずですが今では面影もありません…
この赤丸あたりにわずかにとセンタープレスがあるようなないような感じですね。
センタープレスの目安をつけたらそこでたたみましょう。ちょうど半分が前身頃、後身頃と画像のようになります。
このままアイロンを掛けることで、前と後ろのセンタープレスを一度に付けることができます。
あて布を忘れずに当てながら、アイロンは滑らせずに一か所ずつプレスするのがコツですよ!
センタープレスを付けたスラックスがこちらです!
なにもしていないスラックスと印象が全然違いますよね!
こちらの動画もわかりやすいので参考にしてみてください。
お役立ちズボンプレッサー
毎日ピシっとしたスラックスを履きたいけど、アイロン掛けが面倒なあなたにはズボンプレッサーがおすすめです。使い方は折りたたんだスラックスを挟むだけという簡単さは魅力的ですよね!
引用:amazon
こちらは2万円程度と手頃で使い方もわかりやすく、なにより見た目のデザインがすっきりしているのが私のお気に入りポイントです!
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大きいもので目立つだけあってデザインも重要です。こんな風に部屋に置いてあってもスタイリッシュですね。
ズボンプレッサーを使用の際には、挟んだシワがそのままプレスされてしまうため入れる時には十分綺麗に伸ばしてから挟んでください。
まとめ
- 前身頃のセンタープレスのタックやダーツと繋がるように真っ直ぐ付ける、タックやダーツがない場合は股関節の辺りまでもしくはベルトのあたりまで
- 後身頃のセンタープレスはお尻の上まで
- 素材によってアイロン温度には違いがあるため注意
- プレスする時は滑らせず一か所ずつプレスする、スチームの後にドライでアイロンする
- ズボンプレッサーを活用するのもあり!
センタープレスの位置がわかってしまえば、アイロン掛けのついでにピシっとしたスラックスが楽々できちゃいますよね。スーツだけでなく、おしゃれ着スラックスでも是非チャレンジしてみてください!