大掃除の時、あなたは子供に掃除を手伝わせていますか?まだ子供が掃除し慣れていなかったり、幼い子供だと厄介に感じて、親や友達に預けてしまうという方も多いと思います・・・が、それはもったいないです。
実は大掃除は「子供が掃除にはまるきっかけ」になりやすいんです!!
その一つ目の理由は、一年で溜まった子供にもわかる汚れが目に見えて綺麗になるので、掃除をし終えた後の達成感を感じ易いからです。
そして二つの目の理由は、工夫次第で大掃除は普段の掃除より楽しく取り組み易いからです。
今回は、二つ目の理由『大掃除を楽しく取り組むための工夫』を中心にご紹介していきます。
目次
子供が掃除をするメリット16個
まずは、子供が掃除をするメリットから見ていきましょう!
- 汚れ(問題)をきれいにする(解決)ことで、幼いうちの知育に最適
- 整理整頓が当たり前になる
- 家の外でも自主的にテーブルを拭くようになったり、良い作法が身に付く
- 掃除している様子から、子供の意外な一面に気がつくきっかけに
- どんどん掃除の手順を覚える
- ゆくゆくはパパママの掃除の負担が減る
- 自主性が育って、お手伝いが当たり前になる
- 掃除したことを褒められて、自己肯定感が高まる
- 自力で掃除をやり遂げることで、達成感が得られる
- 家族の役に立つことで、承認欲求も満たされる
- 掃除を任されることで、責任感が育つ
- 掃除も最初はすぐ飽きるかもしれませんが、いずれは忍耐力が身に付く
- ものを大切にする気持ちが養われる。掃除とは、家やものを大切にする気持ちそのものです。
- 自分で住んでいるのだから、掃除して当たり前という感覚が身に付く
- 自分できれいにする喜びを知る
- 家族とのコミュニケーションが活発になる
ザッと挙げてもこれだけある子供が掃除をするメリットですが、どれも、子供の時に身につけさせたい大切なことじゃないでしょうか?
掃除は部屋がきれいになるだけでなく、子供の心の成長にもとても重要な役割を持っています。是非、大掃除をきっかけに子供に掃除を習慣化させましょう!
子供が掃除を手伝いたくなる工夫
イベントとして盛り上げる
特に大掃除に有効です!!
まずは掃除の日を決めて、どんな役を任せるのか子供に事前に伝えましょう。この時は、なるべく子供に使命感が湧くように、「雑巾掛けが上手だから、雑巾担当に任命します!」などおだてながら担当を伝えるといいでしょう。カレンダーに目立つように掃除の日を書いて、子供の好きなシールを貼るのもおすすめです。
それから当日までは、会話の中に掃除の話を混ぜるようにして、子供の掃除決行日への期待を膨らませます。「掃除が終わったら何を食べよう」「掃除が終わったらどこへ行こう」とご褒美の話もセットでしてあげて『掃除=楽しいもの』という印象を与えるのも大切です。
イベント感を出すために、当日は子供の好きな音楽をかけて掃除をするのもおすすめです。また、自分が好きな音楽をかけてノリノリで掃除をする姿を見せることも、子供が掃除に興味を持つきっかけになりますよ。
楽しい掃除道具を与える
雑巾一枚でも、子供専用のものがあるだけで掃除へのモチベーションが変わります!エプロン、三角巾など身につけるものがお気に入りになれば、子供のモチベーションも急上昇です。
子供専用の掃除道具を選ぶ時に特に大切にしたいポイントは、『子供自身に選ばせること』です。子供自身が選ぶことで、子供の好みにどストライクなものが手に入るのはもちろん、自分で選んだ道具は愛着が涌いてきます。
子供用の掃除道具は、音がでたり仕掛けのあるものもあります。が、そういったものは少々値が張りますので、まずは掃除のきっかけ作りに、100均で揃えれば十分です。大抵の掃除道具は手に入りますし、好きなキャラクターのシールなどでデコレーションをしてあげるだけで、特別感がグッと高まりますよ。
掃除機のおもちゃ
掃除道具としては使えそうにありませんが、小さな時から掃除に興味を持ってもらうにはもってこいですね。
ままごと クリーニングセット
こちらはマイクロファイバーモップとホウキで、実際に掃除でも活躍してくれる商品です。子供部屋がそれぞれあるお家には、お部屋に置いておけば子供に掃除の習慣が身につきそうですね!
大掃除は「団体戦」が吉!
大掃除は「団体戦」?
大掃除は「団体戦」がおすすめです。
どういうことかと言いますと、「あなたは洗面所、あなたは和室」という掃除場所を任せる分担から、「あなたは家具を持ち上げて、あなたは雑巾掛けをして」とみんなで同じ場所を掃除しながら掃除の役割の分担に変えるということです。
掃除を手伝わせるポイントは掃除を手伝わせるポイントは2つだけ!これで主人も子供も手伝い上手に!!も一読の価値ありです。
大掃除に団体戦で取り組むメリット
オーソドックスな掃除方法のように感じる掃除場所を任せる分担には欠点があります。それは「洗面所担当のパパは終わったのに、玄関担当の子供はまだ終わらない」という様に、進み具合や仕事の負担がバラバラで、結果的に家族のモチベーションもバラバラになってしまうということです。他にも「子供に任せた場所の掃除の仕上がりに満足できず親が掃除をし直してしまう」というのもあるあるではないでしょうか?
逆に、掃除の役割の分担、つまり「団体戦」で大掃除に取り組むと
- みんなで力を合わせると各場所の掃除がテンポ良く終わり、その度に達成感を感じてモチベーションが維持しやすい
- 親が手際よく掃除する姿を見て、自然と掃除の手順を覚える
- みんなで一緒に掃除ができるのでコミュニケーションも増える
など、嬉しいメリットが期待できます。
団体戦の分担例
団体戦でやるメリットはわかりました。では実際どんな作戦で取り組むのがいいのでしょう?
たとえば、リビングからまずは手をつけるとします。リビングは重い家具があると思いますので、
- パパは重い家具をどかす
- ママは掃除機でどかした場所のホコリを吸う
- 息子はどかした家具の埃を拭く
といった具合で、パパ(力仕事)、ママ(掃除機かけに慣れている)、息子(雑巾かけが得意)など、適材適所で役割を分けて、どんどん掃除を終わらせていきましょう。紹介したひと工程だけでも、1人でやったら15分くらいかかりそうですが、3人でやったら5分で終わると思いませんか?
掃除って、没頭するとつい時間を忘れて取り組んでしまうこともありますよね?ですが、家族で掃除をする際は、進行具合にかかわらず必ずお昼休みや掃除の終了時間は事前に決めておきましょう!終わりが見えないと、せっかく一致団結していた家族の心もだんだんバラバラになってしまいます。
そして、大掃除が終わったらササッと外食してしまいしょう。まず大掃除で一番疲れているであろうママのため、そして頑張った子供へのご褒美として連れて行ってあげましょう。
ついでに、お風呂好きな家族であれば、帰りに健康ランドなどで疲れを癒すのもいいかもしれません。
まとめ
- まずは「掃除道具」や「イベント感」で子供のやる気を引き出しましょう
- 掃除=楽しいというイメージ作りを
- 大掃除は場所を任せるのではなく、役割を任せる団体戦が吉!
- 最後は必ず子供が喜ぶご褒美を用意
「大掃除を子供と楽しく行う方法」を中心にご紹介しました。掃除は子供の精神面での成長も促してくれるものですので、是非大掃除をきっかけに掃除好きにしてしまいましょう。
年末は寒くて忙しいですし、秋口からのプレ大掃除もおすすめですよ。あなたも今年は家族一致団結、団体戦で大掃除に取り組んではいかがでしょうか?