こどもが学校や遊びで、チョークを使うことってよくありますよね。そしてチョークが服についてしまって、なかなか落ちなくて困った経験をしている人も多いんじゃないでしょうか?
チョークの汚れは、そのまま水で洗ってもキレイに落ちてくれません。ですが、チョーク汚れの特性を知って効果的な落とし方をすれば実は簡単にキレイに落とせるんです!チョーク汚れが落ちなくて困っている人は今回の記事を参考にしてみてください。
チョーク汚れの正体
チョークの成分には、硫酸カルシウム製と炭酸カルシウム製の2種類の成分があります。硫酸カルシウム製チョークは、石膏を原料として作られています。炭酸カルシウム製チョークは、貝殻や卵の殻などの炭酸カルシウムを原料として作られています。チョーク汚れは、これらの成分が細かい粉状になって衣服などについたものです。
チョークの成分である硫酸カルシウムと炭酸カルシウムは、水に溶けない不溶性の物質です。なのでチョーク汚れがついた時は、すぐに水で洗ったとしても汚れは落ちません。それどころか、チョークの細かい粉が余計に衣服の繊維に入り込んでしまい、逆にチョーク汚れが落ちにくくなってしまうのです。
チョーク汚れがついてしまったら
チョーク汚れがついてしまったら慌てて水で洗い流したくなりますが、絶対にやめてください。前述したように、逆に汚れが落ちにくくなってしまいます。
チョーク汚れがついた時は、まずは掃除機を使ってチョーク汚れを吸い取ってみてください。意外とキレイに汚れが落ちるので、軽いチョーク汚れは掃除機を使った方法だけでキレイになります。
- 生地の裏側から汚れた部分を叩いて、表面についたチョークの粉を落とす
- 衣類用のブラシで、生地表面についた汚れを上から下へなぞって汚れを浮かす
- 掃除機で生地表面の汚れを吸い取る
チョーク汚れの洗濯方法
掃除機でチョーク汚れを吸っても汚れが取れなかったときは、手洗いをしましょう。チョーク汚れは不溶性の汚れなので、洗濯用液体洗剤では汚れを落とすことができません。液体洗剤は繊維の奥に染み付いた汚れを白くするためのものなので、繊維に入りこんだチョークの細かい汚れを掻き出す効果はないからです。
チョーク汚れを落とすのに有効なのは、洗濯用固形石鹸です。固形石鹸は水に溶けやすく、チョークの細かい汚れを溶かして取り除く効果があるのです。チョーク汚れを落とすときは、固形石鹸と洗濯用ブラシを使って汚れを落としましょう。それでも汚れが落ちない場合はセスキ炭酸ソーダを使って汚れを落とす方法があります。ぜひ参考にしてみてください。
洗濯用固形石鹸を使う方法
- 固形石鹸を汚れた部分に直接塗る
- 洗濯用ブラシで汚れた部分を上から下になぞる
- 40℃くらいのお湯に1時間ほどつけておく
- そのまま洗濯機にかける
チョーク汚れにおススメの固形石鹸
チョーク汚れを落とすのにおススメの石鹸を紹介します。洗浄力の高い固形石鹸を使えば、チョーク汚れもそのほかの汚れもキレイに落とすことができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウタマロ石鹸
ウタマロ石鹸は、なんといっても白さを取り戻す力が抜群の固形石鹸です!蛍光増白剤が配合されているため、白い生地のもともとある白さを回復することができます。また汚れや生地になじみやすく、生地を傷めにくいです。ただ、色柄ものや淡い色の生地の場合は色落ちや変色の可能性があるので注意が必要です。
子供が体操服を汚して帰ってくるから大変って話をしたら、職場の上司(40代男性)が教えてくれた、ウタマロ石鹸。
半信半疑で試したらほんとーによく落ちる‼️
もっと早くに出会っていたかった✨😍
ちゃっかり母ちゃん洋服についた昼食のソースカツ丼のシミにも使わせていただきました🤣ww
— mai (@mai85234755) September 5, 2020
ウタマロ石鹸は固形石鹸のなかでもかなり有名ですよね。有名なだけでなく、汚れを落とす実力も抜群です。ソースのシミまで落としてくれるなんて頼もしいですね。
横須賀 ブルースティック
横須賀ブルースティックは、なんと受刑者が職業訓練で作った石鹸です。汚れを落とす力はクリーニングのプロも認めるほどです。 しかも汚れが落ちるだけでなく、除菌まで出来てしまうんです!スティック状なので握りやすく、汚れた部分にピンポイントでこすり洗い出来るため汚れにしっかり石鹸があたり、汚れを落とせます。
運動部の男子高校生と男子中学生と言う人生で1番くっさくて汚い時期を迎えて、日々泥と油脂と得体の知れない汁に塗れてお洗濯している母親友軍の皆様、このブルースティック(横須賀)を使うのです。がっつり落ちます。商品名はブルースティック(横須賀)、横須賀まで商品名です。 pic.twitter.com/fDjulEuJ65
— 雲飴ゆきり (@cloudsweets) April 21, 2017
横須賀ブルースティックは、特に泥汚れなどの不溶性の汚れに強いです。服を汚して帰ってくることの多い男の子や運動部のお子さんをお持ちのママにとってはとても心強い味方ですね。
パックス 青ざらし
青ざらしは、ヤシ油を原料につくられた固形石鹸です。合成界面活性剤、リン酸塩、蛍光増白剤や酵素、香料、酸化防止剤を使用していない環境にも肌にも優しい商品なので安心して使えます!
キッチン片付けたから風呂って寝よ。ふきん、今までミヨシの純せっけん使ってたんだけど、パルシステムでパックス青ざらし見つけたから買ってみたらぜんぜん良い!黄ばみ黒ずみかなり落ちるし、匂いもないし手も荒れない。純せっけんは匂いが気になってたから💦
— rin_qskf9 (@qskf9) March 9, 2019
青ざらしは合成界面活性剤や香料などが入っていないので、手荒れやニオイが気になる方にはオススメの固形石鹸です。
固形石鹸でも落ちない場合
固形石鹸を使っても汚れが落ちなかった場合は、セスキ炭酸ソーダと酸素系漂白剤を使って汚れを落とす方法があります。
セスキ炭酸ソーダはチョーク汚れをアルカリ性にして落としやすくしてくれます。ですがそのままにすると衣服の繊維を痛めてしまうこともあるので、最後にクエン酸で中和してから洗濯します。また、ウールやポリエステルなどの素材はセスキ炭酸ソーダを使うと生地が傷んでしまうので、使わないようにしてください。
- セスキ炭酸ソーダと酸素系漂白剤(粉末タイプ)を1:1の割合で汚れた部分にふりかける。
- 40℃くらいのお湯を汚れた部分にふりかけて5~10分おく。
- クエン酸を汚れた部分にふりかけて、洗濯する。
まとめ
- チョーク汚れの正体は細かい粉状の不溶性の汚れ
- 掃除機を使うとチョーク汚れを落とすことができる
- チョーク汚れは固形石鹸で落とす
- 頑固なチョーク汚れにはセスキ炭酸ソーダが有効
子供が学校生活を送るうえで、どうしても出てきてしまうのがチョークの汚れですよね。正しい落とし方を知らないと、なかなか汚れが落ちない厄介なものです。でも、効果的な落とし方を知っておけば意外と簡単にキレイに汚れを落とすことができます。
子供にはいつもキレイな服で生活させてあげたいですよね。チョークの汚れで困ったときは、慌てずに、正しい落とし方で汚れをキレイにしましょう。