下処理も簡単、生食でも、調理してもおいしく簡単に食べられるきゅうりは主婦の強い味方ですよね。
きゅうりってお漬物とかサラダとか、どちらかと言えばメインでとはなかなかいかない野菜ですが、季節問わずいつでも手に入りますし、冷蔵庫に結構な確率でストックしていませんか?
そんなきゅうりを使った作り置きおかずの簡単なレシピをいくつか紹介します。
目次
きゅうりの魅力
きゅうりは一年中安定した価格
きゅうり旬は初夏から初秋と言われていますが、現在ではハウス栽培も盛んなので年間を通して安定した価格で手に入れる事が出来ます。
また、定期的に安売りの目玉商品になる事も多いので安く手に入れる事ができたりと、主婦にとっては大変ありがたい存在の野菜です。
きゅうりは手に入れやすい
スーパーや八百屋さんの店頭に売り切れ以外できゅうりが無いという事はあまりないですよね。
先程も書きましたが、ハウス栽培がされているので天候に左右される事なく安定供給されているのできゅうりが店頭から消えることはほとんどありません。
きゅうりは調理がしやすい
きゅうりは調理がしやすく、下処理の必要がほとんどないので冷蔵庫から出したらすぐに使えるので手間いらずで忙しい主婦にはありがたい存在です。
きゅうりはミネラルの宝庫
きゅうりの約90%は水分と言われていますが、カリウムやケイ素、マンガンなどのミネラルが豊富なので、アンチエイジングや新陳代謝に適しています。
●カリウム
カリウムはナトリウムと共に体の中の体液の浸透圧を維持する働きがあり、人間の生命維持には必ず必要なミネラルです。また、ナトリウムによる血圧上昇を抑制する働きがあります。美容効果としてはカリウムは浮腫みを防いでくれるので浮腫み体質の人の強い味方です。
●ケイ素
ケイ素はカリウム、ナトリウムと同様に生命維持の為に必ず必要で、一番有名なケイ素の働きは強力なデトックス効果があるという事です。アルツハイマーや認知症を引き起こすアルミニウムを排出する手助けをする事で注目されています。またビタミンCと共にコラーゲン合成を促進する働きがある事から美容にも良いと言われています。
●マンガン
糖質や脂質、たん白質の代謝を促進する事から新陳代謝にとても優れたミネラルとなっています。また、動脈硬化や老化を進行させる過酸化脂質の生成を抑えるのでアンチエイジングの強い味方です。
また、きゅうりの水分は普通に水を飲むよりも胃や腸に留まり質の良い水分を供給してくれるので水分補給の意味でも夏の食卓にはもってこいの野菜です。
作り置きをする時の注意点
作り置きおかずの基本は徹底した衛生管理
作り置きおかずを作る上で一番大切な事は容器を煮沸消毒をするなどして衛生管理は徹底してください。
箸やスプーン、まな板も見落としてしまいがちですが綺麗なものを使いましょう。
作り置きおかずの基本は適切な量を守る
作り置きおかずを作る時にはだいたい1週間程度で食べきれる量を作りましょう。
また、きゅうりは生食をする事が多いのでなるべく早めに食べ切りましょう。
きゅうりを使った作り置きおかずの簡単レシピ
お待たせしました。きゅうりを使った作り置きおかずの簡単レシピの紹介です。
山形の郷土料理!だし
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山形では夏の定番の常備菜でもあるだしのレシピの紹介です。
材料
- きゅうり 1本
- なす 1個
- オクラ 5本
- みょうが 2個
- 大葉 5枚
- 白ネギ 1/4本
- 青唐辛子 1~2本(赤唐辛子でも可)
- だし汁 100ml(顆粒だしの素小さじ2+水)
- 酢 小さじ2
- 塩 小さじ1~2
- 砂糖 小さじ1
作り方
- オクラを塩で揉んで産毛を落とします。
- 野菜、薬味類を小さく刻みます。(なすは水にさらさず最後に刻む)唐辛子は小口切りにして、刻みながら全てボウルに投入します。
- 調味料を刻んだ野菜、薬味類に回しかけて野菜を和えたら、保存容器に移し替えます。
- 作りたてでも食べられますが、途中混ぜながら冷蔵庫で半日から1日くらい寝かせて味を馴染ませたら出来上がりです。
冷蔵庫で3日程度日持ちします。
水っぽくなるのを防ぐためになすを水でさらさない事がポイントになります。
納豆昆布や長芋、モロヘイヤ、玉ねぎを入れたりといろいろとアレンジしてその家庭ならではのだしを楽しむことができます。
食べる時には白いご飯にかけて食べたり、豆腐やうどんにトッピングしてみたりと、いろいろな料理に使えるところもだしの魅力です。
きゅうりのキューちゃん風漬物
甘辛くて美味しいきゅうりのキューちゃん風漬物もお家でできちゃうんですよ。
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材料
- きゅうり 5本
- 塩もみ用塩 小さじ1/3くらい
- 醤油 100㏄
- みりん 50㏄
- メープルシロップ 大さじ20
- 酢 大さじ2弱
- 赤唐辛子 適量
- 生姜の千切り 2片分
作り方
- きゅうりを厚め(5mm程度)にスライスして、塩もみ用の塩をまぶして15〜30分おきます。
- きゅうりをよくもみ水分が出てきてしんなりしたら、両手でギュッとしっかりと水気をしぼります。
- 小鍋に生姜と調味料をすべて入れて沸騰させます。
- 沸いたら火を止め、塩もみしてしぼっておいたきゅうりを投入し、ふたをして完全に冷めるまでおきます。冷めたら煮汁からきゅうりを取り出し、保存容器に移します。
きゅうりを塩もみした時に一度味見をして、塩が強い場合はサッと水にさらして余分な塩分を抜いてください。
冷蔵で1週間日持ちがします。冷凍でも1ヶ月日持ちがするので食べきれない時には冷凍をおすすめします。
見た目から少し難しそうに思いますが、作ってみると意外と簡単なんですよ。
市販のものも美味しいですが、メープルシロップをキビ砂糖に変えてみたり、甘さの加減も出来るのでぜひ手作りをしてみてください。
きゅうりのナムル風
パリパリのきゅうりの食感と、ごま油と白ごまの香が香ばしくてごはんが進む一品です。
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材料
- きゅうり 3本
- 塩もみ用の塩 小さじ1
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 醤油 小さじ1
- 白ごま 大さじ1
- にんにくチューブ 1㎝くらい
- しょうがチューブ 2㎝くらい
- ごま油 小さじ1
作り方
- きゅうりを麺棒で叩いた後に3㎝くらいの大きさに切っておきます。
- ポリ袋にきゅうりを入れて塩もみ用の塩をまぶして5分以上放置します。
- きゅうりから出てきた水分を捨て、きゅうりの入ったポリ袋の中にごま油以外の調味料を入れます。
- 少し味を馴染ませたら最後にごま油のまわしかけて完成です。
ポリ袋1枚で調理ができるのできますが、保存は別の保存容器に移して保存してください。
冷蔵保存で4日程度日持ちします。
少しパンチは欲しいと感じる方は唐辛子を少しプラスしてみると美味しいですよ。
また、作り置きしておけばサラダチキンと和えてみたりといろいろとアレンジする事もできるので是非作っててみてください。
きゅうりのピクルス
きゅうりの作り置きといえば定番のピクルスです。いろいろと使いまわしができるので冷蔵庫に作っておくと便利ですよ。
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材料
・きゅうり 3~4本(400g)
・塩 小さじ1
A
・水 200㏄
・酢 200㏄
・砂糖 大さじ3
・塩 大さじ1
B
・にんにく(スライス) 1片分
・粗挽き黒こしょう 少々
・ローリエ 2枚
・赤唐辛子(種をとる) 1本
作り方
- きゅうりのヘタを取り、洗います。保存瓶も熱湯で消毒してよくかわかしておきます。
- 保存瓶の高さにきゅうりを切って塩小さじ1をふりかけて10分くらいたったら水気を絞っておきます。
- Aの材料を鍋で沸騰させます。熱いうちに保存瓶に注ぎ、きゅうりとBの材料を入れます。
- 2~3日くらいからが食べごろです。
保存瓶は耐熱性の物を使ってください。
鍋でもできますが、保存瓶で作ると長持ちしますよ。
酢を梅酢やワインビネガーにしてアレンジをするといろいろな味が楽しめますよ。
まとめ
生食でも調理してもおいしいきゅうりを使った作り置きのポイントをまとめてみました。
- きゅうりは一年中定価が安定していて手に入りやすく、調理がしやすい。
- きゅうりはミネラルの宝庫。夏だからこそ、きゅうりを積極的に食べよう。
- きゅうりを使った作り置きを作るときには衛生面を徹底的に気を付けよう。
- きゅうりの作り置きは3日~1週間程度で食べきれる量を作ろう。
夏に食べるきゅうりは別格ですが、きゅうりは季節を問わずいつでも手に入れられて便利な野菜です。きゅうりは比較的調理が簡単な野菜ですから、時間がある時にたくさん作り置きを作って家事を楽しちゃいましょう。