共働きでお弁当を作る理由はズバリ、節約でよね?この記事では、節約するためのお弁当作りのコツをご紹介します。時間とお金を節約して、自由と豊かさを手に入れましょう。
自由な時間と自分で好きに使えるお金が得られたら、あなたは何に使いますか?
目次
共働き家庭ではお弁当を誰が作る?
結論から先に言うと、それぞれの家庭の環境に合わせて決めるのがベストです。一概に「こっち」とは言えません。しかし、次のようなことを参考にして頂くと、意見の衝突なしで決まるんじゃないでしょうか?
共働きでもお弁当作りは奥さんの役目?
男女平等といわれて久しい日本ですが、現実はまだまだ男女の役割が根強く意識されてるようです。たとえば、夫婦共働きでのお弁当作りもその一つかも。
私の同僚(女性)はこの度めでたく結婚することに。二人は結婚後も仕事を続ける、いわゆる共働きの予定ですが、周りからは、お弁当は奥さんが作るのが当然という声が聞こえてくるそうです。その理由は、
- 食事は奥さんの仕事だから、お弁当も奥さんが作るのが当然
- 食材の在庫を把握している奥さんが作ったほうが無駄がない
- 夕食を作るときに、合わせてお弁当のおかずも作れる
だからなんだとか。更に、結婚してるのに夫が自分でお弁当を作ってると、「奥さんが作ってくれない」とかわいそうに思われるなんて声もあったそうです。
一方で、最近はお料理が得意だったり、食にこだわったりする男性が多くなってきてることから、旦那さんが奥さんのお弁当を作るご家庭も。家庭での時間が比較的多く取れる旦那さんの方がお弁当を作ってくれるところもあるみたいです。
でも、ある調査によると、両方ともフルタイムの共働き夫婦でも、奥さんがメインで家事を担う家庭は約7割と、まだまだ家事は奥さんの仕事という意識が根強く残っている様子がうかがえます。
共働きが一般的な外国の例
欧米だと、夫婦共働きの家庭が一般的ですが、お互い仕事を持つ彼らはどのようにしてお弁当作りをこなしているのか見てみましょう。
まず、彼らは基本的にお弁当を作らないそうです。外でのランチか、フルーツやパンを持って行って食べる程度。「働きながらお弁当作りまではとても無理」という共通理解があるみたい。とはいえ、やっぱりお弁当は食べたいですよね。午後へのエネルギー源だし、気分のリフレッシュにもなるし。
それでは、欧米でもお弁当を作る共働き家庭の合理的な具体例を挙げてみましょう。
早起きできる方が作る
人によって早起きができなかったり、逆に苦にならなかったり。お仕事のお仕事の忙しさによっても、朝起きるのがつらい日もありますよね。それらを含めて、朝起きられる方が作る。うーん、合理的。
料理が得意な方が作る
男性でも料理が得意な人もいるし、料理が苦手な女性ももちろんいますよね。料理が苦手な人が作るより、料理が得意な方が作ったほうが断然ストレスも少ないし、おいしくできるはず。料理が得意な方が作るのは、ある意味正解かも。
前日にお惣菜を買っておく
翌日のお弁当のおかずは、仕事帰りのデリカで買っておく。そうすることで、翌朝はお惣菜をパパっと詰めるだけでお弁当の出来上がり。
食器洗いは食洗器にしてもらう
朝食とお弁当作りに使った食器や調理道具は出勤前に食洗器にかけておくと、仕事が終わって帰宅したときには綺麗になってるというわけ。お洗濯は洗濯機がやってくれるし、もう食洗器が贅沢な時代はとっくに終わってますよね。
このとおり見てみると、「出来る方がやればいい」と考えてる夫婦が普通みたいですね。やはり考え方がとっても合理的。お互いに無理することもなく、楽しい家庭が築けそうです。
共働き世帯の役割分担は変わりつつある
それでは、日本は未だに旧態依然とした「家事は奥さん」という考え方に凝り固まってるのでしょうか? いいえ、違います。実は日本でも、夫婦での家事の役割分担は変化してきているんです。
ある調査によると、20代から40代のお互いにフルタイムで働く夫婦を対象として「共働き夫婦の家事分担」に関するアンケートを行ったところ、やはり男性が家事に参加する割合は、年代が下がるほど増加する傾向にあったそうです。
お互いが同じように働いているのなら、家事の負担もできれば半々にしたいですよね。でも、仕事の状況やご家庭ごとの事情によっては、完全にイーブンに分けるのは難しいところの方が多いのでは? 無理しない範囲で支え合い出来るような家事負担が望ましいですよね。
さて、お弁当をどちらが作るか決まったとして、思わぬ地雷を踏んで作りての気分を害することになってはいないでしょうか?
モチベーションが下がるNG言動
お弁当をどっちが作るか話し合うとき、お弁当を作ってるとき、あなたの何気ない一言や行動が、パートナーの気分を害し、モチベーションを一気に下げてるとしたら残念ですよね。では、どんな言動が相手のやるきを失くすのでしょう。
いつも片方だけが作る
たとえ話し合いで決まったとしても、いつも片方が作り続けるのは大変です。体調が悪いときや仕事が普段より忙しいとき。たまには理由はないけど、作るのが億劫な時もあるでしょう。そんなときは代わりに作るか、外食や買ったお弁当でもいいと思います。
翌日のお弁当は、ちょっと豪華になってるかもですよ。
収入が多い少ないで決める
旦那さんの方が収入が上だから奥さんがお弁当を作るってどう思いますか?いろいろご意見はおありだと思いますが、はっきり言ってNGです。年収の多い少ないに関係なくフルタイムで働いてる人はたくさんいるし、なにより、収入が低いほうのプライド(自尊心)を著しく傷つけます。
場合によってはラブリーな関係が破壊される危険もある、大きなNGです。
口やアイディアだけ出す(実際に動かない)
口うるさく文句を言うのはもちろん、良かれと思ってのアドバイスも、時と場合によっては地雷になる可能性は十分あります。たとえばこんな言葉。
「晩御飯を寄せて、弁当に入れればいいよ」
とイラつくアドバイス…疲れた妻をねぎらっての言葉でしょうが、当の奥さんはこの言葉を聞いてイラっとしたそうです。
お弁当作りの頼もしい味方その1:おかずの作り置き
お弁当を1から作るのは結構大変ですよね。そこで頼れるのが作り置きです。忙しい朝の時間を1分でも節約するために、おかずの作り置きが頼もしい味方になってくれます。
たとえば、野菜は使う分だけじゃなく、一度に全部切っておくと、気持ちが軽くなります。キャベツを例にしてみましょう。
キャベツはひと玉買うと重くて存在感も大盛り。冷蔵庫の野菜室にドーンと鎮座してスペースも取っちゃいますよね。そんなキャベツも、買ったときにひと玉を4等分にカットしておけば冷蔵庫への収まりもいいし、手間なくいろんな料理に応用できて、悪くなる前に使い切れます。
お弁当作りの頼もしい味方その2:冷凍食品
私の両親の世代は冷凍食品にあまりいい印象を持たない人が多いんじゃないでしょうか。それはずばり、おいしくなかったから。一世代前の冷凍食品って、「手抜き」「おいしくない」「安くない」と3拍子揃ってたみたいです。
ところが今は全く逆。冷凍技術が格段に進歩して、新鮮食材にもひけを取らない鮮度と美味しさをキープしてるんです。更に、最近は有機食材の冷凍食品も登場して、健康に敏感な方も安心して使えるようになってきました。
冷凍食品を使うときは全部のおかずを冷凍食品にする
冷凍食品を使うメリットは、ズバリ時短です。調理の手間を最大限省略しつつ美味しさをキープするという、まさしく現代の魔法。そんなメリットを台無しにしないために、冷凍食品を使うときは他の料理を作らないことを徹底しましょう。
例えば、卵焼きだけでも入れていこうとすると、洗い物が増えるし、せっかく節約できた時間を浪費してしまいます。オール冷凍食品を徹底することで、簡単にお弁当が作れる喜びと達成感、そして、これなら続けられるという自信を感じることができるのです。
自然解凍OKの冷凍食品を使う
そして、冷凍食品を使うもうひとつのコツは、自然解凍OKの冷凍食品だけを使うことです。冷凍食品には、レンジアップが必要なものと、常温で2~3時間立つと自然解凍される物語があります。
全て自然解凍のものにすることで、レンジアップする手間さえ省略できます。更に食中毒が心配な暑い季節だと、お弁当全体の保冷効果もあって食中毒予防にも役立ちます。
とはいえ、「冷凍食品ばかりじゃ気分的にイヤ」「周りの目が気になって恥ずかしい」と感じるのも分かります。そんなときは、手作り冷凍弁当に挑戦してみましょう。
究極のお弁当は冷凍弁当
手作り冷凍弁当は、読んだそのまんま。自分で作ったお弁当を冷凍してしまうんです。冷凍弁当はいろんなパターンがありますが、その1例をご紹介しますね。
冷凍弁当、それは、お仕事がお休みの日に必要な分のお弁当を一気に作って冷凍保存するというやり方です。
必要個数分の容器を用意して、お弁当屋さんになった気分で同じ種類のお弁当を必要な数だけ作りましょう。そして、粗熱がとれたら冷凍庫へGO。あとは毎日ひとつずつお弁当を冷凍庫から取り出すだけです。
時短お弁当作りで朝タイムを優雅に過ごそう
忙しい朝。お弁当作りに使える時間は限られてますよね。そんな朝の貴重な時間は時短弁当でパパっとお弁当を作って、空いた時間は優雅な朝のひと時を過ごすのもいいかも。
おかずは使い回しで調理時間を節約しよう
時短弁当のテッパンは昨日のおかず。前の日の夜に余ったおかずを翌日のお弁当に流用すれば、調理時間も短縮され時間の有効活用ができますね。
メニューに困ったら「余りもの炒め」
毎日の食事メニューを考えるのと同じくらい、お弁当のおかずを考えるのは大変ですよね。どうしてもメニューが決まらないときは、余りものの食材をミックスした炒め物を作りましょう。
カット野菜を常備しよう
野菜のカットは地味に時間がかかるもの。先にも申し上げたように、野菜を買った日に一気にカットして保存するのが時短流です。一度カットしちゃうと「使い切らなきゃ」という意識が働いて、新鮮なうちに食べきれるのもポイントです。
「いつものアレ」を決めておこう
朝の限られた時間でメニューを考えるのは大変です。例えばミニトマトやウインナーなど、いつもお弁当に入れる定番おかずを用意しましょう。定番おかずが毎回入ってても、その他のおかずが変われば変化が楽しめて飽きることもありません。
レトルトや冷凍食品を活用しよう
忙しいときや気が進まないときは、特にレトルトや冷凍食品の出番です。自然解凍タイプの冷凍食品は保冷材の代わりにもなって一石二鳥。コスパ的にも、外食に比べるとうんと安いですよね。
気が向かないときは無理せず休もう
疲れがたまったり、気が向かなかったり。どうしてもお弁当を作る気になれないときがあってもおかしくありません。そんなときは、思い切ってお弁当作りを休んじゃいましょう。
無理は続かないもの。お弁当作りを続けるためにも、気持ちをリフレッシュすると思ってたまには外食もいいかも。
2人で協力して作ろう
話し合いで役割分担出来てるとしても、片方だけが作るのはもったいない。買い出しに行ったりメニューを考えたり、一緒に作業すると楽しいですよね。
もちろん、たまには担当じゃない方がお弁当作りにチャレンジしても面白いかも。
お弁当は作るだけじゃない!宅配弁当の意外な効用
お仕事が多忙を極めたときなど、睡眠時間も十分とれないのにお弁当を作る余裕なんて全くないときもありますよね。かといって、外食やコンビニで買い物する時間すら惜しい。
そんなときは、宅配弁当もひとつの解決策です。電話1つで職場へ配達してくれる宅配弁当。時短にもなるし、お弁当によっては栄養バランスが考えられてたり、豪華バージョンが用意されてたり。お仕事のストレスを和らげてくれる効果も期待できます。
まとめ
- 共働きならお弁当は作れる方が作ろう
- 共働きのお弁当作りでの頼もしい味方は作り置きと冷凍食品
- 時短弁当なら忙しい朝でも大丈夫
- たまには宅配弁当でゆとりを得るのもあり
夫婦共働きだと何かと大変なお弁当作り。でも、2人で協力し合って工夫すれば、きっと大丈夫。2人でお弁当作りを習慣にして、時短でできたお金と時間を自由に使って豊かな生活をゲットしましょう。