あなたは綿100%のセーターの洗濯の仕方をちゃんと理解していますか?適切な洗い方をしないとお気に入りの洋服が台無しになってしまいます。また、「よくわからないからいいや」と放っておくと、洋服の汚れが目立つのでまわりからの印象が悪くなってしまいます。
そんなことにならないために、今回は
- 洗濯表示の見方
- 洗濯機で洗う方法
- 手洗いで洗う方法
- 特に注意して洗わなくてはいけないもの
を紹介します。
これらをきちんと理解することで、あなたのセーターを美しく保つことができます!正しいセーターの洗濯方法を学んでいきましょう!
目次
洗濯表示の確認
洗濯をするにあたって、最も重要なのは洗濯表示の確認です!洗濯表示には5つの基本的な記号があるのですが、家庭での洗濯で最も重要なのは洗濯桶の形で表されているものです。
これを「洗濯処理記号」と言います!
洗濯処理記号は、洗濯をする際の温度と強さを表しています!しっかり確認しておきましょう!
ここでは一例を挙げておきます!
水温は、30°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる。
水温は、30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる。
水温は、40°Cを限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる。
洗濯処理はできない。
洗濯処理記号をよく確認して、それに応じた洗い方をしましょう!洗濯表示についてはポリエステルやレーヨンのコートの洗濯方法は?素材の特徴を理解してや家でコートは洗濯できる?洗濯マークを理解して正しい洗濯を!や誰でも買った時の状態を保てる!?コットンコートの簡単洗濯法!などでも紹介してます。
また、消費者庁のホームページでも確認できます。
洗濯の手順
ここからは、洗濯の手順を説明していきます。洗濯機で洗濯できるものと手洗いでしか洗濯できないもので分けて紹介します。
洗濯機で洗濯できるもの
1.洗濯ネットに入れる
洗濯機で洗濯できるといっても、洗濯機の水流は強いのでセーターが影響を受けやすいです。また、洗濯ネットに入れておくことで、ほかの洗濯物と絡まりあう心配がなくなります。
また、汚れている部分を外にしておけば、汚れが落ちやすくなります。
2.水流は弱め
洗濯ネットに入れたら「手洗いコース」「ソフトコース」「ドライコース」など、自分の洋服に最適な洗濯機のコースを選びましょう。できるだけ弱い水流で洗う機能を活用して洗濯しましょう。
3.軽めに脱水
脱水をするときは遠心力を使うので、セーターに大きな負担がかかります。時間を短くしたり、強度を調整したりすることでセーターへの負担を対策をしましょう。脱水後はシワを付きにくくするためにできるだけ早く取り出し、少し手で整えてから干すとよい仕上がりになります。
4.乾燥は熱を加えない
綿は熱を加えると縮みやすくなるので乾燥機を使うのは厳禁です。乾燥機は使わず外干しにするか、部屋干しで乾かしましょう!
手洗いでしか洗濯できないもの
1.洗浄液をつくる
洗面器に水を張り、水量にあった洗濯洗剤を混ぜます。
2.服をたたんで入れる
洗濯機を使うときと同様、汚れた部分を外側にしていれましょう。こうすることで汚れが落ちやすくなります。
3.手のひらで押すように洗う
洗浄液をきちんとしみ込ませて、押したり離したりを繰り返しましょう。この時に揉んだり、こすったりしないでください。形が崩れやすくなってしまいます。
4.すすぐ
洗面器の水をきれいなものに入れ替えます。泡がなくなるまで繰り返します。2~3回くらい繰り返せば洗剤がちゃんと落ちます。
5.脱水する
洗濯ネットに入れて、洗濯機の脱水機能を使います。形が崩れてしまうので、短い時間で済ませたいですね。
特に注意して洗うもの
綿100%のせーたーの中でも特に注意しなければいけないものが3種類あります。自分の洗いたいものがこれらに該当するかどうかきちんと確認しておきましょう!
はじめて洗濯するもの
初めて洗濯するときは、縮みやすいので特に注意しましょう。セーターが作られたばかりということと、はじめて水に濡れることが原因で、とても縮みやすいです。
生地の目が粗いもの
「編み込んでつくられた服」や「生地が薄い服」という特徴のあるニットセーターは、繊維同士のすき間がとても大きいです。生地の目の粗い洋服はそのすき間をうめるように縮んでしまう性質があります。
縮みやすい繊維が混ぜられたもの
レーヨンやウール等の縮みやすい繊維と一緒に作られた洋服はとても縮みやすいです。あらかじめ、綿以外にデリケートな繊維が使われていないか確認しておきましょう。
まとめ
綿100%のセーターを洗うときは
- 洗濯表示を確認して洗う洋服に最適な方法を選ぶ
- 洗濯機で洗濯する時は、水流や脱水の強さを調整する
- 手洗いで洗濯する時は、こすったりしないで手のひらで押すように洗う
- 初めて洗濯する時や目の粗いセーターは特に注意する
この3点を意識すれば問題なく洗うことができます。また、「どうしても型崩れさせたくない!」という人はクリーニングに出すことをお勧めします!
あなたのセーターをキレイに保つために、正しい洗濯をしていきましょう!