あなたはどれくらいの頻度で枕の洗濯をしていますか?
私は正直あまり枕の洗濯をしていませんでした、今思えば枕を洗濯しないと恐ろしいことだと知りました。
就寝時に欠かせない枕ですが、お気に入りの枕はそれぞれ人により違うと思います。綿、そばがら、低反発など・・・今回は、それぞれの素材別洗濯方法と枕の干し方について紹介したいと思います。
目次
枕がなぜ汚れるのか?
日本人の平均睡眠時間は7時間くらいです。つまりその7時間もの間ずっと枕に頭を当てていることになり、頭から出た皮脂や汗が枕に吸収されてしまいます。寝る前にシャンプーで頭を洗ってすぐ寝ても皮脂は少なからず残っているため枕は汚れてしまいます。
また、皮脂や汗がついた状態で日中は押入れなどの日が全く当たらない場所にしまわれている場合、人の汗や皮脂はチリやダニなどの温床です。枕が汚れてしまうだけではなく、人の身体に有害なため、こまめに洗う習慣をつけるのが必要です。
綿の枕は洗濯できるのか?
綿とはコットンと呼ばれるもので、天然素材の綿花が使われていて、衣料などにも使われていて、吸湿性が優れていて、肌触りがよく通気性が良いのが特徴で、寝ている間の汗などを吸い取ってくれるので安心です。
ですが綿を100%使用した枕はあまりなくポリエステルと混ぜた枕が多く出回っています。ポリエステル綿は、人工繊維で綿のようにふわふわにさせた綿です。ポリエステルは軽いため洗濯機で洗っても浮いてしまいうまく洗えない場合があるため、手洗いで洗ったほうが良いでしょう。
- 枕カバーを取り外す
- 洗面所にお湯を張る
- 中性洗剤を入れて泡立てる
- 5,6回水を変えながらすすぐ
- 水気を絞り干す
そばがらの枕は洗濯できるのか?
そばがらの枕はそばの実から粉を取り除き殻だけをしっかり乾燥させて作られており、天然素材のみを使われていますので、熱を逃してくれて通気性がよく蒸れにくいという特徴があります。ずっしりとしているため、硬い枕が好きな方に人気が高いです。
そばがらの枕は水に濡れると傷んだり腐ってしまったりしてしまうため、洗濯機はもちろんのこと手洗いで洗うことも出来ません。水で洗うことが出来ないため天日干しをするのが正しい方法です。週に1度は天日干しをしましょう。湿気を取り除き菌が繁殖してしまうことを予防することも出来ます。
ストロー枕は洗濯できるのか?
ストローを切ったような見た目ですが、こちらはパイプと呼ばれていて、耐久性や通気性が高く寿命も長くて比較的低価格な素材です。ゴツゴツとしているため好みが別れてしまう素材です。
こちらは洗濯機にかけても大丈夫ですが、洗濯機の中にパイプがバラバラもなってしまわないように必ず洗濯ネットに入れて洗濯をするようにしましょう。天日干しをしても大丈夫ですが、パイプは水に濡れると乾きにくく湿気で菌が繁殖してしまいニオイの原因になるため、できればパイプは枕から出してパイプは別にして干すと早く乾かすことができるためおすすめです。
ストロー枕が苦手だという方は中に入っているパイプの量が多くて寝心地が悪いと感じている方が多いかも知れません。それは、消費者が量を調整できるようにパイプを多めに入れているためです。
中に入っているパイプを減らして使用することで後頭部や首へのフィット感や負荷が変わってきます。一度ご自身でパイプの量を調整してみることをおすすめします。
- 枕カバーを取り外し洗濯できるか確認をする
- 洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる
- 中性洗剤を入れる
- 優しく洗えるコースに設定して洗濯する
- 洗濯が終わり中身が偏っていたらならす
- 表示を見て天日干しや陰干しをする
羽毛枕は洗濯できるのか?
羽毛の枕は、柔らかい弾力があり、通気性がよく保温性が優れているのが特徴です。ですが、羽毛は水洗いができず日光に当てるとボリュームが減ってしまい天日干しも出来ないため、陰干しをするとニオイやダニ対策に効果があります。
羽毛は動物性由来の素材なので、油脂分を含んでいます。そのため、無臭ではなく湿度の高い時期にはニオイがすることもあります。そんな時は中の空気を入れ替えてみてください。
低反発ウレタン枕は洗濯できるのか?
ウレタン素材は基本的に水洗いが出来ません。そして、直射日光に当てることも出来ません。ウレタンが紫外線にあたってしまうと品質が一気に劣化してしまって枕が固くなってしまい、ほぐそうとすると破けてしまうことがあります。
最も良いお手入れ方法は消臭剤を吹き付けて風通しの良いところに陰干しをするのが良いです。
枕の干し方
枕を洗濯しないと、ダニなどが繁殖しやすくなります。最も繁殖しやすい時期は6月~9月の夏です。夏の間は特にこまめに枕を干せるといいですね。目安は週に2回程度やると良いでしょう。
天日干しの仕方
- 枕カバーを取り外す
- 枕を天日干しする
- 裏返して両面干す
- 枕カバーをつける
・温度を下げてダニやカビが繁殖しないようにする
・紫外線で殺菌をする
陰干しとは
天日干しでは傷んでしまうものを陰干しをします。陰干しとは直射日光を避けて風通しの良い日陰で干すことです。夏は気温が高いため菌が繁殖しやすい環境にあるため生乾きになりやすいですが、生乾きだと感じたら扇風機などの風を当ててあげると良いでしょう。
枕を干して布団と同じく叩いてしまう方がいますが、枕を叩いてしまうとダニの死骸が砕けてしまいますし枕が傷んでしまいますので、叩かずにそのまま干すだけにしましょう 。
便利グッズ
枕を干すのに便利な道具があります。天日干しや影干しをさせるときは、これらの道具を使えば干す場所を取らずに干すことができるので、すごく便利に使うことができるのであなたも使ってみると良いでしょう。
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ネットなので風が強くても落ちにくく、小さくたたんで収納できるので収納場所に困りません。
引用:枕干し楽天サイト
プラスチックで挟むだけで丈夫ですが、滑りやすい生地の枕だと落ちてしまう可能性があります。
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まとめ
天日干し | 水洗い | |
綿 | ○ | ○ |
そばがら | ○ | × |
ストロー | ○ | ○ |
羽毛 | × | × |
低反発ウレタン | × | × |
枕は毎日使うものなので、きれいに長く使いたいですね。ですが扱い方を間違えてしまうと、お気に入りの枕が使えなくなってしまいます。
素材に合った扱い方でお手入れして、枕を長持ちさせて気持ち良い睡眠をとりましょう。