キッチンって毎日料理をつくる大切な場所ですよね。自分と家族の幸せを生み出す重要な場所と言えるかもしれません。でもたくさんの道具、食器、調味料、食材が存在する場所なので、ゴチャゴチャ雑然とした雰囲気になってしまうこともあります。
そうなると大好きな料理も楽しめませんよね?
毎日笑顔でおいしい料理をつくるためにも、今回は「食器の収納」についてポイントを5つご紹介したいと思います。
目次
こんなお悩みありませんか?
これはよくある雑然としたキッチンの特徴です。作業はできるけれど、何だか使いづらい…でも何をどうしたらいいのかよく分からない! 本当に困ってしまいますよね?
どんな食器を持っているか把握しづらい?
時々、「こんな食器持っていたっけ?」と懐かしい食器との再会に驚くことはありませんか?それは、その食器を持っていたことを完全に忘れていたという事です。私は度々そういう事がありました。
食器が見つかって嬉しい!となるのなら良いですが、これからも使わないと思われる食器だとしたら…そのまま元の場所に戻すのはやめましょう!(笑)一度、自分の持っている食器をそっくり見直してみる良いチャンスかもしれません。
こんな風にやってみてはいかかでしょうか?
- 持っている食器類をすべて棚や引き出しから出す(どんな食器を持っているかを把握)
- よく使うもの、あまり使わないけれど必要なもの、ずっと使っていないあまり気に入っていないもの、ヒビが入っていたり欠けていたりするものに仕分けする
- よく使うもの、必要なもの以外は手放す
- 残した食器を棚に収納する
大切なのは、厳選したお気に入りの物(またはよく使う物)だけを残すということです。
どうでしたか? 結構使っていないものが出てきませんでしたか? 私は不要な物の多さにびっくりしました。
あとは、厳選したお気に入りの物を収納していくだけです!
こうやって一度自分の持っている物を見直すと、不要な物が減るだけでなんだか心まで軽くなるような気がします。
では今度は、どこに収納するのがベストかを考えましょう。
収納場所があちこちにある?
物を減らして少しスッキリしましたが、使い勝手が悪くてはまだ”すっきりキッチン”とは言えないかもしれません。今度は、収納するときのコツをご紹介します。
以前の我が家のキッチンは、コーヒーを1杯入れるのに、あちこちの食器棚の扉を開ける必要がありました。カップやペーパーや豆が、一か所にまとまっていなかったんです…すごく非効率的ですよね。きっと私のような方はいらっしゃらないと思います(笑)
それで、収納するときはこんな点に気をつけるようにしました。
使う場所にまとめて収納する
「そんなの当たり前だよ」とツッコまれてしまいそうですが、やってみると本当に楽になりました! 例えば、コーヒーカップは食器棚ではなく、コーヒーマシーンの周辺(カフェコーナー)に配置するように変えてみました。
今まで、ダイニングテーブルを迂回して食器棚までカップを取りに行っていたのが、カフェコーナーから一歩も動かずにコーヒーが入れられるようになりました(祝)大げさに言えば、手を伸ばせば操縦席からすべて操縦ができる飛行機のコックピットのような状態に生まれ変わりました!
少しの工夫で、プチストレスを解決することができたんです。
食器をどこに片づけるか毎回悩む?
物が減って、大体の収納場所も決まったので、次はより具体的な収納場所を決めていきましょう。
以前の我が家の収納棚は、スペースのあるところに食器を片づけるという、何のルールもない無法地帯でした。そんな状態だと何が起きるでしょう? お察しのとおり、使いたい時に食器が見つからない! という事態になります。
ストレスや無駄な時間の極みです(笑)今となっては笑えますが、以前はそのせいで気持ちまで”雑然”としていた気がします。
そんな時、雑誌で見たおしゃれママさんの収納アイディアがとても参考になりました。
それは、「物の住所を決める」というものです!
そうすると、自分も片づける時に迷わないですし、家族もどこに片づけたらいいかが分かるので、片づけを進んでやってくれるようになるんです。
一つアイディアをご紹介しますね。
- 食器をきれいに棚に収納して、理想的な状態にする
- 一段ずつ食器棚の写真を撮る(やや斜め上から撮ると、配置が分かりやすいです)
- プリントアウトして、棚の見やすいところに貼っておく
我が家はこんな感じで貼っています。どこに片付けたら良いか一目でわかりますね。よかったらご参考になさってみてください。
食器を出し入れしにくい?
定位置が決まっても、肝心の出し入れがしにくいと途端に面倒になりますよね?そのうち、水切りカゴやテーブルに放置した食器がたまってウンザリ・・・となるかもしれません。
そうなったら雑然キッチンまっしぐらです!
そこで、面倒くさがりの私はワンアクションで食器を出し入れできるかどうかというルールをつくりました。
例えば、朝に乾いた食器を片づけるとき、引き出しを開ける(ワンアクション)だけでしまえるかどうか、ということです。ワンアクションで片づけられると、朝の忙しい時でも早く片づけられるので、一日の家事をごきげんでスタートできます。
さらに言うと、片手だけで完結するか?もポイントです。
お皿をしまう時に他のお皿を持ち上げなくてはいけないと、どうしても両手が必要ですよね?私は片手にフキンを持って軽く拭きながら食器をしまうので、片手でしまえるという点はとても重要なのです。
- 同じお皿は重ねてOK(ワンアクションで出し入れできる)
- 1枚もののお皿は、1枚ものどうしで重ねて「一枚ものエリア」を作る
平面の面積は必要になりますが、とにかく出し入れが楽チンなので、今のところこのルールを採用しています。
左の写真は、我が家の収納棚です。左側に同じ種類の食器を重ねて、右側に1枚もの食器を収納しています。
ごちゃごちゃしている?
物を厳選して、無駄を省いたベストな場所に収納できました!「これで雑然としたキッチンからはおさらばね~」と余裕の表情で少し引いて全体を眺めてみてください。
スッキリ感はありますか?キッチンに立つと気持ちがあがりますか?
もし、「テンション上がらないなぁ」とか「何だかごちゃごちゃしているなぁ」と感じたなら、2つの点をチェックしてみてください。
食器のテイストごとに分けているか?
テイストごとに分けるには、大きく和風・洋風・中華というジャンル で分けてもいですし、ガラス製・木製・陶器などのように素材で分けるのもいいですね。
引き出しを別にしたり、棚を分けたりすれば、スペースごとの雰囲気が統一されるので、一気にすっきりとした印象になります。
何も置かない空間があるか?
これまで私は、一つでも多くの物をしまうことこそが、収納術なのだ!と、「詰め放題的な」考え方を持っていました(笑)でも、すっきりしたセンスのいい収納を目指すなら、あえて何も置かない空間をつくるという事がとても大切です。
すき間が無くぎちぎちに収納してしまうと、まず出し入れがしにくいですし、心理的にも圧迫感を感じますよね。収納スペースに常に空間を作っておくと、新しい食器を買っても余裕で収納することができます。
時どき必要なものとそうでないものを取捨選択してあげれば、余裕のある収納スペースをずっと保てる、というわけです!
まとめ
- 厳選したものだけを収納する
- 動線を考えて、使う場所にまとめて収納する
- 物の定位置を決める
- ワンアクションで出し入れできるようにする
- テイスト別に分ける、収納スペースに余裕を持たせる
すっきりとしたキッチンに変身させるための5つのポイントをご紹介させていただきました。もう雑然としたキッチンにはさよならですね!
1つや2つ実践してみるだけでも、かなり雰囲気が違って見えると思います。ぜひ、すっきり見違えたキッチンで毎日のお料理を楽しまれてくださいね!