子供が喜ぶ保育園のお弁当作り〜ぱぱっと作れて簡単!おにぎり編〜

来週は保育園の遠足でお弁当を作らなきゃいけなくて、今から憂鬱…なんて言葉をママ友からよく耳にします。普段は給食でお弁当作りに慣れてない場合は特に苦手意識を持ってしまうかもしれません。今日はそんな憂鬱からさよなら!簡単であっという間にできてしまう「おにぎり弁当」をご紹介します。

保育園の給食はいつもどのくらい食べている?

まずお弁当を作る前に知っておいた方がいいことが、普段我が子は保育園でどんな風にどのくらいごはんをたべているか?ということです。家ではあまり食べてない子も保育園では意外に食べているという話もよく聞きます。食べムラがある子も、何でも食べていたりします。

日頃保育園で食べている量を把握することでお弁当箱の大きさやお弁当の量の目安にもなるのでできるだけ情報を集めたいところです。

子供に聞いてコミュニケーション

まずは我が子にお昼ごはんをどのくらい食べたかなど日頃から聞くようにしておくといいです。年少さんだとまだしっかり教えてくれないかもしれませんが、毎日やり取りすることでだんだんと伝えるのが上手になってきてくれるはずです。そのうち自分から沢山お話してくれるようになりますよ!

ただやみくもに今日はごはん食べれた?と聞くのではなく、質問に変化をつけて子供から沢山引き出せるように工夫すると会話も弾みます。

例えば
  • 今日1番おいしかったメニューはなに?
  • おかわりはした?
  • 今日は誰と食べたのかな?
  • 今日○○ちゃんの苦手なピーマンが出てたけどどうだった?

など、できれば献立も把握して話に花が咲かせれるといいですね。そして、もし苦手な物も食べれた、沢山食べれたと話してくれたら沢山褒めて家で食べるキッカケになるかもしれません。

先生に日頃から確認しておこう

我が子との話を日頃から聞いた上で担任の先生にも聞いておくことがおすすめです。子供なりにちゃんとお話してくれても、やはり子供目線なので情報があやふやなことも多いですよね。先生から見た食事量や食べ方など、確かな情報を得ることでお弁当の量の参考になりますし、子供さんとの更なるコミュニケーションに役立ちます。

忙しい先生になかなか聞きにくいかもしれませんが、たまに聞くようにしておけば先生からもこのお母さんは子供の食事に関心を持っていると思われて、食事中のその子の様子をしっかりと把握してくれるようになるかもしれません。

うちは保育園の帰り道やお風呂の時間にその日の出来事や給食のこと、いろんなお話をするようにしています。話はちんぷんかんぷんなことが多いですが、一生懸命お話をしてくれる姿が可愛いくて、これからの成長が楽しみです。

子供のお弁当の容量はどのくらい?

体格や年齢によって前後しますが、まずは我が子が一般的な量に比べてどのくらい食べているのか把握することはとても大切です。普段あまり意識することはないと思いますが、これを機会に比べてみてくださいね。

適正量を知っておこう

下の目安量は保育園の給食の目安になっている量で、3〜5歳の子の適量と言われています。ただ、あくまで目安ですので、目安量と違ってもお子さんが元気に過ごしていればそこまで気にしなくても大丈夫です。

3〜5歳児の食事の目安量
  • ごはん 110g
  • 具入り汁 150g
  • 主菜 40~60g
  • 副菜 40~80g
  • 果物 40g

特にご飯の量主菜の量は一度家でどのくらいの量食べているのか計ってみることをおすすめします。あまりに食べ過ぎていたり、少なすぎるのは将来の食生活にも影響してきてしまうので、今のうちに気づけるといいです。

うちはご飯の量はたまに計量しており、保育園でおかわりをしてきた日は夕飯は少し減らしたり、バランスを取るようにしています。おかわりをたくさんしてきた日はお腹がぽこっと出てるのでとっても分かりやすいです。

そして毎日お風呂の前に体重を計るようにすることで、子供の身体の状態がよくわかるので健康管理にとても役立ちますよ。今は何も言わなくても我が子は体重計に乗ってくれるようになりました。

休日に試してみよう

とくに年少さんで初めて保育園の行事でお弁当を食べる時は子供達もドキドキ、ワクワク。ただ、こんな話をよく聞きます。

  • 蓋がうまく開けられなくてお弁当をこぼしてしまった
  • かばんを振り回していて、お弁当の蓋を開けたら中身がくちゃくちゃになっていた
  • おにぎりを上手に食べれなくで手がごはん粒だらけになってしまった

いろんなトラブルがありますね。先生も手伝ってくれますが、一度に何人も見るので限度があります。一度、お休みの日にパパにも協力してもらって、余裕をもってお弁当を食べる練習をしておくと子供も親も安心です。お出かけ先や公園で家族で食べてもいいですね。

練習をしておけば子供がどんなお弁当なら食べやすいか事前に考えるキッカケになりますし、子供も心構えができるので、いざひとりでお弁当を食べるときの自信にもつながります。

簡単おにぎり弁当の作り方

おにぎりはお母さんの愛情たっぷり!とても元気になるメニューですよね。そして色んなバリエーションがあるので、変化がつけれて子供も喜びます。

いわゆるキャラ弁のようなコテコテのお弁当にしなくても、おにぎりに海苔カッターで顔を作ったり、タコさんウインナーにしたり、盛り付けで彩を華やかにすればかわいいお弁当になりますよ。なるべく子供目線食べやすいお弁当を目指してみてください。

それではわたしがよく作る、簡単おにぎり弁当をご紹介します。おにぎり、おかず別で説明しますので、あとは好きな組み合わせでお弁当に詰めれば完成です!

おにぎり

子供がおにぎりを食べる時によく見かけるのが、海苔が噛み切れなくて手に力が入ってしまい、海苔の脇からごはんが落ちてしまって…という光景です。親が一緒にいれば落ちそうな時に受けてあげられるのですが、保育園の行事ではそうはいかないですよね。ちょっとした工夫で食べやすいおにぎりになるのでご紹介します。

ふわっと握る

キャラ弁などに多いのですが、ついぎゅーぎゅー形を作るために握ってしまって硬いおにぎりになっていることがあります。そうすると子供も食べるのに一苦労。握るのはきゅっきゅっきゅっと5回以内に留めて、ゆるいかなくらいの硬さで握るのが食べやすいおにぎりにするポイントです。

なるべく小さく握る

子供の手はとても小さいので、その手に収まるサイズにするのがポイントです。ご飯の目安量は110gなので、55g×2個くらいの大きさにできるといいですね。または、もっと小さく、ボールおにぎり俵おにぎりにしてもいいですね。小さいと片手でも持てて、お弁当箱からも取り出しやすくなります。

ボールおにぎりは子供と一緒に作れるので、うちでは普段の食事の時にもよくキッチンに登場します。子供も自分で作ったコロコロおにぎりは沢山食べてくれます。

海苔を工夫する

おにぎりを大きな海苔で包んでしまうと、噛み切りにくいおにぎりになってしまいます。もしおにぎりに海苔を巻くなら、小さな海苔で巻くこと。この位の大きさがおすすめです。

そうすれば海苔ではない所から食べるので、途中でご飯が落ちてということになりにくいです。

あとは海苔を細かくちぎっておにぎりに混ぜてしまう方法や、ちぎった海苔を全体に貼っていく方法もおすすめです。

具は中に入れるよりも混ぜる

おにぎりの中の具がポロッと落ちてしまう光景もよく目にします。中に入れる具は中心に入れるよりも、可能であればご飯に混ぜてから握った方が落ちににくく、子供も食べやすくなります。

うちでよく登場する混ぜ混ぜおにぎりをご紹介します。

混ぜ混ぜおにぎり
  • 鮭フレークおにぎり
  • そぼろごはんおにぎり
  • 梅しらすおにぎり
  • チーズおかかおにぎり
  • こんぶおにぎり

わざわざ容器の中で混ぜるのが面倒な時はラップにまず具を敷き、ご飯をのせ、また具を振りかけてかるーく混ぜ混ぜしてから握ればあっという間にできてしまいます。

一緒に入れるおかず

おにぎりの次はおかずについてです。

 
 
 
 
 
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お弁当のおかずに向いているのは、水分があまりでなくて、匂いがきつくなく、腐りにくいものです。水分が出るとお弁当を早く傷めてしまう原因になるので、注意が必要です。また、匂いがきついと、お弁当全体に匂いがついてしまいます。腐りやすい生ものや生野菜は夏は特に食中毒が怖いですし、避けたいところです。

主菜のおかずに向いているもの

火を通してある物が前提です。子供が喜ぶおかずBest3は、

  1. 唐揚げ
  2. 卵焼き
  3. ハンバーグ

です。他におすすめのおかずは、

  • 魚や肉の照焼き
  • 白身魚フライ
  • 野菜の肉巻き(人参、いんげん、オクラ、えのきなど野菜は何でも)
  • 厚揚げ
  • たこさんウインナー
  • 焼売
  • チキンナゲット
  • ミートボール

などが食べやすい主菜です。どれも一口サイズに切ってお弁当箱に詰めてあげるとても食べやすくなりますね。ハンバーグは豆腐を入れると時間が立っても柔らかくなります。魚や肉の照焼きは小麦粉にまぶしてから焼いて照焼きにすると餡がよくからんでくれます。厚揚げやウインナーはトースターや魚焼グリルでもできますし、冷凍焼売ならレンジであっという間にできてとても手軽です。

副菜のおかずに向いているもの

副菜から水分が出やすいので注意が必要です。水分の出やすい生野菜や、マリネ、煮物の汁などは避けたいところです。

おすすめの副菜は、

  • いんげんやほうれん草の胡麻和え
  • 青菜のツナ和え
  • スナップえんどう、ブロッコーリー、カリフラワー、人参、じゃが芋、さつま芋などの火を通した野菜(レンチン可)
  • キャンディーチーズ
  • ポテトサラダや南瓜サラダ
  • 竹輪のきゅうり詰め
  • ミニトマト

ポテトサラダや南瓜サラダはダイスに切って、少しマヨネーズを合えれば完成。枝豆やミックスビーンズを混ぜると彩りが良くなります。コーンや枝豆を入れたい時はそのまま入れると中で踊ってしまいますし食べにくいので、ピックに刺すか、他の何かに混ぜた方が子供は食べやすいです。

デコレーションしたい場合は、人参を型どったりかわいいピックにおかずを刺すと一気に華やかになりますよ。

 
 
 
 
 
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お弁当箱に詰める時のポイント

おにぎりとおかずが用意できたところで、最後はお弁当に詰めていきます。中身が上手にできても、詰めるのに失敗すると子供がお昼に食べる時に蓋を開けたらくちゃくちゃな残念お弁当になってしまうので、コツを押さえていきましょう。

子供が使いやすいお弁当箱にしよう

つい見た目で買ってしまいがちですが、子供が自分で蓋の開閉がスムーズにできるお弁当箱を見極めて購入することが大切です。また、傾けると漏れてしまうお弁当箱も避けた方がいいです。密閉、またはバンドでしっかりと蓋ができて、子供がかばんを振り回しても蓋がずれないお弁当箱を選びましょう。

仕切りがついているものや、仕切りの代わりにシリコンカップなどおかずが動かないようにするグッズもあると便利です。

お弁当箱は小さめがおすすめ

お弁当はしっかり詰めるとお弁当箱が小さくても意外に量が入ります。大きめでスカスカに盛りつけると、開けた時にくちゃくちゃお弁当になってしまいます。年長さんまで使いたくて、大きめをと考えてしまいがちですが、その時のお子さんに合ったお弁当箱を選んであげてくださいね。

デザートは別の容器に入れよう  

フルーツゼリーはそのまま入れると匂い移りや水分が出てしまう為、お弁当が傷みやすくなってしまいます。パックに入っている小さなゼリーも、お弁当の具の油やタレがついてパックがヌルヌルになってしまうことが多いです。そうすると手が滑ってゼリーの蓋が開けられないということになってしまうので、できれば別容器に入れておくのがおすすめです。

 
 
 
 
 
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お弁当の詰め方

  1. まず、お弁当箱を消毒します。
  2. 1番大きなおにぎりから詰めていきます。
  3. 次に主菜を詰めます。もし、底上げが必要な場合は、先に下にひく副菜を入れます。
  4. 最後におにぎりや主菜の隙間を埋めるように副菜を入れていきます。

補足

  • お弁当は彩りを意識して、色のない物の隣に鮮やかなものを入れると見た目が綺麗になります。
  • 詰め終わってから、少し斜めにしたり、軽く振ってみたりして、スカスカな所がないか確認します。
  • 夏の暑い時期には、お弁当と一緒に保冷剤を入れたり、凍らしたゼリーを入れておくと食中毒防止になります。

以前、わたしはお弁当詰めの時に入れては出してを繰り返して時間がかかってしまっていたのですが、この詰め方を意識するようになってからは詰め直しがなくなり、ぱぱっと詰めれるようになりました。

まとめ

  • 保育園で給食をどのくらい食べているか把握できればお弁当の適量が分かります。
  • 年少さんで初めてお弁当をひとりで食べる時には事前に練習してみましょう。
  • おにぎりは海苔の付け方を工夫することで食べやすくなります。
  • おかずで避けたい物は、水分が出るもの・匂いがきついもの・腐りやすい生ものの3つです。
  • デザートは、できれば別容器にいれましょう。
  • お弁当箱は小さめがおすすめ。びっちり詰めれば振り回しても大丈夫です!

子供が喜ぶお弁当。帰ってきて空っぽのお弁当箱を見るととても嬉しくなりますよね。「美味しかった!」と笑顔の一言が最高の褒め言葉です。あまり肩に力を入れず、簡単にささっと作れるおにぎりお弁当で親子でハッピーになりましょう!

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