ゴアテックスをご存知でしょうか? あまり耳馴染みがないという方もいらっしゃるかと思います。しかし、その実態を知るととても便利なものだということがわかりますので、今回はゴアテックスの良さと洗濯方法や使う洗剤などお手入れ方法についてお話しします。
ゴアテックスってなに?
ゴアテックス(GORE-TEX)は、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材の商標名。
引用:ウィキペディア
要するにゴアテックスとは素材のことです。防水性があるのに蒸気は通すので、アウトドアの衣料として使われています。運動時に汗をかけば早く乾き、雨が降っても染み込んでこないということですね。1番最初に使われたのがテントで、それ以来アウトドア商品として数多くの商品が登場しました。
近年、ワークマンをはじめとした作業着が注目されることが多く、そこから専門性のある商品に人気が出るようになりました。秘密としては登山ブームだったりキャンプやランニング人口が増えたことにあります。ゴアテックスの商品は登山やアウトドアにとても向いているため愛用者も多くいます。
ゴアテックスのいいところ
ゴアテックス商品は水を弾く素材を持つ外側、真ん中にゴアテックス、そして内側の3層からできていることが多いです。
真ん中の生地はゴアテックスメンブレンと呼ばれますが、これには無数の穴が開いています(肉眼では見えません)。とても小さい穴なので水滴は通しませんが水蒸気は通します。これにより外側からは防水の役割を果たし、内側からは通気性という利点を持っています。
稀に濡れた!って意見も出てきますがこれは自身の汗である可能性が高いです。どんなに通気性がよくても何かに密着していれば話は別です。ご注意ください。
また、外から吹く風もとても小さい穴を通るので足に届く頃には感じることのほとんどない微かな空気になります。冬でも冷気が靴に入り込んでくることがありません。 実際に5年10年使えることが多いのでコストパフォーマンスとしては毎年靴を買い換えるよりずっとお得だと思います。ファストファッションがメジャーになって買い替えが簡単になりましたがやっぱり愛着のあるものを長く使う方がいいですよね。 よく言われるのはぬるま湯で洗濯する方法です。40度くらいの温度が良いとされています。洗濯機に入れても問題はありません。洗濯ネットに入れる方が望ましいでしょう。 ファスナーやマジックテープは必ず閉じてください。開いたままにしていると洗ったときにこすれて服が痛む原因になります。これはゴアテックスに限らず他の洋服でも同じですね。 乾燥ですが、乾燥機で20分以上乾燥させれば撥水効果が回復します。熱処理によって回復するのでアイロンでも同じ効果を得られます。乾燥機がなくても大丈夫。通常の洗濯と物干しでも問題ありません。元々防水機能のあるものなので、脱水自体はしなくても大丈夫です。 むしろアウトドアで使うとなると当然汗やほこり、汚れなどがたくさん付着します。それなのに洗うのをためらって何もしないでいると、より早く劣化してしまいます。きちんと洗濯して汚れを落としましょう。 日本で洗濯する場合は、粉末洗剤でも問題はないです。私も何度か洗剤で洗濯しましたが、特に問題ありませんでした。液体洗剤の方が溶け残る可能性がより低いのでオススメではあります。ただし柔軟剤や漂白剤はNGです。 もちろんタグについている洗濯表示は確認してくださいね。日本は軟水なのに対し、海外は硬水の地域が多いです。海外はマグネシウムやカルシウムの含有量が多く硬くなっている地域が多いです。硬水は軟水にくらべて泡が立ちにくいので汚れも落ちにくくなります。 日本で使用している軟水は浸透性が良いため、流水と泡立ちのよい洗剤で洗うことができます。 海外旅行でゴアテックスの上着や靴を洗うことがあったら注意して下さいね。 それでもだんだん撥水効果の薄れを感じると思います。そんなときは撥水剤を使うといいでしょう。ウェア用だったり専用のものもありますがそこまでこだわらなくても大丈夫です。使用方法については各商品によって異なりますのでまずは使用法をご確認ください。 また、商品によっては撥水剤や防水ワックスなど使用するとさらに撥水加工を妨げるものがあります。まずは洗濯表示を確認し、先程お話しした洗濯と乾燥を試してみてから検討してみてくださいね。 ゴアテックスはアウトドア商品に使われる素材ですが、近年はブームで日常的に着用する人も増えてきています。1着で普段使いとアウトドアのお出かけに使えるので安くすみますしスペースも1着分なくなるのでクローゼットがスッキリしますね。ぜひ、あなたもゴアテックス商品をチェックしてみてくださいね。洗濯やお手入れの方法は?
洗剤は使っても大丈夫?
お手入れの仕方
まとめ