働くお母さんにとって毎日のごはんの支度はなかなかエネルギーを使うものですね。
メニューを考えること、買い物をすること、作ること、栄養バランスや家計のやりくりも同時に考えなくてはいけないかもしれません。
作り置きおかずがいつも冷蔵庫にあったら、ごはんの支度はどんなに楽になることでしょう。でも、気合をいれて毎週末に何品も作る余裕はありません。そんなことを思っていた私が始めたのは1品だけ作り置きおかずを用意することです。
誰にもできるそのシンプルな方法を「野菜別」と「作り方別」に分けてご紹介したいと思います。
目次
作り置きおかずのメリットとデメリット
・毎日の食事の支度が早く楽になる
・メニューをルーティン化することができる
・メニューに悩む時間が減る
キャベツやかぼちゃなど丸ごと1つを買った方がカットされたものを買うよりグラム単価が安いですね。そしてカットしてからの時間がたっていない分、新鮮で美味しいですからその分日持ちもするため、丸ごと買うほうがお得です。
まとめて買って作り置きおかずを作っておけば、ぱっと出せる1品が用意でき無駄なく使いきることができます。メニューに悩む時間も少なくなって断然ごはんの支度が楽になります。
・冷やすため作り立て感がない
・連日食べるのは飽きる
・美味しくないとずっと余る
ただ、水気がでやすい野菜は1週間などの長い保存には向いていません。水分が出て味が変わってしまいやすい「もやし」や色が変わりやすい「アボカド」などですね。美味しさを求めるなら作りたて、便利さを求めるなら作り置きという選択肢はあるでしょう。てんぷらなどのように作り立てが美味しいレシピとタレに漬け込む一晩おいた方が美味しいレシピとあります。連日同じものを食べるのは飽きてしまい結局食べずに余ってしまった・・なんてことにならないよう作る分量と味のアレンジの工夫は必要でしょう。
野菜別作り置きおかずレシピ
トマト
【材料 4~5人分】
・トマト (くし形切り)2~3個
・玉ねぎ (くし形切り)1個
・ズッキーニ(半月切り)1本
・しめじ (ほぐす) 1/2袋
・かぼちゃ(1口大) 1/8個~
・パプリカ(乱切り) 1個
・にんにく(みじんぎり)1かけ
・塩こうじ 大さじ1程度
・油 大さじ1程度
・醤油 小さじ2程
【作り方】30分以内
①鍋に油とにんにくのみじん切りを入れ香りをたたせる。
②野菜を全ていれ炒め油がまわるようにかき混ぜる。
③塩こうじをのせ、蓋をし弱火で5分程火にかける。
④野菜から水分が出てくるのでときどきかき混ぜる。蓋をしたまま弱火にかけておくとより美味しくなる。最後に醤油を少々まわし蓋をして1分程蒸らしてかき混ぜたら完成。
このレシピは毎年夏に活躍するリピート率ナンバー1の作り置きおかずメニューです。味の決めては何かというと「塩こうじ」を使うことです。もちろん塩でもできますが、野菜の甘味とうま味を引き出してくれる名わき役です。
野菜からでた水分と少ない調味料だけで、煮汁まで飲み干せてしまいます。冷やした翌日は冷たいままでも美味しいですし、味のアレンジにカレー粉やコチュジャンや豆板醤など少し混ぜても美味しいでしょう。
【材料】
・ミニトマト
・オリーブオイル 30㏄
・はちみつ 40㏄
・酢 40㏄
【作り方】
①鍋にお湯を沸かす。その間にミニトマトのおしりに爪楊枝で穴をあける。
ボウルに氷水を用意しておく。
②お鍋に入れてさっと5秒ほど湯通しする。氷水のボウルにとりだす。
皮がむけてくるので1つずつむく。
③お好きな瓶やタッパーに酢、油、はちみつをいれ皮をむいたトマトをいれ一晩つけたら完成。
最近はカラフルなミニトマトがスーパーで売られています。いろんな色で作っておいたら可愛くインスタ映えも間違いなしでしょう。来客があった時などピックをさしてお出しすることもできる、簡単なのに見栄えのする美味しいレシピです。
人参
【材料 作りやすい分量】
・人参 2本(スライサーなどで細切り)
・ツナ缶 1つ
・油 大さじ1
・塩こうじ 小さじ2(塩ならふたつまみ)
・卵 1個(溶いておく)
【作り方】
①鍋に1mm程度の水(分量外)を入れ、人参を入れ広げる。塩こうじ(または塩)をいれ蓋をして人参が柔らかくなるまで弱火にかける。
②人参が柔らかくなったら油とツナ缶を入れ中火で炒める。
③溶き卵を回しいれて菜箸でぽろぽろにしながら炒める。
隠し味でお醤油を少し入れてもOK。
人参の独特なえぐみが苦手という人も「これなら食べられる!」と言った人参大量消費も可能なレシピです。ここでも塩こうじ使っていますが塩でも大丈夫です。
人参の独特の香りを消すには、弱火で火にかけることがポイントです。甘さが引き立ち、ふりかけにしたくなるくらい甘く美味しくなります。ツナや卵が入ることで人参嫌いなお子様にも食べてもらいやすいです。最後に油を入れて炒め油分と一緒にとることで、豊富なカロテンが吸収されやすくなります。
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・人参 (スライサーで薄切りして細切り)2本
・レーズン 大さじ1程度
Ⓐ酢 70㏄
Ⓐオリーブオイル 30㏄
Ⓐ砂糖 大さじ1/2程度
Ⓐ塩 ひとつまみ
Ⓐこしょう 適量
【作り方】
①人参を細切りにし、Ⓐを軽量カップなどで合わせておく。
②ボウルに人参とレーズン、Ⓐを入れ絡むように混ぜ合わせる。
③お好きな容器に保存して完成。
すぐ食べられるキャロットラぺはなんとも簡単な1品です。瓶にいれて保管すればいつでもしんなりと味のしみた人参がたっぷり食べられます。レーズンやクコの実、くるみなどお好きなものをトッピングしたら食感が変わって楽しいです。
ピーマン
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・ピーマン 4,5個(細切り)
・塩昆布 大さじ1~
【作り方】
①小鍋にお湯を沸かしピーマンをさっと茹でる。
②ざるにとり水気を切ったらボウルに移して塩昆布で和える。
③ボウルのまま冷蔵庫(もしくは冷凍庫)で冷やして完成。
ばくばく食べれてしまいそうなおつまみにもOKなレシピです。ピーマンが好きじゃなかった子供時代もありましたが、不思議です。苦味が美味しくてお弁当にも重宝します。買ってきたピーマン4つ、5つ全てこのレシピで作っておいても大丈夫です。塩加減は味見して調節してください。
【材料】
・ピーマン 細切り 3,4個
・エリンギ (手で割く)2つ
・干しエビ ひとつまみ
・にんにく (うすぎり)1かけ
・油 適量
・塩 ふたつまみ程度
【作り方】
①フライパンに油とにんにく、干しエビを入れ火にかける。
②香りがたったらピーマンとエリンギを炒める。蓋をして1分ほど蒸らす。
③塩をふりいれ味見をし調整したら完成。
にんにくと干しエビの香りが油にうつってとても香ばしく、食べ応えある一品になります。きのこはなんでもOKですが、エリンギを手で割いて使うと歯ごたえがあり面白いです。夏のお昼のおかずに麺類の付け合わせにもおすすめです。
なす
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・なす (縦半分にし斜め切り)3本
・しめじ(手でほぐす) 1/2袋
・生姜 (千切り) 500円玉2枚分くらい
・ごま油 大さじ2~
Ⓐ水 200cc
Ⓐ醤油 大さじ3
Ⓐみりん 大さじ3
Ⓐ鰹節粉末 小さじ1
【作り方】
①鍋にごま油をひき、なすの皮目を下にしてこんがり焼く。色がついたらしめじも入れて炒める。
②しょうがとⒶの調味料を全ていれ蓋をして中火で5~6分程煮る。
③蓋をとり荒熱をとってから冷蔵庫で冷やして完成。
しみしみのなすがたまらない美味しさです。鰹節粉末を使うことで日本人なら誰でも好きじゃないかと思われるつゆができます。余ったおつゆはアレンジが可能で、野菜炒めのタレにしたり、どんぶりごはんのタレにしてもサラサラいけちゃいます。
【材料】
・ごちそうなす/水なす(皮目をつけて細切り)中くらいの1つ
・生姜 (皮つきでOK千切り)スライス3枚分程枚
・醤油 適量
・きれいな袋 1枚
【作り方】
①切ったなすと生姜を袋に入れ、醤油を目分量でなすの1/2かぶる程度入れる。
②約1日冷蔵庫で寝かせて完成。
醤油が足りないように見えても、なすから水分が出て浸かるため心配いりません。
よくつかるために、バットに平らにして冷蔵庫にいれたり、もしくは漏れを防ぐためにボウルに入れたまま冷蔵庫にいれると安心です。
これが「ごちそうなす」です。水ナスの一種でとてもみずみずしく生で食べるとりんごのように甘いので、生のまま漬けるこのレシピは最高に簡単です。水分がでるため、醤油をそのまま入れてもOKなんです。一晩ほど漬けておくとちょうどいい目安です。
かぼちゃ
【材料】
・かぼちゃ(一口大)1/4個
・水 大さじ2程度
・醤油 小さじ2~
・みりん 小さじ2~
・塩 ひとつまみ
【作り方】
①鍋に水をいれ、かぼちゃの皮目を下にいれ塩をふって蓋をし火にかける。
②柔らかくなったら醤油とみりんをいれ、再び蓋をして弱火に1分ほどかける。
③味見をして整えたら完成。
煮物はめんどくさそうでありながら、すぐ火が通るかぼちゃってやっぱりすごいと思わせる定番レシピです。弱火~中火に蓋をしたままじっくりかけると、荷崩れがしにくく、またその間にほかの家事(洗い物など)ができます。面取りすれば丁寧ですがそのままでも十分です。
【材料】
・蒸かしたかぼちゃ 1/2個分
・パン粉 大さじ3~
・小麦粉 大さじ3~
・追加で入れたい具(チーズ、ひじきなど)
・溶き卵 1個~
【作り方】
①蒸かしたかぼちゃを熱いうちに麺棒などでつぶす。(煮物の要領で蒸します)
②小麦粉とパン粉を入れ形が崩れない程度の固さに整える。
③入れたい具を入れながら丸く成形し小麦粉、卵、パン粉の順にまぶす。
ラップで1つずつ包み冷凍庫で保存して作り置き完成。
食べるときに焼き上げにする。
ほんのり甘いかぼちゃのコロッケはじゃがいもとはまた違った食べ応えがあります。毎度毎度作る手間を省くためにも、まとめてかぼちゃを蒸かしてコロッケに成形して、冷凍庫保存が楽ちんです。
小麦粉、卵、パン粉とまぶすのが手間であれば、きれいな袋の中で小麦粉と卵を最初から混ぜておき、そこにかぼちゃコロッケをいれまぶし取りだして、最後にパン粉を付けるという方法だと少しばかり楽です。
キャベツ
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・キャベツ(手でちぎる)3枚
・わかめ (塩蔵わかめなら塩抜きしてざく切り)適量
・茎わかめ 大さじ3
・塩 (あれば岩塩がおすすめ)
Ⓐごま油 小さじ3
Ⓐ醤油 大さじ1
Ⓐすりごま 小さじ1/2
【作り方】
①キャベツを手でちぎってボウルにいれ塩をふって水気が出るまでしばらくおく。
②その間にⒶを混ぜておく。全て混ぜて完成。
居酒屋のおとうしで出てくる生キャベツのサラダを見本に作ってみたこのレシピはごま油の香りが食欲そそります。キャベツのみずみずしさや甘さをフレッシュに味わえます。新鮮なキャベツこそ食べてみてほしい食べ方です。
【材料】
・キャベツ(細い千切り)1/4個
・人参 (細い千切り)1/2本
・水煮コーン缶 1缶
Ⓐマヨネーズ 大さじ3
Ⓐ酢 大さじ1
Ⓐ塩、こしょう ひとつまみ程度
Ⓐマスタード 小さじ1~お好みで
【作り方】
①キャベツと人参を同じ細さの千切りにする。
②Ⓐをボウルに混ぜ合わせておく。
③キャベツと人参、コーンを入れてよく混ぜる。味見をして塩、こしょうで味を整え完成。
これも切って混ぜるだけの簡単サラダレシピですね。お好みでツナ缶やカニカマ、ハムや水煮の豆など入れても美味しいです。酸っぱいのが好きなのでマスタードは必ずいれてしまいます。
新じゃが
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・じゃがいも 2個
・きゅうり (スライサーで輪切り)1本
・ハム (短冊切り) 3枚
・マヨネーズ 大さじ5~
・塩、こしょう 適量
・粒マスタード お好みで
【作り方】
①鍋に水とじゃがいもは皮つきのままいれ爪楊枝がスッと通るまで火にかける。その間にきゅうりとハムを切っておく。
②鍋の湯を捨て、熱いうちに皮をむき水気を飛ばすために火にかけ鍋を揺する。
③麺棒などでマッシュにつぶし荒熱がとれるまで冷ます。
④きゅうり、ハムとマヨネーズ、塩、こしょうを入れ混ぜ合わせる。味見をしてお好みでマスタードをいれて完成。
大量作り置き定番のポテトサラダは新じゃががお買い得な時期、とてもよく作ります。アレンジでみじん切りにした新玉を混ぜ込んだり、ブラックペッパーをいれてピリッとさせたり、以前あるレストランでは秋田名物の漬物、いぶりがっこが刻んで入っていて、素晴らしく美味しかったです。燻製されたスモークの香りがマッシュしたポテトにあい、大人のおつまみになりそうです。
【材料】
・男爵芋(1/4にカット)4つ
・人参 (乱切り) 小1本
・玉ねぎ(薄切り) 1個
・車麩 (水で戻す) 2個~3個
・油 大さじ2~
・米粉 適量
Ⓐ水 500cc
Ⓐ醤油 70cc
Ⓐみりん 70cc
【作り方】
①車麩を早めに水に浸し戻し始める。戻ったら両手のひらで挟みサンドして優しく水気を絞る。包丁でのこぎりのようにこまめに前後に動かして優しく4等分にする。
②野菜を全て切っておき、Ⓐを合わせておく。
③鍋に油を入れ玉ねぎがしんなりするまで炒める。じゃがいも人参もいれ一混ぜし、油が回ったらⒶをいれ落し蓋をしてから蓋をして弱火~中火で柔らかくなるまで煮る。
④その間にフライパンで車麩に米粉をまぶして油でこんがり焼く。
➄焼いた車麩を③の鍋に入れ1、2分煮込んだら火を止め冷まして味をなじませて完成。
なんとお肉を使わない肉じゃがで変わりに車麩を使います。しみしみになる車麩のおいしさがたまりません。お肉を使わないメリットは冷めても油が白く固まって浮かないこと。この味付けは他の野菜でも使えますがよくしみる野菜ならアレンジ可能です。
車麩を戻すのが手間な場合は、調理前にするのではなく夜寝る前などにボウルに入れて冷蔵庫で戻してもOKです。隙間時間にやっておくのがいいでしょう。
人参に火が通るまで5分前後は時間がいりますので、その間に米粉をつけて焼いておくのがオススメです。焼かずにそのまま戻した車麩を入れてもOKです。焼くとカリっとし、そのままだと煮物感がでます。
ズッキーニ
【材料】
・ズッキーニ(5mm幅の輪切り)1本
・卵 1個
・小麦粉または米粉 大さじ1~
・塩 適量
・油 適量
【作り方】
①ボウルに卵を溶きほぐし小麦粉を入れ混ぜ合わせる。適度に絡む固さに調節する。
②ズッキーニを入れてからめて熱したフライパンに油をいれて焼く。
③蓋をして蒸し焼きにし、取りだしてお皿にもってから塩をパラリとふりかけて完成。
ズッキーニのシンプルな食べ方で塩だけでみずみずしさやシャキシャキっとする歯ごたえが楽しめるレシピです。お弁当にも使えますし、味に変化をつけるにはブラックペッパーを一振りしたり、ドライローズマリーをかけたり、クミンシードをかければカレー風味のパンチのある味になります。緑と黄いろのズッキーニを両方使ってもカラフルで可愛らしいです。
この投稿をInstagramで見る
【材料】
・ズッキーニ(縦半分にし斜め切り)1本
・パプリカ (細切り) 1個
・油 大さじ1程度
Ⓐ水 80㏄
Ⓐ白だし 20㏄
Ⓐ酢 10㏄
【作り方】
①フライパンに油をひき、ズッキーニとパプリカを炒める。Ⓐをあわせておく。
②火が通ったら保存したいタッパーなどに入れ熱いうちにⒶをかけ、一晩おいたら完成。
玉ねぎ
【材料】
・玉ねぎ(薄切り) 1/2個
・えのき(ざく切り)1/2袋
・オクラ(小口切り)3本程
・塩こうじ 小さじ1
・水またはだし 900cc
・味噌 おたま1/2~
【作り方】
①鍋に1,2mm程度の水をいれ、玉ねぎ、えのきの順に広げていれる。
②塩こうじをのせ、蓋をして玉ねぎが甘くなるまで弱火にかける。目安は鍋の蓋うらから水蒸気が滴り始めるくらい。
③水を足し、火を中火にして温める。温まったらオクラを入れ火を止め味噌を溶いて完成。
塩こうじを使って蒸して作るみそ汁は、一晩おいた翌日がより一層美味しいです。玉ねぎの甘味が感じられるホッとする優しい味です。夏の暑い日は冷蔵庫で冷やしたまま、冷や汁として飲んでもOKです。
具はお好きなものでよく、よりズボラにするススメな方法は海藻を使うことです。ふのり、もずく、あおさなどの味噌を溶いた鍋にぱっと入れるだけでできる簡単味噌汁です。あおさも水で戻さなくても大丈夫です。夏場は鍋ごと冷蔵庫に入れて保管すると楽チンです。
【材料】
・新玉ねぎ(薄切り)1個
・ポン酢 ひたひた程度
・鰹節 お好みの量
【作り方】
①玉ねぎをスライサーなどで薄切りにする。
②タッパーに広げひたひたになるまでポン酢を入れる。
③1日ほど冷蔵庫で寝かし、食べる時に鰹節をかけて完成。
新玉ねぎを生で食べるときは、玉ねぎの繊維に対し垂直にスライサーで薄切りにするのが辛くなりすぎずにオススメです。写真は大きな新玉ねぎ1/2個分の量で一晩おくと水分が出てかさがへりますが、十分たくさんできました。ポン酢をたくさん使うレシピですが、残ったポン酢は野菜炒めなどに使えます。
作り方別作り置きおかずレシピ
茹でるだけ
・オクラ
・モロヘイヤ
【作り方】
①鍋にお湯を沸かす。
②オクラは切らずに、モロヘイヤは太い茎から細い枝葉をもいでおく。
③順番に青々しくなるまで1分程ゆであげ、荒熱をとって切る。タッパーなどで保存する。
つまみ菜やほうれん草も茹でておくだけ仲間です。つまみ菜は茹でて水気をきって刻み、ポン酢と鰹節でたべると美味しい副菜になります。ほうれん草はポン酢、胡麻和えやくるみ和えなど味がしみるように刻んでから合わせ調味料にい入れておいても1品出来上がります。ポイントは水気が出るので、どうしても時間がたつと味がぼやけてしまいます。よく水気をきったあと、濃いめに味をつけるといいです。
圧力鍋で時短
・玉ねぎ (くし形切り)2個
・じゃがいも(1/4切り) 4個
・人参 (乱切り) 1本
・トマト (丸ごと) 2個
・しめじ (ほぐす) 1/2袋
Ⓐ水 900cc
Ⓐ薄口しょうゆ 50cc
Ⓐみりん 50cc
Ⓐ白だし 50cc
【作り方】
①野菜を全て切っておく。
②圧力鍋に野菜を入れ、Ⓐを入れる。蓋をしロックをかけ中火にかける。
③おもりがシューシュー鳴ったら弱火にし8分放置する。時間がきたら火を消し圧が下がるまで放置する。(圧が下がるまでに30分~1時間ほどかかります。)
④ロックが解除されたら蓋をあけ、味見をし完成。
圧力鍋を味方につけてメインディッシュのような1品を毎週作り置きしておくと、ごはんの支度は圧倒的に楽になります!圧力鍋を使うのがなんだか心配、怖い、と思っていた私が今では毎週使っており、今ではその簡単さにほれた主人がカレーやシチュー、ふろふき大根や野菜スープを作ってくれています。
圧力鍋には2タイプあり、【おもり式】【スプリング式】とあります。お値段も大きさもいろいろありますので、メリットと用途にあったものを選ぶのがオススメです。
私はずっと見ていなくていい方が楽なのでおもり式を愛用しています。
圧力がかかると音で知らせる「おもり式」
おもり式の圧力鍋には、鍋蓋の蒸気口におもりがついています。圧力がかかって蒸気が出ると、蒸気の力でおもりが揺れ、「シュー」という大きな音が出る仕組みです。
メリット
- 音で知らせてくれるため火を止めたり弱めたりなどのタイミングがわかりやすい
- お鍋をずっと見ていなくてもよい
デメリット
- 音がうるさく感じる場合もある
- 蒸気口から蒸気が漏れるため部屋に匂いが充満しやすい
静かに調理できる「スプリング式」
スプリング式の圧力鍋は、蒸気口に入っているバネの力で圧力を調整します。圧力がかかると表示ピンが上がります。
メリット
- 静かに調理できる
- 「高圧」「低圧」と圧力の調整ができるモデルが多い
- 蒸気の放出が少ないため匂いが漏れにくい
デメリット
- 表示ピンが上がったかどうか目で確認しなければならないため、お鍋から目が離せない
引用:圧力鍋おすすめ9選!【圧力鍋研究家によるランキング&使い方やレシピも】https://mono-reco.jp/72478400011147/
漬けるだけ
・きゅうり 2本
・塩 小さじ1
・酢 100cc
・砂糖 40g
【作り方】
①きゅうりに切込みを入れながら1口大の大きさに切る。(切り方は自由です!)
②ボウルに入れて塩をふり、しんなりするまで5分ほど置く。
③お好みのタッパーや瓶に酢と砂糖を入れきゅうりを汁ごと入れる。
冷蔵庫で丸1日以上漬けて完成
この甘酢漬けの配分はかぶなどの他の野菜でも可能です。きゅうりの皮をところどころむけば模様が可愛くなります。暑い日にこの酸っぱい甘酢漬けを食べると元気がでるので常備菜として常に作っています。生で食べれるかぼちゃのコリンキーや赤かぶなどで漬けても美味しいです。
紫だいこんを同じ甘酢配分で作るとこんな鮮やかな紫色になります。赤かぶなら濃いピンクになり、見た目を華やかで刻んでごはんに混ぜ込んでおにぎりにもできます。他にはお稲荷さんの具にしたり、ちらし寿司の具にも使えて便利です。手作り料理が好きな久しぶりに会うお友達にはプレゼントすることもあります。
切り置きだけ
・水菜
・タイニーシュシュ(サラダ白菜)
・ルッコラ
・ベビーリーフ
【作り方】
①お好きな葉野菜をカットしてジップロックなどの袋に入れて混ぜておく。
お皿に手づかみで盛り付けドレッシングなどをかけるだけ。
野菜はお好きなものでOKです。ポイントは葉野菜は葉野菜のみで袋に入れて混ぜておくと水気が出ません。パプリカは水気が出ますので別タッパーに切り置きしておくと楽チンです。ラディッシュ、大根、人参などはスライサーなどで薄切りにし水にさらしたまま冷蔵庫にしばらく冷やしておくとクルッと反り返りかわいくなります。
野菜は包丁の金気を嫌うため、日がたつうちに切り口が茶色く変色してきます。袋にいれた葉野菜は2日もしくは2日半くらいで食べきるようにし、袋を一度ゆすいで干しておきます。パプリカは水気が出るのが早いため、1日から1日半以内に使うことをオススメします。
作り置きおかずの食べ方アレンジ
のせる
左の写真は茹でておいたモロヘイヤの刻んだもの、長芋のすりおろし、もずくをお蕎麦の上に載せただけです。長芋はさすがに直前にすらないと変色してしまうため、お蕎麦を茹でている間にすりおろします。それ以外はのっけるだけです。
ねばねば率高い超健康メニューで大好きです。栄養価の高いモロヘイヤは夏にぜひ食べたい野菜でもあります。お腹にたまるので食べ応え感があり、かぼすやゆずなどお好きな果汁をかけても美味しいでしょう。
右はどんぶりのごはんをよそって、作り置きおかずをのせた何でも丼です。山芋のすりおろしにスプーン1杯程度の白だしをまぜ、ギバサという海藻(あかもく)の一種を包丁でチョップしたものを混ぜ込み載せました。ポン酢をかけていただきます。
夏の食欲減退しがちな時にオススメなレシピです。少し甘い煮豆もなぜか合います。
包む
作り置きおかずに飽きてしまったら活躍するのは餃子の皮です。にんにく、カレー粉、豆板醤、柚子胡椒、マスタード、海苔、じゃこなどを使って味に変化を持たせて、餃子の皮で包んで焼きます。食感が変わるのできちんと全部食べ切ることができます。
ホットサンドメーカーがあれば、パンにはさんでサンドイッチにしてしまうのもありです。たくさんの具を挟むことはできませんが、トマトケチャップやマヨネーズ、ハムやマスタードと一緒にスクランブルエッグやチーズ、残り物で炒め野菜など入れてもOK。キムチや韓国のりを挟んでも美味しいです。
混ぜこむ
手っ取り早い混ぜこむ系料理は2タイプあります。混ぜるだけの混ぜご飯系と混ぜてから調理するお好み焼き系またはハンバーグ系です。残っている作り置かずを活用するならお好み焼き系やお肉を足したハンバーグ系が簡単です。卵を足す、すりおろしの山芋を足す、小麦粉、片栗粉、米粉などお好きな粉を足して水分量を調節してカリっと焼くだけです。
焼いたものを冷まして、1つずつラップで包み冷凍庫で保存します。2週間くらいをめどに食べきるとよいでしょう。お弁当のおかずや1品ほしいときに助かります。
まとめ
作り置き野菜おかずのレシピはいかがでしたでしょうか。では、コツをおさらいしましょう。
・旬のお手頃野菜を丸っと買って、おかずを余るように多めに作ってみましょう!
・作るための時間をとれなくても大丈夫。すき間時間を活用して1品から始めてみましょう!
・簡単に味に変化をつけられる調味料を使ってアレンジして、新しい好みの食べ方を開拓してみましょう!
・お気に入りの作り置きおかずができたら、レシピをルーティン化して材料を買い物リストにいれておきましょう!
・どうしたら楽にごはんの支度ができるかを外食先やお惣菜などを見ながら考える癖をもちましょう!
何品ものおかずを作り置きして常に常備することは、時間的、気持ち的に大変なこともあるでしょう。でも、常に1品は作り置きのおかずがあるというだけで、毎日のごはんの支度はとても楽になり、気持ちに余裕が生まれます。
作り置きと言っても、多めに作ってわずと余らせるというスタンスだけで、日を重ねていくと常備できるお惣菜が増えていきます。5品6品と作ることをしなくても、お弁当のおかずにしたり、ひとりごはんのおかずにしたり、夜ごはんの副菜として出すことができます。
これならできそうかも・・そう感じたメニューがあればぜひ挑戦してみてください。きっとお気に入りの作り置き野菜おかずがレパートリーとして増えていくことでしょう。ごはんの支度が楽しくなりますよ!