週に何度か使うことのある「体操服」。他のご家庭ではどのくらいの頻度でお洗濯しているのか、気になったことはありませんか?
冬なら週末に1度だけ?夏や運動会の時期は使う度に?
今回はなかなか周りに聞けない体操服の洗濯頻度についてお話します。
目次
みんなの体操服の洗濯頻度は?
他のご家庭ではどのくらいの頻度で体操服のお手入れをしているのでしょうか?
学生服や体操服を扱われているカンコーさんが「全国の小中高校生のいずれかの子どもを持つ親1,789人」にとったアンケートでは、以下のような結果になっています。
引用:菅公学生服株式会社HP
やはり「使った後は毎回」という方や「週末や連休に」という方が多いですね。
ちなみに「体操服の洗濯で困っていることは?」というアンケートもありました。
引用:菅公学生服株式会社HP
「特にない」を除くと、汚れが落ちないことに困っているご家庭が多いですね。
汚れを落とすためにはなるべく早くお洗濯するのがポイントです。また、運動して汗もかきますので、やはり使った後はできるだけ毎回お洗濯するのがおすすめですよ。
毎回でないとなると、1度使ってから次に使うまで大抵は体操服袋の中に入れっぱなしで、さらにはロッカーなどの通気性の悪い場所に置かれていることも多いのではないでしょうか。
汗をかいたまま長時間しまっておくと黄ばみや汚れが落ちづらくなるだけでなく、臭いやカビの原因にもなってしまいます。
持ち帰りを忘れないコツ
できれば毎回洗いたいところですが、持ち帰ってくるのを忘れてしまうこともあります。
そこで、学校から持って帰ってくるのを忘れないための工夫をご紹介します!
声かけでフォロー
当たり前のようで難しいのが「上手な声かけ」ではないでしょうか。
あまり言い過ぎると「はいはい」と流されてしまうことも・・・とはいえ言わなければ言わないで忘れ続けてしまったりして、つい怒ってしまうなんてこともありますよね。
そんな時は直接「忘れずに持って帰ってくるのよ!」と言うのではなく、「今日は体育だっけ?何するの?」「じゃあ汗かきそうだね~、お洗濯するから持って帰っておいでね」というように自然な会話の流れで声をかけましょう。
チェックリストを作る
声かけだけではなかなか改善されない時は、「持ち帰りチェックリスト」を作るのがおすすめです。ランドセルの目に付く場所や筆箱の中に入れておくと、帰り支度をする時などにチェックリストが目に入り忘れ物が減ります。
ここで大切なのが、「チェックリストを自分で作ってもらうこと」です。親が作って「入れておくからね!」と言ってもあまり印象に残りません。
自分で作ったり一緒に作ったりして、チェックリスト自体が記憶に残りやすくなるようにしましょう。
忘れてしまったら
どんなに声をかけられても、チェックリストがあっても、どうしても忘れてしまうことはあります。大人でも買い物メモを書いたのにそのメモを忘れて買い物に行ってしまうなど、つい忘れてしまうことはたくさんありますよね。
そんな時は怒らずに、「うっかりしちゃったんだね。明日は持って帰っておいでね」と声をかけてあげましょう。
もし時間があれば、一緒に学校まで取りに戻るのも良いですね。その時は車や自転車を使うのではなく、徒歩で「わざわざ時間をかけて」取りに戻るのがおすすめです。
何度も忘れてしまうとつい声を荒げてしまいそうになりますが、そこはぐっと抑えて「お洗濯しないと次に使う時に困るよ。明日は忘れずに持って帰っておいでね」と根気よく伝えましょう。
子どもは怒られると「ちゃんと持って帰らなきゃ」となる前に、「怒られた」「怒鳴られた」という事実だけが印象に残ってしまい段々委縮していってしまうことも多いです。
また、持って帰ってくる理由が「怒られたから」になってしまい、「洗わないことのデメリット」が伝わりにくいのも良くありません。
洗い替えは必要?
クラブ活動などで毎日体操服を使うのであればもちろん必要だと思いますが、週に数回使うだけだと洗い替えを用意しておくか迷いますよね。
本当に困った時のために用意しておくと安心できるのでおすすめですが、持ち帰り忘れに関してはあまり良い効果をもたらしません。最初から替えがあると分かってしまうと、「じゃあ忘れても大丈夫」と無意識に思ってしまい持ち帰り忘れが増えてしまうこともあるからです。
水着などもそうですが、持ち帰るのを忘れて洗濯できなかったことで「次に着る時に困った」というような経験をしてもらう方が持ち帰り忘れ防止には効果的です。
心を鬼にして、代替品は用意しない!というのもひとつの手ですよ。
汚れが落ちない時は
洗濯が遅くなってしまった時や運動会の練習、雨上がりなどどうしても汚れが落ちづらいことってありますよね。
そんな時は「部分洗い」や「つけ置き洗い」で、頑固な汚れにダイレクトアタック!しちゃいましょう!
洗い始める前に
「体操服」というと、なんとなく生地が丈夫でどんな洗い方をしても平気そうなイメージがありませんか?
他のお洋服と同じで、体操服も生地の素材によって扱い方は変わります。生地を傷めないためにお洗濯前に取扱絵表示を確認しましょう。
液温洗濯液の温度は40℃を限度とした弱い洗濯ができる | |
洗濯液の温度は40℃を限度とした手洗いができる | |
家庭洗濯はできない | |
塩素系及び酸素系漂白剤が使える | |
漂白剤は使えない | |
日陰でのつり干しがよい |
土ぼこりなどは洗い始める前に手ではたいたりして落としておきます。また、他のお洋服を守るためにも、ファスナーが付いているものはきちんと閉めて洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
白いシャツは他のお洋服から色移りしないように、反対に色付きの短パンなどは他のお洋服に色移りしないように気を付けましょう。
部分洗い
- 歯ブラシ
- 衣類用洗剤
- 洗面器などの入れ物
- ぬるま湯
洗面器などにぬるま湯を張り、落としたい汚れの部分に直接洗剤をつけて歯ブラシなどで擦り洗いをするか、もみ洗いをします。
汚れが落ちたらよくすすいで洗濯機で洗い、日焼けを避けるために陰干しして完了です。
つけ置き洗い
- 衣類用洗剤
- 洗面器などの入れ物
- ぬるま湯
洗面器などの入れ物にぬるま湯を用意して、洗剤を少し濃いめに溶かします。そこに体操服を浸してもみ洗いし、1~2時間ほど浸けておきます。
汚れが落ちたら洗濯機で洗い、陰干しして完了です。
血が付いてしまったら
転んだりして血が付いてしまうこともありますよね。その場合は洗濯機で洗ってもシミが残ってしまうことがあるので、先に部分洗いをしておきましょう。
やり方は「部分洗い」のところで説明した通りなのですが、ひとつだけ違いがあります。それは「水を使うこと」です。
皮脂汚れはぬるま湯の方が落ちやすいのですが、血液はお湯に浸けると固まってしまう性質を持っています。シミが落ちづらくなってしまうので、必ずお水で洗うようにしましょう。
まとめ
- カビや臭いの原因になるので毎回洗うのがおすすめ
- 声掛けやチェックリストで持ち帰り忘れを減らす
- 汚れが落ちない時は「部分洗い・つけ置き洗い」
体操服って「どうせ汚れてもいいために買った服だし・・・」と思って、お手入れが少し手抜きになりやすいんですよね。私もそうです(笑)
ですが、あんまり放置しておくといざ使おうと袋から出した時にカビや汚れ、臭いが付いていてお子さんが困ってしまう事態に!
持ち帰りを忘れないようにするポイントをおさえて、いつでも清潔に気持ちよく使えるようにしておきましょう!