いきなりですが、あなたのパソコン画面はキレイですか?デスクトップの掃除は普段からやっていますか?この記事を読んでいるということは「本当にこの掃除のやり方で合っている」「なかなか取れないこの汚れどうしたらキレイに取れるの?」と困っているからではないでしょうか。
パソコンの画面が汚れていたり、間違った方法で掃除をすると、デスクトップが見えづらくなり、文字や画像が見えにくくなるのはもちろん、パソコンの不調が起こり性能にまで影響する可能性があります。
私も会社で毎日というほどパソコンを使って仕事をしています。以前は、汚れが気になった時や年末の大掃除の時に、ティッシュを使って汚れをこすったり、ほこりを拭き取っていました。
さらに、よく分からない謎の汚れがこびり付いている時は、窓ガラスの拭き掃除でやるような、はぁ~と息を吹きかけて拭いてみたり・・・。今考えるとこれ最悪の掃除の仕方なんですよね。
そうならない為にも正しいやり方、そして簡単な方法で掃除ができたらいいですよね。
今回は楽に掃除したいというあなたに簡単に用意できる物とその方法をご紹介します。
目次
パソコン画面を汚している物
パソコン画面って意外と汚れているって知っていましたか?普段作業していると気づかないかもしれませんが、一度電源を切って真っ暗な状態で画面をのぞいてみてください。きっとゾっとするはずです。今はタッチパネル搭載のパソコンも多いので、画面を指で直接触ることも多くなりました。
では、そのゾッとするような汚れとは何なのか、パソコンに付く主な汚れを見ていきましょう。
ほこり
これが圧倒的に多い汚れです。まったく付かないというのは難しいくらい、ほこりは人が動くたびに出てくるものです。キレイだと思っていても割と付いているんですよね。
手指の脂分
いわゆる指紋です。先ほどもお話したように、今はタッチパネル搭載のパソコンが少なくありません。常に手を洗って触るというわけにはいかないので、皮脂が付いてしまうのは仕方ありませんよね。
くしゃみなどによる唾液
思わず出てしまったくしゃみによる飛沫は相当なものです。また携帯で話しながら作業する時も意外に唾液が飛んでいることもあります。
お菓子やごはんなどの油分
文字にするとゾッとしますね。最近は在宅ワークが増えたので家で片手にパンを持ちながらや、ごはんを食べながら作業することもあるのではないでしょうか。
画面がキレイになることのメリット
パソコン画面がキレイだと良いことだらけで、悪いことなどありません。「もっと早くやっておけば・・・」「ちゃんと掃除しておけば・・・」となる前にメリットを紹介します。
作業がスムーズにすすむ
これはいうまでもありません。汚れやほこりで画面が見えにくくなると文字入力にも時間がかかることがありますが、キレイにしているとタイピングもスムーズにすすみます。
目の疲れを減らしてくれる
パソコン画面はずっと見ているだけでも目を疲れさせてしまうものです。さらに汚れやほこりが付いていたら画面をよく見ようとしてなおさら目を使います。画面が手入れされていると目への負担も減らしてくれます。
気分よく作業できる
パソコンに限りませんが、自分が普段使っているものが常に手入れされていて綺麗だとそれだけで気分が上がりますよね。私もお気に入りの海外ドラマを観る前にはいつも掃除しています。
パソコンの不調を防げる
これ、かなり大事なことです。掃除しないままだったり間違った掃除の方法を続けているとパソコンが不調になる可能性があります。綺麗に掃除をすることで細かい部品などの不具合にも気づくことができて、思わぬ不調や故障で修理が必要という事態も未然に防ぐことができます。
画面を汚れたままにするデメリット
次はデメリットです。画面を掃除しなかったり、間違った方法で掃除をしているとおきることがある事をあげてみました。
パソコンの不調
メリット面でも言いましたが、汚れると発生するトラブルというものがあります。パソコンの音がなんだかうるさくなったり、マウスの動きも鈍くなったり、パソコンの性能にまで危険がおよんでしまう可能性もあります。
コーティングを傷つける
これは間違った方法で掃除をおこなった時におきるかもしれないことです。画面表面のコーティングに傷がつくと修復不可能という惨劇も待っている可能性もあります。
せっかく高いお金を払って買ったパソコンなので、正しい方法で掃除をしましょう。意外に簡単に掃除できるんですよ。
手頃で手に入る掃除用品と方法
汚れを簡単に落とすといっても「結局ホームセンターなどに行って専用の難しい名前の掃除用品を買わないといけないんでしょ?」と思っているあなた。安心してください。
お家にあるもの、もしくは主婦の味方の100均で手に入れることができます!
100均で手に入る
100均で手に入れることができて簡単と言っても、もちろん私が以前やっていたようなティッシュを使って拭くということではありません。これは画面に跡が残ってキレイにならない上に、画面コーティングを傷つける恐れがあります。
比較的、おうちにあるもので簡単に用意できる物を紹介します。
メガネ拭き(クロス)
私はこちらを一番オススメします。これはメガネを拭く専用のクロスで顔の脂分や皮脂をキレイにしてくれます。デリケートな素材のメガネに対応しているので、パソコンの画面にも最適なんです。
こちらはダイソーの商品です。こんなかわいいメガネ拭きがあると掃除する時の気分もあがります。ダイソー以外にももちろん置いてあります。
新品のぞうきん
一度使ったものではなく新品を用意してください。新品なら繊維のほつれが少なく、そのほつれのちりが画面に付くことはありません。
マイクロファイバークロス
掃除の時に出番の多いマイクロファイバークロスは、その名の通り普通の繊維よりも極細の合成繊維・化学繊維でできています。なので、繊維のほつれがほぼなく汚れを吸着するパワーが強いので、簡単に拭き取るだけでほこりや指紋をキレイにしてくれます。
比較的おうちにある物をあげてみましたが、いやいやうちはないよというあなたは、100均で全て手に入るので他の物を買うついでに手に入れてみてはどうでしょうか。
正しい掃除の方法
これらを使って、いよいよ掃除を始めるのですが大事な事は、最初にパソコンの電源を切る(デスクトップパソコンはコンセントも抜く)ことです。
電源が入ったままでデスクトップが明るいままだと汚れがわかりづらく、拭き残しの原因になります。また、静電気によるほこりの付着も防げます。
電源を切ったら、上の物達を使って基本的には乾拭きでやさしく丁寧にコの字型に拭き取っていきます。これだけである程度のほこりや皮脂は取り除けます。
さらにやっておきたいことは、この作業の前に先のやわらかい筆やブラシでホコリをある程度取り除いて置くとベストです。
ブラシなんて持ってないよというあなたは、 これもまた100均だとOA機器用のダスターがあるので是非探してみてくださいね。
100均もOA専用のグッズが出てきました。私もこちらのダイソーのOA専用のマイクロファイバーダスターを持っていますが、1本あって損はないですよ。
しつこい汚れ
簡単に気になる汚れは落としてみたけど、ほこり以外にもなかなか落ちないしつこい汚れが残っているという時もあると思います。
これらを落とす掃除用品も簡単に手に入ります。
しつこい汚れには私も苦い経験があります。子どもがまだ小さいころ、家でパソコンをさわっていた時、ふと他の用事をするために席を離れたら、やんちゃざかりの息子がお菓子を食べた手でベタベタと画面を触っていました。
その油分の跡がなかなかしつこくて落ちにくかったということがありました。
こういう時ついついやってしまいがちなのが、小さい子供がいる家庭でテーブルの上に常にスタンバイしているウェットティッシュで小刻みにこすってしまう行動です。これ実はNGなんです。
NGな掃除の方法
上にあげたウェットティッシュは、アルコール成分が含まれていて画面の表面のコーティングを傷める原因となり、何度も言うようにトラブルをおこすと修復不可能ということになります。
他に、ウェットティッシュと同様NGな物を紹介します。
- 布を水で濡らして拭く
水、つまり水道水には不純物や塩素が含まれているので画面に白い模様が残り逆効果になります。 - メガネ専用のクリーナー
一見しつこい汚れにも大丈夫そうな気がしますが、汚れを洗浄する溶剤を含んでいるので危険です。 - 液体クリーナー(スプレー式)
溶剤や研磨剤が含まれている製品が多いため、強力な洗浄力を持っています。なのでメガネ専用クリーナー同様、画面のコーティングまではぎ取ってしまう恐れがあります。
オススメ掃除用品
なかなか取れないしつこい汚れにはそれに合った正しい方法で汚れをとってあげましょう。簡単にと言ってきましたが、こればかりは100均ではなかなか手に入りません。
ディスプレイ専用のクリーナーを使って、クロスで優しく小さい円を描くように取り除くことをオススメします。
こちらはアマゾンがわりとお手頃価格になります。帯電防止効果のあるクロスもセットはうれしいですね。
クリーナーを直接、画面に吹きかけるのはNG!
クロスににじませてから使用すること
ウェットティッシュはNGと言ってきましたが、こちらのタイプはノンアルコールなので画面を傷つける心配はありません。こちらも帯電防止効果なのでホコリを付きにくくします。他にも110枚入り150枚入りもありますよ。
高そうだと思われる商品ですが、1000円以内で手に入る物もあるので、常備しておいて損はないと思います。
また、画面だけでなく常に指が触れているキーボードの汚れも気になりますよね。キーボードの掃除方法はパソコンの掃除してますか?隙間には大量の汚れが潜んでいる!?でも確認できるのでよかったら一度ご覧ください。
他にもあった!やってはいけない掃除方法
100均で手に入るとはいえ、店に行かなくてもやさしく拭くならこれで大丈夫でしょ!と思っているあなた。一旦、確認してみてください。
ついつい主婦の方達がやってしまいがちなやってはいけない掃除方法がこちらです。
- ペーパータオルで拭く
- 皿洗い用のタオルで拭く
- 顔用拭き取り紙で拭く
これら全ておうちにありそうなものですよね。クロスで乾拭きをオススメしてきましたが、これらのような物はNGです。これらの素材はすべてディスプレイを傷つける可能性があるからです。
ディスプレイが傷つくとどうなってしまうのか、もうお分かりですよね。
まとめ
- パソコンの汚れは「ホコリ」「脂分」「唾液」がメイン
- 画面がキレイだと仕事もプライベートも良いことづくし
- パソコン画面の掃除は100均グッズでも大丈夫
- 画面を拭くときは溶剤・研磨剤入りのクリーナーはNG
- 画面を傷つけないクロスを選ぶ
もともと、ティッシュでささっと掃除を済ませていた私ですが、間違った方法で掃除することで「パソコンは壊れる」「仕事はできない」「買い替えにお金がかかる」などという事につながっていくのだということが分かりました。
在宅ワーク、リモートワークなどにより、パソコンと向き合う時間が増えた今。そして除菌に敏感になった今、長く安心して大事なパソコンを使う為に年末の大掃除の時ではなく、日ごろから手に入れやすい物で、正しく定期的に掃除してあげることが大事です。
そして何より、キレイにして気持ちよくパソコンを使ってあげてくださいね。