スチームを使ったキッチン換気扇の掃除方法とメリット・デメリット

キッチン換気扇の掃除って、ベトベトした油汚れがひどくて手間がかかりそうですよね? 

ところが、スチームを使うと掃除が簡単だし、お肌にも優しいんです。そこで、スチームクリーナーを使った簡単掃除術をご紹介します。

最後には、キッチン換気扇の掃除に失敗しないスチームクリーナーの選び方も紹介しますので、ごゆっくりお楽しみ下さい。

スチームでのキッチン換気扇掃除のやり方

それでは早速、スチームクリーナーを使ったキッチン換気扇の掃除の方法を見てみましょう。

用意するもの
  • スチームクリーナー
  • ウエス(雑巾)
掃除の手順
  1. 換気扇の配線部分にウエスを当てて防水対策をする
  2. 汚れの部分にスチームを当てて汚れを落とせば完了
注意
スチームは熱いので、身体や熱に弱い材質のものにかからないように気を付けましょう

スチームクリーナーでの掃除の手順はとっても簡単。汚れの部分にスチームを当てるだけです。

なおみ
洗剤を使う時のように、漬け置きの手間と時間が必要ないのが助かりますね。

では、換気扇の掃除にスチームクリーナーを使うメリットは、時間と手間の節約だけなのでしょうか?

 

キッチンの換気扇掃除にスチームクリーナーをお勧めする4つの理由

スチームクリーナーが換気扇の掃除に適している理由は、手間と時間が節約できるだけじゃありません。経済面でも健康面でも優等生なんです。

スチームクリーナーは洗剤が要らない

スチームクリーナーは、蒸気の力で汚れを浮かせて取り除くので、洗剤が必要ありません。合成洗剤も重曹も不要なので、面倒臭くないし経済的

なおみ
逆に、洗剤を一緒に使うと特に頑固な汚れにも効果を発揮できます。

スチームクリーナーは殺菌効果がある

スチームクリーナーならではのメリットがこれ。掃除しながら殺菌もできる点です。高温の蒸気を直接吹き付けるので、目に見えないバイ菌を除去することができるんです。

湿気が多い場所はカビ対策にもなるので、定期的なスチームクリーナーでの掃除は清潔な環境をキープする上でも有効です。

なおみ
インフルエンザなどの感染症が流行しやすいシーズンだと、スチームクリーナーの殺菌効果が予防にも繋がりますね。

スチームクリーナーは肌にやさしい

一般的に、換気扇の掃除には洗剤を使いますが、洗剤を使うと肌荒れが心配ですよね。

合成洗剤はもちろん、人体に無害とされる重曹やセスキ炭酸ソーダも、お肌に影響が無いとは言い切れません。

その理由は、お肌が弱酸性の性質であるのに対して、合成洗剤はより酸性を示し、重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持つためです。

その点、スチームクリーナーだと、特別ガンコな汚れは別にして洗剤を使う必要が無くなるのでお肌にやさしいというわけです。

なおみ
特に、敏感肌やお肌が弱い方には嬉しいですね。

スチームクリーナーはいろんな場所に使える

スチームクリーナーはキッチン換気扇だけでなく、いろいろな場所で使えます。また、用途も掃除だけに限定されません。

例えば・・・

  • キッチンのガスレンジやシンクまわり
  • エアコンのフィルター
  • クルマの汚れ
  • 窓のサッシ
  • 浴室の隅々
  • 衣類のシミやシワ取り

など。

衣類のシワ取りと言えばアイロンですが、アイロンについてはアイロンでワイシャツのシワを取って新品のように綺麗にする方法もご覧ください。

ノズルなどの付属品を活用することで、手が届きにくい細々した場所まで掃除が可能になります。

そんな便利なスチームクリーナーですが、苦手なことも知っておくと「こんなはずじゃなかった」と後悔することもないでしょう。

 

スチームでキッチンの換気扇を掃除するデメリット

高温スチームだからやけどの危険がある

スチームは高温の蒸気です。スチームの噴出口からは高温の蒸気が勢いよく出て来るので、直接人肌に吹き付けることがないように細心の注意が必要です。

あと、シューシューと音を立てて熱い蒸気が吹き出ているのでスチームクリーナーを使っての作業中は注意力が自然と高まりますよね。

しかし、逆にスチームが出ていないときこそ用心が必要です。不意にスチームを出してしまったり、ちょっと目を離したスキに子供が誤って触ってしまったりと、思わぬハプニングが起きてしまうかもしれません。

なおみ
アイロンと同じで、電源が入っている時の取り扱いには十分注意したいですね。

機種によっては重さがネックになる

後で紹介しますが、スチームクリーナーは主な用途によって複数のタイプが存在します。機種の選定を誤ってしまうと、スチームクリーナー自体の重さが負担になってしまうことも・・・。

せっかくの便利な道具も、使いづらいとだんだん使用するのが億劫になってしまいますよね。

もし、これからスチームクリーナーを選ぶなら、用途をしっかり把握したうえで機種選定すると失敗しにくいでしょう。

スチーム自体が汚れを取るわけではない

デメリットではないかも知れませんが、意外と盲点なのがスチームクリーナー自体にノを綺麗にする効果はないんです。

読んで字の如く、スチームクリーナーは高温の蒸気を噴出する機械です。高温のスチームを油汚れに吹き付けることで油が溶け出して浮き上がり、結果として油汚れが取れやすくなる状態を作り出すという仕組みです。

取れやすくなった汚れは、

  1. スチームクリーナー先端のブラシ等にくっつく
  2. スチームの勢いで吹き飛ばす
  3. 雑巾などで拭き取る

という過程を経て、最終的には汚れ部分が綺麗になるというわけです。

なおみ
スチームするだけでは綺麗にならないんですね。「スチームクリーナーの不都合な真実」といったところでしょうか(笑)。

そんなスチームクリーナーですが、色々なタイプが用意されてます。

 

スチームクリーナーのタイプと選び方

スチームクリーナーは、2種類の加熱方式と、3種類の形状があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

本格的なボイラー式 VS スピード感のパネル式

スチームクリーナーにはボイラー式とパネル式の2種類の加熱方式があり、それぞれ次のような特徴があります。

なおみ
下の表の一番右の「スーパーヒートスチーム構造」はアイリスオーヤマ社オリジナルです。
  • ボイラー式 : 起動に時間がかかるが、洗浄力が高い
  • パネル式 : 手軽に使えるが、洗浄力はボイラー式に劣る

引用 : 楽天市場

ちなみに、スーパーヒートスチーム構造(上の図の一番右側)はパネル式の機能向上版ともいえるものです。

なおみ
「スーパーパネル式」といったところでしょうか(笑)。

引用 : 楽天市場

ボイラー式

ボイラー式のメリットとデメリットは次の通りです。

ボイラー式のメリット
  • 勢いよくスチームを噴出するので、汚れが落ちやすい
  • スチームが高温なので、蒸気が冷めにくく水滴が残りにくい
ボイラー式のデメリット
  • 電源を入れてから使い始められるようになるまでに時間がかかる
  • 使用中にタンクの水が無くなると、構造上タンクが冷めるまで給水できない

ボイラー式の仕組みを説明すると、

  1. 密閉された水のタンクを加熱する
  2. 水が沸騰して水蒸気が発生する
  3. 加熱し続けるとタンク内部の圧力がどんどん高まる
  4. タンクの弁を開ける(噴出スイッチをオンにする)と、勢いよく高温のスチームが噴き出す

という仕組みです。

なおみ
下の一番左の図が分かりやすいですね。

引用 : 楽天市場

タンクの内圧は2~3気圧と高くなっているので、スチームは勢いよく噴出されます。また、噴出されたスチームは約100℃と高温なため、汚れが落ちやすいというわけです。

ただし、高温で高圧なスチームを作るために起動までの時間が必要で、その点がデメリットとなります。通常、電源を入れてから使えるようになるまでは7~8分かかります。

なおみ
思いついたときにすぐ使えないけど、準備さえ整えれば本格的な掃除が可能になりますね。

パネル式(ポンプ式)

パネル式(ポンプ式)にもメリットとデメリットがあります。

パネル式のメリット
  • 電源オンから使用可能までの時間が早い(30~40秒)
  • 使用中でもタンクへの給水が可能
パネル式のデメリット
  • スチームの出方が緩やかで、吹き飛ばす力が弱い
  • スチームした箇所がが水浸しになりやすい

パネル式の仕組みは、ポンプで水をヒーター(パネル)に汲み出して、ヒーター(パネル)を通過する際に加熱してスチームを発生させるというものです。

引用 : 楽天市場

なおみ
パネルやポンプを使うので、パネル式とかポンプ式とか呼ばれるんですね。

水がタンクから噴出口へ移動しながら水蒸気にされて、しかもタンクの内圧を高める必要がないので、スイッチオンから早い時間で使い始められるのが強みです。

反面、ボイラー式よりスチームの温度が低いので蒸気が当たった場所がビチャビチャになりやすいのと、勢いが弱いので汚れを吹き飛ばす力が物足りないのが弱点です。

このように、加熱方式にはボイラー式とパネル式(ポンプ式)の2種類があります。どちらが良いかは、使い方や何を重視するかによって決まって来るでしょう。

なおみ
次に、形状によるタイプの違いを見てみましょう。

場所を選ばす本格的な掃除が出来るキャニスタータイプ

掃除機のような形をしたキャニスタータイプは、スチームでの本格的な掃除をするときに便利です。

引用 : 楽天市場

キャニスタータイプは、スチームクリーナーの最高峰です。ボイラー式で強力に汚れを落とすことが可能で、しかもタンクが大容量。長いホースで高い所でも疲れにくく作業できます。

引用 : 楽天市場

なおみ
キッチン換気扇の掃除に便利なブラシをはじめ、様々なアタッチメントが付属してて色々な場所を掃除できるのも魅力です。

上の写真でご紹介のキャニスター型スチームクリーナーは、リーズナブルで高品質なアイリスオーヤマ製のSTM-416Wです。

より高性能をお求めなら、世界中で高評価ケルヒャー社製のSC2が一押しです。

引用 : amazon

ケルヒャーSC2のクチコミをまとめてみました。

良いクチコミ
  • 床やキッチンの油汚れに効く
  • 雑巾がけとは比べ物にならないくらい綺麗になる
  • スチームが楽しくて掃除が捗る
  • ソファーや車のシートの汚れに大活躍
  • 洋服のシワ取りも出来て大満足
残念なクチコミ
  • 出すのが面倒で、年に1度の大掃除にしか使わなくなった
  • 準備と片付けが手間
  • 塗装やワックスが剥がれて見た目が悪くなった

本格的な機能に満足出来る一方で、強力すぎる威力や大きさがネックに感じる方もいるようですね。

床掃除が得意なモップ(スティック)タイプ

モップタイプはスティックタイプとも呼ばれ、主に床掃除に威力を発揮します。

 
 
 
 
 
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今回のテーマとなっているキッチン換気扇の掃除は苦手ですが、赤ちゃんや小さいお子様がいらっしゃるなど、洗剤を使っての床掃除に抵抗を感じるご家庭の力強い味方になれそうです。

なおみ
高温のスチームだから除菌にも有効で健康面でも安心できますね。

アイリスオーヤマ社製のSTP-202Wなら、下の写真のようにハンディタイプにもなるので活躍の場が広がりそうです。

もちろん、パネル式の弱点、「水滴が残りやすい」を克服したスーパーヒートスチーム構造です。

引用 : 楽天市場

換気扇の掃除にピッタリなハンディタイプ

ハンディタイプはコンパクトで軽いので、高い所にあるキッチン換気扇の掃除にぴったりです。

ただ、本体を手に持つタイプは掃除をしていると次第に重く感じてしまうので、本体とノズルが分離出来るタイプがおすすめです。

アイリスオーヤマ社製のSTM-304N(下の写真)なら、強力なボイラー式で、しかも長いホースが付属した上に持ち運びに便利なハンディタイプなので、キッチン換気扇のスチーム掃除にすごくお勧めです! 

引用 : 楽天市場

なおみ
正直、ノズルと本体が分離するタイプ以外は使う気になれません。コンパクトでも本体は水も入っててそれなりの重さはあるので。

 

まとめ

  • スチームクリーナーはキッチン換気扇の掃除に最適なアイテム
  • 掃除は超簡単! スチームを当てて汚れを落とすだけ
  • スチームでの掃除は簡単しかも衛生的で経済的
  • スチームクリーナーでの掃除は高温と重さに注意

洗剤いらずでお肌や衛生面にも優れ、しかも掃除が超簡単なスチームクリーナーは、家の中だけでなく、外壁やクルマにも使える万能選手です。

上手に使って、キッチン換気扇だけじゃなく身の回りのものを片っ端からピカピカにすると、きっと気持ちよく暮らせると思いませんか?

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