知ってるようで知らない?お風呂のカビ掃除に効くのはこれ!

湯船に浸かってホッと一息。お風呂は一日の疲れ癒し、心も体もリフレッシュしてくれるところですよね。そんな癒し空間に潜む黒い陰がカビです。カビを見つけてしまうと、せっかくいい入浴剤を使っていても気分が台無しになってしまいます。

しかしカビは見た目を損なうだけでなく、体にも直接的に害があるものなんです。

でも、カビって頑固でしつこくて落としにくいし大変そう・・・?

なおみ
そんなあなたも実は簡単に掃除できちゃうんですよ!今回はその方法をご紹介します!

カビが及ぼす人体への影響

お風呂に黒く根付いているカビは、胞子を出してより多くの繁殖をすることが目的です。カビが増えるほどに飛ばされた胞子は多くなり、空気中を漂っています。そんな胞子が密閉されたお風呂場で漂っていたらどうなるでしょうか?

カビの胞子は呼吸によって容易く体内へと侵入してしまいます。体内にカビが入り込むことにより喘息やアレルギー反応を起こす危険性があり、特に抵抗力の弱い子供の場合はなおさら危険性は高まります

影響があるのは空気中の胞子だけでなく、カビが皮膚に付着することで水虫や肌荒れなどを起こしてしまう場合もあります。

 

カビとは

カビとは真菌類の一種です。きのこ、カビ、酵母と大きく分けられており食品などにも発生しやすいものです。その中でもお風呂場で見るカビは以下二つに分けられます。

黒カビ

床や壁の端っこなどにみられる黒いカビが総称して黒カビと呼ばれています。クラドスポリウムと呼ばれるカビの一種が代表的な黒カビとされています。

この黒カビは一度発生すると胞子を飛ばしてどんどん増殖していきます。

赤カビ

黒カビと違ってピンクのヌメっとしたもの、こちらが赤カビと呼ばれているものです。赤カビですがカビとついていても、実はロドトルラといって酵母菌の一種でカビではありません。水だけで生殖可能でカビではないため根っこは無く、擦るだけで簡単に落とすことができます。

じゃあ赤カビは放っておいてもいい?いいえ、残念ながら赤カビは黒カビの栄養となってしまうのです。黒カビを増殖させないためにも赤カビは早めに取り除きましょう

 

どうしてカビが生えるの?

カビはどうして発生するのでしょうか?

実はカビは自然界に存在し、空気や人を介して部屋の中のどこにでも発生する可能性があるんです。でもお風呂場は特に生えやすい気がしますよね。それはお風呂場がカビにとってとても暮らしやすい環境だからなんです。

カビが繁殖しやすい条件

温度:25~28℃

湿度:65%以上

好物:髪の毛や皮脂、垢などのたんぱく質

なおみ
カビにとってお風呂場は最高の環境なんですね・・・!

いざカビ退治!オススメの洗剤は?

カビを退治するにはまずは今いるカビを除去して、その後は根付かせないようにすることが大切です。まず今いるカビをまずは退治することからはじめましょう。

カビは見えている表面から1mmのところに根っこを張って生息しています。普通の汚れのように表面を擦るだけでは根っこは除去できずまたすぐにカビが復活してしまうのです。

カビを根っこから除去するには専用の洗剤を使うことが一番です。スーパーの販売コーナーに行くと、お風呂のカビ取り用洗剤はたくさん置いてありますよね。どれも良い効果が書いてあって、一体どれを買ったらいいのか迷ってしまうほど。

なおみ
そんなあなたにオススメをご紹介します!

カビ取り?ハイター?キラー?

カビ取り、ハイター、キラーと様々な名前がありますが実は成分はほぼ同じなんです!

カビに効く成分として主に次亜塩素酸ナトリウムというアルカリ性の成分があり、どの洗剤もこの次亜塩素酸ナトリウムを主成分として作られているのです。名前の違いはブランド名の違い、宅急便と宅配便、みたいなものなんです。

洗剤の形状で選べ!

成分が同じだったらどれを選んでも同じ?いいえ、実は大きく違う点があるんです。

洗剤を使う時に一番大切なのが、洗剤を浸透させることなんです。浸透させるには、狙った場所に洗剤がずっと留まってくれる必要があります。そのため洗剤を比較する上で形状がとても重要となります。

大きく分けると液状、泡状、ジェル状とありますのでそれぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。

液状洗剤

液状洗剤のメリットはすばやくどこにでも噴射できるところです。液体のため狭いところや手が届かず遠いところでも吹き付けて広範囲に渡って洗剤を着けることができます。

ただしデメリットとして、文字通り液ダレが激しくせっかく狙ったカビに吹きかけてもすぐに流れていってしまう可能性が高いというところがあります。

ジェル状洗剤

ジェル状洗剤は液状洗剤と真逆で、液ダレの可能性がほぼないところがメリットで狙ったカビを集中攻撃してくれます。

デメリットとしては、広範囲に吹き付けられる液体と違って一点集中型のため洗剤を多く必要とする点です。液状、泡状の洗剤と比べてももともと値段が高く、コストとしては一番かかってしまいます

泡状洗剤

液状、ジェル状の洗剤のちょうど真ん中の存在が泡状洗剤です。

ジェル状よりは液ダレしやすいけど、液状よりは液ダレしにくい。液状より噴出範囲は狭いけど、ジェル状よりは広い。そして値段は液状の洗剤とほぼ一緒。

なおみ
扱いやすく、低コストの泡状洗剤が一番オススメです!私はこちらのカビキラーを使っています。

引用:ジョンソン公式サイト

 

とどめのキッチンペーパー&ラップ

狙った場所に洗剤がずっと留まってくれる、という面でも泡状洗剤は有能ですがさらに効果を高めるためにオススメしたいのがキッチンペーパーとラップです。

洗剤を吹き付けたらキッチンペーパーを洗剤の上から貼り付け、さらに上からさらにラップを貼り付ける。たったこれだけです。

これを行うことで液ダレ防止にもなりますし、少量の洗剤で広範囲に効率的に浸透させることができるようになります。

 

洗剤を使う時の注意

洗剤を使う前準備

洗剤を使用する際に、一番初めにやって欲しいことは自分自身を守るための保護具を着けることです。洗剤は塩素系のアルカリ性でありそのまま扱ってしまっては人体にも影響があります。私は肌が強いから!と自信がある人も必ず着用してくださいね。

保護具

●ゴム手袋
●使い捨てマスク
●ゴーグル
●バスシューズ

注意
酸性の洗剤を一緒に扱うと、有害ガスが発生する恐れがありますのでご注意ください。 
なおみ
大丈夫だと思って同時に使った洗剤が実は酸性だった!というウッカリな間違いから事故が起こる可能性があります。お風呂掃除の時には洗剤を一種類ずつ使うようにしましょう!

洗剤を吹き付ける前

洗剤を吹き付ける前は必ず乾燥させてください。水分を拭取ることはもちろんですが、一晩乾燥させて床や壁だけでなくパッキンやシリコンコーキングの部分も乾燥している状態がベストです。

水分があると水分によって洗剤が薄まるということが考えられます。水によって洗剤が流れ落ち、液ダレの原因にもなります。逆に乾燥しているほど、乾いたスポンジが水を吸うように洗剤が染み込んでいきやすくなるのです。

洗剤の効果をより発揮させるためには、浴室を必ず乾燥させておいてください。

吹き付けている最中

洗剤をかけると、思わず擦ってしまいたくりますよね。しかしここでポイントなのが擦らないことです。擦ることによりカビの胞子を飛ばして撒き散らしてしまったり、床や壁などを傷つけてその傷の中にさらに侵食させてしまったりする可能性があります。洗剤を吹き付けたら擦らず洗剤を信じてそのままにしておいてください。

洗剤を吹き付けた後

洗剤を吹き付けた後、時間をおけばおくほど汚れが落ちると思ってしまいがちです。ですが、長時間放置するのはやめましょう。洗剤を吹き付けてあまりにも長時間置いておくと床や壁など洗剤を吹き付けた場所に負担がかかり、痛んでしまう恐れがあります。

必ず使用する洗剤の使用方法に記載されている時間を守って使用してください

特にパッキン部分はカビが落ちにくいところですが、痛みやすい素材でもあります。最近は専用の洗剤もありますのでそちらを使ってみてくださいね。

引用:ジョンソン公式サイト

なおみ
決められた時間を置いたらあとは洗い流すだけ。実はカビ取りって結構簡単なんです!

予防、増やさない方法

今いるカビを退治したら、その後はカビを新しく根付かせないようにしましょう!

せっかく綺麗になったお風呂場を、少しでも長く綺麗なままの状態に保ちたいですよね。頑張って掃除をしたあなたにここで朗報です!綺麗した後は予防もより効果的なんで

すぐに実行できちゃう!簡単で効果的な予防方法をご紹介します!

入浴後にはお湯をかけよう

カビの最適温度は25~28℃ですが、カビの生育可能温度領域は実は0~40℃なんです。つまり、41℃以上のお湯をかけることでカビは生きていることができません。

そこでオススメなのがお風呂上りに50℃以上のお湯を5秒ずつかけることです。カビは酸素を取り入れるため壁から1mm程度に場所に生息しています。50℃以上のお湯を5秒かけ続けることで1mm部分まで41℃以上にすることができ、まだ完全に根付いていないカビならほとんどが死滅してしまいます。

これは一週間に一回でOKです。50℃がわからない場合は一番高い温度にしてシャワーすれば大丈夫です。火傷しないよう気をつけてくださいね!

乾燥させよう

湿度はカビの繁殖には欠かせない条件です。逆に乾燥していればカビにとっては生き辛い環境になるということです。

湿度を下げるためにお湯をかけたあとはタオルなどでできるだけ水分を拭きとってください。そして空気を淀ませず換気を行うこと、浴室乾燥があればそちらが効果的です。

防カビ剤で追い討ち!

日頃から行う予防にプラスして防カビ剤を使えば、さらにカビに追い討ちをかけることができます。その種類は大きく分けて2つあり、どちらも手軽に使うことができます。

バイオの力で防カビ

引用:コジット公式サイト

バイオの力で酵素によってカビの繁殖を防ぐ方法です。使い方は簡単で、パッケージを破いて浴室に貼るだけ。効果は6ヶ月とコスパもバッチリですね。

煙の力で防カビ

引用:ライオン公式サイト

銀イオンの煙によって除菌する方法です。某虫退治用のくん煙のように水を入れると煙が出てきますが、この煙は銀イオンのため塩素系の洗剤などとは違い人体への影響はありませんので安心して使えます。

なおみ
両方使ってみましたが、どちらも確かにカビを抑えられてる気がします。特に煙を炊くほうはヌメリの発生まで減ったように感じました!

 

まとめ

喘息やアレルギー反応の危険がある
●カビ取りの洗剤は扱いやすく、低コストの泡状洗剤が一番オススメ
●液ダレ防止には洗剤の後にキッチンペーパー&ラップ
●洗剤を使う時はゴム手袋や使い捨てマスクなどの保護具を着ける
●洗剤の効果をより発揮させるためには、浴室を必ず乾燥させておく
●防カビ対策はお風呂上りに50℃以上のお湯を5秒ずつかける
●タオルなどでできるだけ水分を拭いて換気を行う

まずは今いるカビを除去して、その後は根付かせないようにすることが大切です!綺麗になったお風呂に入って、心も体も癒しましょう。

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2019年10月12日

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