子供が楽しみにしている遠足。
でも、絶対に必要なのがお弁当です。遠足のお弁当って、気合いを入れて作らなくちゃいけない気がして時間をかけてしまいませんか?子供が遠足でも、大人はいつも通り会社です。あまり時間はかけられないし、特別なメニューにもしてあげられませんよね。
今回は簡単に作れる遠足向けのお弁当のアイディアをご紹介します。ちょっとしたキャラ弁のコツもまとめました!
目次
遠足向けのお弁当の条件は?
遠足は一日中屋外にいること、お弁当を持ったまま移動することを考慮しなければいけません。夏場は特に最新の注意が必要です。以下のことに気を配りましょう。
- 傷みにくい食材であること
- 食べやすいものであること
- 食べきれる量であること
- 動かない配置にすること
傷みにくいもの
一日中屋外にいるので、食材の傷みや食中毒が気になりますよね。せっかくの楽しい遠足が台無しにならないように、しっかり対策しましょう!
入れないほうが良い食材
言わずもがなですが、水分はばい菌が繁殖する必要条件なので、水分の多いおかずは遠足のお弁当には向きません。
また、見落としがちなのが水洗い後の水分です。トマトや野菜を入れたいときは、水洗いした後にしっかり水を拭き取りましょう。
芋類、根菜類はぱさぱさしていて水分があまりないので、腐りにくいイメージですが、ばい菌はでんぷんが大好きです。
芋煮などはとっても危険なのです。
色合いとしてレタスやキュウリを入れたくなりますが、水分が多く傷みやすいです。また、果物も同様なので暑い時期の遠足では避けたほうがいいです。
しかし、ミニトマトは例外で、ヘタをとれば入れても大丈夫です。
料理せずにそのまま入れられる練り物ですが、実は食中毒の原因になりやすい食材なんです。
お弁当に入れるときは、必ず火を通してからいれてください。
乳製品が傷みやすいことは有名ですが、見落としがちなのがマヨネーズ。
調味料として便利なので、ついつい使いがちです。ポテトサラダやタルタルソースは要注意です。
味付きのご飯は、白米よりも傷みやすいんです。また、たまごも火を通しても腐りやすいので、親子丼なども危険です。ご飯の味付けはお弁当用のふりかけを利用するとよいです。
お弁当の消毒
食中毒に気をつけたメニューにしても、お弁当箱にばい菌がついていたり、傷みやすい環境になっていたら元も子もありません。ですから、お弁当を作る前に以下のことを徹底しましょう。
- きちんと手を洗う
- お弁当箱をしっかり洗う(パッキンは外して洗う、よごれを残さない等)
- お弁当箱をしっかり乾かす
- 除菌シート(お弁当の上に敷く透明なフィルム)や保冷剤をつける
- おしぼりやウエットティッシュをつける
また、お弁当箱をお酢を染み込ませたふきんで拭くのもおすすめです!お酢の匂いは飛んでしまうので、匂いは残らずお酢の抗菌効果だけ得られます。
食べやすいもの
遠足なら、レジャーシートを敷いて座って食べることが多いと思います。テーブルがないところでお弁当を食べるので、子供の両手は塞がってしまいますから、なるべく食べやすいお弁当にすることを心がけましょう。
- ご飯→おにぎりに
- サンドイッチ→ひとつひとつラップに包む
- おかず→一口サイズのものやピックをさす
食べきれる量
お弁当を多く作りすぎてしまった場合、残りを持ち帰らなくてはなりません。子供の荷物は出来るだけ軽くしてあげたいのが親心ですよね。
ですから、張り切って作ったからって、あれもこれも詰め込むのはNG!
子供が食べきれる量を作りましょう。
動かない配置
なるべくおかずをびっちり詰めて、中身が動かなように作りましょう。
おかずが足りなくて微妙な隙間があるときはミニトマトをひとつ入れるだけで、がっちり隙間が埋まりますし、彩もよくなります。
お弁当箱はどんなものがいいのだろう
いつものお弁当箱は、子供の食べる量にあった大きさのものを買うのが基本です。それにプラスして、好きなキャラクターだったり、便利な形や機能(パッキンがついている等)がついていたりするものを選びます。
遠足にいつものお弁当箱を使うのはもちろんいいのですが、プラスチックの使い捨て容器に入れるのがおすすめです!百均に売っているので手に入れやすいですし、洗い物も出ないのでいいですよ。
また、サンドイッチなら、ひとつひとつラップに包んで、袋にまとめて入れると(箱にすら入れません‥)全部ゴミにできて、コンパクトになります。
おすすめの簡単お弁当って?
遠足向きのお弁当で、私がおすすめなものを紹介します!
- 唐揚げ
- エビフライ
- ナゲット
- ポテトフライ
- ミートボール
- ウインナー
- 卵焼き
- ハンバーグ
- アスパラのベーコン焼
- ミニトマト
お気づきでしょうか。遠足向きのおかずって市販の冷凍食品や冷蔵食品が多いんです!
野菜炒め等のバラバラしたものは、こぼしやすいので遠足にはあまり向きません。ですから、おかずは最低限の調理(卵を焼く、温める等)ですむので、もしかしたら普段のお弁当のほうが時間かかるかも?!
しかもこのラインナップはお子様が大好きなものばかりなの!
そのかわりと言ってはなんですが、主食には少し手間をかけます。
- 一口サイズの手毬おにぎり
- おいなりさん
- ひとつひとつラップに包む
- おにぎらず
- サンドイッチ
- ロールサンド
- ロールパン
子供の手が綺麗とは限らないので、なるべくお弁当の中身に触れずに済むような工夫をします。
それには、ラップが大活躍します。ひとつずつ包むことで、衛生的で食べやすいお弁当になります!
次に、年齢別のおすすめや詰め方の例を紹介します。
幼稚園年少
年少さんは、まだまだたくさん食べることはできません。ですから、一段のお弁当箱におかず、ご飯を入れてしまいます。
ご飯はボールにすると、ご飯をそのまま詰めるよりも少ない量で場所を埋めることができます。また、お箸よりもスプーンを使ったほうが食べやすいので、スプーンをつけてあげるといいと思います。
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ピックをさすだけでも、華やかさが全然違うんですよね。忙しい朝では、キャラ弁は難しいですが、ふたつくらいピックをつけてあげると、子供受けがよくなること間違いなし!キャラクターのピックもあるので、子供の好きなものを見つけられたらとても喜んでくれるのでいいですよね。
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好き嫌いが多く、食べるものが少ない子も居ると思います。まだまだ食に対する意識が低いので子供が好きなエビフライやアンパンマンポテトなどが大いに役立ってくれます。
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幼稚園年中
一年では食べる量はあまり変わらない子もいると思うので、子供と相談しながらですが、すこし量を増やしてあげると良いと思います。できることが増えて運動量も多くなっていることでしょう。
親子遠足なら、二人分を一つのお弁当に入れてしまうと楽チンです。(幼稚園の決まりがある場合はそれに従いましょう‥。)
ロールパンはサンドイッチにしてもいいし、そのままでも主食になって便利です。
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小さいお弁当箱におかずのみ詰めて、おにぎりで量を調節するとちょうど良い量のお弁当にできますよ。少量のご飯をラップに包んで巾着のように丸めるおにぎりボールもおすすめです。
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全て捨てられる容器で作ると、帰りの荷物は減りますが、どうしても耐久性は劣るのでビニールで包んだり、汁のでないもので作りましょう。
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幼稚園年長
年長になれば、食べられる量も増えますし、食べられるものも少しずつ増えてきます。
使えるおかずが増えているかも?
中間反抗期でちょっと大人に近づきたいお年頃ですね。食への興味も湧いてくる頃です。何なら喜んで食べてくれるか研究しながらバランスの良いお弁当を作りましょう。
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きっと野菜は嫌いな子が多いと思いますが、お弁当ならテンションが上がって食べてくれる子もいます。
だましだまし色々なものを食べてもらいましょう。
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ご飯とおかずの間に仕切りを入れることで、お弁当の中身は踊りにくくなります。
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小学校低学年
幼稚園の間はおそらく、同じ大きさのお弁当箱で充分な量のお弁当が作れると思いますが、小学生になったらそうはいきません。少し大きくなったお弁当箱に満足できるものを作ってあげましょう。
おかずのボリュームをすこしあげます。暑い時期のデザートはゼリーがいいですよ。フルーツが腐るかもなんて心配しなくていいですし、凍らせておけば保冷剤がわりになります。
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そろそろ大きいおにぎりじゃないと物足りないかもしれません。
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市販のサンドイッチ用のパンで作ったものも食べられるようになっていると、レパートリーが増えますね。くどいようですが、保冷剤となまものには注意です!
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小学校高学年
小学校も高学年になると、大人と同じくらい食べるなんて子もでてくるほど成長します。二段弁当にめいいっぱい詰める事になるかもしれませんね。
結構なボリュームになるおにぎらず。楽チンで有名になったおにぎらずは主婦の味方です。うまく取り入れると楽で時短になります。
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連続おにぎらずですが、こちらは具の量を多くしておにぎらずだけで完結するお弁当です。本当になんでも具にできてしまうので悩んだらこれ、なんて逃げてしまうくらいには楽チンです!
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のりを食べる直前にまくことができる商品もあります。うちの子はこれにしてあげたら、コンビニのおにぎりみたいと喜んでいました。
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簡単なキャラ弁に挑戦したい!
忙しい朝にがっつりキャラ弁を作るのは大変ですよね。でも、「誰々くんの弁当がうらやましい」なんて言われたら、作ってあげたいって思っちゃいますよね。
ということで、ひと工夫でキャラ弁風に作ることが可能な方法を紹介します。
キャラ弁に必須なものはお顔!具体的なキャラクターを作るのはやはり時間がかかってしまいます。でも、お顔をつけるくらいなら簡単にできる方法があります。
用意するものは、百均に売られている海苔パンチと海苔だけで、海苔をパチンと切り取るだけでお顔ができちゃいます。
色々な表情があるのでいくつか買うと、いいと思います。
ウインナーで耳に見立てれば、うさぎさんやワンちゃんになります。
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もじゃもじゃ頭の男の子。ご飯だけではなく、タコさんウインナーやトマト、ゆで卵にお顔をつけるのもかわいいです!
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男の子に人気な新幹線も海苔を三角、四角、線に切るだけでできます!ポイントはご飯の形を新幹線にすることです。
新幹線を詰めてから、余白におかずを詰めます。
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キャラクターのピックをさすだけでも、じゅうぶん可愛いし、キャラ弁って呼んじゃダメかしら?
もうすこし余裕があるなら、ハートや星型に切り抜いたにんじんを入れると彩がアップして、グッと華やかになりますよ!
注意点は、ベタベタと具材を触りすぎないこと!手の熱で傷みやすくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?少し身構えてしまう遠足のお弁当も、絶対に気をつけなければいけないことがわかれば、怖いものはありません!
- 遠足向けのお弁当は傷みにくいもの、食べやすいもの、食べ切れる量、動かないものにする
- 手をかけるべきは、おかずではなく主食
- 年齢に合わせたお弁当にする
- キャラクターは無理でも、海苔パンチでお顔だけならキャラ弁も簡単!
遠足向きのお弁当=手でも食べられるものと言っても過言ではありません。
子供の頃、遠足のお弁当が楽しみで仕方なかったことってありますよね。今度は親になった私たちが、安全で楽しいお弁当を作ってあげたいですね。
明日の遠足、いつもより早く登校するみたいだよ
なんですって!そういうことはちゃんと教えてっていってるのに、まったくもう!
まあまあ、前日にわかったから許してあげて。ワザとじゃないって
そうね。私も明日に備えて早めに寝るね
遠足ってだいたいお菓子も持っていくので、実はいつもよりも気持ち少なくしているんですけど、足りないって言われたことはありません!