日ごろの家事をしているとなかなか掃除に時間を回せなくなってしまいます。
そんな時に、子供が掃除をしてくれたらうれしいですよね。しかし、子供にお手伝いをしてもらうためにはただお願いするだけではいけません。子供に掃除をお手伝いしてもらいたい方のために、今回は
- 子供に手伝いをしてもらうためのコツ
- 年齢別のオススメな掃除の手伝い
について説明します。
また、家事や子育てを夫と協力して行う方法を家事や子育てを「手伝う」から「進んで協力しよう」にする方法説明しているのでよければご覧ください。
手伝いをさせるためのコツ
子供に掃除のお手伝いをしてもらうためには3つコツがあります。この3つのコツを意識することが大切です。
ほめる
子供に掃除を手伝ってもらっても「まだ汚れが残ってる」ということがあるかもしれません。それでもほめてあげましょう!結果を見るのでなく「掃除を手伝った」という事実をほめてあげて下さい。
子供はほめてあげると「ママにほめられてうれしい!」「またお手伝いをしよう!」という気持ちになって、積極的にお手伝いをしてくれるようになります。
子供が積極的にお手伝いをしてくれれば、そのうち少しずつ掃除が上手になっていくので、キレイに掃除をできる子に育つでしょう。
怒らない・叱らない
あまりキレイにできなくても、怒ったり叱ったりするのはよくありません。子供は怒られてしまうと、自主性が失われてしまいます。自主性が失われてしまうと、掃除だけでなくお手伝い全てについてやる気がなくなってしまいます。
しかし、子供がうまくできなくて怒りたくなることもあると思います。その時は、1度落ち着いて怒るのを我慢しましょう。あなたは生まれた時から綺麗に掃除ができましたか?違いますよね。そう考えると怒るのも我慢することも必要ないと思います。
そして、「やってくれるだけありがたい」「成長過程を見て楽しもう」と考えるだけで前向きでプラスの思考に切り替えることができます。
簡単なことをお願いする
子供でもキレイに掃除することができるような簡単なことを手伝ってもらうのが良いです。子供自身でキレイにできれば「自分でもできた!」と掃除のお手伝いに良い印象がつくからです。そうなると、また掃除のお手伝いをしたいという気持ちが生まれます。
具体的には、「テーブルに除菌スプレーをする」「ゴミをまとめて捨てる場所に持っていく」「ちりとりをおさえる」といったことがあります。簡単なことをドンドン手伝ってもらいましょう。
年齢別オススメな掃除のお手伝い
手伝ってもらえることは子供の年齢によって違います。ここに書いてあることを参考にして、適切なものをお願いしましょう。
3~4歳
3~4歳の子供には「簡単な拭き掃除」「おもちゃのかたづけ」などを手伝ってもらいましょう。
「テーブルに除菌スプレーをかけて拭いてもらう」といった「ちょっとした掃除」くらいのことを手伝ってもらうと良いです。
おもちゃのかたづけも簡単にできるのでオススメです。また、3~4歳くらいの頃に片付けの癖をつけておけば、その後もきちんと後片付けをする子に育ちます。
5~6歳
5~6歳の子供には「簡単な掃き掃除」「ゴミ捨て」などを手伝ってもらいましょう。
子供の足腰も強くなってくるので、立っている時間が長い掃除や力を使う掃除をお願いできるようになります。
また、5~6歳はまわりのやっていることを真似したくなる時期です。子供にゴミ捨てをやっている姿を見せれば、自分から手伝ってくれるようになります。
7~8歳
7~8歳の子供には「掃除機かけ」「お風呂掃除」などを手伝ってもらいましょう。
細かいことでもできるようになるので、ゆっくり説明しながら手伝ってもらうのが理想的です。掃除機などの掃除用の道具をしっかりと使えるように教えてあげます。
お風呂掃除は滑って転ぶと危ないので、最初のうちは一緒にやって安全にできるようになったら完全にまかせるようにしましょう。洗剤を使う場合は、肌が荒れないように注意してください。
まとめ
- お手伝いのやる気を上げるためには叱らずにほめること
- 簡単なことをお願いして子供に成功体験をつくる
- 3~4歳には「テーブル拭き」くらいのカンタンなこと
- 5~6歳には「ゴミ捨て」くらいの少し体力をつかうこと
- 7~8歳には「お風呂掃除」「掃除機かけ」のような少し複雑なこと
幼少期の育児はとても大変です。この時期はいろいろな所に動きまわってしまって、落ち着きがないですよね。しかし、子供を理解してお手伝いをしてもらえるようにすれば、家事の負担がぐっと減ります。
今回のお話があなたの育児に役立ってくれたら幸いです。