普段きちんとトイレ掃除をしていても便器内側の汚れが落ちにくくなっていたり便器や便座、蓋ばかり掃除をしていてトイレの後ろ側やタンクの下の埃までは気付かなかったりしていませんか?
私はこの間、喫茶店のトイレでトイレの後ろ側に埃が溜まっているのを見て、少し残念な気分になりました。
そこで今回は、普段見落としてしまいがちなトイレの後ろ側やタンク内部、便器の内側の掃除方法をご紹介します。
目次
トイレ掃除で見落としがちな場所
便器の後ろ側の汚れ
トイレの掃除をするとき、便器の中の汚れに気を取られて便器の後ろやタンクの下やウォシュレットの電源ケーブルについた汚れを見落としていませんか?ここには埃や髪の毛などが溜まりやすいんです。大体半月から1カ月程すると汚れが目立ってきます。
衣服を脱ぎ着したときに落ちる埃や髪の毛が、換気扇とドアからの空気の流れで後ろの方に溜まっていって気付いたら床やケーブルに埃がついていたりするんです。
それからタンクの上に手洗い場がついている場合、床へ水滴が跳ねたり水垢も付きやすく結露していることもあるのでこまめに拭くことが必要です。
便器の外側から接地面の隙間
便器の外側は、男性が立って用を足す家庭では尿ハネをしていて汚れている場合が多く、また女性も便座と便器の隙間から尿が飛散していることもあり、便器の中央部分も汚れていることが多くこまめな拭き掃除が必要になります。
また便器と床の接地面の隙間も意外と見落としやすい場所です。ここにも衣服やトイレマットからの埃、固まってしまった尿石などがついてしまっていますのでヘラやブラシでこすり落とす必要があります。
タンクの内側
タンクの外側は結露などしていることが多いと先程お話ししましたが、内側は掃除してますか?手洗い場がついている場合手洗い管があって取り外しづらくついつい放置してしまいますよね。
常に水が溜まっているタンクは、水垢やカビ汚れなどが多く掃除せずに放置してしまうとカビが繁殖してしまいます。便器内を掃除していても汚れがなかなか落ちないときはタンク内の汚れを確認してみるといいですね。
便器内側のフチ裏の汚れ
ブラシなどが届きにくいフチ裏は汚れが見えないだけに気付かないうちに尿石やカビ汚れが付いています。最近は尿の飛散を気にして座って用を足す男性も増えており、この部分の尿汚れも多くなっています。
一度こびりついてしまうとなかなか落ちにくいフチ裏は普段から意識して掃除をするといいでしょう。
見落としがちな場所はどのように掃除するか?
便器の後ろ側やタンク外側
便器の後ろ側はほうきや掃除機やフローリングワイパーなどを使って埃を落とします。
ウォシュレットの電源コードなどに溜まっている埃をほうきで落としてから掃除機やフローリングワイパーを使って掃除をする方法もいいのですが、掃除機のホースはこの狭いスペースには入りにくく掃除しずらいですよね。
フローリングワイパーも通常の大きさのものだと大きくて拭きにくいです。そこで見つけたのがこの小さいサイズのワイパー。
引用:モノタロウ
通常のフローリングシートを二つ折りにして使うほどの大きさ(約6×18cm)で、便器の後ろ側の隙間にも届きやすいです。これにフローリングシートやウエットシートを付けて掃除します。
ヘッド部分も通常の大きさのものと同じように自在に動くので掃除しやすいです。柄の部分も伸縮性になっていてコンパクトに収納しやすいですよ。
タンクはクエン酸水か酢水スプレーを作って雑巾にスプレーして濡らし上から順番に拭きます。こちらは日ごろから掃除するように心がけると汚れも付きにくいですね。
後ろ側の床も2~3日に一回は掃除するようにしましょう。
便器外側から設置部分
クエン酸水か酢水スプレーできれいに拭き、床との設置面はブラシか古いタオルを巻き付けこすり落とします。トイレの留め具もキレイに拭き、ついでに床もクエン酸スプレーなどで拭き掃除をします。
床は男性の尿ハネなどが多くついているのでこまめに掃除するといいですね。
タンクの内側の汚れ
タンク内を掃除する場合は水があふれないようにまず止水栓を回して止める事を忘れないようにしましょう。
- 止水栓を止めて水を抜き蓋を外す
- オキシクリーン溶液(オキシクリーンを50度~60度のお湯で溶かしたもの)をタンクに入れパイプや中の汚れをスポンジなどで落とし水を流す
- 蓋もオキシクリーン溶液で濡らしたペーパーや雑巾で裏も表も拭いて水垢を落とす
- 最後に蓋をする
ブラシでは落とせない固まった水垢やカビ汚れは、耐水性のサンドペーパーを使用し少し水を付けながら優しくこすり洗いをする方法もあります。
1カ月に1回のペースでこの手順を取り入れると水垢やカビも防ぐことが出来ます。
便器内側のフチ裏汚れ
ダイソーで見つけた『フチ裏キレイ!』は研磨剤がついていてしつこい汚れをこすり落とせるようになっています。1回きりの使い捨てなのも衛生的です。
これにクエン酸水を付けてこすり落としてみました。ぽろぽろと中から黒いものが落ちてくるのが見えたのでごしごし落としたい場合は良いですね。
こすり洗いなんて手間のかかることをしたくない場合は、クエン酸パックやオキシパックをする方法もあります。クエン酸パックについてはトイレのこびりつきをナチュラル洗剤で安全に簡単に掃除する方法でも紹介しています。今回はオキシパックを紹介します。
- 約50度のお湯2リットルに付属のスプーンで1杯のオキシクリーンを入れる
- 1のお湯を少し残して便器に流し込み残りのオキシ溶液はトイレットペーパーに浸す
- 2のトイレットペーパーをフチ裏に詰め込みパックをする
- 数時間後水を流して終了
このようにトイレットペーパーを隙間に詰めていきます。
これだと手を使わずフチ裏の汚れを落とすことが出来ますし、クエン酸より効果大!こびりついたフチ裏汚れはオキシパックの方がお勧めです。
フチ裏の掃除については便器裏が臭いの原因⁉見えにくい便器のフチ裏掃除法!でも紹介しています。こちらも参考にしてみて下さい。
予防法
そもそも汚さなければ掃除は楽ですよね。汚れをつけない予防法を考えてみましょう。
スケジューリングする
やっぱりひどくこびりつく前に何とかしたいし予防もしておきたいですよね。予防するには毎日のこまめな掃除も大事ですが、タンクの内側や便器のフチ裏など細部までの掃除は毎日する必要もないので忘れがちになってしまいます。
あらかじめ手帳やカレンダーなどに日取りを決めて計画的に掃除をすると忘れずに掃除できます。タンクの内側は1カ月に1回程度でいいので【毎月15日に掃除】とか便器内側の細部までの掃除は【毎週金曜日】などと計画して掃除するといいでしょう。
重曹を使う
もう一つの予防法として、お休み前やお出かけ前に重曹200gをタンクに入れ翌朝や帰宅時に流すとタンク内の汚れを予防でき、便器内側の掃除も2~3日に1回程度の掃除で良くなります。
この方法を使えばタンク内側の掃除も楽になるでしょう。タンク内側の掃除は蓋を外すという工程がありますし何かと大変ですので掃除回数を少しでも減らしたいものですね。
困った時の掃除用品
予防していてもどうしても付いてしまう頑固な汚れを落とすときに役立つ便利グッズを紹介します。
引用:Amazon
こちらは硬めのスポンジで便器内側のこびり付いた黒ずみや水垢をこすり落とすもので、安心成分のつぶつぶソフトセラミックス粒子配合でマスクや換気の必要もなく掃除出来る物になります。スティッククレンザー付きでフチ汚れも掃除できます。
引用:ココデカウ
こちらは便器内側に吹き付けてコーティングし、撥水して汚れを付きにくくする物です。
引用:Amazon
これは便座と便器の隙間からの尿もれを防いでくれる物です。つまみがついていて汚れても取り外しやすく、吸収率も抜群です!
まとめ
- 便器の裏側や便器内側のフチ裏、タンク内側などには埃や尿石などの汚れやカビがこびりついている
- 便器の後ろ側はフローリングワイパーなどで掃除する
- タンク内側の汚れも定期的にオキシクリーンや中性洗剤で掃除する
- こびりついてしまった便器内側の汚れはオキシパックなどで落とす
- 忘れがちな場所の掃除はしっかりとスケジューリングし計画的に掃除し予防策も考える
普段掃除するときに手を付けられないところもたくさんあると思います。そんな場所は、知らないうちにひどく汚れが溜まっていたりカビが生えていたりと、見るのも恐ろしくなっていることもあります。掃除をしなくてもこまめに確認するといいかもしれませんね。
そして汚れがひどくなる前に計画的に掃除することを心がけましょう。