最近はアレルギーや化学物質過敏症と言って洗剤や柔軟剤、芳香剤や殺虫剤などの匂いやその成分を吸う事で頭痛や吐き気、皮膚病を発症する人も増えてきてお掃除に困っている人っていますよね。こういうアレルギーのある人は無香の物でも薬剤の臭いを感じて辛い思いをしているんです。
それに今何も感じない人でもや肝臓障害や貧血を起こす事が分かっています。
あと環境保全への高まりからナチュラルな掃除に切り替える人が増えてきています。でも、ナチュラルなものって尿石などのこびりつきって簡単に落ちるの?って思いますよね。放置したらますます落ちにくくなるし不衛生。そのうち業者さん呼ばなきゃならなくなってコストもかかります。
でも意外と落ちちゃうんです簡単に。スプレーしてちょっと置いてサッと拭くだけ。本当に簡単です。合成洗剤を使うよりキレイに落ちてる感じです。誰が使っても安心安全掃除の後も気持ちがいいしお勧めです。
汚れを防止する方法やトイレを気持ちよく掃除し、気持ちよく過ごせるアイテムやバイオの力で除菌予防するグッズもあるのでご紹介します。
目次
合成洗剤ってなんで健康や環境への害があるの?
合成洗剤の主成分は合成界面活性剤です。そして合成界面活性剤は石油から出来てるんです。最近では天然油脂を原料にしているものもありますがそれらも化学合成を繰り返して最終的に合成洗剤へとなっているわけです。
界面活性剤は油脂から出来ているのでカビや雑菌のエサになり栄養になり増殖し次の汚れを誘発する。すすいでもすすいでも後に残りやすく家中に残っていたら壁や床の劣化の原因になります。
おまけに皮脂も奪われ被膜を破り血管を通って肝臓に入り肝臓で解毒できず溜まっていって肝臓障害を引き起こしてしまいます。特に『少量でも効果抜群!』とうたった合成洗剤は一見経済的に見えて汚れも簡単に落ちますが、洗剤の成分を除去するのは時間がかかります。
つまりそういう所で用を足して息も吸うわけですから健康への害が懸念されるわけです。しかもカビや雑菌が増殖しやすくますます掃除が大変になってきます。
そして石油系の洗剤を流すと排水は汚れ、汚れた排水を川や海に流してしまってるんです。石油系の物はなかなか自然には分解されにくく温暖化や生態系への影響を引き起こしてしまっています。
環境への害があるものは私たちの体にも害になるんです。
環境にやさしい掃除って?無臭で子供が使っても安全な物って?
そもそも環境にやさしい物ってどんなの?と思う人もいるかもしれませんが、普段の料理にも使えるような重曹やクエン酸などがその代表です。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は重曹よりpH(水素イオン濃度)が高めのアルカリ性もナチュラル洗剤の一つです。お湯に溶かすとシュワシュワ音を立てて酸素を発生させる特徴があります。
塩素系漂白剤での漂白は塩素臭を発生させ、吸い込むと健康への影響が懸念されます。酸素系にはその心配がありません。
安全な洗剤というのは子供がシャボン玉を作って遊べるような洗剤です。昔はそういう洗剤でシャボン玉を作れたんですが、合成洗剤では怖くてそんなことさせられません。
このような洗剤が環境に負荷をかけずに自然に還りやすく人や動物にやさしい洗剤です。また、洗剤を使わずに掃除出来る所には無駄に洗剤を使うことも控えたいですよね。
ナチュラル洗剤でトイレのこびりつきを落とす方法
ではそんなナチュラル洗剤でトイレのこびりつきを掃除する方法を紹介しましょう。
汚れの種類は酸性かアルカリ性のものが多く洗剤も酸性かアルカリ性を使えば落ちるんですね。酸性の汚れはアルカリ性、アルカリ性の汚れは酸性で中和して落とします。汚れの特性が分かれば使う洗剤も分かってきますよね。トイレの汚れは大体が酸性なので使う洗剤はアルカリ性になります。
尿石の落とし方
まずクエン酸スプレーを作ります。水200mlにクエン酸小さじ1/2くらいで作ります。クエン酸はあまり多いとベト付いてしまうので量に気を付けてください。
- 尿石のついた場所にクエン酸スプレーをしていきその上にトイレットペーパーを二つ折りにして貼り付けてく
- その上からさらにスプレーし5~10分程待つ。その間に他の箇所を掃除したりして待つ
- トイレットペーパーを剥がしたらスポンジか綿の布切れを使ってこすり洗いをしペーパーは流す
昨今プラスチックの問題は大きく取り上げられているし使用は避けたいところ。布切れでもきれいに落ちましたよ。
『さぼったリング』の落とし方
ここでもまたパックです『過炭酸ナトリウムパック』をします。これは夜寝る前やお出かけ前などにやっておいて朝や帰宅時に流すという方法です。
- 洗浄効果を高めるため便器に40~50度のお湯を入れ便器内の温度を上げます
- 過炭酸ナトリウムを大さじ1振り入れる
- その上に輪ジミを覆うようにトイレットペーパーを被せてパック
- しばらく時間を置いて流す。それでも落ちなかったらブラシでこすり落としてみる
この方法でやっていくとこびりつきがこすらず落とせるんですね
次はさぼったリングなんて出来ないような予防法を紹介していきます。
空気もキレイでさわやかさ続く防止法
見た目にも気持ち良いものではない『さぼったリング』なんて付けたくないですよね。これには毎日のちょっとした心がけが必要なんです。
アルコール水かビネガー水を作る
ビネガー水は穀物酢か果実酢、ホワイトビネガーなどで水を2~3倍入れ薄めて作る。これを便器内やふちなど便器全体にスプレーし布切れで拭く。という掃除を毎日する。3分くらいで終わりますこれだけしておけば良いです。
これをお出かけ前やスマホのチェックをしている時間があればできますよね。え? 毎日? と思う人もいるかもしれませんが後の事を考えれば掃除も楽になるんです。
ビネガー水でお酢の匂いが気になる場合は天然の精油を1~5滴加えると良いですよ。精油の香りで気持ちが良くなりますね。
アロマキャンドルをトイレに置く
用を足すときに便の臭いが気になる場合はトイレにアロマキャンドルを点けて用を足すと臭いも軽減されて気分も落ち着いて用を足せる。次の人が入ってきても臭いを気にすることもなく好評です。
バイオの力で予防消臭
バイオ酵素で掃除、予防・消臭してくれる商品をホームセンターで見つけたので紹介します。
バイオエース液状
引用:価格.com
こちらは、バイオつまり微生物の力を使って排水パイプ・浄化槽の悪臭や汚れを分解してくれる物です。これをお休み前やお出かけ前に便器に投入するだけ。一週間に一回やればよくて継続使用で2週間~1カ月間で汚れも臭いもなくなるという物です。
尿石などの汚れにも直接振りかけて使えてしつこい汚れにはこういう物を使ってもいいですよね。ホームセンターだと¥500~¥600くらいで売っています。5包入りでそれくらいなので安くはないですが先々のことを考えたら安いくらいです。
きえ~るスプレー
引用:価格.com
こちらもホームセンターで見つけた物です。先程と同じバイオ酵素のスプレーで、トイレだけではなくベッドや服などにスプレーし汗の臭いなども消臭できます。
これもトイレマットやフタカバー以外にも便器内にスプレーして消臭抗菌してくれるものです。香水などの香りはそのままでアンモニア臭などタバコの臭いや生ごみの消臭に役立ちます。あと車内の消臭にも役立ちオールマイティーに使えて便利です。
ホームセンターで買うと280mlで¥1000弱くらいです。こちらも安くはないです。毎回これで掃除するとコスパが悪くなってきますが、先ほど紹介した掃除法と併用するといいでしょう。
今、微生物の研究もさかんに行われていますのでこういった商品にアンテナを張って探してみるのも面白いですよ。
まとめ
- 合成洗剤は石油から出来ていて肌荒れや肝臓障害を引き起こし人や環境への負荷が大きい
- 環境にやさしい掃除とは口に入れても大丈夫な石鹸が人や動物にやさしい
- 尿石はクエン酸パック、輪ジミは過炭酸ナトリウムパックで落とす
- 予防法はスプレーして拭くだけ3分もあれば出来る
- バイオ酵素のアイテムで微生物の力を借りて便器の掃除をしてもらう
化学物質に敏感な人だけでなく何も感じない、体に現れない人でも合成洗剤の健康への負荷が懸念される事や環境への負荷が大きいことをお話しました。
その上で化学物質過敏症やアレルギーを持っている人、お子さんのいる家庭でも安心して使える口に入っても大丈夫な物を使って、トイレのこびりつきをこらず簡単に落とすことができる方法もあります。
微生物の力を使って微生物に掃除してもらう。入れたら放置しておけばやってくれますからあとは流すだけ。スプレーすればアンモニア臭なども消してくれるアイテムも使えば掃除はうんと楽になりますね。
掃除のついでにアロマキャンドルや天然精油を使えば香りも良いしトイレが居心地のいい空間に変わります。トイレで考え事なんてしてしまうかもしれません。
そしてやっぱり汚さないのが一番!1日に3分のトイレ掃除の時間を作ってあげる心がけが必要です。後々大変になる事を想像すればたった3分の時間を作る事はできますよね。
これで誰もが安全に掃除ができ、誰もが気持ち良く過ごすことができるトイレ空間が出来るんです。しかも簡単に落ちるんですから面倒なことはないです。
いつどんなお客さんが来ても安心して迎えられますので是非実践してみてください。