キッチンの汚れって毎日少しずつ溜まっていきますよね。特に頭上にあり見る機会が少ない換気扇は後回しにしてしまいがちです。まだ大丈夫と掃除をせずにそのまま放置していると気付いた時には触りたくもないほどの汚れが…!なんてことも。
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換気扇の汚れによるデメリット
換気扇にギトギトした茶色い汚れが付いていると見た目が悪く、なんだか料理をする気も失せてしまいすよね。しかもその汚れって、見た目だけじゃなくて実際に様々なデメリットがあるんです!
電気代が高くなる!?
換気扇のファンに汚れが付くと、ファン自体の動きが鈍くなり吸い込みが悪くなります。またフィルターに汚れが溜まることによっても吸い込みが悪くなり臭いがなかなか換気されません。換気扇を長時間回さなければならなくなり、結果的に本来掛からなくてもいいはずの電気代が上乗せされてしまうのです。これが何週間、何ヶ月と続けばそれなりの電気代になってしまいますしファンへの負荷は故障にも繋がります。
火事の危険!?
汚れが溜まっていくとその汚れはどんどん酸化していきます。酸化することで汚れが燃えやすくなりすぐそばでガスコンロを使用するとどうなるか想像するのは簡単ですよね。吸い込みが悪く換気されないことも合わせると、さらに引火の危険性は高くなります。
隠し味は汚れ!?
溜まった汚れはこびりついているだけでなく落ちてくる時もあります。汚れた換気扇の下で調理することで、料理の中に汚れが入ってしまう可能性が高くなるのです。見えやすい大きな汚れもあれば、微量だったり細かい汚れだったりすると気付かないうちふりかけられて…隠し味が愛情ならぬ汚れだなんて絶対に嫌ですよね!
換気扇の汚れとは?
換気扇に付着しているギトギトとした汚れは主に油による汚れです。料理に使用される油や食材そのものに含まれている油が、加熱されることによって蒸気となり換気扇へと吸い込まれていきます。
そのまま外気へと排出されれば問題ないのですが空気と違って、蒸気となった油は通り道である換気扇のフィルターやカバー、ファンなどにこびりついてしまうのです。
こびりついた油にホコリなど空気中のゴミが付着し、また調理をすることでその上から油がこびりついて油にホコリが付着していくことで汚れが何層にも重なりギトギトの油汚れの塊ができあがるというわけです。
★層が厚ければ厚いほど汚れを落とすことが大変になりますし、汚れはカビのご馳走にもなるため、油の腐敗臭やカビ臭などによって異臭の原因にもなってしまいます。
カバー?フィルター?どっち?
換気扇のカバー、フィルターと言われてもどれがどれなのかわからない!という人も多いと思います。
一般的な名称として、プロペラのファンがあり直接カバーされているものや、もしくはその周りにフードが設置されておりフードに取り付けるタイプのカバーがあります。金属製だったりメッシュ状だったりしますが、画像のようにカバーにフィルターが付いて一体型になっているものが多いようです。
換気扇を洗うのは重曹がおすすめ!
換気扇にはファン・カバー・フィルターなどさまざまな部品があり、それぞれ素材も違います。専用洗剤の中でもファンには使えるけどフィルターには使えないこともあったり…。
そこで私がオススメするのが重曹です。お安く手に入る上にファン・カバー・フィルター、すべてに使えるのが重曹なんです。
重曹ってなに?
掃除と言えば重曹!とよくテレビでも耳にするかと思いますが、そもそも重曹って何かご存知ですか?化学的名称では炭酸水素ナトリウムと呼ばれるものです。化学式ではNaHCO3と表記されるように化学的に製造されます。
人への影響は?
炭酸水素ナトリウムなんて聞きなれない上に、化学的に製造されているのに人への影響は大丈夫なの!?と心配された方もいらっしゃるかと思います。でもご安心ください。ベーキングパウダーとしてケーキやお菓子によく入れられるものですし、薬としても使用されているんです。入浴剤にも使用されていますので、食べても肌に触れても人への悪影響はありません。
掃除用として売られている重曹は食べれませんのでご注意ください。
重曹を使った掃除方法
- 粉状の重曹を油汚れにまんべんなくふりかける
- 2~3時間置く
- 雑巾や歯ブラシを使ってできるだけぽろぽろと落とす
- お湯で流す
- よく乾燥させる
上記の方法は時間を置いて油汚れを重曹に染みこませて固形化させて落とすのが第一段階です。そして水に溶けるとアルカリ性になる性質をもつ重曹によって酸性の油汚れを中和させて、なおかつ油が溶けやすいお湯で落とすのが第二段階です。
外付けフィルターで可愛く簡単お手入れ
ギトギト汚れを落としたら外付けフィルターで汚れを予防しましょう。外付けフィルターとは100均やスーパーなどでも売っている換気扇用のフィルターです。ゴムなどで覆うタイプのフィルターや、最近では換気扇の大きさに合わせて自分で切れるものが店頭に多く並んでいます。
安いからとあなどること無かれ!意外にもフィルターを付けるだけでも汚れ方が全然違うんですよ!両面テープで取り付けたり磁石で取り付けたり取り付け方も簡単ですし、可愛い模様やおしゃれな模様のフィルターもたくさんあってキッチンのインテリアの一種としても楽しめるのでとってもオススメです!
引用:amazonサイト
換気扇の種類によっては外付けフィルターの使用が禁止されているものもありますので取り付ける前に確認してください。
掃除頻度は?専門家に頼むのもあり!?
掃除の頻度は3ヶ月に1回がベストです。ギトギトを悪化させないためには外付けフィルターを付けていたとしても最低でも1年に1回はして欲しいところです。
外付けフィルター自体の交換頻度は2週間に1回、少なくとも月に1回は交換しておくといいでしょう。
一年に一回年末の大掃除に頑張るのもいいですし、一年に一回くらいということでハウスクリーニングに頼んでみるのもありです!相場でいうと3万円は掛からない程度ですし、換気扇掃除は多くのハウスクリーニング会社さんが取り扱っている部分でもありますので見積もり比較もできますよ。
まとめ
- 換気扇が汚れていることで負荷がかかり電気代が高くなり、火事の危険もある
- 料理中の油が蒸発し換気扇にこびりついて油汚れとなる
- フードの入り口を覆っているものをカバー、カバーに付いて細かいゴミを取るのがフィルター
- 掃除にはファン・カバー・フィルターすべてに使える重曹がオススメ
- 外付けフィルターは汚れを防止すると同時にインテリアにも使える
- 掃除の頻度は3ヶ月に一回がベスト、最低一年に一回
キッチンは口に入るご飯を作るところですから、いつでも綺麗にしておきたいですよね。重曹掃除と外付けフィルターで綺麗なキッチンを手に入れて気持ちよく料理しましょう!