ちょっとだけ早起きしたさわやかな朝。気分よくカーテンを開けると、そこに見えたのはなんと・・・ウ、ウロコ!?
そんな経験ありませんか?私は思わず二度見してしまうほど驚きました。よく見てみるとぽつぽつと窓ガラス一面にこびりつくウロコのようなものがついているんです。
でもその汚れ、自分だけじゃなくて意外と人にも見られているんです。家に来たママ友、旦那さんの上司、そして外を歩く見知らぬ人などなど・・・。窓が汚れているのも人から見られるのも気になると、カーテンを開けたくなくなってしまいますよね。
でもカーテンを開けないと、窓の汚れってますますひどくなるって知ってますか?しかもカーテンを開けないと環境だけでなく、健康にも良くないんです。
今回はそうなる前にウロコ汚れ撃退方法をご紹介します。ぜひ試してみてくださいね!
目次
汚れなんて見たくない!?カーテンを閉め切ったままでいる恐怖
精神的なデメリット
汚れを見たくないからと、カーテンを閉め切ったままでいると精神的にも様々は弊害が出てきます。暗いから気分が落ち込むということはありますよね。
しかしこれは気分だけの問題でなく、日光を浴びないことで体内時計が乱れてしまうのが原因のひとつとして上げられます。
それらは睡眠不足や食欲不振などを引き起こす恐れがあります。日光を浴びることで体内時計がリセットされ、さらに日光は「幸せホルモン」であるセロトニンも分泌させる効果がありますので健康促進に繋がるというわけです。
環境的なデメリット
カーテンを閉め切っていると精神的な問題だけでなく、さらに環境的な問題も起こります。汚れを見ないということはどれくらい汚れが溜まっているのかわからないということです。つまり、汚れが溜まっても気付けないのです。
窓とカーテンの間の空気が滞ることで、ホコリやカビの温床にもなってしまいます。カーテンの開け日光を取り入れることでカビなどの滅菌効果も期待できます。
ウロコ状のあれってなに?
窓ガラスにあるぽつぽつとウロコのような汚れ。ティッシュを濡らして軽く拭いてみると、一瞬きれいになったように見えますが水が乾けばすぐ元通りにウロコが復活しています。拭いたのに落ちないって、一体これってなに?と思いますよね。
ウロコ状の汚れの正体は、雨水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分なんです。雨が窓にくっつき、水分が蒸発してミネラル成分だけが残って固まった状態があのウロコ状の汚れになります。
ウロコに効く洗剤は?
スーパーやホームセンターにいくと洗剤がずらりと並んでいます。あんなにたくさん並んでいると、どの洗剤を使ったらいいのか頭を悩ませてしまいますよね。
ウロコ vs 重曹
今ではスーパーや100均でもよく見かけるもので簡単に手に入り、水周りなど家の中の色々なところの掃除に使えるので重曹は大変便利です。重曹を水に溶かして作った重曹スプレーは、窓ガラスのホコリや手垢などの油汚れやタバコのヤニ汚れ、また網戸の掃除にも役立ちます。
でも、実は重曹ではウロコ汚れは落ち難いんです!
アルカリ性、中性、酸性、という言葉を聞いたことがあると思います。ウロコの原因であるカルシウムは水に溶けるとアルカリ性となります。そして、重曹もアルカリ性です。同じアルカリ性同士では汚れを落とす効果はあまり期待できないのです。
ウロコ vs 中性洗剤
一般的に売られているガラス窓用の洗剤や台所用の洗剤の多くが中性洗剤と呼ばれるものになります。必ずといっていいほどどこの家庭にでもあるので、すぐに用意できるのが最大のメリット。
重曹と同様に、ホコリ汚れや手垢などの油分の汚れには効果的です。しかし、中性洗剤は名前の通り中性のためアルカリ性のウロコを落とすほどの効果は期待できません。
ウロコ vs クエン酸
ここまできたら、鋭いあなたは気付いてしまったかもしれません。アルカリ性、中性、ときたら最後は酸性です。
家の掃除に便利なものとして、重曹とクエン酸というコンビで聞いたことがあるのではないでしょうか?買ったことも忘れていましたが、うちの洗面台の棚にも一緒に並んでいました。クエン酸は酸と名前がついているだけに酸性のものです。
頑固だったウロコもしょせんはアルカリ性です。クエン酸の力には勝てず、酸によって溶け出します。溶けた汚れを雑巾で拭取れば、すっきりと綺麗に拭取れちゃいます。
用意するもの
・スプレーボトル(私は100均のボトルを使ってます!)
・水 100ml
・クエン酸 小さじ1杯
・雑巾 2枚(水拭き用、乾拭き用それぞれ一枚ずつ)
掃除方法
①スプレーボトルに水とクエン酸を入れてよく混ぜ合わせクエン酸スプレーを作る。
②クエン酸スプレーを窓ガラスに吹き付ける。
③水拭き用の雑巾でスプレーしたところを拭取る。
④水拭きしたところを乾拭きする。
洗剤を使わない掃除方法
小さいお子さんがいるご家庭では、使う洗剤に敏感になりますよね。こどもが口に入れるものだけでなく、こどもが着るもの触るものに使われている洗剤は本当に害がないのかということは気になります。
今はうちのこどもは小学生なので昔より気にならなくはなりましたが、幼稚園の頃までは私もかなり気にしていました。こどもって考えられないような行動を取ったりしますよね。その中でも手当たりしだい口に入れちゃう時期ってあるじゃないですか。
こどもがいないお家でも、ペットがいる場合など洗剤をなるべく使いたくないこともあると思います。そんな時に役立つ、洗剤を使わずにできる掃除方法を次にご紹介します。
ウロコ vs ストッキング
昔ながらのおばあちゃんの知恵袋で、いらないと靴下とストッキングを使った掃除方法があります。
ストッキングの足部分を切って中に靴下を入れて完成というお手軽さがメリットですね。中性洗剤との相性はバッチリですので窓掃除のスポンジ代わりには役立ちます。
しかし洗剤なしでは乾拭きでも水拭きでも、取れる汚れはホコリや砂などの簡単に落ちる汚れだけなんです。
ウロコ vs 新聞紙
昔ながらのおばあちゃんの知恵袋、第二段です。こちらは用意がとても簡単で、新聞紙を持ちやすい大きさにくしゃっと丸めるだけ。
掃除方法は、新聞紙を使った水拭きをしてから同じく新聞紙を使って乾拭きをします。新聞に印刷されているインクの油が油汚れを落とす効果とツヤ出しの効果もあって、磨いたあとはつやつやの仕上がりになります。油汚れの他にも新聞の繊維がゴミや汚れを絡め取り、頑固なウロコ汚れも削り取ってくれます。
ですが、削りの効果は正直低めです。
ウロコ vs メラミンスポンジ
ガラスのコップなどを洗う時に便利なメラミンスポンジ。最近では常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
こちらも新聞紙と同じく物理的にウロコ汚れを削り取るというやり方です。新聞紙と違うところが、繊維が多く少ない力で削り取れるところです。新聞紙よりもかなり楽にウロコ汚れが落とせちゃいます!
掃除方法はとても簡単で、水で濡らしたメラミンスポンジで擦って汚れを落としたら雑巾で乾拭きするだけ。洗剤を使わないから小さなお子さんがいても問題ないのが一番のメリットです。
最終手段はプロ!
長期間、蓄積されたウロコは本当に頑固です。クエン酸でもメラミンスポンジでも落ちない場合は、プロに頼むのもアリだと思います。
価格は窓の大きさや形、種類やメニューなどによって料金はさまざまになります。お願いして高額請求されてしまうかも、と怖い部分もありますよね。私もずっと自分には縁のないものとして考えていましたが、友人がハウスクリーニングに高所の窓掃除をお願いしたという話を聞いて私も利用するようになりました。
最近は一般的なご家庭でもハウスクリーニングを利用しているところは多く、そのために料金も昔より相場は下がってきて手が届きやすくなってきています。
ちなみに、クリーニングメニューにはウロコ汚れの除去は含まれていない場合がありますのでご注意ください。もし依頼するときは「ウロコ取り」「水垢取り」「研磨」などウロコ取りのキーワードを忘れずに確認してくださいね。
まとめ
窓を開ける時やカーテンを開ける時、ふとした拍子に窓ガラスのウロコ汚れって気になりますよね。
しかし汚れを見たくないからといってカーテンを閉め切っておくと体内時計が乱れたり、カビが発生しやすくなったり様々なデメリットがあります。ウロコ汚れは雨水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が原因です。
アルカリ性であるウロコ汚れを落とすには酸性のクエン酸が効果的。また、洗剤を使いたくない場所ではメラミンスポンジを使った掃除方法がオススメです。クエン酸やメラミンスポンジでも落ちない頑固なウロコ汚れは、ハウスクリーニングにお願いするのもアリです。見積もりを出してくれる業者もありますので安心ですね。