あなたの家庭では、子育てはどちらが担当していますか?
こんな感じで、我が家では子育てと仕事を主人と私で分担している状況です。
今でこそ、2人で納得できる今の形になりましたが、子供がいる家庭では子育てと仕事の分担に関して大なり小なり悩みがあるのではないでしょうか。そして、仕事をしながら子育てをされている方は、子育てと仕事の両立について悩んでいる方も多いはず。
今回は「子育てしたいのに残業が多くて全然子育てできない」という方に向けて私なりの考えを書いてみました。もちろん、正解なんて家庭ごとに違うと思っているので、私の考えを押し付けるつもりはありません。
ただ、少しでもこの記事を読んで共感する部分があり、子育てと仕事の両立について自分の考えを確認にするきっかけになれば嬉しいです。
目次
その残業、本当に必要?
「働き方改革」や「ワークライフバランス」といった言葉が以前に比べて一般的になってきたと思いますが、実際の職場が大きく変わってきているかというと、「うちの職場はまだまだ」と感じている方が多いのが現状ではないでしょうか?
私の主人の職場も少し変わってきているようで、前回私がインフルエンザで熱を出した時には休みをもらってくれました。ちょっと前まではあり得なかったことです。
とはいえ、普段の仕事帰りは遅く、職場の付き合いで飲み会に行くことも多く、ほとんど家事と子育ては私が担当しています。
それについて私は大きな不満はないですが、『残業が当たり前になっている職場っておかしくない?』と思ってしまいます。
主人の話を聞いていても、残業してる理由の9割が職場の風潮で上司より先に帰りにくいとか、遅くまで働くことが頑張ってる証みたいな雰囲気が職場の中にあるようです。
私としては「その残業って本当に必要なの?」と疑問に感じることばかりです。
家事も時間をかけようと思ったらいくらでもかけることができます。でも、そんなことしていたら子育ての時間がなくなり、子供の面倒なんて見れません。自分の趣味に時間を使うなんて絶対に無理です。
だからこそ、いかに短い時間で同じ結果を出せるかどうかが『家事サボの腕の見せ所』だと思ってます(笑)
仕事も同じではないでしょうか?同じ結果が出せるなら時間は短い方がいいはずです。定時に帰るけど仕事はちゃんとこなしてるって人が高く評価されるべきですよね。
あなたはどう思いますか?
知ってて損しない規則について
仕事が残業ばかりで子育てできない!って方のために、法律で子育てする時間を確保できるようになっているのはご存知でしょうか?
ここでは子育てに関する規則について紹介したいと思います。
規則を知ってても利用できる雰囲気じゃないっていう別の問題が存在するかもしれませんが、知らないことには始まりませんのでしっかり理解しておきましょう。
3歳未満の子供がいる場合
もし3歳未満の子供がいる場合は、残業をゼロにできる法律があります。
それがこれです。
所定外労働の制限(法第 16 条の 8)
3 歳未満の子を養育する従業員が申し出た場合には、事業主は、その従業員を、所定労働時間を超えて労働させてはなりません。
この法律を利用すれば、1ヶ月前に「この日からこの日まで定時で帰らせてもらいます」と申請することで子供が3歳になるまでは残業しなくていいんです。
職場で「ちょっと仕事手伝って欲しい」と上司や同僚から言われたとしても正当な理由で断ることができます。
ちなみに、この法律は男女関係ないので、『お父さん』であっても使えるんです。
我が家は2人とも知らなかったので、この法律を利用しないまま子供が成長してしまいました。当時この法律のことを知っていたら申請していたと思います。
こういった法律は、知らないと申請すらできないんです。実際に申請するかは別にして、残業しなくて済む方法があるということを知っておくのは、お母さんにとってもお父さんにとってもいいことではないでしょうか。
3歳以上でも小学生未満であれば大丈夫!
ここまで読んでくれた方は、「じゃあ3歳以上になったらどうするの?」って心配に思う方も多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫です!3歳以上になっても子供が小学校に行くまでは残業時間を制限してくれる法律があります。
それがこちらです。
法定時間外労働の制限(法第 17 条)
小学校就学前までの子を養育する従業員が申し出た場合には、事業主は、1 か月 24 時間、1 年 150 時間を超える時間外労働をさせてはなりません。
子供の成長に応じて先ほどの残業ゼロの法律に比べると制限が少し弱くなってますが、それでも1ヶ月24時間以内(週6時間程度)の残業になるならかなりいいですよね!
ここで「所定外労働時間」と「法定外労働時間」という言葉が出てきましたので違いを確認しておきましょう。
- 所定外労働時間:会社で決められている勤務時間
- 法定外労働時間:1日8時間、週40時間
自分の中の優先順位を大切に!
規則は知っていても、そもそも「職場の雰囲気」「仕事内容」「責任感」などいろんな理由で結局自分には申請できなさそうだなって思っている方も多いと思います。
私なりの結論としては、最終的には『自分の中で何が優先なのか』という気持ちが最も大切だと思っています。
なぜなら、『あなたの人生』だからです。
ありきたりな言葉を使えば、人生一度きりなので後悔しない決断をして下さい。
自分は子育てより仕事が大事!と割り切れる人はそれでいいでしょう。それも一つの価値観です。
でも、もしそうではなくて仕事よりも『子育て』の方が大事だ!と考えているのであれば、それを実現するための行動を取って欲しいなと思います。
正直に言うと、私は毎日子育てをしていて「面倒くさい」「嫌だ」「たまには休みたい」という気持ちになることがあります。すぐイライラして、子供に気持ちをぶつけることもあり、ダメな母親だと自己嫌悪になることもしばしばです。
子育てしたくて悩んでいる人からすると贅沢な悩みですよね。
そんな気持ちになった時、私が考えるのは『自分が子供の時、母親にどうして欲しかったのか』ということです。
私の母親は、気分屋なところがあり、すごく優しい時とイライラしている時の差が激しい人でした。(私が大人になっただけなのか、母が歳をとったからなのか、理由は分かりませんが、最近はかなり落ち着いているように感じます)
子供の時の私は、「イライラしてるお母さんは嫌だ!毎日明るく優しい時のお母さんがいい!」と強く思っていました。だからこそ、自分が母親になった今、子供に同じ思いをさせたくないと考えています。
きっとみなさんも子供の時感じた親に対する思いがあるはずです。
「お父さんが全然遊んでくれなくて寂しかった。」
「お父さんは平日は仕事で会えなくて、週末も寝てばかりだった」
「お母さんとお父さんがいつも喧嘩していて嫌だった」
「お母さんからいつもガミガミ言われて嫌だった」
あなたが親になって子供に同じ思いをさせていませんか?
私は、子供に同じ思いを絶対にさせたくありません。もちろん、子供にとって必要なことなのかどうかは大前提に考えています。その上で、母親として子供にできることはしてあげたいと思うのが親心ではないでしょうか。
パートナーと子育てについてしっかり話そう
子育ては、あなたと子供だけの問題ではなく、パートナーとの問題でもあります。
仕事をされている方は仕事のストレスでそこまで考える余裕がないかもしれませんが、すごく大切な部分です。あなたが仕事でストレスを抱えているその瞬間も、家ではパートナーが子育てのストレスを感じているかもしれません。
そして、仕事だけでも精一杯なのに、子育てなんてできない!と思う人もいるでしょう。私は、その気持ちを否定するわけではありません。
そうではなくて、あなたのパートナーがその気持ちを理解して納得しているのかが大事だと言いたいのです。
あなたが当然だと思っていることは、パートナーにとって当然の考えとは限りません。むしろ違うことの方が多いと私は思っています。私も主人と考え方が違って言い合うことがあります。
昨日も主人と「脱いだ靴下を丸まったままではなくて、伸ばして洗濯カゴに入れて欲しい」と言う話をしたところです。
洗濯する側の私としては、靴下が丸まったままだと汚れが落ちないので、自分が靴下を脱ぐときは伸ばして洗濯カゴに入れます。それが当たり前でした。でも、主人はいつも脱いだ時のままの丸まった状態で洗濯カゴに入れているんです。
今までは自分が直してましたが、家事の時短を考えて主人に協力してもらいたくてその話をしたら、最初は何を言ってるの?って顔になって驚きました。
(例えが悪くてすみません…)
すごく小さなことですが、言わないと気持ちや考えは相手に伝わらないですし、あなただけじゃなくてパートナーも悩んでいるかもしれません。
同じ人生を歩むと決めた2人。
ギクシャクしたり、イライラしたりしたまま生活しても辛いだけです。2人だけの問題ならまだしも、子育ては『自分の子供』も関係してきます。
お互い納得した形で進めていくためにも、子育てについてお互いが思っていることを話す時間を意識して作ってみてはどうでしょうか?
まとめ
まとまりのない話になってしまいましたが、無理やりまとめます(笑)
- 残業を減らすために規則も上手に使おう
- 最終的には自分の気持ちが大切!
- 自分の子供の時の気持ちを思い出して
- パートナーの理解も大事
- 悩んでいるだけじゃ変わらない!行動あるのみ
今回は子育てしたいけど、残業ばかりで子育てできないという悩みについて私なりの考えを書きました。最初に書いた通り、正解は家族の数だけあると思いますし、私の考えを押し付けるつもりもありません。
ただ、悩んでいるだけでは現状は何も変わらないということは間違いないです。
最後まで読んでくれたあなたならきっと何か行動しようと思ったこともあると思います。その気持ちを大切にして、実際に行動に移してみて下さい。
すべてを一気に解決しようとせず、まずできることから少しずつ変えていきましょう!