キッチンは、食器や調理器具、調味料など数多くのアイテムをおいているため、物であふれています。
包丁やフライパン、お塩や油など頻繁に使うアイテムも多く、引出しの奥などにしまっておくと出し入れの度にストレスになり、収納を難しくししています。また、料理の時の動線を考えてスペースを確保すると、収納棚などを設置する場所は限られてきます。
キッチンは物が多い割にスペースが限られているので、多くのご家庭で収納に困る場所になっているのではないでしょうか。
そこで、キッチン収納の味方になるのが " ディアウォール " です。ディアウォールは、安く簡単に設置できる上に、今までデッドスペースとなっていた場所を有効に活用し気持ちよく収納ができます。
- キッチンに物が溢れている方
- キッチンの収納に限界を感じている方
- キッチンをオシャレなレイアウトにしたい方
キッチンにディアウォールを活用するメリット
スペースを気にする事なく設置ができる
ディアウォールを使うと、デッドスペースになっている場所(「キッチンの壁」や「シンクの奥のスペース」など)にも収納を設置することができます。2×4材の上下にディアウォールをつけることで、天井と床の間に木材を固定することができます。中途半端なスペースで活用しづらかった所に設置することにより、収納スペースとして活躍できます。
賃貸アパートなどでも使いやすい
ディアウォールは2×4材の両端に取り付けて、天井と床へ突っ張って柱を作るアイテムです。もちろん、このディアウォールを装着した2×4材には、ビスでも釘でも打ち込むことができます。
アパートの壁や床を傷つける恐れがないので、賃貸の方は安心して使うことができますね。
費用がお手頃で、工夫しやすい
ディアウォールは、お手頃なお値段で購入できます。もちろん、安いがためにそのままだとチープに見えることもありますが、簡単に好きなサイズに加工でき、あなたがイメージする好みの色に塗装する楽しみもあります。柱を設置するというのは大がかりで費用がかさむイメージを持たれがちですが、ディアウォールならDIY初心者でも簡単に収納を作ることができるんですよ。
ディアウォールの注意点
こんなに便利でいいことづくしのディアウォールですが、注意点もあります。といっても簡単ですので覚えておいてくださいね。
使うのは垂直方向のみ
ディアウォールは垂直方向にはある程度の強度を持っていますが、横方向の力には全く耐えてくれません。
ですので、突っ張り棒のように水平方向に使うことはできません。必ず垂直方向で使って下さい。
天井に注意
天井は骨組みがあるところとないところがあります。骨組みがないところはディアウォールから受ける力に耐えることができません。骨組みがないところに設置すると最悪穴が空くこともありますので注意してください。
コンコンと叩いてみると音が違うのでわかると思います。骨組みがあるかどうか調べるグッズも売ってますので、活用してみてもいいですね。
シンワ測定 下地センサー
引用:amazon
こちらはセンサーで骨組みの有無を確認することができます。壁や天井を傷つける心配がありませんので転勤族の方などは一家に一台持っててもいいかもしれませんね。
シンワ測定 下地探し どこ太
引用:amazon
こちらは針を刺してみて骨組みの有無を確認する道具です。針を刺すので穴は空きますが、画鋲より少し小さめの穴が空くだけで済みます。
オシャレな収納一挙大公開!
それでは早速キッチンでディアウォールを使った素敵な収納例を紹介します。お気に入りの収納が見つかるといいですね。
コンロ周りを有効利用
キッチンのデッドスペースといえばまずはコンロ周りですよね。皆さん色んな方法で活用されてます。
引用:RoomClip
このようにコンロ奥の壁面を有効に活用することができます。ディアウォールで棚に調味料やよく使うキッチンアイテムも収納できていて毎日のお料理が捗りそうです。
こちらはコンロの横を上手く活用されてます。コンロ周りは本当に上の空間が死にがちになってしまいます。ディアウォールがあれば自由にサイズを決めることができるので、ピッタリの収納を確保できますね。
こちらは完成したばかりの画像ですね。コンロからシンクまで奥のスペースをまとめて利用されてます。何を収納されるんでしょう。調味料など色んなものを置くことができるようになって、調理中の動線もだいぶ変わってきそうですね。
こちらも奥全体に設置されてます。100均のフックやネットやかごなどを組み合わせてあなた好みの収納スペースを作ることも可能です。
ビフォーアフターです。ただの壁しかなかったところに見事な壁面収納がお目見えです。
使い方次第では鍋などの大物も収納することができます。
こちらは板を使ってフライパン類の収納に変身してしまいました。
横の壁を最大活用
横の壁は、食器棚などを置くほどのスペースもなく、中途半端で最大のデッドスペースです。そのデッドスペースを有効活用すれば多くのキッチンアイテムを収納できます。
引用:RoomClip
上から下までびっしり収納されてますね。扉までついて本格的な収納家具の出来上がりです。
こちらも死んだ横のスペースが上から下まで活用されて見事に生き返りました。
カウンター周りを有効活用
対面カウンターは開放感があって素敵なんですが、収納のことを考えるとどうしてもデッドスペースになってしまいますよね。ここでディアウォールを使うと開放感は損なわずに収納スペースを確保することもできますし、逆に目隠しが欲しい時にも大活躍してくれますよ。
引用:RoomClip
オープンキッチンにディアウォールを設置。オープンキッチンの解放感を残しつつ、オシャレでかつ収納棚として活躍できます。
カウンターも横だけ使うと正面の開放感は損なわれません。
カウンターの隅っこもデッドスペースになりがちですが、ディアウォールで立派な棚が誕生です。
引用:RoomClip
ディアウォール収納棚にスモークガラスを設置すると、リビング側からの目隠しになります。
奥行きある収納もお任せ
公式サイトではあまり奥行きがある収納はオススメされてません(柱の木材から40mm以内)が、工夫次第であるていどの奥行きがある収納も作れそうですね。ただし、自己責任で!
冷蔵庫横の中途半端なスペースも自由自在ですね。
この組み合わせだと奥行きのある収納も安全ですね。
レンジなど調理家電に
こちらも公式サイトでははっきりと明言はされてませんが、工夫次第である程度の強度を出すことはできそうです。こちらも自己責任で。
引用:RoomClip
炊飯器やオーブントースター、レンジなどある程度の重さがある調理器具を収納することも可能です。
引用:RoomClip
材料の組み合わせしだいで、軽めのレンジやトースターなら十分いけそうですね。
自由度MAX、どこでも収納
引用:RoomClip
「床から天井の高さ」の柱・「キッチン台から換気扇高さ」の柱と、ディアウォールの魅力『自由に柱を設置できること』を最大限に活用していますね。2×4木材は、購入した店舗で任意のサイズにカットできますので、あらかじめサイズを図っておきましょう。
こちらは収納ではなく柵を作られてます。発想次第で何でもできますね。
スパイスラック
スパイスは料理中にサッと取り出せるところに収納したいですが、なかなかピッタリ収納できる家具が見つからないのも事実ですが、ディアウォールでDIYすれば好きなところにピッタリ収まります。
引用:RoomClip
ディアウォールをスパイスラックとして活用した例です。きれいに収納されたスパイスたちは見栄えが良いですね。
コンロ周りにスパイスラックがあれば料理もはかどります。
コーヒーやだしの素などちょっとしたものも取り出しやすくなりました。
オシャレな収納棚
木材を簡単に色んな色に塗装できるのもDIYの魅力ですね。このようにお好きな色に仕上げることができます。
引用:RoomClip
レンガ風の壁とマッチして木の色合いを活かした魅せるディアウォール収納術ですね。
こちらも壁の板材といい感じでコーディネートされてます。
カフェやバーのようなレイアウトにも
収納棚としても活躍するディアウォールですが、インテリアとしても活躍します。オシャレな小物などを置くとカフェやバーのようなレイアウトにも仕上げることができます。
引用:RoomClip
いい感じの照明と相まって家のキッチンとは思えない空間が演出されてます。
作り付けかと思ってしまうほどの出来映えです。
ディアウォールと2×4材を組み合わせるだけで簡単にカフェ風カウンターが出来上がります。
レイアウトに合わせた色合いも可能
収納棚と天井とのスペースを有効活用。お見事なディアウォールの使い方です。また、棚と2×4木材の色合いもマッチしていて馴染んでいますね。
こちらは空いた隙間を利用されてますが、上の棚に合わせた色使いがキマってますね。
こちらは2×4材に木材を貼り付けて収納が増えるだけでなく、壁の雰囲気もガラッと変わりました。
映える食器棚
魅せる食器棚として活用。特徴的なお皿やカップがあると、食器棚と違い目を惹きますね。
ディアウォールで作り出したスペースを贅沢に使用しており、ゆったりとした落ち着いた雰囲気を感じますね。観葉植物を一緒に飾っていると、アクセントになって穏やかな気持ちになります。
ボトルラック
奥行きがあるとボトルをスッキリかつ取り出しやすい収納はなかなか難しいですが、ディアウォールを使うと取り出しやすい上に綺麗に見せることができます。
キッチンの真っ白い壁紙に、ディアウォールを設置しボトルラックとして活用。ボトルが落ちないようにロープをストッパーとして利用していて、オシャレですね。
こちらは冷蔵庫の横に新たに壁が設けられました。冷蔵庫横の収納は冷蔵庫の横側、空いてませんか?マグネットを使って収納上手になろう!
で紹介しているとおりマグネットなどが活用しますが、ディアウォールで壁を作ると空間を有効活用できますね。
カウンターの下のスペースにも
カウンターの下も丁度いい家具がなかなかなくてスペースが死んでしまうことが多いですよね。そんな時もディアウォールが大活躍です。
キッチンカウンターの下のスペースを利用して、小物の収納スペースとして活用していますね。
こちらはカウンターの上下を有効活用されて、カフェみたいなカウンターを演出されてます。
カウンターの下にお子さん専用のスペースが生まれました。
まとめ
- キッチン収納にはディアウォール
- 場所に合わせてお好きなサイズでDIY可能
- 調味料やキッチン器具などをオシャレに収納
ディアウォールは収納アイテムとしても優れていますが、何よりもオシャレで工夫しやすくオリジナルの収納棚を作ることができるのは魅力的です。ディアウォールの組み立て方については、こちらを参考にして、キッチンを快適にしましょう。