キッチン周りの収納って、主婦にとっては永遠の課題ですよね。調理道具や食材ストック、食器、掃除道具、日用品など、キッチン周りにしまってある物って結構たくさんあります。限られたスペースに、いかに使いやすく収納するか・・・できることなら使えるスペースは全部活用したいですよね。
そこで着目したいのが、冷蔵庫の上です。お持ちの冷蔵庫や住んでいるお家によっても違うと思いますが、冷蔵庫の上って意外とスペースがあります。でも活用するのはなかなか難しいですよね。
そこで今回は、冷蔵庫の上を収納スペースとして活用する方法を紹介します。
目次
そもそも冷蔵庫の上に物を置いていいの?
冷蔵庫上の広い空間、いろいろな物が置けそうですよね。ぜひ収納として活用したいところですが、冷蔵庫の上に物を置いて大丈夫なのでしょうか?
結論を言うと、物を置くのはおすすめされていません。
冷蔵庫の人気メーカーである日立によると・・・
Q:冷蔵庫の上に物を置いても良いですか?
A:冷蔵庫の上には物を置かないでください。
<理由> 地震等の際に、冷蔵庫上部から物が落下して危険です。 冷蔵庫の上に物を置くと、うまく放熱できなくなり、冷蔵庫の冷えが悪くなる場合があります。 水がこぼれると故障の原因となります。水を入れた容器は絶対に置かないでください。
「冷蔵庫の上には物を置かないでください」とハッキリ書かれています。
冷蔵庫は、中を冷やすために庫内の熱を外に出す必要があります。最近の冷蔵庫は、放熱する部分が上面についているものがほとんどです。放熱がうまくできないと、庫内を効率的に冷やすことができなくなってしまいます。ですので、電気代が高くなったり、故障の原因になったりするおそれがあります。
ファミリー向けの大きいサイズの冷蔵庫は、上に直に物を置かず、天井との隙間を確保して設置することを推奨されているものがほとんどです。あなたの家の冷蔵庫の取扱説明書を確認してみてくださいね。
ほとんどの冷蔵庫は、効率的な放熱のために上面5cm、側面0.5cmの間隔をあけることが推奨されています。ですので、上面5cmのところに棚を作れば、そこに物を収納スペースにすることができます。
冷蔵庫の上に収納スペースを作ろう!
冷蔵庫の上に直接、物を置いてしまうと、冷蔵庫の放熱を妨げてしまいます。冷蔵庫の上面から浮かせて棚を作るときには、つっぱり棚や冷蔵庫上収納棚を利用するのが便利です。特につっぱり棚はホームセンターなどで簡単に手に入るので、取り入れやすいですよね。
つっぱり棚を使う
棒タイプでなく、面で支えることができるつっぱり棚を、冷蔵庫の上面から5cm以上離したところに付けるのが一番簡単にできる方法かと思います。
引用:amazon
棒タイプのつっぱり棒2本を設置し、その上に板やかごを置いて棚を作ることもできますが、落ちてきてしまいそうでちょっとこわいですよね。面で支えられるタイプのつっぱり棚なら、安定感があるので安心して使うことができます。
冷蔵庫上専用棚を使う
冷蔵庫上の収納専用の棚もあります。冷蔵庫の上面と棚の間に間隔ができるよう、脚が長めに作られている棚です。
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棚の扉が冷蔵庫の扉の質感と似ていて、おしゃれですね。扉がついているので、ホコリが付く心配がありませんし、目隠しにもなります。
また、冷蔵庫上面と天井の間につっぱって設置するタイプの棚もあります。こちらも冷蔵庫上面と棚の間に間隔ができるようになっています。
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冷蔵庫上面と天井の間につっぱって設置するので、地震による冷蔵庫の転倒も防ぐことができます。収納と安全対策の両方ができて、一石二鳥です。
冷蔵庫上の棚に置く物は、どんな物が良いか
冷蔵庫の上に収納する物は、どんな物がいいのでしょうか。いくつか気をつけるポイントがあるので紹介します。中には気をつけないと冷蔵庫の故障につながる物もあるので注意が必要です。
- 軽い物
冷蔵庫の上のスペースは広いので、ついついいろいろな物を収納したくなりますが、重い物を収納すると落ちてしまったときに頭に当たるおそれがあるので危険です。軽くてかさの大きな物を収納するのがよいでしょう。 - 使用頻度の少ない物
冷蔵庫の上は、なかなか手が届きにくい場所です。使用頻度の高いものを収納してしまうと取り出すときに不便なので、使用頻度の少ないものを収納しましょう。 - 水気のない物
水に濡れているものや、花を生けた花瓶などの水が入っているものを置いてはいけません。万が一こぼしてしまったときに冷蔵庫に水がかかり、故障の原因になるので危険です。
冷蔵庫上の収納例
冷蔵庫上のスペースを収納として活用している例を見てみましょう。棚の上にそのまま物を置くのも良いですが、一工夫加えるとグッとおしゃれな収納になりますよ。
箱を使う
つっぱり棚の上に箱を並べて収納します。つっぱり棚の隙間から落ちてしまうような細かいものを収納するときに便利です。中身が見えないので、隠す収納としても活用できます。
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白い箱が整然と並んでいる様子は、スッキリしていて気持ちがいいですね。どこに何が収納されているか、ラベルを貼っておくと便利です。
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こちらは透明の箱にお好みの柄の紙を入れた収納です。箱には取っ手がついていて、取り出しやすそうです。高いところから大きい箱を降ろすのは大変ですが、これなら安心です。
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かごを使う
かごを使って収納する方法もあります。中身が見えるので、何がどこに入っているのかわかりやすいですね。プラスチックのかごなら100均でも手に入るので、すぐに取り入れることができます。
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透明なかごを使えば、圧迫感なく収納することができます。種類ごとに分けて収納すると取り出すときもわかりやすいです。
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ワイヤーのかごを使った収納です。スタイリッシュな印象でかっこいいですね。
カーテンを引く
冷蔵庫上の収納がバッチリ見えてしまうのも、少し恥ずかしいときがありますよね。そんなときにはカーテンをつけて目隠しするとスッキリします。
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かわいい柄の布で目隠しすると、おしゃれですね。キッチンにいる間、お気に入りの柄を見ながら作業することができ、気分も明るくなりそうです。
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こちらはオーニング風カーテンです。屋根みたいでかわいいですね。来客があったときも、これなら安心です。
まとめ
- 冷蔵庫の上に直接、物を置くのはNG!放熱の妨げになるので、電気代が高くなったり故障の原因になったりする
- 冷蔵庫の上を収納スペースにする場合、つっぱり棚や専用棚で冷蔵庫の上面との間に空間を作る
- 収納するのは、軽くて使用頻度が低く、濡れていない物
- かごやカーテンなどを使っておしゃれな収納にしよう
いくつかのポイントに気をつければ、冷蔵庫上のスペースも収納として活用できることがわかりました。冷蔵庫上をデッドスペースにしている方も多いと思うので、収納が足りなくてお困りの方は、つっぱり棚で収納を増やしてみてはいかがでしょうか?