お風呂掃除の中でも一番地味に大変なのが「天井」。浴槽や排水溝などとは違い、お風呂の天井は一番掃除がしにくい場所です。水滴も落ちてきますし。でも放っておけば、天井のカビはどんどん増殖していきます!
お風呂の天井のカビは胞子を出し続けています。我が家では「カビ胞子の雨」と呼んでいます。
今回は、そんな「カビ胞子の雨」を効率的に防ぐ方法を紹介します。
目次
お風呂の天井「黒カビ」の原因
「黒カビ」の原因はずばり「湿気」。浴室は湿気がこもりやすい上に、お風呂に入るたびに天井に水滴がつきます。その水滴をそのまま放置していると、ゆくゆくはカビが繁殖する原因になります。
黒カビは「胞子」を出して繁殖するため、浴室のいたるところ、または家中に胞子が風呂からまき散らされることになります。
言うなれば、お風呂で身体を洗っていながら「胞子を雨のように浴びている」ことになるのです! カビ胞子の雨を浴び続け、吸い込み続けると、皮膚炎の発症や喘息につながる恐れがあります。黒カビの効果的な掃除法については、お風呂の黒カビにさようなら!カビを根こそぎ撃退!! 簡単お掃除法をご覧ください。
用意するもの
使えるのは意外にも床掃除のフローリングワイパー!?
この投稿をInstagramで見る
- ドライシートを付けたフロアワイパー
- ゴーグル
- フード付きレインコート
- 安定性のある足場
我が家ではドライシートとフロアワイパーを使ったやり方を気に入っているので、フロアワイパーでの掃除の仕方をご紹介します。
この投稿をInstagramで見る
掃除の前に気を付けるべきこと
換気をよくする
引用:カビキラー公式サイト
黒カビを落とす洗剤の代表例として、「カビキラー」がとても有名ですね。ですが、注意してほしいのが、カビキラーなどの洗剤はとても強力です。カビキラーの主成分は「次亜塩素酸」といい、わかりやすく言うと漂白剤にあたります。
また、カビキラーは揮発性なので、独特なにおいがします。長時間にわたって吸い続けると、気分が悪くなる恐れがあるので、必ず換気は徹底してください。
洗剤が目や身体に落ちてきても大丈夫な恰好をする
「次亜塩素酸」が主成分の洗剤が目に入るのは本当に危険です!メガネ、あるいはスイミング用のゴーグルなどのような目を覆うものがあればとても安全です。
万が一洗剤が目に入ってしまったら、すぐに目を洗ってお医者さんに診てもらいましょう!
また、フード付きのレインコートなどがあるともっと安心です。洗剤が落ちてきても皮膚や服に落ちてきても心配はありません。カビキラーは、漂白剤と一緒なので、黒い服など色物の服を着て掃除をすると、万が一服に洗剤がついた時脱色してしまう恐れがあります。
安定した足場を用意する
この投稿をInstagramで見る
天井は高いので背が届かない方もいると思います。ですが、お風呂場は濡れているのでとても滑りやすいです。さらに浴槽の淵に立って掃除しようものなら不安定で転びやすくなってしまいます。とても危険なので安定した足場を用意してから掃除しましょう。
掃除の手順
- フロワワイパーにドライシートを付けシートに洗剤をしみこませる
- 天井に塗りつける
- 30分ほど放置する
- 新しいドライシートで水気や洗剤をふき取る
天井は乾いた状態で掃除をした方が、洗剤がカビにより密着するのでより綺麗に落ちます!濡らして洗剤を塗っても、水が洗剤を薄めてしまうので効果が落ちてしまいます!
液だれもひどくなるので、洗剤を直接天井に吹きかけたほうがいいです!
拭き取った後しばらくは換気扇をつけっぱなしにしておくことをおすすめします。カビの繁殖の原因は「湿気」なので、換気をしっかりすれば次のカビの予防にもなります。
風呂の天井の掃除はそこまで頻繁にする必要はありません。1か月に一回、もっと頑張りたいという方でも1週間に1回程度で十分です。私は一週間に一回もやってません(笑)。毎日の風呂掃除は面倒くさい、どのくらい掃除をすればいいか疑問な方は、毎日のお風呂掃除はどこまでやればいい? 2分でキレイになる方法!!をご覧ください。
天井の角の掃除方法
天井の角っこってとっても汚れを落としづらいですよね・・・
天井の角についているカビはフロアワイパーやブラシだけでは落とすのは難しいです。そこで使えるのは使わなくなった「歯ブラシ」です!!
まずは、水を含ませたスポンジで壁をこすってみてください。軽いカビであれば、すぐに落ちます。水で落ちない場合はカビキラーなどのカビ取り剤を使って、歯ブラシでコーキング部分を擦ります。その後シャワーで流しても構いません。
歯ブラシは、キッチンペーパーが掃除用具に大変身!?作り方と掃除術とは?でも使ってます!
身体に優しい天井掃除の仕方
お風呂の天井掃除だけに関わらず、黒カビを撃退するにはよく「カビキラー」などが効果が高いと言ってきました。しかし、このような洗剤はカビを撃退してくれてとても効果が高い半面、気体を吸い込み過ぎて気分を悪くしたり、皮膚に炎症を起こす恐れがあるなど身体に負担が大きいことがデメリットです。
お風呂掃除でも身体に優しい洗剤はないかなと思っている方は、以下がおすすめです。
- 消毒用エタノール
- 重曹水
- セスキ炭酸ソーダ
フロアワイパーに消毒用エタノールを吹き付ける、あるいは重曹水を作るかセスキ炭酸ソーダ水を作る方が体に優しくて安心です。
エタノールについてはお風呂の赤いヌルヌル汚れはエタノールで綺麗に掃除できる?に、重曹についてはお風呂掃除でも重曹は万能アイテム?その特性と活用方法を徹底解説!!に、セスキ炭酸ソーダについてはレンジの掃除はセスキ炭酸ソーダで簡単・きれい・手間いらずでも書いてますのでご覧ください。
それでも面倒な時はお掃除代行に頼もう!
軽いカビなら何とかなりますが、中には本当にどうやっても取れないカビもあると思います。それに共働きのご家庭であれば、一か月に一度でもしんどい時もあると思います。
それだったら・・・
思い切って「お掃除代行サービス」を頼んでしまいましょう!代行サービスはお金は必要になりますが、一般では手に入らないような薬剤、器具、素人にはとてもできない技術でお掃除してくれて確実にピカピカにしてくれます。
共働きでなかなかお風呂掃除に時間を割けない方でも、代行サービスに依頼すれば、仕事に当てる時間や夫や子供と関われる時間が増えて、時間を有意義に使えます。また業者の方が掃除した後は、カビの予防だけで事足ります。
「忙しすぎて頻繁には掃除なんて無理・・・」という方には、お金はかかりますが代行サービスを利用してみるのも一つの手段です。
お掃除代行サービスについて詳しく知りたい方はこちらも見てみてください。
まとめ
- 風呂の天井を掃除するときは道具、自分を守る装備、安定した足場が必要
- 天井のコーキング(角)には歯ブラシ!!
- 体に優しい洗剤は「重曹水」「セスキ炭酸ソーダ」
- カビ予防には「消毒用エタノール」
- 掃除代行サービスも利用してみよう!
今回は、お風呂の天井のカビ掃除の方法をご紹介しました。我が家でも、今まで見ないふりして避け続けていましたが、最近は一か月に一回、二か月に一回と、頻度はまちまちですが天井を掃除するようにしています。皆さんも天井を掃除する時は、安全性に気を付けて行ってくださいね。
換気扇は付けっ放しにしてた方がいいですね!