テーブルって、小さな子供がいるとフォークやおもちゃで傷つけられることは日常茶飯事、いつの間にやらクレヨンやペンで汚されていたりと、かなり傷みますよね。
そんなとき、テーブルクロスを使えば、傷や汚れの目隠しになり、さらなる傷み防止にもなります。素敵なクロスを使えば、傷んだテーブルにまた愛着を持って長く使えますし、料理も美味しく見えますよ!
目次
テーブルクロスの生地
綿、麻などの天然素材
天然素材ならではの柔らかい手触りや風合いがあります。洗濯でシワがつきやすいので少し手間はかかりますが、品がありきちんとした印象になります。
ポリエステル
比較的安価で、家庭用によく売られており種類も豊富です。洗濯をしてもシワになりにくく、お手入れが楽です。
ビニール
水や汚れを弾くのでふきんで拭くだけで汚れが落ちます。洗濯はできません。防水効果があるので水を通さず、厚めのものならクッションになりテーブルをしっかり保護します。
熱に弱く、熱いやかんや鍋を直接置いてしまうと変形して跡が残ってしまうので注意が必要です。アイロンはもちろんかけられません。
テーブルクロスの加工
そのままだと汚れがシミになりやすい生地でも、家庭でお手入れしやすいように様々な加工をしてあるものがあります。
撥水加工
素材の表面に、水や油を玉状に弾く加工で、簡単な汚れはふきんで拭くだけで綺麗になります。シリコンやフッ素加工などがあり、加工によってはテカリやゴワつきがでるものもありますので、質感を重視する場合、ネットで買う場合は注意が必要です。
引用:楽天商品ページ
撥水加工のテーブルクロスは色や柄の種類もたくさんあります。上の写真のように、お手入れのしやすさと生地の可愛さを両立しているなんて素晴らしいですね。
防水加工
塩化ビニルなど、素材自体が加工してあるもので、素材の裏側に水を通しません。綿やポリエステルの布にビニールコーティングしてあるものもあります。
ビニール素材のテーブルクロスというとなんだか食堂っぽくなりそうなイメージでしたが、上の写真のクロスのようにレースのような可愛いものもあって、お部屋の雰囲気にとてもよく合っていますね。
防汚加工
汚れをつきにくくしたり、汚れを落としやすくする加工。同時に撥水効果のあるものもあります。
防炎加工
燃え広がるのを遅らせる加工で、消炎効果はありません。家族に喫煙者がいたり、キャンプなどテーブルの上や近くで火を使う場面で欲しい加工ですね。
テーブルクロスの洗濯方法やお手入れ方法
テーブルクロスって汚れやすくて洗濯が大変そうだったりと、なんだか面倒で普段の生活にはなかなか取り入れにくいイメージではないでしょうか?ですが、普段のお手入れは拭くだけ、洗濯機で洗えたりアイロンいらずの簡単なものもあります。気になるお手入れ方法を素材別にご紹介します。
洗濯する前に
まず、洗えるものであれば汚れやシミを酸素系漂白剤で落としてから洗濯をします。色や柄物のクロスの場合は蛍光漂白剤の入っていない洗剤を使いましょう。色落ちしてしまう恐れがあります。洗剤についてより詳しく
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤と違い、嫌な臭いがせず有毒なガスを発生することはありませんので安心して使えます。衣類のシミ抜きだけでなく、食器やステンレス、ベビー用品の漂白、除菌、消臭に幅広く使える優れものです。
- 水に規定量の酸素系漂白剤を溶かす
- 汚れた布を15〜20分ほど浸ける
- 水ですすいで、そのあとは普通の洗濯をする
綿
汚れが落ちやすいよう屏風のように折ってたたみ、シワを防ぐため洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います。
洗濯をしたら、シワをよく伸ばし、形を整えてから色あせ防止のため日陰干しをしましょう。
シワが気になる場合は、洗濯の後に洗濯のりを使えばパリッと仕上がりアイロンいらずですよ。それに、布の表面に洗濯のりがコーティングされることで、汚れをつきにくくする効果もありますので、汚れやすいテーブルクロスには丁度いいですね。
- 規定量の洗濯のりを水によく溶かす
- 洗濯後、脱水したテーブルクロスを1にしっかりと浸す
- 全体にまんべんなく浸かったら、手で絞るか脱水にかける
- シワを伸ばして干す
洗濯のりを使うのはひと手間ではありますが、テーブルクロスは大きいのでアイロンがけも大変です。アイロンをかけるよりはもしかしたら簡単かもしれないですね!?アイロンをかける場合は半乾きの状態でかければシワが伸ばしやすいです。
麻
麻はシワになりやすい素材です。洗濯機で脱水するとシワシワになってしまいますので、手洗いするか、脱水を20〜30秒にとどめるなど、弱めにしましょう。縮みやすい素材でもあるので、縮みを防ぐためにぬるま湯で、おしゃれ着用洗剤を使います。
引用:LION公式サイト
脱水後は綿と同じく、シワを伸ばし形を整えて日陰干しをします。洗濯後に放置するとシワがつきやすいのですぐに干すようにしましょう。綿と同じく、洗濯のりを使ってもいいですね。アイロンをかける場合も、同じです。
ポリエステル
綿と同じく、汚れやシミを落としたら、屏風折りでたたんで洗濯ネットに入れて洗います。大抵のポリエステルなら洗濯機で洗えると思いますが、洗濯表示をしっかりとチェックしてくださいね。素材別洗濯方法の記事はこちら
ポリエステルはシワになりにくいので、洗いジワを伸ばし形を整えて干せば、アイロンなしでも大丈夫です。
ビニールは拭くだけ
普段の汚れはふきんで拭くだけなので、テーブルそのままの時と同じですね。水拭きで取れなかった油汚れや水垢は、食器用洗剤などの中性洗剤を薄めたもので拭き取ります。
洗剤を使用したあとは、必ず水拭きをして洗剤を残さなようにしましょう。洗剤が残っていると、変色やニオイの原因になります。
あと、気をつけて欲しいのが、ビニールは長期間テーブルにかけたままだと、テーブルにくっついてテーブルを傷めてしまう恐れがあります。間に布を一枚挟むか、一週間に一回程度ビニールクロスをはがしてかけ直しましょう。
撥水加工のテーブルクロスは洗濯やアイロンはどうするの?
お手入れと洗濯方法
撥水加工のものは、飲み物や醤油などをこぼしてもすぐに拭き取れば汚れが落ちます。しかし、ケチャップやカレーなどの油分の多いものは、繊維に入り込みやすいので、濡れふきんで叩くように拭きとりましょう。それでもシミがついてしまったら、酸素系漂白剤で汚れを落としてから洗濯します。
洗濯をする際は、柔軟剤は使わないでください。撥水加工の上に柔軟剤の膜を張ることになり、撥水効果が弱まってしまいます。でももし使用してしまっても、もう一度水洗いをすれば大丈夫です。
シワを防ぐため、脱水が弱めの手洗いモードがよいでしょう。洗い終えたらシワを伸ばし、形を整えてすぐ干します。
アイロンをかけることで撥水効果がよみがえる
洗濯で撥水加工は落ちませんが、洗濯を繰り返すことで生地表面に毛羽立ちが出てくると、撥水加工が弱まります。しかしアイロンをかけることで撥水効果を取り戻すことができますので、週1回など定期的にアイロンをかけると良いでしょう。アイロンをかける際は必ず裏からかけましょう。
テーブルクロスの洗濯頻度は?
食事をすれば食べこぼしや料理の汁など、必ず飛んでしまいます。もちろん毎日洗えたら清潔で気持ちがよく、それに越したことはないかと思います。
しかし、テーブルクロスとなるとかなり大きくかさばり、実際は毎日洗うのは大変ですよね。ですので、食べこぼしなどはその都度拭き取り、全体的に汚れが気になったら洗えば良いのかなと思います。
一週間に一度など、定期的に洗うのを決めておくのもいいですね。洗えなくても、食事のたびに外で食べカスや埃を払い干すことでも清潔さを保てるのではないかと思います。
テーブルクロスの汚れ防止法
ガラス板
そして、汚れを防止する方法として、ガラス板やビニールマットを置くという方法もあります。ちょうど重石になりクロスのずり落ち防止にもなりますね。
透明なビニールマットなら、白いレースの素敵なクロスも隠れずに汚れ防止になります。
ランチョンマット
あとは、ランチョンマットを使うのもいいですね。ランチョンマットなら小さいのですぐに洗えます。テーブルクロスにあったものを揃えれば、クロスの汚れを防ぎながらテーブルコーディネートを楽しめますね。
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トレイ
小さなお子様にはトレイを使うのもいいですね。いくら食べこぼしても、拭いたり台所で洗ったりできるので簡単です。
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テーブルクロスのサイズの決め方や便利グッズ
サイズの決め方
長方形のテーブルなら、テーブルから垂れ下がる部分が20〜30cmというのが一般的な長さのようです。長いほどレストランのように上品な空間を演出できます。
ですが家庭で普段使うには、垂れ下がる部分があまり長いと邪魔になってしまいますよね。ですので、座った時に邪魔にならないテーブルのサイズ+20cm程度がオススメです。
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または、垂れ下がる部分を作らないというのも、かなりスッキリしておしゃれかもしれません。
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滑り止めに
テーブルクリップ
ズレ落ちが気になる場合はテーブルクリップを使うのもいいですね。
引用:楽天商品ページ
写真のようにモチーフになっているものを選んでアクセントにしてもいいですし、付けていても気にならない透明なプラスチック製のものもあります。
アンダークロス
テーブルとテーブルクロスの間に敷く滑り止めの布です。見た目は変わらずにしっかりずれ落ちを防いでくれます。
透明なビニールマットやガラス板
先ほども触れましたが、透明なビニールマットやガラス板を置くことでもずれ落ち防止になり、お手入れもかなり楽になりますね。
まとめ
- インテリアとしてだけでなく、テーブルの保護や、汚れや傷の目隠しにもなる
- お手入れ方法は洗えるものと拭くだけのものがある
- 撥水加工やビニール素材のテーブルクロスはお手入れがしやすく普段使いしやすい
- ビニールマットやガラス板、ランチョンマットを合わせて使うことでクロスの汚れを防がことができ、大変な洗濯の頻度を減らせる
傷や汚れがついても大きなテーブルを簡単に買い換えることはなかなかできませんが、テーブルクロスを使えば、そこまでのコストはかけずに目隠しや傷・汚れ防止ができます。
お手入れのしやすい撥水加工やビニール素材なら気軽に取り入れられそうです。お気に入りのテーブルクロスを見つけて、ダイニングの主役にすれば家事も楽しくなりそうですね!