最近は、環境汚染の対策に取り組む活動が盛んですが、特にプラスチックへの対策が強化されてます。直近で言えばビニール袋からエコバックへ移行してもらうように、ビニール袋の有料化が進んでいますよね。
プラスチックといえば、食器洗いに使うスポンジも実はプラスチック製品なんですよ。知らないうちにこのスポンジが、環境汚染の原因に繋がっているんです。
そこで今回はヘチマたわしを紹介します。私も最初知った時は驚きましたが、植物のヘチマでたわしが作れてしまうんです。天然素材なので環境にすごく優しいアイテムです。
この記事を読むとヘチマの新たな使い方が発見できますよ。ヘチマたわしをスポンジの代わりに使って、あなたもエコ活動をしませんか?
天然素材のヘチマたわし
ヘチマとは
ヘチマはウリ科の植物で火を通せば食べることもできます。ビタミン、ミネラル、食物繊維、塩分などが含まれていて栄養満点です。効能は抗菌性、吸湿性、通気性、防虫効果などがあり、化粧水やたわし、石鹸などにも使われています。
このヘチマで作ったたわしは、身体を洗ったり食器洗いや浴槽や台所でのお掃除たわしとしても使えるのです。そして使い古したヘチマたわしは、植物なのでそのまま庭などに捨てれば土へ還ります。これで、使い始めから使い終わりまでエコができますね。
おはようございます😃
今朝はヘチマの話題です。
今年もヘチマさんが大きく育ってくれて、ヘチマたわし第1号できました!自分で育てると、ウレタンスポンジよりも安くて、ヘタったら庭に捨てられる(土に還る)のでFree。
意識高そうにつぶやけたりもします😝#ヘチマたわし#田舎暮らし pic.twitter.com/gJSoy5q100
— なちゅお | 田舎暮らしブロガー (@nhlife_16) September 22, 2020
スポンジと何が違う?
スポンジの素材として主に使われているのは、ポリウレタン、メラミン樹脂、合成繊維、ナイロン、アクリル繊維ですが、どれもプラスチックなんです。
このスポンジをしばらく使用しているとボロボロとほつれてきます。細かい繊維は水に流れていき、水処理場でも処理できずに通過してしまいそのまま海に流れていってしまうのです。なので家庭用のスポンジは海の汚染物質につながってしまいます。
セルロース
引用:amazon
ヘチマたわし以外にスポンジの代わりになるものの中にセルロースというものがあります。セルロースとは植物繊維の一つです。
こちらも天然素材で環境に優しいのですが、繊維が柔らかいため使っているとボロボロと繊維がくずれてきます。なので、食器洗いとしてはヘチマたわしよりは消耗が早いです。
ヘチマやセルロースの天然素材ついては、食器用クロスとして自然素材の食器洗い用クロスに変えませんか?多用に使えて経済的!でもご紹介しました。
ヘチマたわしの作り方
ヘチマたわしの作り方でヘチマをただ乾燥させる方法があります。ですが、乾燥までに数日時間がかかったり、乾燥途中に腐敗臭がしたりします。天候によってはカビが生えたりするので、中々完成まで遠いです。
今回は一番簡単にできる作り方をご紹介します。
- 鍋に水を多めにはり沸騰させる
- その中にヘチマを入れて30分ほど煮込む
湯がいている間はヘチマがお湯から浮いてくるので落し蓋をしましょう。 - ヘチマをお湯から取り出してしばらく水につけて冷ます
- 十分に熱が取れたら皮を向いていく
- 皮を向いたらお箸などを使ってタネを取り出す
この時に取りきれない場合は、乾燥させた後にとりだしましょう。 - 最後に十分に乾燥させればできあがり
こちらの動画がわかりやすいですよ。こちらは自宅で栽培したヘチマでたわしを作られています。
引用:amazon
作り方は簡単ですが、時間がない方は安く買うこともできますよ。
ヘチマたわしで食器洗い
洗い方
初めて使うときは水によく浸して、柔らかくしてから使ってください。
食器などについている植物性の汚れなどは、ヘチマたわしでこすればお湯や水で洗い流せます。汚れが落ちくい場合や植物性以外の汚れは洗剤を使って洗いましょう。
洗剤の代わりに米ぬかをふりかけると油汚れなども落とせてますよ。
使用後
使用後は水でヘチマたわしをすすぎ、汚れをとって水気をしぼり乾燥させます。カレーなどで変色が気になる場合は、漂白剤を少し混ぜた水に10分間つけておき、その後よくすすいでから水気を絞って乾燥させてください。
まとめ
- 天然植物のヘチマを使うと最初から最後までエコになる
- ヘチマたわしを作る時にはやけどに要注意
- 植物性の油なら洗剤なしで落とせる
ヘチマは自宅で育てる事も出来るので栽培からたわしにまですると愛着もわきそうです。さらに米ぬかを食器洗いの時に使うと、洗剤もなしで洗えます。洗剤も節約できれば家庭にも地球にも優しくなれます。
これをきっかけにご家庭で出来るエコ活動が増えていくともっと素敵ですね。身の回りには様々なエコがまだまだあるので、あなたも色々挑戦してみませんか?