出産を機にあなたのライフスタイルはかなり変化します。ましてや、産後はママの体が回復するための休息を十分に取っておかないと、後々体調が以前のように戻らないこともしばしばあります。
そこで、今回は出産前から産後がどれくらい大変なのかを理解して、準備できることは出産前に準備しておくことをお伝えします。
あなたのパートナーにも出産後の家事協力をお願いすることによって、これからのパートナーとの関係がさらに良くなることもあるので参考にしてくださいね。
目次
産褥期ってなに?個人差ってあるの?
産褥期とは、出産後約6〜8週間程度の期間のことを指し、その期間で体が妊娠・出産前の状態に戻ろうとすることをいいます。この期間は、個人差があり6週間ほどで回復してくる人もいますが、さらに期間を要してしまう方もいらっしゃいます。
また、この産褥期に無理して家事をした場合、体の具合が悪くなり、時として入院が必要なほど体のトラブルに見舞われることもありますので、十分注意しましょう。
産褥期に特にやってはいけないことは『重たいものを持つこと』と『長時間の立ち仕事』です。
家事の中でも洗濯は、洗濯カゴが洗濯物でいっぱいになって非常に重たくなっていることや、屈んだり洗濯物を干すために手を上げたり見上げたりと立ち仕事とあわせて上下運動の負荷もかかりまるので、できる限り控えた方が良いでしょう。
体の危険サインが現れたら無理はしない
そうはいっても、実際生活していると家事をしなければならないこともあるでしょう。そこで次にあげる状態になったときは無理に家事をせず、まずは安静にするようにしてください。それでも良くならない場合は必ずお医者さんに相談するようにしましょう。
- 立ちくらみや貧血を感じる
- 腹部や会陰に痛みやピリピリする感覚を感じる
- 体がだるく感じ、微熱がある
- 育児、赤ちゃんのお世話が大変で家事どころではない
あなたは母親になって「頑張らなければ」と気を張っているかもしれませんが、少しなら大丈夫と思わずにすぐに休むようにしましょう。
1人目と2人目の育児中の過ごし方の違い
1人目の出産の場合は赤ちゃんの睡眠のペースに合わせて一緒に仮眠を取ったり、そのすきに少しずつ家事をしたりコンスタントに休息をとりながら過ごすことが可能です。
しかし、これが2人目、3人目の出産となるとそう簡単にはいかないのが現状です。
赤ちゃんの手が離れるのと同時に上の子のお世話が必要になったり、また上の子のお世話が終われば赤ちゃんがぐずり出したりとあなたは家事どころじゃない時も多々あるかと思います。
1人目の産褥期は赤ちゃんのペースにあわせてコンスタントに家事をおこなうことができますが、2人目以降の産褥期はまずは休めるタイミングがあれば第一に休息する!これを心がけるようにしましょう。
産後の家事に大活躍!!オススメ便利家電
現在において、便利な家電を使わない手はありません。これは産後に限らず、これから生活は大忙しになるあなたなので、この機会に時短家電も買ってしまいましょう。
食洗機
まずは、食器洗いは手洗いから食洗機にかえちゃいましょう。実は食洗機を使うと水道代・ガス代を手洗いより抑えることができ、何より時間を生み出してくれます。
食洗機については以前にも紹介した『食器洗いはガス代節約よりお湯を使いストレスなく行うことが重要』をご覧ください。
お掃除ロボット
掃除は移動や、屈んだり、背を伸ばしたりと動作がたくさん必要になるので、極力控える方が良いでしょう。そんな時にはお掃除ロボットの出番です。
最近のお掃除ロボットもいろいろ種類が出ており、価格も1万円台の物からあります。拭き掃除もおこなえるタイプがあったり、自分でゴミまで捨てることができるものもあったりするので、一度、家電ショップで確認してみるとよいでしょう。
乾燥機能付き洗濯機
乾燥機能が付いていれば、干す手間・取り入れる手間がなくなります。花粉や虫がつく心配もなくなり、また、室内干しによる、生乾きも防ぐことができますので、そういったメリットも視野に入れ、導入を考えてみましょう。
まずはパートナー・両親に頼ることが大事
便利家電を利用したとしても、家電に頼る前にまずはあなたのパートナーや両親に頼るようにしましょう。パートナーはあなたに頼られることで、率先して家事を手伝うようになり、今まで以上に二人の信頼関係を築くことができるでしょう。私の家庭がそうだったのですからおすすめします。
また、両親を頼ることも大切です。両親も生まれたばかりの赤ちゃんを見たいはずなので、頼ってみてはいかがでしょう。子育てと家事を両立してきた先輩でもあるので、正しい方法を教えてもらえるのではないでしょうか?
上にお子さんがいらっしゃる場合は、子供たちにお手伝いをお願いするのも1つの手です。子供たちにも自覚が芽生え、さらにあなたから褒められることで、幸せいっぱいの笑顔で喜ぶでしょう。その笑顔に助けられるのは紛れもなくあなたではないでしょうか。
まとめ
- 産褥期は安静第一で行動する
- 体の危険信号には素直に従い、場合によっては医者に相談
- 1人目育児はコンスタントに家事をおこない、2人目以降は無理な時は家事を放棄するのも手
- 家事はできる限り、便利家電に頼る
- パートナーにも気を使わず頼ろう
家庭によって状況は様々です。いつでも里帰りできるご家庭もあったり、実家が遠方にあって簡単に両親を頼れないご家庭もあったりするでしょう。
とにもかくにもあなたの体を第一に考え、無理をしないよう心がけましょう。家事を少しぐらいサボってもそんなものたいしたことじゃありません。
それより大切なことは、あなた自身を大事にし、赤ちゃんやお子さんとの時間を大切にするために無理せず、時に家事サボしながら暮らすことではないでしょうか。