家事に仕事に育児にと、現代の女性は実に忙しい毎日を送っています。特に子育て中の家庭では思うように自分の時間が取れず、イライラすることもありますよね。気分転換を兼ねてお出かけをしたくても、幼いお子さんがいるとハードルが上がって難しい…そんな時こそおすすめしたいのが読書です。今回は忙しい毎日に読書習慣を取り入れる方法についてご紹介します!
目次
読書は短時間でもOK
読書は5分でもできる
「読書」という言葉は、確かにどうしても100ページ以上あるページを黙々とめくっていくイメージが強いものです。多くの本にはそれぞれ起承転結があって、短い時間ではどうしてもちゃんと読めない…そう思いますよね。
ですが、実は読書には必ずしもまとまった時間は必要ではありません。それこそ、5分、10分、15分といった、一見短い時間であっても読書はできるのです。
「読書」=「読破」ではない
そして大事なポイントは、読書とは全ページの全ての文章を読み切ることではないという点です。一度読んだことのある本のお気に入りのページを「読み返す」のも、目次で気になった章だけを「つまみ読む」ことでも、それは立派な「読書」です!
6分読めばストレス解消に!?
読書はストレス解消にもオススメです。実はイギリスのとある実験により、音楽を聞いたり散歩をするといった活動よりも、読書はストレス軽減効果が高いことがわかったそうです。たった6分でその効果が出たというのですから、驚きですよね。
本の世界に入ることで、ストレスの原因となる現実から心理的に切り離されて気持ちがリセットされる、ということらしいです。読書、すごいですね!!
短い時間で読書をするコツ3選
では具体的に、どのような生活シーンで読書を楽しめるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう!
「朝活」感覚で早起きする
まずおすすめなのが、朝いつもより早く起きて読書をする時間を作ること。いわゆる「朝活」のようなものですね。子どもが起きてくる前なら邪魔をしてくることもないので、一日中忙しいお母さんたちが実践している方法なのです。
読む本も、別に難しいビジネス本である必要はありません。あなたの好きな本であれば、小説でも、エッセイでもいいのです。のんびり自分のために使える時間は貴重ですから、私も基本的に自分の好きな本を読むようにしています。
ちょっとしたスキマ時間を活用する
忙しい日々の中、毎日毎日朝早くから起きて読書をすることにハードルを感じた方は別のスキマ時間を活用してみましょう!思いの外、スキマ時間は1日の中に結構ありますよ。
子どものお昼寝時間
お子さんが幼いご家庭であれば、お子さんがお昼寝をしている時間を活用する方法があります。「その時間があれば家事を…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、時には休息も必要です。ほっと休める貴重な時間こそ、勇気を持って自分のために時間を使ってみましょう!
授乳中
赤ちゃんの月齢にもよりますが、授乳には20〜30分くらいかかったりしますよね。その授乳の時間を読書に充てることもできます。
最近授乳中、本を読むようになったら家にあった本、読み切ってしまった。授乳と読書、時間を有意義に使った感があって気分良い。もっとためになる本を買ってみようかな。
— duyo500 (@Ya5001) February 22, 2015
育児書などには「赤ちゃんを見つめ、話しかけながら授乳する方がいい」と書かれてはいるのですが、授乳中に読書やスマホをいじっていても問題なく育っているという声もあり、最近では授乳中の読書もスタンダードのようです。
子どもを抱っこしながら
新生児期の赤ちゃんの中には、お母さんに抱っこしていてもらわないとずっと泣き続けてしまう子もいますよね。気持ちよさそうに寝始めたからとベッドに寝かせるとすぐ起きて泣き出してまた抱っこ…。そんな時は開き直って抱っこしながら本を読むという猛者もいます!
スヤスヤの赤ちゃん抱っこしながら読書するのが人生で一番リラックスできてる気がする
— ザキヤマNext% (@zakiyama_thai) May 2, 2020
通勤時間や休憩時間
職場復帰ができている方であれば、通勤時間や職場での休憩時間に本を読むのがオススメです。通勤中や職場なら家事や子どもに邪魔される心配もないのでリラックスして自分のペースで読み進められます。個人的には職場でのお昼休みにサンドイッチやおにぎりを片手に、本を読みながら過ごすのが定番です!
読書をしやすくする方法
読書を朝やスキマ時間で読書を100%楽しみたくても、気分がのらない、本が重くて持ちにくい、片手でページをめくれない…なんてときもありますよね。そんな時にはどうすればいいのでしょう?
無理はしない
もし本を読んでいても楽しめなかったり、本の内容が頭に入ってこない時は無理せずに本を閉じてしまいましょう。世の中には本がたくさんありますから、作家によっては文章が自分の好みではないケースもありますし、内容に興味がもてないのに無理して読んでもプラスにはなりません。そんな時は割り切って、そのスキマ時間で別のことをして気分転換をするのも一つの手段です。
最新技術を利用する
ハードカバーの本の場合、文庫本に比べてかさばる上に重いなんて悩みもありますよね。授乳中や抱っこ中は手が塞がってそもそも本を読めないなんてケースもあるかと思います。そんな時は、文明の利器を活用してみてはいかがでしょう。
電子書籍
まずおすすめなのが電子書籍です。スマホやタブレットなどの端末にアプリさえ導入してしまえば準備完了。ページを捲るのも指で軽くスワイプするだけで、部屋が暗くても読めるのが嬉しいポイント。
特にKindleは電子書籍に特化した端末なだけあり、スマホやタブレットと違いブルーカットを極限までカットされているので、長時間読んでいても目が疲れにくいと評判です。
音声読み上げ機能
最近のスマホは設定さえしてしまえば、選択した部分や画面上の文章を機械が読み上げてくれる音声読み上げ機能も搭載されています。この機能を使えば本を耳で聴いて読むこともできちゃいます!
文庫本を傍に置いておく
電子書籍に抵抗がある、機械的な音声読み上げ機能では本の内容が頭に入ってこないという方もいらっしゃいますよね。私自身、電子書籍を利用はしているものの、どちらかと言えば紙派なのでその気持ちはよくわかります。
そういう方は、文庫本がオススメです!文庫本はコンパクトサイズのものが多いので片手でも読めますし、持ち歩くにも便利です。読みたい本は本を常に手元に置いておく、あるいは常に目に付く場所に置いておくと、気が向いた時にさっと読めるるのでスキマ時での読書がよりしやすくなりますよ。
親の読書習慣が子どもにもプラスに働く
親が読書をするようになると、子どもにとってもプラスの効果があります。
本が身近な存在になる
親に読書の習慣がある最大のポイントは、子どもにとって本が身近な存在になる点です。私も母が本好きだったので、幼い頃から本が身近にある環境で育ちました。幼いながらに本の内容はわからなくても、挿絵を楽しんだり、眠る前に本を読み聞かせてもらって物語の世界を思い描きながら寝ていたものです。
想像力が身に付く
本が子どもに身近なものになると、子どもたちは本を通じて登場人物になりきることができます。魔法使いにも、動物にも、冒険者にもなれます。そうやって物語の主人公になりきって時に悩み、泣き、笑い、喜びを分かち合いながら、自然と様々な喜怒哀楽を自分のものとして体験し、豊かな想像力や感受性を育てることができるのです。
まとめ
今回は忙しい方のために、読書の取り入れかたやコツをご紹介しました。
- 読書は短時間でもできる
- 必ずしも全てを読む必要はない
- ストレス解消にも役立つ
- 早起きや日常のスキマ時間を活用するのがオススメ
- 親が本を読むと、子どもにとっても読書が身近なものになる
子どもがいる家庭ではどうしても子どもや家事が優先され、なかなか自分の時間が取れません。自分の時間が取れなければ、余裕もなくなってきますよね。そんな時こそ勇気を持って、リフレッシュの時間を作りましょう!そしてまずは5分間、読書で本の世界に旅立ってみませんか?