日々食事を作る為に利用してるキッチン。美味しい料理を作って家族に振舞い、日々の生活環境を充実させ楽しい一時にもしてくれる場所です。
しかし、このキッチンを利用する上でやっかいなのが、換気扇の掃除です。このメンテナンスが厄介なので、避けて通ろうとする人が後を経たないケースも少なくはありません。
それは、掃除の仕方が分からないというのも原因の一つです。ただ、この掃除がしっかりできると、いつでも気持ちよくキッチンを利用する事が出来ますので、是非掃除方法は覚えておきたいですね。
今回はスポンジを正しく使ったキッチンの換気扇を効率よく掃除する方法を中心にご紹介します。
- 換気扇汚れの原因。
- スポンジを活かした掃除方法。
- 重曹を使う際の注意点。
- 換気扇掃除の頻度。
目次
換気扇汚れの原因は?
そもそも換気扇の汚れの原因が分からないと、肝心の掃除方法に結び付きません。
原因がわからないまま掃除すると全く逆効果になり全ての掃除が水の泡になってしまうので、汚れの原因をしっかり理解して正しく掃除をして効率よく綺麗にしたいですね。
この様にキッチンで料理をする事は出来ていても、掃除等のメンテナンスができないと、料理も効率よくできませんし衛生的にも問題です。ですので、ここでしっかり汚れの原因を理解して、キッチンを綺麗に維持していきましょう。
換気扇の汚れの原因①空気中による油の汚れ
1つ目の換気扇の汚れの原因は空気中の油や埃による汚れから来ています。
調理をすると湯気が立ち、それが稼働している換気扇へと導かれながら、家の外へ送られて行きます。その際に換気扇のプロペラ部分に湯気の中にある、空気中の油(油膜)がこびれ付き、ベットリと付着したままになってしまいます。
これは私も困りました。
我が家では家族が肉体労働をしている分、カロリーやタンパク質のある油物の料理を作る頻度が結構高いですので、湯気から結構キツい油の臭いがする事が多々あります。そういう臭いを嗅いだだけでも、その後換気扇がどうなってしまうのか想像出来ます。
この油を放っておくと、換気扇のプロペラが回り難くなったり、最終的には業者に頼んで痛い出費をしていしまうという事になってしまいます。
それだけ換気扇は吸引力が良いため、汚れるのも早いのです。
換気扇の汚れの原因②埃による頑固な汚れ
2つ目の換気扇の汚れの原因は、埃による頑固な汚れです。
先ほど油が蒸気と一緒に換気扇に送られて、プロペラにこびり付くとご説明しましたが、そこに埃も加わるんです。私も最初は知りませんでした。
油は冷えると固まりますので、そこに換気扇が吸収した大量の埃が長期間付着し続けると、簡単には汚れを落とせなくなってしまいます。
こうなると厄介ですね。例え取り外してゴシゴシ磨く様に汚れを取ろうとしても、なかなか落ちないので諦めざるを得ないケースも少なくはありません。
私のおばあちゃんの家でのお話をしましょう。
おばあちゃんの家は築40年以上の家で、換気扇の構造はシンプルなプロペラ式です。
おばあちゃんは結構面倒臭がりで全く掃除しませんでした。その結果、換気扇を回そうとしてもプロペラの回りが悪くなり、最終的に止まってしまいました。
その後は業者を呼んで清掃して貰いました。換気扇の掃除をサボると面倒臭いことになりますね。
換気扇の汚れの原因③食の欧米化
3つ目の換気扇の汚れの原因は、食の欧米化にあります。
年々変化する日本の食文化。唐揚げ以外にも従来からあるハンバーグや鶏肉の照り焼き等、高カロリーな食事が日本に浸透してきています。
その分、油の使用量も増えて来ますので、当然換気扇への影響は凄まじいです。これには参りますよね。
我が家でもハンバーグを等を夕食の献立に入れる事はよくあります。肉汁自体も結構油っぽくて、蒸気も凄まじいです。
その分肝心の換気扇への汚れは、かなりの影響を及ぼすでしょう。時代が変われば新たな問題が山積みです。
食の欧米化は健康面だけでなく、こうした設備関連にも大きく影響している事が分かります。
スポンジを使用した掃除方法
ここからは効率良く換気扇を掃除する方法をご紹介します。ここはとても重要ですから見逃さないで下さいね。
ここで必須となるのが、スポンジです。このスポンジと洗剤等による組み合わせが、換気扇の掃除をやり易くしてくれます。
日頃から使用しているスポンジですので、とても馴染みがありますし、汚れがそこまで酷く無い場合は業者を呼ぶ必要はありません。
では、スポンジを使ってどうやって掃除すればいいのでしょうか?
スポンジを使用した掃除方法①アルカリ性洗剤で洗う
1つ目のスポンジを使用した掃除方法は、アルカリ性洗剤で洗う事です。
マジックリンなどの家庭用アルカリ性洗剤とスポンジがあれば、前述の通り余りしつこく無い汚れでしたら、フィルターや本体に直接吹き掛けて、約10分後にスポンジで軽く水洗いをすれば、問題無く汚れが落せます。
簡単でしょ?
高い費用を払って業者に任せなくても、身近な存在であるマジックリンをドラッグストア等から購入してそれを使えば、簡単に落とせますから、オススメです。他にもアルカリ性の洗剤はたくさん販売されてますね。
なぜアルカリ性洗剤がいいのかはキッチンの換気扇の油汚れを掃除する方法は?汚れにくくする方法も!やキッチンの換気扇の掃除に最適なアルカリ性の効果と注意点!でも紹介してます。
価格もリーズナブルですし、使用頻度も必要な時だけですので、そこまで出費する必要は無いでしょう。
スポンジを使用した掃除方法②重曹を使う
2つ目のスポンジを使用した掃除方法は、重曹を使う事です。重曹は頑固な汚れで困っている時の救世主です。
使用する重曹は掃除用に使われる重曹で大丈夫、これだけでも充分に換気扇のフィルター等の汚れを落す事が出来ます。そして、コスパが良いのが魅力です。
ただ、ワンプッシュのマジックリンとは違って重曹は少し手間が掛かりますので、休日等の時間に余裕がある日に行うと良いでしょう。
やり方は以下の通りです。
- 換気扇のフィルター等を取り外す
- 新聞紙を敷いてからフィルターを置く
- フィルター等に重曹を振り撒いてから約3時間放置
(この時に重曹によって、フィルターに染み着いた汚れを分解する作用が働きます。) - その後はシンクでスポンジで磨きながら水洗いすればOK
重曹は我が家でも使用していますが、とても重宝してます。
<" dir="ltr">思い付きで換気扇掃除をしたくなり…マジッ○リンを探すも在庫切れ。確か重曹はあったよなぁ…と準備。重曹での換気扇掃除は初めて。いざ勝負‼️
結果…なんで重曹を試さなかったよの、ワタシ‼️‼️‼️ 水を少し足してスポンジで擦る。即落ち‼️マジッ○リンのつけ置きなんだったのー😱
— Akane (@OzarinO) December 15, 2019
こんな書き込みも。やはり重曹は救世主でしたね。
重曹については面倒なキッチンの換気扇掃除も重曹を使うとこんなに簡単に綺麗に!?やお風呂掃除でも重曹は万能アイテム?その特性と活用方法を徹底解説!!もご覧ください。
スポンジを使用した掃除方法③セスキ炭酸ソーダを使用
3つ目のスポンジを使用した掃除方法は、セスキ炭酸ソーダを使用する事です。
100均で売られているセスキ炭酸ソーダは重曹より10倍程油を分解する力が強いので、重曹より更にコスパも良くお勧めです。
手順は以下のとおりです。
- 40~50度のお湯100mlに小さじ1位の重曹を入れてよく混ぜスプレー容器に入れる
- 換気扇の電源を切る
- フィルターを外してプロペラ部分を取り外す
- フィルターの奥にある固定カバーとファンを外す
- スプレーを掛けて10~20分そのまま漬け置きする
(シンクの中やお風呂場で行う方が効率が良いです) - 最後にスポンジを使って水洗い
- 水気を拭き取って乾かし換気扇を取り付ければ終了
セスキ炭酸ソーダも100均で買えますよ。こちらもオススメです
セスキ炭酸ソーダについても色々書いてます。レンジの掃除はセスキ炭酸ソーダで簡単・きれい・手間いらずやキッチンの頑固汚れを簡単に落とす安心の天然自然素材11種みつけたなんかも覗いてみて下さい。
重曹を使用する際の注意点
ここまでは各洗剤による掃除の方法をご説明しましたが、この中で最も気を付けて欲しいのが重曹です。
重曹は弱アルカリ性で、基本的には肌が丈夫な人には問題はありませんが肌が弱い人にとっては肌荒れの原因になります。ですので肌が弱い人や長時間重曹を触って掃除をする場合はゴム手袋を着用する事を忘れないようにしてください。
どんなに簡単に掃除できても、身体に悪影響があってしまっては元も子もないですよね。
換気扇の掃除の頻度はどれくらい?
ここまで掃除方法や注意点が分かりました。残るは掃除の頻度ですねの。毎週するのが良いのか1ヵ月毎にするのが良いかわかりませんすね。
適切な頻度がわかれば上手くスケジュールを組んで掃除できますよね。私も思いついた時にやるよりはスケジュールを決めて掃除がしたいです。
そうする方がより効率的で、洗剤を買うスパンも余裕を持てます。
換気扇の掃除の頻度は半年~1年
換気扇の掃除の頻度は半年~1年で問題ありません。
何故なら、そもそも換気扇の設計は油汚れも考慮されていますので、ある程度の汚れには耐性が付いているからです。ですので、そこまでしょっちゅう掃除をする必要もありませんし、気にする必要もありません。
実際に毎週フィルターを取り外して掃除していると、かなりの労力と時間を使ってしまいますし、汚れと言っても、蒸気によって付着した細かい埃程度でしょう。
実際キッチン清掃の頻度は少ない家庭が多いのではないでしょうか?我が家もクロスでサッと拭くくらいの簡単なことは毎日やりますが、それ以上の細かい汚れは大体1ヶ月毎の間隔で済ませています。でないとゴキブリ等が来てしまいますからね。
それに比べると換気扇はもう少し頑丈ですので、心配する必要はありません。年に1度の大掃除の時にやると決めているとスケジュールも立てやすいですね。
まとめ
- 換気扇の汚れの原因は固まり易い油と、それに付着する埃が原因
- キッチンマジックと重曹、そしてセスキ炭酸ソーダでスポンジ洗いすれば汚れは落せる
- お肌が弱い方はゴム手袋を着用する事
- 掃除の頻度は半年~1年で行う
こうして、しっかりメンテナンスと掃除を怠らなければ、後々のトラブルを回避出来ますし、安心して料理を作り続ける事が出来ます。
自分もこの情報を通じて更に調理環境の美化に取り組みたいと思いましたので、是非ご覧の皆さんも一緒になって実践し、楽しいクッキングライフを送って行きましょう。
私も経験がありますが、これは油の処理をする際の事でした。
まだ料理を覚えて1~2年程の頃でしたが、当時は基本的な洗い方しか分かりませんでした。ですので、揚げ物をした後の処理は親に任せていましたので、年齢を重ねるに連れてどうやって油を処理すればいいのかといった基本的な知識を得られずに、ただ単に料理をしている子供という状態が続いていた事を覚えています。