子供と遊んでくれてると思ってた主人が、ふと気付くと1人でゲームしてて子供を放置。というか、そもそも普段から育児よりゲームを優先してる態度になんだかモヤモヤ。
以前の私は、そんな風に思いながらもワンオペ育児を受け入れてました。それが我が家のスタイルだから。でも、主人の頭の中を理解してからはそんなストレスが軽減されて気が楽になりました。
どうやら、ママとパパでは思考回路が少し異なるようです。
私をイラッとさせる主人のその行動、パパ脳の傾向を知って対策をうまく取ることで、ゲームより子供に向き合うパパに変身させちゃいましょう。
目次
育児よりゲームを優先する夫の生態
なにかと大変な子育て中のママは、パパにイライラさせられることも少なくないですよね。私も、主人のこんなことにイラッとすることがよくあります。
- 妻の大変さを分かってくれない
- 暇さえあればゲームに夢中
- 子供の些細なグズリに対して主人も不機嫌になる
- 「手伝ってあげてる」という上から目線的な態度
- イクメンぶる(自分をイクメンだと勘違いしている)
更に、ある統計によると、世の中のママ達はこんなときに「夫が育児から逃避してるな」と思うという調査結果がありました。
- 自分の予定を優先して出かけてしまう
- 休みの日に子供と関わろうとしない
- 子育てよりスマホやゲームに夢中
どれも思い当たる事ばかりですが、私的には特に、ゲームばかりして子供の相手をしてくれない主人に絶望感を抱き始めていたんです。
ワンオペ育児が基本スタイルの我が家ですが、主人が子供と向き合ってくれるととっても嬉しいんだけどな。なんて思ったのがきっかけで、夫がなぜ育児そっちのけでゲームにハマるのか調べてみたんです。
夫が育児よりゲームを優先させる理由
いろいろ調べてみたところ、主人が育児そっちのけでゲームにハマり込んでしまうのは、社会構造や遺伝子レベルでの性差によるものだと思えて来てしまいました。
家事と育児は妻がやって当然と思い込んでいる
人類は太古の昔から、男性が生活の糧を手に入れて、女性は家庭を守るという家族の形が一般的な習慣で、それはつい最近まで脈々と続けられて来ていました。
しかし、時代が変わって女性の社会進出が進み、私のように結婚して子供を産んでも働き続ける女性は既に珍しくなくなっています。
そんな現代でも、「家庭のことは女性がするもの」という思考に囚われたままの残念な男性がいかに多いことでしょう。
ただし、この考え方をしている男性全員が昔の考えに凝り固まってると言うわけではありません。何代にも渡って営々と続いて来た生活様式や思考は、一朝一夕では変えることは出来ません。
九年の結婚生活で家事育児の夫婦等分が染み付いてるので、実家で食後に当然のように寛ぐ父と、当然のように後片付けをする母を見ると我が親ながらカルチャーギャップ感じる。妻が家事してて自分が何もしてない状況に俺は耐えられない
— シュナムル (@chounamoul) April 15, 2018
そう言った意味で、旦那様が抱く女性(母親)像は育った環境によって千差万別だと言えるでしょう。
例えば、お母様が専業主婦だった場合に、家事は全て母親がするのが普通だと言う思考が前提だとすると、旦那様はイクメンしてるつもりでも、あなた目線だと全然足りないといった思いが拭えなかったりするかもしれません。
仕事がとってもハードワーク等でパパ自身に余裕がない
私の主人もそうですが、毎日の仕事が結構ハードで、家に帰ってくるのは毎晩夜遅くになってから。
仕事が忙しくなってくるとハードさに拍車がかかって、なんだか話しかけにくいオーラを感じてしまうことも1度や2度じゃありません。
仕事自体は気に入ってるみたいなのですが、追い込みの度に、あんまり根詰め過ぎるとパンクしちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。
やりがいがある反面ハードワークな毎日。そんな仕事だからか、じっくり育児に取り組む余裕がないのかな。なんて思ったりします。
子供が生まれても男性は自分の生活パターンを変えない
これは、私がママ友から聞いた話なんですが、男性は子供が生まれても自分の生活を変えない人が多いそうです。正確に言うと、夫は子供に合わせてるつもりでも、ママの立場から見るとそうは見えないことが普通なんだとか。
たとえば、子供をあやすとき。パパが子供の相手をしてくれるときってありますよね?そして、安心して家事をしていて、ふと気付くとパパは1人でゲーム、子供はテレビを見ているなんてことが。
このとき私は、主人は子供をテレビに押し付けて放っておいて、自分は好きなゲームに夢中になってると思い、正直残念な気持ちになってしまいます。
ですが、男性脳では、子供の機嫌が直ったことで、自分のミッションは終了したと考えるんだそうです。更に、一緒に遊ぶよりそれぞれが好きなことをした方がお互い楽しいと思うらしくて。
子育て=ミッション。いかにもビジネスライクな考え方ですが、そういう視点で考えてみると、普段は色々と気遣ってくれる優しい旦那様なのに、子育てだけは手抜きに見えるのも納得できるかもしれません。
旦那様の脳内を垣間見たことで、旦那様の性質を少し理解出来たかと思われます。でも、頭で分かったからと言って、子供を放ったらかしてゲーム三昧が許されるわけありませんよね。
でも、あまり旦那様に強く当たり過ぎると、大きな不幸に発展してしまうかもしれません。
夫をゲーム中毒から救い出そう!脱ゲーム漬けの5つの方法
旦那様が育児を放ったらかしにしてゲームに夢中になるには、それなりの理由があります。頭ごなしに責めるのではなくゲームにハマる理由を理解して、そこから抜け出す方法を実践してゲーム漬けの毎日から脱出してもらいましょう。
ゲームへのハマり具合(依存度)を見える化しよう
同じゲームを楽しむ人でも、生活に支障が無い範囲でゲームする人がいる一方で、とことんゲームにのめり込む人も存在します。
ゲームへのハマり具合を依存度と呼んだりしていますが、旦那様がどの程度ゲームに依存しているのか見える化することで、夫婦での問題意識が共有できて、解決へ向かって進みやすくなって来ます。
そこで、旦那様がどのくらいゲームに依存しているかチェックしてみましょう。
- 一日中ゲームばかりしている
- ゲームをしている時は生き生きしている
- ゲームが出来ないとイライラする
- ゲームを夜通ししてしまうことがよくある
- 家事や育児よりゲームを優先するようになった
これらに当てはまる項目が多いほど、ゲーム依存の傾向が高いと言えるでしょう。
ゲームをする時間を決めよう
ゲームが大好きな旦那様にとっては、いきなりゲームを禁止にするのはストレスが大きすぎて爆発してしまうかもしれません。
そこで、ゲームをする時間を決めてしまうのはいかがでしょう? ダラダラとゲームをするよりも、決まった時間を設けることで旦那様の生活にもメリハリがつき、よりゲームが楽しく感じるようになるはずです。
例えば、私のママ友のところは、旦那様と話し合った上で、子供の寝かしつけが終わったらゲームタイムという風にルールを決めたそうです。
ママが一方的に決めたのではなく、ご夫婦2人で決めたのが功を奏してか、子供さんが起きてる間は子供の相手をして、子供さんが寝た後は思い切りゲームを楽しまれてるそうです。
ママ友曰く、気兼ねなく堂々とゲーム出来るので、ママ友の旦那様もこのルールが気に入ってるとのことでした。
ママの自由な時間を確保しよう
完全に対等な場合以外、まだまだママの方が育児に関わる割合が大きいのが現状です。これは、専業主婦でも共働きでも変わらないんじゃないのでしょうか。
子供を愛する気持ちに嘘偽りはありませんが、ママばかりに負担がかかり続けてしまうとストレスは溜まる一方に・・・。
そして、例え子育てに積極的に関わる旦那様でも、ママがいるとつい頼ってしまうのも仕方ないかもしれません。
そこで、思い切ってママだけで外出することを提案します。ママは自由時間で1人を楽しむも良し。友達と食事やお出かけを楽しむも良し。
おうちのことはパパに任せて、思いっきりストレス発散しちゃいましょう!
ママがいないとパパ1人で何とかする以外なくなるので、ゲームをするどころではなくなるはず。結果的に、お子様と向き合う時間が出来るのではないでしょうか。
パパの自尊心をくすぐっちゃおう
子供そっちのけでゲームにハマるパパ。その姿は、ややもすると自分勝手に見えたり、家族を大切に思ってないんじゃないかと疑ってしまったり、モヤモヤと負の感情で覆われそうになることもしばしば。
そこで、少しだけパパに変身してみましょう。
- お仕事が大変でも頑張って働いて、やっぱりパパはパパでストレスを溜め込んでるのかも。
- 家族を愛する気持ちは同じだけど、やっぱりヤンチャばかりのお子様にモヤっとする瞬間があるのかも。
- ひょっとしたら、お子様にかかりっきりでかまってくれないあなたに寂しさを感じてるのかも。
そんな感情を、ゲームに没頭する事で紛らわせているのかもしれません。
そんなパパにも、助けられている事はあるんじゃないでしょうか?買い物に付き合ってくれたり、ママの手が離せない時に子供の相手をしてくれたり。
そんな時は、思いっきり感謝の気持ちを伝えましょう。ママの「ありがとう」「助かるわ」の声がパパのプライド(自尊心)をくすぐり、「必要とされてる」感がグッと高まります。
人がゲームにハマるのは、自分が成長して力をつけて行くことが実感出来るからだと言われています。これを、「自己肯定感が高まる」と言います。そして、所属する集団の中で自己肯定感が高まる時、人は、その集団の中で役に立つことに喜びを見出すそうです。
それが、ゲームの世界ではチームやパーティーであり、リアル世界では家族なのです。
パパに感謝の言葉をどんどんプレゼントする事で家族内での自己肯定感が高まると、ゲーム依存からの脱出はもちろん、進んで家事や育児にどしどし参加する本当のイクメンに変身するかもしれません。
ゲームは課金なしで楽しもう
パートナーのゲーム中毒が原因で、育児放棄はおろか離婚にまで発展してしまうケースも多いそうです。
特に、ネットゲームやスマホゲームの課金問題が深刻で、ハマってしまうと驚くほどの金額をゲーム課金につぎ込んでしまうのだとか。
ゲーム運営会社は、行動心理学などあの手この手を駆使してゲームにハマらせ課金させようと日夜研究を重ねています。
熱中しやすい人はもちろん、そうでない人もシステム的にのめり込むようにプログラムされてるので、一度ハマると抜け出すのは容易ではありません。
仕組み上、課金なしだと面白味に欠けるかもしれませんが、可能な限り課金なしで楽しむか、課金不要のゲームで楽しむのがベストです。
ゲームパスの今のラインナップ豪華すぎでしょ。国内タイトルを一部抜粋すると
・メタルギアソリッドV TPP
・メタルギアサヴァイブ
・モンスターハンターワールド
・デビルメイクライ5
・ファイナルファンタジーXV
・キングダムハーツ3
・エースコンバット7 ←new!
これ全部追加課金なしで遊べる— 元素さん@休業 (@element874_Re) March 23, 2020
脱ゲームへのNG行動
旦那様をゲーム中毒から救い出したい気持ちは痛いほど分かりますが、つい逆効果の行動をとってしまうことがよくあります。
NG行動は状況を悪くこそすれ、良くなる事はまずないので注意が必要です。
スマホ中毒の人にやってはいけないNG行動。それは、相手をディスる事です。やめられずゲームを続ける旦那様に、つい「いつまでやってるの! 」とか、「いい加減にしてよ! 」など、否定する言動は厳禁です。
また、「ゲームを取り上げる」「ゲーム機を壊す」「ゲームを勝手に解約する」などの実力行使はさらに危険です。
逆上してキレた相手は、我を忘れて暴れ出すことも十分考えられるからです。最悪、あなたに危害を加えることに発展するかもしれません。
そして、もしも今ご紹介した方法を試しても旦那様がゲームをやめられない場合は、医療機関での受診をお勧めします。あなたの旦那様はゲーム依存症かもしれません。
私は専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、ゲーム依存症は今では、国連の保健部門であるWHOが警鐘を鳴らす厄介な病気です。
ところで、ママがパパにゲームを控えて欲しいのは、単にママの負担を減らしたいからなのでしょうか?
ママが期待する本当に大切なもの
確かに、子供そっちのけでゲームにハマる夫に腹が立つのは全ママ共通の思いだと思われます。ただ、その思いは、ママが楽をしたいからではなく、家族愛から生じている事は間違いないでしょう。
「子供を放ったらかしにしてゲームしないで欲しい」「ゲームばかりせずに子供の相手をして欲しい」そんなママの声には、父親として子供ときちんと向き合って欲しいと言う切実な願いが込められているのです。
子供は日々成長し、どんどん大きくなっていきます。今しか見られない表情や仕草をよく見て欲しい。今しか出来ない関わりを味わって欲しい。子供の成長や家族の絆を育むために、ママは心の底からそう望んでいるのです。
ママが本当に欲しいものは時間でも自由でもない
花やスイーツ、それにアクセサリー。男性はプレゼントと言うとモノを思い浮かべる傾向にあります。
でも、本当にママが欲しいのはそんなものじゃありません。本当にママが欲しいのは言葉なんです。
- 家事や育児をしてくれるのは嬉しいけど、ねぎらいの言葉はもっと嬉しい
- 「いつも大変だね。ありがとう。」なんて言われると、疲れもモヤモヤも吹き飛ぶ
- 「こんなに大変だったんだね」と家事や育児の苦労を分かってもらえると嬉しくなる
など、パパからのねぎらいや感謝の言葉は、高価なモノや自由な時間より嬉しいプレゼントでした。
ただし、男性が最も得意な「問題点を指摘して、その解決策をアドバイスする」と言う行為は、ママに嫌われこそすれ感謝される事はほぼ無いのは、全国のママが同意してくれると信じてます(笑)。
もし、この記事をパパが読んでくれてたら、この想いが届けばいいなと思います。
まとめ
- 夫が育児よりゲームを優先するのは社会構造や性差が一因
- ゲーム中毒は5つの方法で脱出しよう
- 夫にゲームをやめて欲しいのは、子供と向き合って欲しいから
お互いに縁があって夫婦になり、その縁が深まって家族が出来たのはとっても素敵なこと。
一緒に暮らしてるとお互いの想いが噛み合わないことも起こり得ますが、それが今回はゲームへの姿勢だっただけ。
それぞれがお互いに対して理解と尊敬をもって接する事で、夫はゲームより子供と向き合うことに喜びを見出し、みんな楽しい家庭になることでしょう。