節約にかかせないお弁当。毎日作るのは大変ですよね。コンビニ弁当や外食という方もいるとおもいますが、正直同じメニューが続いて飽きてきませんか?
それを解消するのが路上で売られているお弁当。安くて種類豊富なお弁当を選ぶことができます。でも、安全面を心配する人もいると思うんです。そこで今回は、路上販売されているお弁当についてご紹介したいと思います。
目次
お昼休みに外で…では時間も場所もない!
いえいえ。でも、たまには外食してもいいのよ?会社の人もお弁当なの?
んー半々かな。どこも人が混んでてゆっくり食べられないんだよね
「ランチ難民」という言葉をご存知でしょうか。お昼休みに昼食を取ることができず困っている人のことを指します。ランチに関する悩みは大きく3つに分かれます。
「時間」がない
一般的にお昼休みは12時〜13時。みんなが一斉に同じ店に集まればすぐ満席になってしまいます。町によってはお店自体が少ないところもありますね。あっても遠くて移動するだけで時間がなくなってしまうなんてことも。
また、最近はお昼休みは自分のやりたいことや副業をする時間にあてる、「昼活」をしたいという方も増えてきています。私の勤めている会社の休憩室には、サンドイッチを片手に勉強している人もいました。ほんの少しの時間も無駄にしたくないという話もよく聞きます。
「お金」がない
40年にわたるサラリーマンの昼食代の推移をさぐるという記事によると、2018年の昼食代は570円だそうです。ランチメニューはほとんどが500円。ギリギリですね。ファストフード店で満足いく量を食べようとするともっとかかることがあります。
例えば全国にお店がある「マクドナルド」はハンバーガーにポテト、ドリンクのついたバリューセットはほとんどが600円以上。おなじく店舗数日本一の牛丼チェーン「すき家」。牛丼なら500円いかないぞ・・・と思うのではないでしょうか。
ですが単品だけだとどうしても栄養が偏りますね。味噌汁やサラダも一緒に頼みたいですし、男性の場合サイズも大盛に変更する方がいるのではないでしょうか。そうなると一気に金額があがり、予算オーバーになってしまうのです。
「種類」がない
日替わりを選べるところなら別かもしれませんが、予算や好みでどうしても買うものが限られていきます。そうなると次第に飽きてくるのです。週5で働くとして月に20日ほど。なかなか毎日違うメニューを頼むのはむずかしいですよね。
そういえば会社の後輩も「もうコンビニのおにぎりは嫌です・・・」って言ってたな
コンビニなら定期的に新商品は出ますがどうしてもパターンが似てきます。しかもオフィス街で購入しようとすると買うタイミングが被ってしまってやっぱり争奪戦になるんですよね。
残ったものが好みでなかったらお店選びから戻ってしまうものね
お弁当は自分で・・・派に訪れる落とし穴
「ならばお昼ご飯は自分で作ったお弁当ならどうだ!」という方はどうでしょうか。東京で働くビジネスマンの約4割はお弁当を持参するそうです。ところが、そろそろあの厄介なものが訪れます。・・・そうです、食中毒です。
以前に作りおきおかずの注意点とその対策はご紹介しましたが、お弁当になると常温で放置される時間が長くなるためより注意が必要です。温度10〜60℃で増殖し、温度36℃、湿度60%以上の環境で最も活発に繁殖します。
作る際に用心して傷みにくい献立を選んで、それでも冷蔵庫がなかったり入れ忘れて何時間もカバンの中に入っていたらそれだけで危険なのです。あとどうしても作るのが面倒になってきますよね。作り置きや余り物で工夫はしますが仕事や家事が忙しい時はどうしても作るのを諦めてしまうことも。
上手に使い分けていけたらいいんだけどね
あともうひとつ落とし穴があって・・・
どんなこと?
「路上販売」のお弁当は安くて酒類も豊富!
一口にお弁当と言っても手作り弁当とテイクアウト型のお弁当があがってくると思います。テイクアウト型の中でもお弁当専門店だったり、スーパーだったりコンビニだったりがほとんどです。これからはそれにプラスして路上販売のお弁当も視野に入れてみましょう。
何度か使ったけど安くて量も多くてよかったよ!
お弁当の手売りが基本だから、そこまで並び続けることもないしね
路上販売のお弁当は安い
大抵はワンコイン以下、場合によっては250円なんて値段で購入することができます。最近はスーパーのお弁当も安くなっているのですがやっぱり安く買うことができるのはとても嬉しいものです。
路上販売のお弁当は種類が多い
魅力的なのは値段だけではありません。種類が豊富なんです。これはお弁当の種類もそうですし、おかずの種類が多いこともありますね。沖縄で売られているお弁当は肉じゃが、生姜焼き、フライなどが入って300円なんてものもあります。これはかなり満足できそうですね。
もちろん、路上販売のデメリットもあります。地域によりますが、デメリットとその対策も見ていきましょう。
路上販売のお弁当は見つけづらい
店舗があればそこに行くことができますし、初めて行った土地でも今ならインターネットでサクッと見つけられますね。ですが、路上販売は地図アプリでは見つけられません。
お弁当を販売している企業がホームページで毎週月曜はここ、水曜はあの場所、と紹介していることもありますが自分の勤め先が近くにない場合のが多いですよね。
大阪ではなんと移動販売のお弁当屋さんを掲載するウェブアプリが今年から登場しています。淀屋橋中心なので利用できる人は一部になってしまいますが、お弁当の写真、場所、コメント見ることができ、近くの路上も検索できるものとなっております。
このアプリが全国にあったら、食べくらべもできて楽しそうだね!
・・・旅行中のご飯ぜんぶお弁当にする気なの?
あ、そっか
路上販売のお弁当は不安
1番のネックは安全面ではないでしょうか。まだ路上販売のお弁当による食中毒の報告はないそうですが、それでもやっぱり気になります。
どんな人が作っているのかがよくわからないっていうのも不安要素よね
ですが路上でお弁当を販売しているのは、実際に店舗があったりHPがあるので不安な方は一度調べてみると安全性がわかります。また、弁当には必ずあるシールがついています。そのシールには販売元の住所や製造者の情報が書いてありますので付いているものを選ぶようにするといいですよ。
それでも食中毒発生を防ぐため、東京では2015年に条約が改正されました。それまで届出制だったのから許可制になり、路上販売の数が激減したのです。
届出制と許可制って何が違うの?
届出制なら道路使用許可を取る必要がなく、自由に販売ができました。許可制になると各自治体ごとに保健所の許可を取る必要があります。管轄の保健所に行き、許可を得ることができなければ販売をすることができないのです。
また、衛生管理のために食品管理者を置く必要が出てきました。これによって安く売られる数が減った分、安全性は以前より高くなりました。
新たな路上販売「フードトラック」
そんな東京で最近増えているのがフードトラック(キッチンカー)という新たな形態になります。ビルの敷地内で提携しているフードトラックを呼び、販売するというものです。
今は東京がメインですが関東に広がってきていて、関西も視野に入れています。曜日ごとに違った専門店のトラックが週替わりでやってくるので飽きることもなく、作りたての本格的な味が食べられるのがメリットです。
フードトラックビジネスとして話題になっているのがTLUNCH(トランチ)。こちらもアプリがあるようなので近くで働いている方は一度利用してみるのはいかがでしょうか。(19年7月現在で東京の方が対象です)
まとめ
- 外で食べるにはお金と時間が必要だ
- お弁当の持参は夏場じゃ食中毒が心配だし、人と突然のランチに対応できない
- 路上販売の弁当は安くて種類も豊富。買う前に調べる必要はある
- 東京は規制が厳しく、路上販売からフードトラックに移行しつつある
安くて便利な路上販売のお弁当。一時期は安全面が心配されましたが、食中毒の報告もなくまだまだ人気な選択肢であることに変わりはありません。いつものお弁当に飽きたという方も、ぜひ近くで売られているようなら一度購入してみてはいかがでしょうか?
もちろん買う前にシールがついているかどうかチェックしてくださいね
ただいまー。今日もお弁当ありがとう。