ワイシャツが仕事で必要な方、多いのではないでしょうか?洗い替えで数着持っている方がほとんどだと思います。
洗濯はするけど、アイロン掛けは面倒くさいからまとめてクリーニングに出す。それじゃお金が掛かるばかりです。できれば家計に負担は掛けたくないですよね。
今回は本当にアイロン掛けは面倒なのか?検証してみましょう。
目次
アイロン掛けをする前に
いきなりアイロンを掛けるのは大きな間違い‼︎衣類にも1つ1つに個性があります。適切に取り扱わないと大事なワイシャツがすぐにダメになってしまいます。それを見分けるのがシャツの内側にある品質表示(洗濯表示)タグです。
①洗濯処理記号
こちらは中に40と記載されています、40とは液温の事です。数字は様々で衣類によって変わります。こちらの絵が意味する事は(液温40℃を限度として、洗濯機で弱い処理が出来る)という事です。
②漂白記号
塩素漂白剤が使えるか?使えないか?を表す記号です。このワイシャツは塩素漂白剤が使えない事が分かります。
※従来は画像の様に、フラスコタイプでしたが新しい表記は三角形マークになりました。新しい表記の意味は塩素漂白剤、酸素漂白剤が使えるか?使えないか?の3段階を示せる様になりました。
③アイロン処理記号
こちらはアイロンマークの内側に中と記載されています。全部で3段階(高)(中)(低)と分かれています。これはアイロンの温度を表しています。このワイシャツは中なので(アイロン底面150℃を限度に仕上げが出来る)という事です。
④商業用クリーニング処理記号
聞いた事がない方多いのではないでしょうか?大きく分けるとドライクリーニング、ウエットクリーニング、ランドリーその他特殊なクリーニングが存在します。クリーニング店で色々な衣類に応じてクリーニング方法が変わります。
・ドライクリーニング
水の代わりに石油系溶剤やパークロロエチレンと言う有機溶剤で汚れを取り除く事です。形崩れや収縮、風合い変化を抑えるのが特徴です。
・ウエットクリーニング
水を使うクリーニングの一種、汗汚れなど水溶性汚れがたくさんついている場合行います。
汚れに応じた洗い方の1つです。
・ランドリー
家庭洗濯と同じように「水」を使いますが、30℃〜60℃の温水を使います。大型のドラム型の専用洗濯機を用い、水に耐久性がある物に関しては温水で専用の洗剤などを加えて洗います。
なお、このワイシャツは石油系溶剤によるドライクリーニングが出来ます。
⑤乾燥処理記号
衣類の形で主に「干し方」を表記します。このワイシャツはシャツマークの右下に斜線が入っています。主に「日陰のつり干しが適している」表記となります。
他にも様々な表記があります。衣類によってそれは個性でもあるので気に行った洋服があれば品質表示タグのチェックは確実に行った方が良いでしょう。洋服を長く着る為の秘訣ですよ。
品質表示(洗濯表示)についてはこちらでも紹介してます。
まずはワイシャツのご紹介‼︎
しばらくタンスの中に入っていた白のワイシャツです。約半年眠っていた為、このまま着れない状態になっていました。問題点は以下の通りです。
- 表面全体のシワが多い
- ヨレヨレになっている
- 汗染みがある
シワやヨレはアイロン掛けで治りますが、汗染みはどうにもなりません。黄ばんだ状態で着るのは抵抗がありますので、まずはこの汗染みを解消していきましょう。
ワイシャツ染み抜き方法を徹底紹介‼︎
タンスの中に永く置いて置くとこのように黄ばんだ状態になる事がよくあると思います
クリーニング店に出せばいいと言う考えの方も多くいらっしゃると思いますが、家庭内にあるものでこの黄ばみ、簡単に取れるんですよ。
- ワイシャツ
- レモン
- 洗面器
- お湯
手順
① レモンを輪切りに切ります。
② 洗面器にワイシャツとレモンを入れます。
③ 沸騰したお湯を洗面器に入れます。
④ つけ置きしたワイシャツを洗濯機へ
⑤ 乾かして終了です。
この一手間で簡単に汚れを落とす事が出来ました。レモンの中にあるクエン酸が人の汗染みを除去する作用があります。つけ置きする事によって汚れを落とす事が出来るんです。つけ置きに時間ですが夜寝る前に作業し朝起きて洗濯にかけました。なのでおよそ6〜7時間程度です。
レモンは飲食だけではなく掃除や汗染み落としなど、万能に活躍してくれます。是非、常備して置くのをおすすめしますよ。
他にもレモンの活用方法を紹介してますのでご覧ください。
さて、気になる黄ばみも取れた事なので、いよいよ本題のアイロン掛けに移っていきましょう。
いよいよワイシャツのアイロン掛け‼︎
一口にワイシャツのアイロン掛けと言っても、襟、袖、前身頃、後身頃など細かい部分がありどこから掛けるべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。実はワイシャツの場合は首元、袖と固い部分から入り、前身頃、後身頃と柔らかな部分に行くのが手順なんです。なのでこれから部分別にご紹介していこうと思います。まずは以下の物をご用意下さい。
- ワイシャツ
- アイロン
- アイロン台
- 霧吹き
襟
ワイシャツの肝それは襟部分です。ジャケットや重ね着をする時に目を写るのはやはり襟‼︎ここは入念にする必要があります。では手順は以下の通りです。
① 襟を両手で伸ばす。
② 襟外側から内側に向けアイロンを掛けていきます。
※アイロンを掛ける際は霧吹きをしっかりかけましょう。
③ 襟を先端の丸い部分に引っ掛けて襟の付け根にアイロンをかけていきます。
④ そのまま肩にアイロンをあてていきます。
※襟元から肩にかけるイメージです。
袖
次に気になるのは袖、ここも目に写る場所の一つ汚れ、シワがあると目立っちゃいます。
①アイロン台にのせ袖口を開きます。
②袖端から中央へ向けてアイロンをかけていきます。
※ボタン部分は丁寧にシワを伸ばして下さい。
③袖から肩のステッチまでアイロンをかけていきます。
前身頃
肩、袖が終了したら次は前身頃広い範囲なので、シワが目立つ部分でもあります。特にボタン周辺はシワが付きやすい所なので注意が必要です。
①前身頃、ボタン部分ある方をアイロン台に乗せます。
②脇の縫い目に沿ってアイロンをかけていきます。
③ 全体にアイロンを掛ける
※ボタン部分の隙間はしっかりシワを伸ばす。逆のボタン受けの部分もしっかりシワを伸ばしましょう。
後身頃
前身頃同様に範囲が広いです。シワが出ない様に注意が必要です。
襟付近のステッチから下にシワを伸ばす様にアイロン掛けを行います。
※中央の縦ラインはしっかり残すのと範囲が広いのでしっかりシワを伸ばしましょう。
以上でアイロン掛けは終了です。
まとめ
- アイロン掛けをする前にまずは品質(洗濯)表示タグの確認
- 汗染みがある場合はレモンで浸す
- アイロン掛けの順番は襟→袖→前身頃→後身頃
今回は品質表示タグから汗染み取り、アイロンがけの手順を紹介させて頂きました。
品質表示タグに洗濯の仕方、アイロン掛けに必要な温度が分かります。衣類の特徴を知るには必要なツールとなるのでまずは確認しましょう。
汗染みはレモンの中に潜んでるクエン酸にお任せ‼︎非常に相性抜群で汚れを除去してくれます。レモンは色々な場面に使えるので常備しておきましょう。一度覚えると簡単ですね。この一手間であなたの家計を助けてくれることでしょう。