換気扇の掃除ってめんどくさいですよね?
「なんだか大変そう」と感じて後回しになっていませんか?
もちろん、私も頻繁に掃除しているわけではありませんが、換気扇の掃除をサボっていると・・・
分かっているかと思いますが、悪いことしかありません。
故障して修理なんてめんどくさいし、油が垂れて火事なんて起こったら大変です。
なので、今回は換気扇をピカピカにして、綺麗なキッチンで気持ちよくお料理が出来る様にするための、換気扇掃除の決定版!!をご紹介します。
換気扇掃除のマストアイテム お湯・重曹
まず、汚れの原因について説明すると、それは油とホコリです。
換気扇についた油が酸化して固まったものなので、アルカリ性の洗剤で中和させて汚れを落としていきます。
ここで重曹です。重曹は水に溶かすと弱アルカリ性、お湯に溶かすと強アルカリ性の炭酸ソーダになります。当然ゴム手袋をつけて使用します。
それと、油汚れにはお湯を使ったほうが簡単に落とせます。油って温めれば溶けるし、冷やすと固まりますよね?その性質を利用します。
大体50℃以上で油は溶けるので、50℃以上のお湯を使用しましょう。
熱湯を使用するのは塗装が剥げたり部品の変形、火傷の原因となるので熱湯は使用しない方が安全です。
補足しておくと、冬場は温度が低いので掃除する時期として向いてません。換気扇掃除に最適な季節は夏です。
換気扇掃除の決定版!!
まず、掃除のために準備するアイテムを紹介していきます
- お湯(50℃以上)
- 重曹(もしくはアルカリ性の洗剤)
- ゴム手袋
- 45Lゴミ袋2枚
- 新聞紙
- 水拭きタオル
- 乾拭きタオル
- キッチンペーパー
- スポンジ
- スプレーボトル
※お湯(50℃程度)100ccあたり5gの重曹を混ぜたものを用意します。
スプレーボトルは熱に弱いので熱すぎるお湯は使用しないでください。 - ドライバー
※解体時に必要な場合
- ブレーカーの電源を落とす
まず、ブレーカーの分電盤から換気扇の電源を落としましょう。間違っても掃除中に回ってしまわないように。 - 換気扇の下に新聞紙を広げる
部品の落下や汚れが落ちてしまう事への対策をしておきます。 - 換気扇を分解する
外せるところまで無理をせずに分解しましょう。
ネジが油で固まって外れにくい場合は、ドライヤーで温めると簡単に外れます。 - お湯で重曹水をつくる
お湯(50℃程度)100ccあたり5gの重曹を混ぜたものを用意します。ここで作る重曹入りのお湯は、ゴミ袋で換気扇と部品をつけ置きする用とスプレーボトル用があるので、ご家庭によって量を調整してください。
※スプレーボトルは熱に弱いので熱すぎるお湯は使用しないでください。
※重曹の商品に記載があれば、お湯に重曹を入れる割合はそちらを参照してください。 - ゴミ袋に重曹水を入れる
4で作った重曹入りのお湯を二重にしたゴミ袋に入れます。シンク等を使用して、万が一袋から漏れても大丈夫な場所で行ってください。 - 部品を重曹水につけ置きする
外した換気扇と外した部品を袋に入れて、30分つけ置きします。この時、全体がお湯に完全に浸かる状態にします。この時お湯は冷めてしまいますので、気になる方は少しだけ高めの60℃程度の温度から始めてみてください。
この間に、取り外せない部分にスプレーをたっぷり吹きかけておきましょう。
こちらもつけ置きしたいので、スプレーをかけた部分にキッチンペーパーをペタペタ貼ってパックしましょう。 - 汚れを落とす
汚れが落ちてきたら、キッチンペーパーで拭き取った後に、水拭きと乾拭きで仕上げていきます。 6でつけ置いた換気扇を取り出し、落ちていない部分はスポンジで落としていきましょう。こちらも、水拭きと乾拭きで仕上げます。
- 元に戻す
最後は、元通り組み立てて終了です。
注意が必要なのは、
換気扇は機械ですので、機械部分は水をかけないようにしましょう。
そして、手が届く範囲内で安全に掃除をしましょう。
換気扇の種類ごとの分解法
ざっくり換気扇といっても、家庭によって種類が様々です。ここでは、代表的なものを2種類紹介します。
ちなみに現在は、お湯だけで自動で洗浄してくれる換気扇の機材(レンジフード)もあるんですよ。すごく便利ですね。
賃貸の場合はちょっと無理ですが、マイホームをお持ちの方はリフォームしてみるのも手かもしれませんね。自動洗浄できるレンジフードが気になる方クリナップやPanasonicのサイトなどをご覧になってみてください。
レンジフード型シロッコファンタイプ
最近よくある形のレンジフードと呼ばれる換気扇ですね。
こちらのタイプの分解方法をご説明します。
※換気扇のタイプによっては、分解にドライバーが必要な場合があります。
①
一番外にある整流板と呼ばれるカバーを外します。
↓
②
中にあるフィルターを外す。2枚か3枚ついていると思います。
↓
③
シロッコファン(円柱のような形をしたファン)本体を固定している円盤(ベルマウス)を外す。
シロッコファンを外す。
シロッコファンの場合、つけ置きするのはシロッコファン、ベルマウス、フィルターです。
カバー(整流板)は、スプレーで掃除をしましょう。
換気扇型プロペラファンタイプ
こちらは、換気扇といったらすぐ頭にイメージできそうな形のものですね。
こちらの分解方法は簡単です。
※換気扇のタイプは、タイプによりますが分解にドライバーが必要。確認をしてから掃除しましょう。
① 外側のカバーを外す。
↓
② 中心のネジを外して、プロペラを外す。
つけ置きするのは、カバーとプロペラです。
プロペラの場合は、汚れがつきやすいのでつけ置きする前にスプレーを吹きかけておきましょう。
それでも、汚れが落ちにくい場合は、1〜2時間程つけ置きする時間を伸ばしましょう。
まとめ
- 換気扇掃除をサボると電気代の浪費や事故、故障の原因に
- 換気扇掃除には重曹とお湯が重要
- 換気扇の種類別の掃除方法
- 綺麗なキッチンで気持ちよく料理しましょう
最近は、掃除がしやすいよう自動洗浄できるものもあるように、換気扇の掃除は必要不可欠です。
換気扇は汚れがたまりやすい場所ですし、汚れは故障や事故に繋がります。キッチンが煙を吸わなくなったり、臭くなったりしたら嫌ですよね?
そうならないために、日頃から簡単に拭き掃除をしておくと、掃除がラクになります。頻度としては、3ヶ月〜半年に一度が理想的です。
気持ちのいいキッチンで生活するためには、換気扇の掃除は欠かせないですね。
どうしても掃除が面倒という方は、業者に掃除を発注したり、自動洗浄付きのレンジフードを購入する事を検討してみてくださいね。