最近は柔軟剤や香りビーズにこだわる方も多くいると思いますが、あなたは洗剤にこだわりを持って選んでいますか?私は洗剤はみんな一緒だって思っていました。
オシャレ着やニットは専用の洗剤で洗っていましたが、洗濯物の素材によって洗剤を使い分けると汚れ落ちや洗い上がりも全然違ってくるんですよ。
しかし、いざ洗剤を買おうとお店に行ってもいろいろな種類の洗剤があるので迷ってしまいますよね。今回は、そんな時の為に洗濯物の素材に合わせた洗剤の選び方をご紹介します。
目次
いろいろある洗剤の種類
洗濯物の素材に合った洗剤の選び方の前に、どんな洗剤の種類があるかを見ていきましょう。
- 粉末洗剤
- 液体洗剤
- ジェルボール
- 固形石鹸
- オシャレ着洗い用洗剤
- 部分洗い用洗剤
タイプ別に別けてもこんなに種類があるんですよね。
それでは、その洗剤にタイプ別の特徴について見ていきましょう。
粉末洗剤
引用:Amazon
少し前までの定番といえば粉末洗剤でしたね。私の実家の母も粉末洗剤を愛用していました。
粉末洗剤は主にアルカリ性の性質を持った洗剤です。
粉末洗剤はコスパも良いので家計に優しいというメリットもありますが、洗浄力も高く頑固な汚れに強い反面、洗濯物の布地を傷めてしまうデメリットもあります。
粉末洗剤は水に溶けづらい事もあり洗濯物に洗濯物に石鹸カスがついてしまうおそれがあるので注意が必要です。
液体洗剤
引用:Amazon
粉末洗剤より洗浄力は多少落ちますが、石鹸カスが残らないという点では粉末石鹸よりも使い勝手が良いですね。
選ぶ洗剤によってはすすぎが一回で済むタイプもあるので、水道代節約の面でもとても優れています。
液体洗剤は主に中性の性質ですが、液体洗剤にはアルカリ性のものもあるので洗濯物の素材に合わせた洗剤選びができるので使い分けが出来ていいですね。
液体洗剤は洗濯物の汚れに直塗りができるのでとても便利です。
ジェルボール
引用:Amazon
粉末洗剤や液体洗剤に次いで第3の洗剤と言われているジェルボールの洗剤ですが、ジェルボールは粉末洗剤と液体洗剤のいい所をそれぞれ採用したような洗剤と考えていただければいいと思います。
ジェルボールは液体洗剤と同じ中性の性質の洗剤ですが、泡立ちを促す成分等が加えられている為洗浄力が高く粉末洗剤にも負けず劣らずと言ったところです。
また、液体洗剤同様水に大変溶けやすい為洗剤カスが残る事はありません。
一回ごとに必要な洗剤がジェルボールとしてパッケージされているので軽量の手間も省けて時短になります。
ジェルボール自身が水に弱い為濡れた手で触らない等注意が必要な洗剤です。
固形石鹸
引用:Amazon
固形石鹸は天然由来の成分で作られている事が多く、肌の弱い方におすすめの洗剤です。
粉末洗剤同様に水に溶けづらいので使い方に少し注意が必要です。
柔軟剤無しでも洗濯物がふんわりとするので柔軟剤を使う事が苦手な方にもおすすめの洗剤になります。
オシャレ着洗い用洗剤
引用:Amazon
オシャレ着洗い用洗剤と言われてもパッと来ないかもしれませんが、洗濯物の縮みや型崩れを防いでくれたり、色落ちを防いでくれる特徴を持った洗剤になります。
中性の性質の洗剤で、おうちクリーニングコースやドライコース、手洗いコースの時に使う事が多い洗剤です。
粉末洗剤や液体洗剤、ジェルボールよりも多少洗浄力が劣りますが予洗いや直塗りする事でカバーする事ができます。
部分洗い用洗剤
引用:Amazon
襟や袖、靴下等とくに汚れが酷い時に強い味方となってくれる洗剤が部分洗い用洗剤です。
最近ではワインのシミや血液のシミにも強い部分洗い洗剤が出てきているので汚れの種類にあわせて使えるとこえおも部分洗い用洗剤の便利なところです。
スティックタイブの物や固形石鹸タイプ、スプレータイプや液体等種類が豊富なところも嬉しいところですね。
洗濯洗剤の選ぶ時にチェックするべき成分
洗濯物の素材に合わせて洗剤を選ぶ時に洗剤のタイプとは別に添加されている成分についても学んでおきましょう。
蛍光増白剤
洗濯物の見た目を一段と白く見せてくれる成分が蛍光増白剤になります。「白さ際立つ」と謳っている洗剤の多くはこの蛍光増白剤が使われています。
白いシャツや運動着等では蛍光増白剤が入っていると洗い上がりの白さに差が出てきます。
界面活性剤
界面活性剤は、本来混ざることのない油と水等の成分を混ぜることが出来る成分で、界面活性剤を添加する事で油や脂汚れ等を落ちやすくする成分になります。
水軟化剤
水軟化剤は、字のごとく水を軟らかくする添加剤です。水の中のマグネシウムやカルシウムて結びついて水を軟水にします。洗濯洗剤は硬水よりも軟水の方が力を強く発揮できるため水軟化剤を添加する事で汚れを落ちを良くします。
酵素
酵素は洗濯物の繊維の奥の奥まで入り込んで脂質やタンパク質汚れを分解する力がある成分です。
絹やウール等一部の衣類には酵素は不向きなので注意が必要です。
アルカリ剤
洗剤の中のアルカリ性を更に強くするために添加されています。
強力な洗浄力がある為、ひどい汚れ物には効果的ですが、同時に色柄物も落としてしまうので注意が必要です。
洗濯物の素材に合わせた洗剤の選び方
いよいよ洗濯物の素材に合わせた洗剤の選び方を紹介します。
綿
綿素材の洗濯物にはは弱アルカリ性の洗剤か中性の洗剤を選ぶ事をおすすめします。
粉末洗剤、液体洗剤、ジェルボール、固形石鹸と特に洗剤を選ばなくても大丈夫ですが、色落ちがしやすい洗濯物には中性の洗剤をおすすめします。
麻
麻素材の洗濯物には弱アルカリ性の洗剤か中性の洗剤が合っているので、粉末洗剤でも液体洗剤でもどちらでも大丈夫ではありますが、とてもデリケートな素材なので、オシャレ着洗い用の洗剤を使う事をおすすめします。
蛍光増白剤は麻を傷めてしまうおそれがあるので、蛍光増白剤が入っていない洗剤を選んでください。
ナイロン
ナイロン素材の洗濯物には弱アルカリ性の洗剤が合っているので粉末洗剤をおすすめします。
オシャレ着は中性洗剤を使用した方が布地の傷みを防いでくれます。
丈夫な布地なので基本的にどの洗剤でも洗う事が出来ます。
ポリエステル
ポリエステル素材の洗濯物には弱アルカリ性の洗剤が合っているので粉末洗剤を選ぶ事をおすすめします。
中性洗剤の液体洗剤で洗う事もできますが、汚れやすく汚れが落ちにくいので注意が必要です。
カシミヤ
カシミヤはとてもデリケートな素材で出来ているので中性洗剤で洗う事をおすすめします。オシャレ着洗い用の洗剤でおうちクリーニングコースで洗いましょう。
ウール
ウール素材の洗濯物には中性洗剤を選ぶ事をおすすめします。特にウールは水に長く着けると縮みやすいのでオシャレ着洗い用洗剤で手早く洗いましょう。
シルク
シルク素材の洗濯物は中性洗剤である液体洗剤やオシャレ着洗い用洗剤をおすすめします。
シルクは大変扱いが難しく、うっかりアルカリ性の洗剤で洗ってしまうと布地を傷めてしまうので注意が必要です。
まとめ
- 洗濯洗剤には粉末洗剤、液体洗剤、ジェルボール、固形石鹸、オシャレ着洗い用洗剤、部分洗い用洗剤等いろいろな種類がある
- 素材に合わせた洗濯洗剤を選ぶ時には添加されている成分にも注目
- 洗濯物の素材に合わせた洗剤の選び方はアルカリ性洗剤中性洗剤という所に注目
毎日の洗濯物をどの素材をどの洗剤で洗えばいいかなんてじっくり考えた事なんて私自身ありませんでした。しかし、いろいろ調べてみると洗剤の選び方一つで洗いあがりや汚れ落ちが全然違う事がわかりました。
また、間違った洗剤の選び方をすると洗濯物を傷めてしまう事もあるので、洗剤を選ぶ時には衣類の素材の特性にあわせて上手に選んでいきましょう。