冷蔵庫にいつも常備されている物の1つに卵があります。美味しくていろんな料理にも使えて栄養もあってとても便利ですよね。そんな卵ですが間違えた収納方法をしていると食中毒になってしまう可能性もあります。
最近では一部のメーカーでもドアポケットに卵ポケットがない冷蔵庫が販売されていますが、殆どの家庭の冷蔵庫にはドアポケットに卵を入れる卵ポケットがあるはずです。昔から卵の収納はドアポケットに備え付けられている卵ポケットに卵を収納するのが当たり前と言う認識の人も多いのでは?しかし最近ではこの方法は間違っていると言われているんです。
ではどうやって保存すればいいのでしょう?
卵をドアポケットに収納するのは危険?
備え付けられている卵ポケットに卵を収納するのはオススメできません。理由は主に2つあります。
割れやすい
冷蔵庫の中で一番衝撃を受けやすいのがドアポケットです。ドアを開け閉めするたびに強い衝撃が起こり、その衝撃で卵の殻ににひびが入る可能性があります。
もしひびが入ってしまうとそこからサルモネラ菌が入り込んで増殖する恐れがあります。食中毒になってしまう危険性も。
もしひびが入った場合は、生では食べずしっかり加熱して食べるようにしてください。
サルモネラ菌とは
原因となる食品
- 牛、鶏、豚の「生食」、「卵」
- 感染者が調理する過程で"手"を介して「二次汚染された食品」
菌の特徴
- 少量の菌でも食中毒を発症する。
- 乾燥に強い性質がある。
引用:SARAYA公式サイト
温度変化
ドアポケットは最も温度変化しやすい場所。そのため、表面に結露が付いてしまうことも多いです。結露がつくと殻にある気孔という穴から卵が呼吸できなくなってしまい、雑菌が侵入しやすくなります。
もしこの雑菌が増殖してしまったら大変です。
特に温度変化の激しい夏場は注意が必要です 。
冷蔵庫のどこに卵を収納する?
ドアポケット以外に卵を収納するケースが備え付けられている場合はその場所に収納して大丈夫です。ない場合は冷蔵庫の棚に収納する方法が一番いいです。その中でも出来れば奥の方に収納する方が鮮度も保てます。
卵の保存方法
- 持ち帰った卵は、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
- 持ち帰ってから、期限表示のある卵は期限表示内に消費しましょう。また、期限表示のない卵は、産卵日や包装日等を確認してできるだけ早く消費するよう心がけましょう。
- 卵の保管は、10℃以下がめやすです。温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。
引用:公益社団法人日本食品衛生協会公式サイト
卵のプチ情報
買ってきた卵を保存する時、尖った方を下にしていますか?丸い方を下に入れ替えていますか?何気なく無意識に入れ替えている人も多いはずです。何気ない事ですが卵の鮮度が長持ちします。
- 丸い方より尖っている方が殻の強度が高い
- 丸い方に気室があり、気室には空気が入っていて卵は呼吸をしている。丸い方を下にしていると、気室に卵黄と空気が接触し圧迫やすくなりそこから卵黄に微生物が入り込みやすくなる。
パックの卵の殆どが尖った方が下になっていると思います。パックのまま冷蔵庫の奥に収納しましょう。
卵の収納アイデア
卵は冷蔵庫の奥にパックのまま収納するのは他の物と打つかったりして割れたりしないか気になりますよね。
最近の100均や生活用品売り場、ネットでも生活に便利な物が沢山あります。その中に卵専用のケースや冷蔵庫の収納に役立つケースがあります。
収納ケースを使う事によって卵を衝撃から守ることもできますし、冷蔵庫の中もスッキリしてどこに何が入っているか確認もできて買い過ぎ防止や食材を無駄にすることがなくなり節約にも繋がります。
このケースはセリアの収納ケースです。大きさも種類があり、食品ごとにケースに収納する事によって統一感もあり、食材も取り出しやすく、冷蔵庫の中がスッキリします。
丁度、1パック入るサイズでパックのまま収納できますし、賞味期限の紙もそのまま入れれるので食材を無駄にすることもありません。
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ドアポケット以外に卵ケースが備え付けられているとそのまま活用できます。
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深いケースなら2パック重ねて収納も出来ます。
空いた卵ポケットの使い道
ドアポケットには飲料や調味料など、温度変化の影響を受けにくいものを入れるのに適しています。よく使う物をドアポケットに収納しているとドアの開ける時間も短縮して節電にもなります。
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同じ物で揃えると統一感もあります。
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ボトルやケースにラベルを貼ったり、買って来た商品を入れ替える事によって冷蔵庫の中が統一化されてオシャレな冷蔵庫になります。
まとめ
- ドアポケットに卵を収納すると卵が傷みやすくなる
- ドアポケット以外に卵ケースがあるならそこに収納。なければ冷蔵庫の棚の奥に収納
- 正しい卵の入れ方で鮮度が長持ちする
- 100均などで売っている収納ケースを使って衝撃から守れる
- 温度変化しにくい調味料など普段からよく使う物を収納する
普段何気なく行っていたことが、ちょっとした工夫で鮮度やサルモネラ菌などの恐ろしい事から大切な人を守ることができます。どんなにいい物でも保存のやり方が間違っていて傷みやすくなったり、鮮度が落ちてしまいます。私たちの口にする物なのできちんと管理しましょう。