きれいに掃除しているのに、キッチンの収納からなんとなく嫌な臭いが・・・なんていうこと、ありませんか?特にシンク下の収納は、キッチンの中でも臭いが起こりやすい場所です。キッチン収納は調理道具や食品を収納してある場所なので、臭いや衛生面は気になりますよね。
今回はシンク下の臭いの原因とその対策、臭いに悩まされないシンク下の収納方法について紹介していきます!
目次
こんなにあった!?シンク下収納の臭いの原因!!
シンク下の臭いを取るために脱臭剤を置いたり、シンクの掃除を念入りにしてみたけどなかなか解決できない・・・ということがあると思います。それは、臭いの原因に対して正しい対応策をとってないせいかもしれません。
実は、シンク下の嫌な臭いは一つだけではなく、いくつか原因があるんです!臭いの原因には次のようなものがあります。
- 排水管の汚れや詰まり
- カビや雑菌の繁殖
- 配管に隙間ができている
- 排水トラップや配管自体の故障
まずは原因をはっきりさせて、それに合った対策をすれば、すぐに嫌な臭いを解消することができます!次からしっかりと見ていきましょう。
シンク下収納が臭うワケ
排水管の汚れや詰まり
最も多くの原因は排水管の詰まりや汚れによるものです。
排水管には、調理の際にシンクに落ちた食べ物のカス、使用した食器や調理道具を洗った時の汚れなどが流れていきます。汚れや食べ物の残りカスが蓄積することで詰まりの原因になったり、排水管のぬめりの元になってしまうのです。
特に、肉や魚の油汚れやドレッシングの残りなどは排水口や排水管にこびりついて蓄積し、腐敗臭を発生する原因になってしまいます。
カビや雑菌の繁殖
シンク下の収納部分はあまり通気性が良くなく、湿気のこもりやすい場所です。そのため、収納スペース自体のカビや、収納してある食品や食器などにカビや雑菌が繁殖して臭いを発生している可能性もあります。
また、実際には雑菌やカビが着いていなくても、調味料など、様々な食品を詰め込みすぎていると臭いが混ざり合って嫌な臭いを発してしまうこともあります。
強い臭いを発する食品を入れていないか確認してみたり、保存容器やジップロックなどでしっかり密閉して収納するようにしてみましょう。
配管に隙間ができている
下水のような臭いが上がってきている場合、配管に問題がある可能性が高いです。
経年劣化などにより、配管の接続部分に隙間ができてしまうことがあります。すると、そこから臭いが外に漏れてしまうのです。
一度収納部分の物を出して、シンクと配管のつなぎ目や配管同士のつなぎ目、配管と床(壁)とのつなぎ目にすき間がないか確認してみましょう。
この場合はパテなどを使って配管の隙間を埋める必要がありますので、このようなアイテムを使っていきましょう。
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排水トラップや配管自体の故障
下水のような臭いが上がってくる時の原因2つ目として、排水トラップや配管自体の故障があります。
排水口をよく見てみて下さい。通常、ゴミ受けの下は排水トラップと言って排水口を囲むように水が貯まる構造になっています。この水が、排水口から悪臭や害虫が屋内に入り込むのを防いでいるのです。
長期間排水口を使用していないとこの封水が蒸発してしまい、悪臭が漏れてしまいます。また、毎日使っているのに封水がない場合は排水トラップが破損している可能性があります。その場合は排水トラップを交換する必要があります。
配管自体のトラブルによって下水の流れが悪くなっている可能性もあるので、排水トラップや配管の隙間に原因がない時にはこちらを考えましょう。この場合は素人が対処するのは難しいことが多いため、早めに業者に依頼するのが良いです。
シンク下収納の臭いとさよなら!臭いの対策方法
塩素系漂白剤を使った排水口の掃除
臭いの原因である排水管の詰まりや雑菌の繁殖を予防するためには、なんと言ってもこまめな掃除が欠かせません。日々の掃除には塩素系の漂白剤が有効です。
引用:Amazon
カビや雑菌はこのような漂白剤を使えば掃除することができます。手の届く範囲にしか使うことはできませんが、まずは排水管の入り口である排水口を綺麗に保つことが大切ですので、こまめに掃除するようにしましょう。
さらに、排水管の奥の部分も定期的に掃除すると効果的です。
引用:Amazon
重曹を使った排水口の掃除
お子さんがいる家庭など、塩素系漂白剤を頻繁に使うことに抵抗がある方は重曹を使って掃除をするのがオススメです。
重曹には様々な用途がありますが、除菌効果・消臭効果があり排水口の掃除にも適しています。
引用:Amazon
重曹を使った掃除の方法はこちらもご参照下さい!
排水口の汚れを予防するために日々できること
こまめに排水口の掃除をすることは大切ですが、毎日となると大変ですよね。まずは日々排水口周りを清潔に保つようにすれば、排水口の掃除も楽にできるようになります。
引用:RoomClip
1 ゴミ受けにゴミを貯めない
ゴミが貯まってしまうと排水口のぬめりや詰まりの原因になってしまいます。
調理後の野菜クズはできる限り流さずに捨てる、食器に残った食べ残しなどもきちんと処理してから洗うようにすれば、ゴミ受けに流れるゴミの量を減らすことができます。
一日の最後の洗い物が終わったら、ゴミ受けは空にするようにしましょう。
2 油を流さないようにする
ぬめり予防のため、排水口に流す油の量はできるだけ少なくするようにしましょう。
揚げ物などで残った油はオイルポットに移したり、フライパンやお皿に残った油はキッチンペーパーで拭き取ってから洗うようにすると流れる油の量を抑えることができます。洗い物も楽になりますよ。
引用:RoomClip
こちらはセリアで購入できます。ゴミ受けに装着するだけで油もキャッチしてくれるので、掃除が楽になります。
3 シンクの中と排水口をお湯で流す
洗い物が終わったら、50~60℃くらいのお湯でシンクと排水口を流して仕上げをするようにしましょう。油は冷やすと固まってしまうので、お湯を流すことで油汚れを落とすことができます。
シンク下をこまめに換気する
シンク下の収納部分のカビを予防するためには、こまめに換気をして湿気をためないことが大切です。1日1回は扉を全開にして換気する時間を設けると良いでしょう。
除湿剤や脱臭剤を置くのも効果的です。
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器に重曹や炭を入れて置いておくだけでも脱臭効果があります!
食器や調理道具を収納する際にはしっかり水気を取ってから入れるようにして菌の繁殖を予防することも大切です。もちろん、収納部分自体の掃除も定期的に行うようにして清潔に保ちましょう。
シンク下収納をより衛生的に活用する収納方法
収納する中身に注意する
排水管が通っていることもあり、シンク下の収納は基本的に湿気がこもりやすい場所と言えます。そのため、収納するものの中身にも気を遣う必要があります。
湿気に弱いお米や粉類、乾物などの食品は収納にはあまり適していません。衛生面が気になる食器なども避けた方が良いでしょう。
シンク下のスペースを、キッチンで使用する掃除道具やペーパー・ゴミ袋などのストック品を収納する場所にしてしまえば、臭い移りなどの心配もなく衛生的に保つことができそうです。
引用:RoomClip
収納ボックスやケースを活用する
どうしても食器や食品を収納したい!という方は、収納ボックスやケースを使うのがオススメです。
引用:RoomClip
このようにケースやラックに入れて収納すれば、掃除も楽になり衛生的に保つことができますね。また、物を詰め込みすぎず、換気しやすいよう通気性を保つことも大切です!乾燥剤をラックの中に入れるのも効果的と言えます。
広いスペースにはどうしても物を詰め込みたくなってしまいますが、収納棚やラックを組み合わせてあえて隙間を作ったり、空間を確保するようにしましょう。
まとめ
- 臭いの原因は排水管の詰まりや雑菌の繁殖が多い
- 排水管の故障や隙間が原因の場合もある
- 排水管の詰まりや汚れはこまめな掃除で予防する
- シンク下収納は換気が大切
シンク下収納の臭いの原因はいくつか考えられます。原因をしっかり確認して適切な対策をすることが大切です。清潔なキッチンで気持ち良く料理しましょう!