毎日の家事お疲れ様です!
家事の中でも食器洗いが一番面倒くさいと感じる人は多いようです。
私もその中の一人なんですが『食器洗いで気になること』と言えばスポンジの菌ですよね。
菌の繁殖したスポンジで食器洗いをしていたら、綺麗にするはずの食器洗いも、菌を食器につけることになり逆効果!なんてことにもなりかねませんよね。
あなたも衛生的に食器洗いをするにはどうしたらいいのか一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなあなたに簡単でしっかり除菌ができる方法を紹介します。
目次
スポンジに菌が増える原因とは?
そもそもなぜスポンジには菌が増殖しやすいのでしょうか?
一般的に食中毒などの菌はある3つの条件が揃うと繁殖しやすくなります。
- 栄養となるものがある(食品や汚れなど)
- 水分がある
- 温度が20〜40℃の範囲
もうお気づきかと思いますが、食器を洗って濡れたスポンジを室内で放置することは、菌が繁殖しやすい絶好の環境なんです。
菌繁殖のリスクが!食器洗いで勘違いされがちなこと
菌の繁殖する条件が分かったところで、よく勘違いされていることや、良かれと思ってやっているけど実は間違っていることを3つ紹介したいと思います。
除菌できるわけではありませんが、知識として知っておくだけでも菌の繁殖を防ぐことができますよ。
除菌洗剤を使えば除菌される?
これ本当なんですよ。驚きましたか?
ご存知の方もいると思いますが、実は除菌洗剤は普通に使ってるだけではスポンジの除菌効果はほとんどないんです。
でも除菌洗剤と聞くと、なんだか使うだけで除菌効果があるように感じてしまうもの。
なので、除菌洗剤だから安心だと思って食器を洗っていると気づかない間にスポンジに菌が繁殖していることになるので注意して下さい!
除菌洗剤を使った正しいスポンジ除菌の仕方は後ほど
つけ置き洗いは菌増殖のリスク大!?
2つ目は、つけ置き洗いです。
つけ置きするのが必ずしも悪いわけではありませんが、なるべく時間は短い方が菌の繁殖リスクは少なくできます。
つけ置きしてから3時間で菌が倍になったという研究データが発表されているほどです。
温度や菌の種類などによって繁殖する条件が違ってくるので必ずしもこうなるとは限りませんが、つけ置きしないで洗うのがベストと言えます。
とは言え、こびり付いた油汚れや炊飯器のご飯粒などは、すぐに洗ってもなかなか取れないのでつけ置きしてから洗いますよね。
そういった場合は、1時間以内を目安に行うのがおすすめです。くれぐれも朝つけ置きして夕方に洗うことや一晩つけ置きするようなことは避けましょう。
使ったスポンジをそのまま放置する
最後は、スポンジの保管についてです。
食器洗いの後って、また洗う時に洗剤をつけるのがもったいないから、洗わずにそのままという人も多いと思います。実際、食器を洗うたびに泡が出なくなるくらいまでスポンジを綺麗にすすぐのって結構面倒ですよね。
でも、そのまま放置するのが最も菌が繁殖しやすいので注意して下さい。特に「除菌洗剤を使ってるからすすがない方が除菌になる」と思っている方は危険です。
スポンジは使い終わったら必ず綺麗にすすいでから硬く水を絞るようにして下さい。
これが正解!正しいスポンジ除菌の仕方
熱湯で除菌するのが一番衛生的
スポンジを除菌するには熱湯で除菌するのが最も効果的です。
食中毒の原因となる菌は熱に弱いものが多く、ほとんどが75℃以上で1分以上加熱すると死んでしまいます。
比較的熱に強いノロウイルスも85℃以上で1分以上の加熱が目安となっています。
なので、沸騰させたお湯をスポンジにかけ1〜2分浸けたままにするだけで除菌効果がかなり期待できます。
- スポンジが変形するのを防ぐため、沸騰させたままの状態で放置しない
- 浸けたお湯の温度が冷めるまで放置しない
- 除菌した後はスポンジを水で冷やし、しっかり乾燥させる
除菌洗剤を使った正しい除菌の仕方
熱湯を使った正しい除菌方法は分かりました。でも、毎回熱湯でスポンジを除菌するのはちょっと面倒ですよね。
そこで除菌洗剤を使った除菌方法をお伝えします。実は、除菌洗剤を使った正しい除菌方法は、洗剤の裏に書いてあるんです。
除菌ジョイの場合は、写真の説明の通りスポンジを洗いよく絞った後に、原液を約8ml全体に浸透させ放置させることで除菌効果が期待できるんです。
ちなみに、8mlってイメージしにくいと思いますが、スポンジに原液を2〜3往復かける感じがだいたい8mlになります。
除菌洗剤にも書かれていますが、すべての菌を除菌できるわけではありません。
スポンジ以外にも気をつけたい3つのポイント
最後に、スポンジ以外にも菌が繁殖しやすいところを見ていきましょう。
ふきんは毎日洗濯する
スポンジと同じく台所で使うふきんは菌が繁殖しやすいんです。台所に残った水滴を拭いた後、そのままにしてしまうことってありますよね。
水を拭き取った後のふきんは、次に使うまでかけて乾燥させるようにしましょう。
また、なるべく毎日新しいふきんを使うと衛生的です。
まな板の除菌は定期的に行う
まな板も毎日使うものなのでなるべく清潔に保ちたいですよね。
でも、スポンジ以上にまな板の除菌はエネルギーが必要と思われがちです。簡単な除菌方法としては、まな板を洗って乾かした後にアルコール除菌スプレーを全体に吹きかける方法です。
忙しくて毎日できないという人も1週間に1回まな板除菌を習慣にするのがおすすめです。
食器乾燥機はしっかり乾燥させる
最後は食器乾燥機です。
基本的に菌は熱風で死滅するんですが、乾燥が不十分だったり、自然乾燥させるために使っていると乾燥機の下の部分にカビが生えやすくなります。
電気代を節約したい気持ちはすごく分かりますが、乾燥させる時は中途半端な時間にするのではなく、しっかり乾燥させるようにしましょう。
また、自然乾燥させる時は食器乾燥機に入れて乾かすのではなく、水洗いしやすい専用のトレイを用意して乾かすのがおすすめです。
オススメの水切りマットについては食器洗いに食器かごはもう古い!?水切りマット3種類を徹底比較で詳しく書いています。
まとめ
- 食器洗い後のスポンジは菌が繁殖しやすい条件が揃ってる
- 除菌洗剤を使っていても安心できない
- スポンジの除菌は熱湯が一番衛生的
- ふきんは複数用意して毎日取り替える
- まな板は週一回は除菌して衛生的に
除菌するのはどうしても一手間余分にかかってしまうものですが『食の安全』には変えられません。
今回はなるべく手軽にできて除菌効果の高い方法を紹介しました。
食器洗いのスポンジはもちろん、ふきんやまな板も清潔に保っておいしい食事を楽しみましょう。