増え続ける服を捨てなければいけないのに捨てられない、そんな悩みはありませんか?
ですが服が増えると収納場所がなくなったり、似たようなものを買ってしまったりと管理が行き届かなくなります。そんな毎日から抜け出したい・・・そんな時こそ服の断捨離をしましょう!
今回は服の断捨離のコツと、その後の管理方法についてご紹介します。
目次
断捨離のメリット
断捨離というと、どうしても「捨てる」というマイナスなイメージがあります。
ですが実は服の断捨離にはプラス面が多くあるのです。まずは服の断捨離のメリットについてご紹介しましょう。
節約につながる
1つ目のメリットは、断捨離をすることで節約ができるようになることです。
断捨離をすると、自分で思っていた以上に捨てる服が出てくるケースが多くあります。特に買ったのにほとんど着なかった服が多い場合、言い方は悪いですが、それらは無駄な買い物です。
ですが、失敗は成功の元。一度失敗すると、それ以降は失敗を避けるために自分にとって必要か、必要でないかを吟味した上で買い物ができるようになります。すると自然と衝動買いが減り、結果的に節約につながります。
時短につながる
服の断捨離には時短効果もあります。
あなたは服を選ぶ時に、「コーデが決まらない…」「あの服はどこだっけ」なんて言いながら、目当ての服を求めてグローゼットや衣装棚をガサゴソと捜索してしまう…なんて経験はありませんか?
服選びに時間がかかるのは、大抵の場合は服が多すぎるため、手持ちのアイテムを把握しにくいことが原因です。
服の断捨離は、基本的には「今着るもの」を取捨選択する作業です。そのため結果として不要な服がなくなるので、中身が見渡しやすくなり、より短い時間で服選びができるようになります。
心がスッキリする
断捨離でスッキリするのはクローゼットや衣装棚だけではありません。私たちの心もスッキリ軽くなる効果もあるのです。
ある心理研究科の話によれば、部屋の状態と心の状態は連動しているそうです。つまりモノが溢れてごちゃごちゃしている時は、心や思考にも余裕がない状態である、という訳です。
そのため断捨離を通して、今の自分の暮らしに必要かそうでないかを見直すことで、モノだけでなく思考面も整理ができ、スッキリとした気持ちになれるのだそうです。
断捨離を始める前に
断捨離のメリットもわかり、「いざ断捨離!」となると、すぐにでも行動に移したくなりますよね。
ですがその前になぜ今断捨離が必要なのか、その目的を明確にしておくと作業がグッとやりやすくなります。というのも断捨離には「迷い」がつきものだからです。
私もこれまでに何度も経験してきたのですが、目的を明確にしないまま断捨離を始めてしまうと「捨てる」ことが目的にすり変わりやすくなります。そうすると、判断に悩んだときに「もったいないから」「また着るかもしれないから」と判断を先送りにしてしますよね。
例えば服が増えすぎて収納スペースに収まらないことが問題であれば、収納スペースの確保が目的ですし、服が多くて着る服を選ぶのに時間がかかることが理由であれば、服を選びやすくすることが目的ですよね。つまり、断捨離は目的達成のための手段なんです。
服の断捨離のコツ
断捨離の目的やメリットが明確になっていても、やはり何かを手放すのにはコツが必要です。特に洋服は思い出や愛着が湧きやすいため、余計手放しにくいアイテムです。
手放す基準を明確にする
断捨離を効率的に行うためには、やはり大事なのは手放す基準やルールを決めておくことです。断捨離には、必ずと言っていいほど「捨てるか、捨てないか」の判断に迷ってしまう場面が出てくるので、そこで立ち止まったり目的を見失わないためにもルール作りは有効です。
- 2シーズン、または1年以上など一定期間着ていない服
- 全体的に色落ちしている服、ヨレなど痛みのある服
- サイズの合わない服
- 他の服と合わせにくい服
- 年齢、趣味の合わない服
「もったいない」は禁句
ルールがあっても、その服に詰まった思い出や愛着は消せるものではありません。手放すとなるとどうしても「もったいない」という気持ちが湧いてしまいますよね。
ですが、本当にその服を手放すことは「もったいない」のでしょうか?
最近はメルカリなどのフリマアプリの普及により、モノを捨てずに譲るという選択肢が一般的になってきました。それ以外にもリサイクルショップなどでの買取という方法もあります。むしろ家のクローゼットや衣装棚で使われずにただ眠っているだけの方が、その服にとっては「もったいない」のではないでしょうか?
服を手放す際は、自分が使わなかったことへの罪悪感や言い訳から一度離れ、服を手放すことで生まれるプラス面を考えるようにすると意外にもすんなり判断が下せるようになりますよ!
「いつか着るかも」はまず着ない
昔はよく着ていたけど、サイズや趣味が変わって着られなくなった服もありますよね。そういった服は、「痩せたら着られるかも」や「もしかしたらまたいつか着るかも」と思って捨てるに捨てられないことがああります。
ですが、残念ながら「いつか着る」と思っても、その「いつか」はなかなか訪れません。むしろ、訪れないケースの方が多いです。
断捨離は今の自分に必要かどうかで判断するのが鉄則です。具体的な利用シーンをイメージしにくい服や、サイズの合わない服は思い切って手放しましょう。
断捨離の手順
持っている服を全て出す
服を断捨離する際は、まず最初に自分がもっている服を全て1箇所に集めることから始めましょう。こうすると、服の好みや系統を把握しやすくなるだけでなく、自分がどれだけの量を持っているのかを客観的に把握できます。
分類する
「着る」「着ない」「保留」で分類
手持ちの服を集めたら、「着る」「着ない」「保留」の3つに分類していきましょう!この際、職場用・プライベート用という風に利用シーン別で分類すると捨てすぎを防止しやすくなります!
断捨離で手放すことを決めた服が決まったら、その特徴を覚えておきましょう。そうすると、次回以降同じような服を買うといった失敗防止にもつながります
「保留」にした服の判断方法
全体的に上記の3つの分類ができたら、次は肝心の「保留」にした服の判断です。基本的には先ほどの断捨離ルールに照らして判断すればOKですが、紙などになぜ迷うのかを書き出す方法もオススメです。
方法は至ってシンプル。なぜ手放したくないのかと、なぜ今着ないのか、それぞれの理由を思いつくだけ書き出してみるのです。書き出してみると、意外と手放したくない理由より着ない理由の方が多いなんてこともあります。
この方法を試しても答えが出せない時は、その場で判断を急がずに一定期間猶予を設けて後日判断すればOKです!
「着る」と「迷う」は分けて収納する
上記の3つの分類が終わったら、「着る」と「保留」を分けて収納すれば完了です!これはモノが溢れると不便なキッチンに!?断捨離で快適な収納にでも紹介した考え方と同じなのですが、判断に迷ったアイテムは日常的に使うものと分けて管理することで、その後の生活で使う機会があるかどうかを見極めやすくなるんです。
学生時代のクラスTシャツといった思い出の一着は、無理して手放す必要はありません!ですが日常的に使う服ではありませんので、別で「思い出BOX」をつくり、そちらで保管しましょう。「思い出BOX」も不要と思える日が来たときに捨てるといいでしょう。
収納もセットで見直そう
せっかく断捨離をしても、服が増え続けてしまってはまた元の状態に戻ってしまいます。苦労して断捨離をした意味がなくなりますね。そうならないために、断捨離は収納の整理もセットで行いましょう!
基本ルール
断捨離をしてから元の状態に戻らないためには、服を増やさない工夫が必要です。そのため断捨離後は以下のルールで運用をしていくと、同じ失敗を繰り返しにくくなりますよ。
- 収納は7〜8割をキープする
- 1つ買ったら1つ手放すことを徹底する
服が増えたから収納場所を増やす、という管理方法だと際限なく入れ物が増えてしまうだけです。そうなると結局管理が行き届かなくなり、「買い物 → 服が入らない → 断捨離」という負のループにはまってしまいますのでご注意を!
クローゼット
クローゼットのあるご家庭であれば、普段使う服はクローゼットに吊るして収納するとたたむ手間が省けて楽になります。その際のポイントは服の長さ別に並べること。見た目もスッキリするだけでなく、服の下にも空間ができやすくなり、クローゼットの空間を有効活用しやすくなります!
引用:RoomClip
クローゼットの収納はこちらの記事でもお話してますので、ご覧ください。
押入れ
押入れでも、ちょっと工夫をすればクローゼット感覚で衣類の吊るす収納が実現できちゃいます。ただし、押入れはクローゼットに比べ奥行きがあるので手前に使用頻度の高い服やオンシーズンの服を、奥に使用頻度が低い服やオフシーズンの服を収納すると出し入れもしやすくなりますよ。
引用:RoomClip
衣装ケース・タンス
衣装ケースやタンスの収納にもコツがああります。それは衣類を立てて収納すること。立てて収納すると、どの服がどこにあるのかがわかりやすくなるだけでなく、服の出し入れも簡単になります。
この投稿をInstagramで見る
アプリで管理もおすすめ
最近は、自分の持っている服をアプリで管理することもできます。
アプリで管理する3つのメリット
洋服の数や使用頻度を把握しやすい
アプリで服を管理する1つ目のメリットは、自分が持っている服のデータベースを作れる点です。トップスやボトムスなど、アイテムごとの枚数だけでなく、アプリによっては好みのブランドや使用頻度なども細かく記録ができ、データとして客観的に自分のファッションの傾向を把握できるようになります。
購入日やアイテム数を把握しやすい
服の管理アプリを利用すると、自分の持っている服を一覧して俯瞰できるので、アイテムごと、シーンごとの服のバランス把握しやすくなります。私も初めて服の管理アプリを使ったときに、意外にも夏物・春物は多いのに冬用のトップスが少なかったり、スカートが多くてパンツが少なかったりと、自分の持っているアイテムごとのバランスが悪いことが瞬時に把握でき、その後の買い物の参考になりました。
衝動買い・不要な買い物を予防できる
自分の持っている服をすぐに参照できるようになると、洋服あるあるの衝動買いや不要な買い物の防止に役立ちます。例えばショッピング中に気になるアイテムと出会ったときに、アプリで服を管理していれば、既に似たようなアイテムを持っていないか、手持ちの服と合わせやすいかなどをチェックしやすくなるんです!
人気の高いアプリ
JUSCLO(ジャスクロ)
服の管理アプリで最もメジャーなのが「JUSCLO(ジャスクロ)」というアプリ。このアプリは手持ちの洋服を写真で登録し、カレンダーで日々のコーディネートを記録していくことで、使用頻度の高い服と低い服をそれぞれランキングで表示してくれます。これにより自分の服の好みを把握しやすくなるので、買い物や断捨離にも大活躍すること間違いなしです!
GWが暇すぎたので、ずっとやってみたかったJUSCLOというアプリ入れて、クローゼットの中を登録してしてる。
日々のコーディネートも登録できるし、使用頻度の統計も出してくれる。
メモ欄にスカート丈やウエストサイズを入れておけば、通販で買い物する時に便利('ω') pic.twitter.com/pWpTgoUMHG— 寝々◎ (@nene_asobi) May 3, 2020
メルカリなどのフリマアプリのような出品も可能で、捨ててしまうにはまだ惜しいなというアイテムがあれば出品し、購入希望者がつけばその場で取引もできます。
クロダン
クロダンはJUSCLOと基本的な機能は同じですが、JUSCLOにはない利用シーンのやお気に入り度の登録ができ、TPOを意識した洋服の管理ができます。中には「断捨離候補の設定」といったラベルもあり、ユーザーからは服の断捨離がしやすいという声が多く寄せられています。
クロダンっていうアプリが便利すぎる…
服の写真を撮ってクローゼットの管理をするアプリで、季節・色・価格で分類したり着た日とかも入力できちゃう!どの服をいつ着たか、ずっと着てなくて断捨離すべき服とかも簡単に分かるから新しく服買う時も捨てる時も参考になる🥰❤️ pic.twitter.com/sEYtIH59XY— めめ子 (@IpodnZ) November 18, 2019
My Closet
My Closetというアプリは手持ちの服の一覧を作るという機能に特化した作りになっており、操作や機能がシンプルなのが特徴です。上の2つのアプリと比べると、使用頻度や日々のコーディネートの記録はできませんが、トップスやボトムス、アウターといった服の種類ごとに一覧を参照できるだけでなく、カラー別でも服の検索ができる嬉しい機能もついています。
ようやく洋服の整理ができたわ。これからはアプリで管理してミニマリストを目指します。種別、色別に分けられて自分の好みもよくわかってシンプルなのが良いです!#MyCloset #ミニマリスト pic.twitter.com/bR4RjisVGo
— 浦和と猫とコーヒーを愛する男 (@NEXTOMA) September 8, 2019
まとめ
今回は服の断捨離におけるコツや、その後の管理方法についてご紹介しました。
- 断捨離をする前に、断捨離をする目的を明確にしておく
- 服を手放すための基準を決めておくと、作業がスムーズに
- 「もったいない」と「いつか着る」は封印しよう
- 断捨離の際は、手持ちの服を全て出し、「着る」「着ない」「保留」に分ける
- 断捨離は衣類収納とセットで行うとより効果的
- アプリでの洋服管理もオススメ
「断捨離」と言うと、どうしても捨てるというマイナスなイメージが先行してしまいます。
ですが、断捨離は今のあなたに必要なものを選ぶ、いわば暮らしの最適化の作業です。慣れてくれば衝動買いや不要な買い物がへり節約にもつながります。
服の量や収納で悩んでいるなら、心機一転、断捨離をしてみましょう!きっと以前よりもファッションを楽しめる毎日がやってきますよ。