キッチンの吊戸棚は目線より高い位置にあり、身長の低い方であれば、尚更届きにくく使い辛く感じているのではないでしょうか?
今回は、そんなキッチンの吊戸棚の使い辛さを解消し、身長の低い方も有効活用出来る収納方法もご紹介します。
目次
キッチンの吊戸棚に何を収納する?
目線より高い位置にある吊戸棚は、家庭によっては使用頻度も少なく何を収納したか忘れがちになってしまいます。
ここでは、忘れないように収納するものを限定し探す手間を省いた収納法をご紹介します。
上から順に使用頻度の少ない物を
吊戸棚の上段は踏み台が無いと届かない場所なので、滅多に使わない重箱やパーティープレートなどを収納します。
3段有れば中段にはストック品、下段は届きやすいので普段から取り出して使うゴミ袋などやグラス、マグカップを収納したりすると良いでしょう。
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スクロールして見て下さい。こちらは上段には普段使いしない紙皿や寿司セットやグリルパン、中断には来客用の物や普段使いしない水筒やその付属品、下段は届きやすいので普段使うお弁当箱や水筒、ごみ袋のストックやレシピ本などを収納していますね。
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こちらの写真も上段は普段使わない物、中断はパーティーやピクニックで使う使い捨ての物、下段はよく使うお弁当箱を収納されています。
踏み台を使わないと届きにくい上段はどちらも普段は全く使わない物を収納されています。下段は手を伸ばせば届くか割と目の高さにあって届きやすかったりもするので使用頻度の高い物を収納されていることが多いですね。
日用品のストックなどの比較的軽い物
吊戸棚は比較的高い位置にあり奥の方が見えないですよね。以前、キッチンの上棚を有効活用!届きづらい高い所に収納するコツでも紹介したように下段でも女性の身長では奥の方は届き辛いですよね。
取っ手付きの収納ケースを利用して引っ張り出して取り出しやすいようにする方法が良く見られます。
引用:Amazon
このようなケースに入れると奥の物を取り出すときにわざわざ踏み台を持ってくる必要がなくなります。
それから、この吊戸棚収納ケースの中は比較的軽い物にし重くなってしまう程詰め込まないようにしましょう。ケースの強度もありますが、吊戸棚は上から物を下ろすので重くなってしまうとケースを持って下ろす時に手首を痛めてしまう可能性があります。
ジップロックやラップ、アルミホイルなどのストックというような軽い物を入れる様にするといいですね。
見やすいように透明か半透明に
目線より高い位置にある吊戸棚は、下から見上げるので見やすいようにしたいものです。生活感を出したくないという方は白のボックスで統一されている方もいますが、私は見やすく探しやすいのが一番なので出来るだけ中身が確認しやすいものを選んでいます。
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こちらは半透明のボックスにジャンル分けをして収納されています。間違えない様にという事もありますが、吊戸棚は見上げるのでラベリングもして置くと下から見たときにぱっと取り出せますよね。
浅型のボックスに収納
最下段で手が届く範囲なら浅型のボックスにジャンル分けして収納するという方法もあります。
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こちらは下段に良く使う物を取り出しやすいように浅型のケースに収納されています。
引用:RoomClip
こちらも浅型のボックスに収納して見やすく整理されていますね。
ケースに収納することのメリットは奥の物を出すときにケースを引っ張り出せば取れるので上からも安全に取り出すことが出来ます。収納する時はケースに入れて収納してみて下さい。見た目もスッキリしますよ。
届かない小柄さんの収納法
吊戸棚にやっと手が届くぐらい身長が低くて普段使いできず収納に困っている方もいますよね。普段使わない物だけを収納するという使い方もできますが、他の収納スペースが少なかったりすると吊戸棚に収納するしかないですよね。
ここでは、そんな小柄さんでもうまく利用できる収納法をご紹介します。
吊戸棚収納ボックスを使う
引用:楽天市場
こちらの様な下の方に取っ手がついているボックスだと手を伸ばして引き出せるので、こちらに日用品などを入れて使うのもいいですよね。
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必要が無ければ写真の様に上段には何も置かないという方法も考えられます。
ダウンキャビネットを使う
取り付けられるのであれば思い切ってダウンキャビネット(昇降式吊り戸棚)を付ける。ダウンキャビネットを使えば踏み台いらずで吊戸棚が利用出来るようになるので収納の幅も広がりますし、目の前に降りてきてくれるので大きなボックスもいらなくなります。
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こちらのダウンキャビネットを付けてからは、踏み台を持ってくる必要がなくなり出し入れが楽になり無駄なく収納出来ている様です。
引用:RoomClip
こちらのダウンキャビネットは下まで降りてきてくれるので収納ボックスを出さなくても取り出せる様になりました。ここまで降りてくると場合によっては収納ケースも必要ないかもしれませんね。
吊り戸棚のサイズを確認してから購入するようにしましょう。また、どの吊り戸棚でも取り付けられるわけではないので吊戸棚の強度や壁の状態など確認してから購入を検討してくださいね。
思い切って吊戸棚をなくす
家が賃貸でなく収納スペースもそれなりにあるのであれば、思い切って吊戸棚を撤去するという事も考えてみてはどうでしょうか?
ここでは、吊戸棚を撤去したことで開放感が生まれキッチンが明るくなった例をご紹介します。
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こちらは購入した新築マンションの吊戸棚を撤去してキッチンに解放感と明るさが生まれました。お洒落なペンダントライトを付けてキッチン全体もお洒落にリノベーションしていますね。
吊り戸棚はカウンターについていれば圧迫感を感じたり、キッチンが暗くなることもありますよね。そんな時は取っ払ってしまうという事もありです。
吊戸棚を外すことでリビングまで見渡すことが出来てお子さんから目を離せないママさんにとっても良いアイデアではないでしょうか。
吊戸棚の下の活用アイデア
吊り戸棚の下ってデットスペースで空間があれば色々と収納に使えたりします。水きりのスペースに使ったり日常的に使うラップやキッチンペーパーの収納など。ここでは吊戸棚の下の活用アイデアをご紹介します。
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こちらのキッチンは吊戸棚の下に写真のようなキャビネットがついていて細々としたものを収納されています。このように空間を生かした吊戸棚もあるんですね。
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こちらは換気扇横の棚の下がマグネットがつくようになっていたようで、それを生かしてラップなどを取り付け活用されています。発見によるアイデアですね。
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こちらのキッチンは端材などを利用し組み立てて吊戸棚の下に棚を作ってお洒落に活用されています。このようにDIYで空間を利用するのも素敵なアイデアですね。
吊戸棚の下はキッチンペーパーやグラスだけでなく、使う用途や特性を生かして利用するといいですね。
扉を外して見せる収納
吊戸棚の扉があるのと無いのでは見え方がだいぶ変わります。ボックスなどに入れて収納するのであれば扉は外してしまっても良いかもしれません。
こちらの様に扉を外したことでスッキリと開放的に見えますね。もし気になるのであれば、カフェカーテンやロールスクリーンで目隠ししても良いかもしれません。ロールスクリーンについてはロールスクリーンの意外な活用法⁉キッチン収納をスッキリ見せよう! で紹介しています。
まとめ
- 上から順に使用頻度の少ない物を入れ、日用品などの比較的軽い物を入れる。
- 見やすいように透明か半透明のボックスなどを使う。
- 届きにくい小柄さんは取っ手が下まである収納ボックスを使い必要が無ければ上段に物を置かなくて良し。
- 可能であればダウンキャビネットを付けて最大限に活用する。
- 思い切って吊戸棚を外しキッチンに解放感を作る。
- 吊戸棚下の空間も上手く活用して収納する。
- 扉を外し見せる収納で圧迫感を減らしてスッキリさせる。
高い位置にあって使い方に迷いがちな吊戸棚も工夫次第では最大限に活用できます。限りある収納スペースを上手く使ってあなたの使いやすいキッチンを目指してはいかがでしょうか?