夏場は日焼け止めをたくさん使いますよね。そんな中「日焼け止めが服についてしまった」という経験をしたことがある人もいるかと思います。
「落とし方がわからないけど、クリーニングに出すのもなぁ・・・」という悩みを解決するために、今回は日焼け止めの正しい落とし方について説明しています。すべて簡単にできますので、参考にしてみてください。
目次
服についた日焼け止めは洗濯で落ちる?
服についてしまった日焼け止めは普通に洗濯するだけでは落ちません。なぜなら、日焼け止めのほとんど油性で、油性の汚れはただ洗濯するだけでは落ちにくいんです。また、最近では水に強いウォータープルーフの日焼け止めも多いですよね。水に強いものは特に洗濯だけでは落ちにくくなります。
しかし、水に強い日焼け止めでも正しい洗い方をすれば落とすことができます。次はその方法について説明します。
日焼け止めのシミの種類
日焼け止めを落とす前に、服についた日焼け止めのシミの色を確認しておきましょう。色によってシミの特徴が違います。
- 白色:服についてから時間がたっていないもの
- 黄色:しばらく放置してしまったもの
- ピンク:日焼け止めが塩素系漂白剤に反応してできたもの
ここからは、シミの色別に洗い方を説明していきます。
日焼け止めのシミが白い場合
シミの色が白の場合は、服についてからあまり時間がたっていないので、他のシミよりは簡単に落とすことができます。洗い方の手順は以下の通りです。
- クレンジングオイルと台所洗剤を1:1で混ぜ、シミ抜き液をつくる
- 乾いた白いタオルを下に敷く
- 使い古しの歯ブラシにシミ抜き液をつけて、シミのある部分に塗る
- シミを擦ったり叩いたりして、下のタオルに汚れを移す
- ある程度シミが落ちてきたら、歯ブラシに水をつけて擦ったり叩いたりする
- 完全に汚れが落ちたらドライヤーで軽く乾かす
シミ抜き液を服につける時は、広げすぎないようにしましょう。日焼け止めのシミも広がる可能性があります。
日焼け止めのシミが黄色の場合
シミの色が黄色の場合は、服についてから時間が経っているので、少し頑固になってます。まずは白いシミと同様の対処をしてみて下さい。白いシミの時は、クレンジングオイルと台所洗剤の割合が1:1でしたが、黄色いシミには3:1くらいのシミ抜き液をつくってください。クレンジングオイルの割合を増やすことで、シミが落ちやすくなります。
それでも落ちない時は酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
- シミに酸素系漂白剤をなじませて5~10分放置
- その後、洗濯機で洗う
また、日焼け止めのシミに漂白剤を使うときは塩素系漂白剤を使わないでください。塩素系漂白剤は日焼け止めの成分と反応すると、ピンク色に変色してしまいます。漂白剤を使うときは成分を確認しておきましょう。
日焼け止めのシミがピンクの場合
先ほども説明しましたが、ピンク色のシミは塩素系漂白剤に日焼け止めの成分が反応したためにできたものです。ピンクのシミは、服が変色したわけではないので、キレイに落とすことができます。
ピンクのシミを落とすときは、最初に水ですすいで絞ります。そのあとは白いシミを落とす方法と同じです。1回で落ちないときは、何度かくり返して洗いましょう。
それでもシミが落ちないという場合は、ケイ酸塩入りの固形せっけんを使うのをオススメします。
- ぬるま湯にシミをつけて、固形せっけんをすりこむ
- しばらくもみ洗いをする
- つけ置きをする
- 色が消えたら、すすぎ洗いをする(もしくは洗濯機で洗う)
ケイ酸塩はアルカリ性なので、油性の汚れに強いです。シミが落ちにくいときに使ってみましょう。
外出先で日焼け止めがついた時の対処法
外出先で日焼け止めが服についたことに気づいたら、その場で対処できるのがベストです。すぐに対処すれば、シミが残りにくくなります。ここでは、ハンドソープを使う方法とメイク落としのシートを使う方法について説明します。
ハンドソープを使う
- 日焼け止めをティッシュでできるだけふき取る
- 日焼け止めがついた部分にハンドソープをつけ、なじませる
- 乾いたティッシュでふき取る
- 最後に水で流す
これだけで、日焼け止めのシミを防ぐことができます。1回で日焼け止めの跡が消えないときは、何度か繰り返すときちんと消すことができます。
また、擦ってしまうと日焼け止めを広げてしまうので、擦らないようにして落としてください。
メイク落としのシートを使う
引用:amazon
- 日焼け止めがついた所にメイク落としの液がしみこむよう軽く叩く
- 全体的に日焼け止めが取れたら水で流す
メイク落としのシートを使うときも、擦らないで落とすようにしてください。
まとめ
- 日焼け止めのシミは白・黄色・ピンクの3種類
- 白のシミにはクレンジングオイルと台所洗剤を混ぜたシミ抜き液を使う
- 黄色のシミが落ちないときは、酸素系漂白剤
- ピンクのシミが落ちないときは、ケイ酸塩入りの固形せっけん
- 外出中はハンドソープかメイク落としのシート
今回は、日焼け止めのシミを正しく落とす方法を説明してきました。日焼け止めのシミは放置せずに素早く洗うようにしましょう!
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