毎日過ごすキッチンに、ベトベトギトギトの油汚れがたまっている場所があるのを知ってますか?・・・それはコンロの上の換気扇です。
換気扇の掃除は毎日するにはとても手間がかかりますよね。でも、換気扇の油汚れは毎日たまっていきます。
換気扇に汚れがたまると、換気扇本来の役割を発揮できなかったり、雑菌のたまり場になってしまったり、悪いことがたくさん起きてしまいます。
そうはいっても、油っこい料理を作った日のお皿を洗うのも苦労するのに、長期間たまった換気扇の油汚れなんて落ちるのかと思いますよね。
でも、そんなしつこいギトギト油汚れはオレンジオイルで落ちるんです!オレンジオイルを使って換気扇の汚れを落とすやり方やコツを教えていきます。
目次
換気扇の役割
換気扇の汚れを落とすためには、まず、換気扇をキレイに保ちたくなるような情報をお伝えします。
換気扇は、空気の入れ替えをしたいときにつけますよね。でも、詳しい効果をあまり知らずになんとなくつけていませんか?私も以前はなんとなくつけていまいた。実は、それってすごくもったいないことなんです!
では、換気扇にはどのような効果があるのか、紹介していきますね。
脱臭効果
部屋で嫌なにおいが充満すると、不快ですよね。
換気扇は、料理をしたときやマニキュアを塗ったときの独特なにおいなどの、生活する上で発生してしまう嫌なにおいを部屋にこもらせないために、においを外に排出します。
換気扇をつけないと、部屋ににおいが染み付いてしまうので、においが発生しそうなときは積極的に回すのがオススメです。
湿気対策
湿気を放っておくと、気になってくるのは「カビ」ですよね。
湿気は、料理をするときに立ち込める白煙に含まれていて、梅雨の時期は換気をしなければ常に部屋が湿気でムシムシジメジメしてしまいます。料理は365日ほぼ毎日するので、毎日換気しなければカビが壁についてしまったり、カビを吸い込んで体調を崩してしまったりしてしまうおそれがあります。
最悪の場合、カビを放っておくと家に使われている木材が傷んでしまう可能性まであるので、湿気が気になる時は換気扇を回すことが重要です。
換気扇を回すことで、湿気を吸収して部屋の湿度を下げられます。雨の日は、少し窓を開けたうえで換気扇を回すと効率よく除湿ができます。
ハウスダストの排出
掃除をしているときにどうしても舞ってしまうハウスダストは気になりますよね。ハウスダストをちゃんと対策しないとこれもまた体調を崩してしまうかもしれません。
換気扇には、日常生活で発生するハウスダストを排出し、空気をキレイに保つ効果もあります。大掃除のときは必須です。
換気扇の汚れってどんな汚れ?
換気扇の、しつこい汚れっていったいどんな汚れなのか気になりませんか?
換気扇は、毎日の料理で発生する白煙のせいでしつこい汚れとなっていきます。白煙には、水蒸気だけでなく油も一緒に立ち上がっていきます。さらに、料理のときにはねる油も換気扇にこべりつきます。
そこへさらに、ほこりがくっついてしまい汚れが強化されてしまいます。こまめに掃除せず、長期間放っておくとさらにその上から油が付き、ほこりも付いてしまい、しつこい汚れとなるのです。
放っておくと、換気扇に汚れがたまると効果が出なくなって、壁にも汚れがついてしまいます。
そして、やがて雑菌や虫のすみかとなり、年末には恐ろしい光景を目にしてしまうことになってしまうのです。しかも、その雑菌の下で料理をしているということは、料理に雑菌が混入してしまっているなんてことも・・・
半年から三か月に一回の頻度で掃除するのがオススメです。どうですか?今すぐにでも換気扇を開けて洗いたくなりませんか?
なぜオレンジオイルが油汚れに効くの?
オレンジオイルが使われている洗剤って店頭でよく見かけますが、あまりよく効果を知らないですよね。私も、ただのオレンジなのにそんなに汚れに効くのかな?って思っていました。
オレンジなどの柑橘系にはリモネンという精油成分が含まれており、そのリモネンが油汚れに効くんです。リモネンは油脂成分との親和性を持つため、油脂を浮かして落とす効果があるので、台所用洗剤には柑橘系がお決まりのように使われています。
さらに、オレンジなどの独特の香りの成分がリモネンで、においをスッキリさせてくれるだけでなく、リフレッシュ効果も期待されています。
オレンジオイルに、中性洗剤を混ぜて使用することで、より効果がアップしますよ。
すでに中性成分と混ざっている洗剤も売られているので、それを使用するのもいいかもしれないですね。
引用:Amazon
リモネンはプラスチックを溶かしてしまう効果もあるので、換気扇がプラスチック製の場合は少し薄めて使用して下さい。
オレンジオイル配合の洗剤は、強力すぎて塗装がはがれてしまうこともあるようですので、取扱い説明書をよく読んで、薄めて使ったり、直接かけたりしないように注意が必要です。
キッチンの換気扇の掃除の仕方
換気扇の構造ってすごく複雑そうで、ついつい掃除を諦めてしまいませんか?そうやって、後回しにしていくと年末には痛い目にあってしまいます。私が経験者です(笑)
換気扇の構造と掃除のやり方を分かりやすく紹介していきます。
キッチンの換気扇はだいたい二種類あります。キッチンの換気扇は、レンジフードといわれていて、シロッコファンといわれる種類のものと、プロペラファンといわれる種類のものがあります。
ファンの種類によって構造が違うので、掃除の仕方も違います。
換気扇の掃除をスムーズに、そしてキレイになる方法をお教えします。
シロッコファンの掃除の仕方
シロッコファンは、最近のキッチンに多く設置されている、新しいタイプの換気扇です。形状は、円筒状です。
準備するもの
- オレンジオイル洗剤
- ぞうきん
- スポンジ
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- 新聞紙
- ブラシ
掃除の手順
- まず、換気扇の下に新聞紙を敷きます。
- 念のために、本体の電源を切り、分電盤のブレーカーも落としておきます。
- 左右にあるロックを押し、カバーを開いて、持ち上げて取り外します。
- フィルターも取り外します。
- つまみをねじって、ファンの枠を外します。
- シロッコファン本体を押さえながら、中央のねじを緩めてシロッコファンを外します。
- オイルキャッチを取り外します。
- 全て取り外せたので、オレンジオイルをつけたぞうきんやブラシで磨き、お湯で洗い流します。先に壁を吹いておくのもいいですね。
- 水気をふき取ったら、部品すべてを逆の手順で元に戻します。
大きな部品が多いので、浴室で洗うと楽に掃除できますよ。
メーカーや機種によって手順が変わる可能性があるので、表示や取扱い説明書をご確認くださいね。種類によっては、ドライバーが必要になることもあるので、注意してください。
プロペラファンの掃除の仕方
プロペラファンは、比較的築年数の古いお家に設置されていることが多い種類の換気扇です。形状は、扇風機のプロペラのような感じです。また、プロペラファンは、プラスチック製であることが多いので、様子を見ながら注意して使用しましょう。
準備するもの
- オレンジオイル
- 中性洗剤
- ぞうきん
- スポンジ
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- 新聞紙
- ブラシ
- ドライバー
掃除の手順
- 換気扇の下に新聞紙を敷きます。
- コンセントを抜きます。
- オイルキャッチを取り外します。
- 本体カバーははまっているだけの場合が多いので、簡単に取り外します。
- プロペラの中央のスピンナーを回して外して、プロペラを外します。
- 換気扇本体は、枠にはまっているだけなので、ボルトを緩めれば簡単に外すことができます。
- モーターをドライバーで外します。
- スイッチもドライバーで外します。
- モーターとスイッチをどちらも外したら、すべて分解できたのでオレンジオイル洗剤と中性洗剤を混ぜた洗剤で磨いてキレイにお湯で洗い流します。
- 水分を拭き取り、逆の手順で元に戻します。
こちらも、メーカーや機種によって手順が変わることもあるため、表示や取り扱い説明書をよく読んで掃除してください。
また、プラスチック部分や塗装がしてある部分は、はがれたり、溶けないように注意してください。
分解できれば、あとはひたすらオレンジオイルのパワーを借りてキレイになるまで磨けば良いだけなので、頑張りましょう!分解や組み立てが不安であれば、旦那さんを頼るとすぐに終わるかと思います。
まとめ
- 換気扇は、脱臭・カビ対策・ハウスダスト対策に使える。
- 換気扇の汚れは、油とホコリが固まってできる頑固な汚れ。
- オレンジオイルのリモネンという成分が油汚れに効く。
- シロッコファン・プロペラファンの二種類の構造と掃除のポイント。
換気扇の汚れを放っておくと、雑菌や虫がたまってしまい料理中に降ってきて体調を崩したり、部屋にカビがついてしまったり、においが染み付いてしまったり、恐ろしいことがたくさん起こってしまうことが分かりましたね。
また、オレンジオイルは、汚れが落ちすぎて洗いながら溶けたり、塗装がはがれたりしないように注意しなければいけないほどのパワーを持っているんです。しかも、家中どこにでも使える洗剤なので一家に一個は必要な最強アイテムなので、オススメです!
オレンジオイルはパワーが強すぎるので、家族を守るキレイな手が荒れないように注意して使ってくださいね。