最近の夏は特に暑く紫外線も強いですよね。そんな時に必須な日焼け止め、私も毎日のように使っています。
夏も本番という時、なんだか最近やけに眠いような・・・?初めは、急に暑くなって疲れてるのかなと思いましたが、ちょっといつもと違う・・・瞼がしょぼしょぼして開かない感じ。
そういえば、新しい日焼け止めを塗ってからだと気が付きました。「まさか、日焼け止めで?」と思いましたが、意外と他にも同じ方がいることを知ってびっくり。
今回は「日焼け止めを塗ると眠くなる」という情報をまとめてみました。
目次
日焼け止めの成分
日焼け止めは大きく分けて2種類
日焼け止めには主に、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。
- 紫外線散乱剤には酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムなどがある
- 紫外線を物理的に反射させて肌に紫外線が届くのを防ぐ
- 比較的安全性が高いといわれている
- 酸化チタンは食品添加物やファンデーションなどの化粧品にも使われている
- UV-A、UV-Bのどちらの紫外線もカットしてくれる
- 塗った時に白くなりやすく、それを好まない人も多い
- 紫外線吸収剤にはT-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾン-3などがある
- 透明で白くなりにくく、サラサラで使い心地が良い
- ムラになりにくい
- 合成化合物が多い
- 紫外線のエネルギーを吸収するとその分子構造が破壊され性能がおちる(塗り直しが必要)
- 分子構造が破壊された後の成分がアレルギー反応や炎症などを起こす可能性がある
- 他にも免疫抑制、エストロゲンや甲状腺ホルモンへの作用も懸念されている
こうして見ると、紫外線吸収剤って怖いって思いますよね。こうしたことから赤ちゃんや子供用の日焼け止めは紫外線散乱剤が使われたものが多いです。
日焼け止めの成分については日焼け止めが体に良くないって本当?日焼け止めのデメリットとその理由で詳しく書いていますので参考にしてください。
日焼け止めの添加物
日焼け止めにも様々な添加物があります。人によっては添加物が刺激になる方がいます。
代表的な添加物を上げてみます。
- エタノール(アルコール)
- 界面活性剤
- 防腐剤(パラベンなど)
他にもたくさんありますが、敏感肌の方はこの辺が刺激になることが多いです。
日焼け止めを塗ると眠くなる~体験談
では、日焼け止めを塗ると本当に眠くなるのでしょうか?
私だけ?ってずっと思っていたのですが、結構他にもいらっしゃいました。
謎の眠気はなんだろうと思って考えてたら、日焼け止めを塗り始めてからだ、、!と気付き。。
【日焼け止め 眠くなる】で検索するといっぱい出て来て、私だけじゃなかった。ってなった🌸(*´-`)🌸
こういう人、他にもいるのかな。https://t.co/vSeUgxjylg
— 。 (@kimuuuuuch) May 24, 2017
私と同じことおっしゃってます。独自にアンケートを取ってくださっていますが、やはり少数派のようですね。初めて知ったという方がほとんどです。
グーテンモルゲン(*´-`*)✨!
かおに日焼け止めを塗ると
確実に死ぬほど眠くなる謎現象が起こる京之介です🙇🙇✨!!
— 👶京之介🌈 (@kyounosk_sn) August 4, 2019
そうなんですよね、目が開かなくなる程です。
日焼け止め塗るとめっちゃ眠くなるのうちだけ?笑
— みぃどな (@Donald_Misa08) July 10, 2017
わかります。身近にいませんよね。
私以外にも、こんなにいらしてびっくりしました。最近はファンデーションや下地にも日焼け止め成分が入っているものが多いですから、化粧をしただけでも眠くなるという方もいるようです。
でも明確な回答や科学的に裏付けされたデータのようなものは見つかりません。
科学的な根拠はなくてもこうした声がある以上、日焼け止めの成分が身体に何らかの影響を及ぼしていることは確かです。
眠くなる原因
では、日焼け止めを塗ると眠くなる原因はなんでしょうか?
アレルギー説
アレルギー症状には様々な種類があります。アレルギー反応は人によって現れる症状が全然違います。
一般的にアレルギー症状と言えば、赤くはれたり、痒みが出たりする皮膚症状、咳や鼻水といった呼吸器症状、下痢や嘔吐などの消化器症状を思い浮かべると思います。ひどいものですとアナフィラキシーショックも一般的に知られるようになりました。
ですが、アレルギー症状には人によっては、だるさ、めまい、精神症状などを引き起こす場合があります。
「眠い」というのもだるさからくるものや、目の周りのむくみなどが眠気として感じるということはありそうです。
日焼け止めを塗っても全然大丈夫な人もいれば、眠くなる人もいるし、かぶれる人もいる…というのはアレルギーなら説明がつくのではないでしょうか。
日焼け止めが目にしみる説
日焼け止めが目に入ってしみたことはありませんか?私はドライアイなので、少しでも目に入るとすごくしみます。でも目に直接入ってないのになんだか目がヒリヒリするなと思ったことがあります。
その原因として考えられるのが日焼け止めの成分です。
日焼け止めの成分で、目にしみる成分として考えられるのは以下の3つです。
- 紫外線吸収剤
- エタノール(アルコール)
- 界面活性剤
紫外線吸収剤は先ほど言ったように肌への刺激が多いです。アレルギーや炎症の原因にもなるものですから、目に入ったらかなりの刺激になります。
また、アルコールも目に入ったらしみるのはご存じだと思います。直接目に入らなくてもアルコールは気化しますから目の近くに塗っただけでも染みる場合があります。
そして最後に界面活性剤です。シャンプーや洗剤などが目に入ると激痛ですよね。その原因が主に界面活性剤が原因と言われています。
直接目に入らなくても、汗や水がかかることにより日焼け止めが流れて目に入ることにより目にしみたり、目がしょぼしょぼするなどの原因になると考えられます。
その場合の対策としては、目の周りに塗らないようにするか、ウォータープルーフタイプのものを選ぶと楽になるかもしれません。
目の周りに日焼け止めを塗れない場合、サングラスやUVカットの眼鏡などを使うこともおすすめです。
日焼け自体が眠気を起こす説
日焼け止めとは話が離れてしまうのですが、日焼けをすること自体が眠気を起こすという意見があります。
確かに海水浴やプールへ行って日焼けをしたあとって、体が火照って眠くなったことはありませんか?私は小さいころよくありました。
日焼けは皮膚の軽いやけどです。やけどは皮膚が熱によってダメージを受けた状態なので、それを体が修復しようとして眠くなるのだそうです。
身体は眠っている間に回復するといいます。日焼けは身体にとってはかなりのストレスになるので眠い時はできる限り、たっぷりと睡眠をとることが大切だと思います。
紫外線が眠気を起こす説
そして、紫外線も眠気を引き起こすことが知られています。
よく太陽に当たっていると眠くなる・・・とか、炎天下の中に長時間いると疲れて眠くなる・・・とか言いますよね。私も暑い日はとても疲れます。
紫外線は細胞の中に直接届きます。強い紫外線は細胞の中の核にあるDNAを破壊するとも言われています。怖いですね。そして日焼けの原理と同じように、それを修復しようとして眠くなって体を休ませようとするのだそうです。
夏は暑さだけでなく、紫外線でも知らないうちに疲労の原因になっているのですね。
対処法
日焼け止めは確かにお肌には負担の大きいものです。ですが、最近の紫外線はとても強いため何もしないで外出するのは危険です。
自分は日焼け止めを塗ると眠くなるなと気づいたら、できる限りの対処法をしてみましょう。
眠くなる日焼け止めの成分をチェック
化粧品を買う時は必ず成分表示を確認するようにしてください。少し面倒ですが、続けていると自分に合わない成分が何なのかだいたい検討が付くようになります。
私は敏感肌で、化粧品には気を使うのですが、アルコールは特にダメです。日焼け止めはお試しがあまりないので、新しいものを使う時はパッチテストをして大丈夫か確認してから使っています。
合わないものは使えないのでもったいないのですが、自分に合わない成分がわかればそれを避けて買うことができるようになります。ぜひやってみてくださいね。
自分に合う日焼け止めを探す
いくら敏感肌用の化粧品でも、私に合うものがあなたに合うとは限りません。
私はおそらく、紫外線吸収剤は合いません。眠くなるのがそのせいかまでははっきりわかりませんが、肌がガサガサに乾燥してしまうので、子供用の日焼け止めを子供と一緒に使っています。
日焼け止めの代わりになるもので代用する
意外なものが代用できたりして、日焼け止めの代わりになるものはいくつかあります。
- 椿オイル
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- シアバター
- ラズベリーシードオイル
- 小麦胚芽オイル
- キャロットオイル
などの天然植物油が紫外線から肌を守る効果があります。市販の日焼け止めの様に効果は強くはありませんが、敏感な方は参考にしてください。
先ほど紹介した日焼け止めが体に良くないって本当?日焼け止めのデメリットとその理由にも書いていますので参考にしてみてください。
日焼け止め以外の日焼け対策をする
私は敏感肌なので、なるべく日焼け止めを塗る範囲を少なくしています。そしてなるべく日焼け止め以外のアイテムを使うようにしています。
- 帽子
- 日傘
- アームカバー
- スカーフ(UVカット用の涼しいもの)
- サングラス
などです。日焼け止めを広い範囲に塗るとそれだけ皮膚から吸収される量(経皮毒)も増えますし、肌荒れの可能性も増えます。
なので、顔はどうしても避けられないので、特に敏感な目の周りを避けて日焼け止めを塗り、それ以外はこのようなアイテムを使って紫外線対策をしています。
なるべく日陰を歩き、長時間直射日光に当たらないようにする
日陰でも直射日光の50%ほど紫外線が届くそうです。意外と多いですよね。それでも直射日光に当たり続けるより、日陰の方が熱中症対策としても断然良いです。
私は、紫外線を直接浴びないためと、日焼け止めを塗る量を少しでも少なくするために、外を歩くときは他の日焼け対策をしながら、少し遠回りでも日陰を選んで歩いています。
まとめ
- 日焼け止めには、紫外線散乱剤と紫外線吸収材があり、紫外線吸収剤の方が肌の負担になりやすい
- 日焼け止めには添加物が含まれていることがあり、それが刺激になる人がいる
- 医学的根拠はないが、日焼け止めを塗ると眠くなる人は一定数存在する
- 眠くなる原因と考えられるものに、アレルギー、日焼け止めが目に染みる、日焼けや紫外線が眠気を起こすなどが考えられる
- 日焼け止め以外の日焼け対策を取り入れて、眠気の対処をしていく
私は昔から敏感肌なので、日焼け止めは負担がかかるなとは思っていましたが、眠気まで引き起こすとは驚きでした。私以外にも同じような方がいてほっとした半面、やっぱり肌に直接塗るものは慎重に選びたいなと思いました。
暑くて厳しい夏ですが、少しでも快適に過ごせるよう工夫していきましょう。