トイレ掃除にはどんな洗剤をお使いでしょうか?
お家の掃除の中でも苦手意識が一段と高くなりがちなのがトイレ掃除だと思います。
でも大丈夫。お酢を使えば汚れが落ちるだけでなく、消臭効果や除菌効果もあって清潔なトイレ環境が実現できます。
目次
お酢をトイレ掃除に使うとこんなに効果が
トイレ掃除にお酢を使ったらどんな効果があるでしょう?
- 尿が原因の汚れや水垢が取れやすくなる
- 殺菌作用があるので清潔なトイレになる
- 消臭効果があるのでトイレが臭わなくなる
このような効果が期待できます。お酢はトイレ掃除に適した素材と言えるでしょう。
ただし・・・
- 正しい方法で掃除しないと効果が十分発揮できない
- りんご酢は避けた方が良いなど、注意すべき点がある
など、お酢を使うときにはちょっとだけ気をつけるポイントがあります。
この記事では、お酢を使って効果的にトイレを綺麗にする方法と注意点を分かりやすくまとめました。
最後には、お酢を使ったトイレ掃除の理想的な頻度や綺麗をキープするプチテクニックもご紹介していますので、ぜひ最後までお楽しみください。
トイレ掃除にお酢を使う5つのメリット
お酢を使ったトイレ掃除が効果的なのは、お酢はトイレ特有の汚れを落としやすく、また、殺菌作用と消臭効果に優れていることが理由です。
職場の清掃のおばちゃんが酢を使った洗剤でトイレ掃除してもらってるんやけど、酢の物が好きな僕がこの時間にトイレに行くとお腹が空くというなんとも言えない感覚に陥るとです...。
— Re: (@Re_Fw_Re_Fw) November 19, 2018
それでは、それぞれの特徴を深掘りして見てみましょう。
尿による汚れや水垢を落とす効果が高い
まず1つ目は、お酢はトイレの汚れを落とす効果が高いことです。トイレの汚れの主な原因は尿や水垢ですが、それらの汚れはアルカリ性です。それに対して、お酢は酸性であるため、お酢が汚れを中和して、軽くこするだけで簡単に汚れを落とすことが出来るんです。
殺菌作用がある
2つ目は、殺菌効果があることです。お酢には酢酸という成分が含まれているのですが、この酢酸には雑菌を減らす効果があるだけでなく、雑菌の繁殖を防ぐ効果もあると言われているんです。
雑菌の繁殖は汚れの原因になるだけでなく衛生面でも問題になるので、お酢はトイレを清潔に保つ上でも助かりますね。
消臭効果がある
そして3つ目は、匂いを抑える消臭効果があることです。先ほど触れたようにお酢は酸性なので、アルカリ性の、トイレ独特のあの鼻をつくようなアンモニア臭を中和して匂いを消すことが期待できます。
トイレから出たら、酢プレーでシュッ!ってするだけで、消臭!
— ハミングHIDE (@hide2_haming) February 11, 2020
また、臭いの元になる雑菌の繁殖を防いでくれるので、臭い自体を発生させにくいトイレ環境が出来上がるんです。
天然素材で環境に優しい
お酢は合成洗剤と違って、身体に害がなく、分解もされやすいので人や地球に優しいエコ素材だと言えるでしょう。
コスパが高い
お酢を使ってトイレ掃除をすれば、わざわざトイレ専用の洗剤を買う必要がありません。また、料理をして残ったお酢を使えば使い残しの処理に困ることもありません。
キッチンの必需品であるお酢を掃除にも活用することで節約にもつながるんです。
お酢を使ったトイレ掃除のやり方
それでは、お酢を使ったトイレ掃除の方法をご紹介しましょう。
道具を用意する
まず、お酢を使ったトイレ掃除で使うものを用意しましょう。
- バケツ
- 灯油ポンプ(なくてもOK)
- ゴム手袋
- トイレットペーパー
- お酢
- スプレーボトル
- トイレブラシ
バケツは洗面器でも構いません。また、灯油ポンプを用意する場合は、ストーブの灯油タンクへの給油などで使用済みのものは避けましょう。ポンプ内に残った油分がトイレに流れ込みます。
トイレ掃除の前準備をする
お酢でトイレ掃除をする前の準備は、お酢の用意と便器内の水を減らすことです。
お酢は薄めなくても構いませんが、お酢独特の鼻を突く匂いが苦手という方は、お酢1に対して水2か3を加えて酢水にすると、幾分匂いが和らいで使いやすくなるでしょう。
また、お酢や酢水にアロマオイルやハッカ油を少量加えることでも、お酢独特の匂いが抑えられます。
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便器内の水を減らす方法は2通りあります。まずは、灯油ポンプを使って便器内の水を汲み上げる方法。これは簡単で分かりやすいんですが、灯油ポンプを用意しなければならないというデメリットが生じます。
次は、バケツや洗面器に水を入れて、勢いよく便器に流すというやり方です。勢いよく水を流すことで、「流れ過ぎ」という状態を故意に作り出して、結果的に水位を下げるというわけです。
サボったリングの掃除はトイレのさぼったリングとさようなら!落とし方と予防法もご覧ください。
汚れにお酢を浸す
ゴム手袋を着けたら、便器内にトイレットペーパーを敷き詰め、その上からたっぷりのお酢を吹きかけましょう。お酢を吹きかけたら、30~40分間置きます。
お酢が汚れにしっかり染み込んで中和が進むので、お酢を汚れに浸すことで汚れが取れやすくなるんです。
浮いた汚れを落とす
次に、トイレットペーパーを取り除いてブラシで軽くこすって汚れを落とします。トイレットペーパーはそのまま流しても構いませんが、排水が詰まらないように、トイレットペーパーの分量に気をつけましょう。
トイレブラシで便器をこするときは軽くこすりましょう。力が強いと便器を傷つけてしまい、傷ついた部分に汚れが入り込んで取れにくくなってしまいます。
汚れがひどい場合は、一度では落ちきらないときがあります。そんなときは何度か繰り返すといいですよ。
便座を拭く
便座の表と裏にも酢をスプレーして雑巾で拭き取ります。乾拭きは必要ありませんが、お酢の匂いが気になる場合は水に濡らした雑巾で拭き上げた後、乾拭きをすると気にならなくなります。
便器以外を拭き掃除する
最後に、便座やトイレタンク、そして床や壁など、便器以外にもお酢をスプレーして雑巾で拭きます。男性が立って用を足しているご家庭の場合は、便器以外の拭き掃除を強くお勧めします。
また、トイレ室全体をお酢で掃除することで、殺菌や消臭効果がより高くなります。
ここに注意! お酢を使ったトイレ掃除で気をつけるポイント
便利に使えて環境にも優しいお酢ですが、取り扱いに注意するポイントが3つだけあります。
塩素系の洗剤や漂白剤と一緒に使わない
お酢は酸性なので、アルカリが強い塩素系洗剤と混ぜると化学反応を起こして有毒ガスを発生させることがあるので危険です。
お酢と塩素系の洗剤や漂白剤は一緒に使わないようにしましょう。また、近くに置いてるところへうっかりこぼして混ざることがないように、十分注意しましょう。
塩素系の洗剤といえばカビキラーが有名でしょうか。
引用:amazon
そして、塩素系の漂白剤はハイターが代表例ですね。
引用:amazon
金属や大理石に使用しない
アルカリ系の汚れには重宝するお酢ですが、デメリットもあります。それは、金属を錆びつかせることと、大理石のツヤを無くしてしまうこと。
トイレの床が大理石だったり、トイレに金属製のモノがある場合にはお酢が付着しないように気をつけましょう。
穀物酢を使う
トイレ掃除に使うお酢は穀物酢がおすすめです。そのほか、米酢やホワイトビネガーなどでも大丈夫でしょう。
一方、りんご酢などの果実酢やすし酢など調味酢はみりんや砂糖などが混ざっていてベタベタするので、避けた方が良さそうです。
あと、便器に色がつきやすいので、赤ワインビネガーなど色が着いたお酢は控えた方が無難です。
- 穀物酢
- 米酢
- ホワイトビネガー
- 果実酢(りんご酢など)
- 調味酢(すし酢など)
- 色が着いたお酢(赤ワインビネガーなど)
トイレ掃除は毎日しなきゃダメ?
さて、お酢を使ったトイレ掃除の方法はご紹介した通りですが、一体どのくらいの頻度ですれば良いでしょう?
結論から言うと、トイレ掃除は毎日するのが理想です。お家の中でもトイレは汚れやすく、しかも頻繁に使う場所なので、汚れたままだと精神的にも衛生的にも好ましくありません。
トイレ掃除を毎日しても負担にならない方法は、理想的なトイレ掃除の頻度は?毎日3分の掃除で大掃除いらず!?でご紹介していますので是非どうぞ。
さらに、トイレを使うたびに便器の内側に酢水をスプレーしておくと、
- 汚れが付きにくくなって掃除がしやすくなる
- 消臭効果もあってトイレの匂い対策になる
という効果も期待できます。
トイレのたびにスプレーする習慣が付くと、汚れや悪臭とサヨナラできて素敵なトイレ空間の維持にも役立ちます。
まとめ
- お酢は尿が原因の汚れや水垢を落とすのでトイレ掃除に適した素材
- お酢には殺菌作用や消臭効果もあり
- お酢は塩素系の洗剤や漂白剤と混ぜると危険
- トイレのたびに酢水スプレーすると綺麗と消臭が続きやすい
ついつい手が付かずに汚れてしまいがちなトイレですが、少しの工夫と習慣で清潔な状態をキープできることが分かりましたね。
トイレが綺麗だと運気も上がるとも言われてますが、確かにトイレが汚れてると気分が下がりますよね。お酢を使った簡単トイレ掃除で運気アップ! を狙ってみるのはいかがでしょう?