キッチンは毎日使う場所だからこそ、使い勝手をよくしたいですよね。あなたの家では物が取りづらかったり、どこにあったかな?となったりしていませんか?
使いやすくするための改善策として、やはり収納が重要になってきますよね。
家の中でも特にキッチンの収納に悩む人は多いんだとか。私もキッチンに関しては毎日使っていて使いにくいなぁと思ってはいるものの、なかなか手つかずのままになっているのが現状です。さらに子どもができて家族が増えると物も徐々に増えていきますよね。
今回は、アイテムや工夫次第で簡単にキッチン収納のストレスから解放された家庭の、ビフォーアフターをチェックしていきます。
もちろんキッチンの収納に役立つアイテムやコツも紹介しますよ。これをきっかけに使いやすいキッチンにして、少しでも家事時間を短縮させましょう。
目次
キッチン収納の悩み
収納に悩む場所として上位にあがってくるキッチン。家電やインテリア商品を扱うアイリスのランキングでも2位になっていました。
ではキッチンの中でも何の収納に悩む人が多いのでしょうか。
- 調理器具の収納
- 食器・保存容器の収納
- 食品ストックの収納
- キッチン用品・消耗品の収納
今回はこの4つのもののビフォーアフター収納例を紹介します。
収納・見直しの前にやること
収納例を紹介する前に最初に言っておきます。これから紹介するビフォーアフターを参考にして、あなたが収納方法を見直すときはまず以下の点をやってみてください。
- 長く使っていないものは思い切って処分する
- 同じ用途のもの・かぶっているものの処分する
- ケースはなるべく同じシリーズや形でそろえる
これから収納例を紹介する方たちはほとんどの方が、断捨離をしてから収納しなおしています。
断捨離ってどうすればいいの?なかなか手放せないと迷ったら、モノが溢れると不便なキッチンに!?断捨離で快適な収納にもよかったら参考にしてみてください。
それでは、見ていきましょう。
調理器具の収納
一つ目は、毎日というほど使うフライパンや鍋、おたまやフライ返しなど調理器具の収納です。長さも大きさも様々でスッキリとしまうにはコツがいりますね。
まずはフライパンやお鍋の収納からみていきましょう。
フライパン・鍋の収納
まず最初にフライパンと鍋の収納の問題点として以下のような悩みがあるのではないでしょうか。
- 大きさや形がバラバラ
- フタの収納が難しい
- 重ねていると出しづらい
- やたら多くて収納のスペースがない
では、悩みに悩んだ結果、上手く収納できている家庭を見ていきましょう。
こちらは整理収納アドバイザーの方のコンロ下の投稿です。写真中ほどに進むとビフォーアフターが見れます。見た目がかなりスッキリとして統一感もあります。
こちらの収納のコツとしては、鍋、フライパンを取っ手の取れるタイプのものに一新して、スペースの無駄なくスッキリとさせていることです。さすが整理収納アドバイザーですね。
■取っ手の取れるティファール9点セット
取っ手の取れるティファールは絶大な人気商品。スッキリ収納にオススメのフライパンですね。
さらに重ねて収納すると取りづらい鍋やフライパンを立てて収納するのはもちろん、幅の調整が可能なラックを使っています。
■伸縮式 フライパンラック
こちらは幅も変えられて、伸縮できるフライパンラック。幅も変えられると様々なサイズのフライパンに対応できて便利ですね。
こちらのビフォーアフターはとても分かりやすいです。コンロ下に直接、鍋やフライパン、フタをしまいこんでいます。取りやすくスッキリさせた成功の秘訣はファイルボックスの使用です。
収納上手な人はよくファイルボックスを使っていますが、10センチ幅のファイルボックスを使うことで大きさの違う鍋やフライパンの収納に成功していますね。
■無印 ファイルボックス10センチ幅
SNSでも大人気の無印のポリプロピレンのファイルボックスはロングセラー商品です。他にも幅15センチ幅や25センチ幅など種類も豊富です。
鍋のフタの収納
けっこう厄介な鍋のフタ。取っ手があったり平面でなかったり、形が特殊なので収納に苦労する物の一つです。その鍋ブタを上手に分かりやすく収納している家庭を紹介します。
もともと100均のつっぱり棒を使って上手にフタ類を収納されていましたが、さらに快適に使えるように、つっぱり棒の壁面ガードを固定して落ちないようにしています。これは真似したい方法ですね。
■つっぱり棒 壁面ガード
我が家にもありました。どこでも使えるダイソーのつっぱり棒壁面ガード。100均ながらしっかりと固定してくれます。
続いてのキッチンは開き戸タイプです。
こちらは粘着フックを使って、吊るす方法でフタを収納しています。壁面を利用するのはなかなか高度な技ですね。
■粘着フック
引用:楽天市場
この粘着フックは透明なのでどこにでも目立たず使うことができます。また、キレイにはがせるのも良い点なので賃貸の家庭でもオススメです。100均でも粘着フックは買えますが、鍋ブタなどの重いものを吊るすときに粘着力がどうなのか気になるので、数を多めにした方が良さそうですね。
キッチンツールの収納
フライ返しやおたま、菜箸やその他のキッチンツールの収納には、立てる、吊るすなど色んなパターンがありますね。今回は見せる収納ではなく、しまうパターンの収納例を紹介します。
こちらの収納は引き出しに寝かせているパターンです。
コツはよく使う一軍のものだけを一番取りやすい場所に置く。というやり方ですね。収納スペースが多い家庭ではオススメの方法です。
シンプルな見た目のこちらの収納はキッチンツールを立てての収納です。ビフォー時点ですでに整理されているように見えるのですが、ご本人は使いにくかったようです。キッチンツールがいろんな方向に向いてまとまらず、広がることをストレスに感じてらっしゃいました。
改善後は収納の口の幅をせまくすることで広がりにくく、まとまってコンパクトになっています。かなり上級者向きの収納方法ですね。
■シンク下仕切り付きワイドラック
金属製ですのでしっかりとした重さがあります。
ゴム足がついていますのでずれにくいです。
金属製ながら塗装がしっかりしているので、ぱっと見プラスチック製にも見えます。
仕切りが秀逸で、無段階に調整できます。動かすのも簡単で、磁力でしっかり固定されますので扱いやすいです。
おたまなどを柄を下にして保管したり、瓶の太さが合えばドレッシングなどを入れても良いと思います。引用:amazon
口コミでも高評価が多かったこちらの商品は、マグネット式の仕切り版を自由に設置でき、中でしっかりと固定できることが魅力的です。
- フライパンや鍋はファイルボックスやラックを使って立てて収納する
- キッチンツールはよく使うものだけを厳選する
- フタの収納は無駄なスペースを取らない方法で収納
調理器具のフライパン収納やコンロ下の収納に関しては、家事効率アップ!キッチンが使いやすくなる鍋とフライパンの収納方法や使いやすいキッチンで料理上手に!?コンロ下の収納アイデア集なども参考になるのでぜひチェックしてみてくださいね。
食器・保存容器の収納
食器に関してはお気に入りの食器を集めている方も多く、自慢の食器を見せる収納にこだわる人もいますよね。私は便利さ、使い勝手重視なのでハイレベルな感じの見せる収納は苦手です。食器に関しても見せる収納より、しまう収納をしている工夫例を紹介します。
まずは、お皿の収納例です。
お皿の収納
最初は吊り棚式の収納の紹介です。デッドスペースをもったいなく感じて、さらに板版を追加して収納スペースを増やしています。そして毎日使うものは取りやすい場所に置くという鉄則も守っていますね。
引用:楽天市場
こちらは引き出しに収納するタイプです。キレイにお皿を立て、またお椀を分かりやすく収納できるアイテムを使っています。
■トトノ ディッシュスタンド
こちらは幅21センチのSサイズですが、幅28センチのLサイズやお椀専用のものもあります。うまく利用して隙間なく収納できそうです。
ディッシュスタンドLと共に購入しました。
Lの方はパスタ皿等の大きなものを入れて
こちらのSサイズには、ケーキ皿や取り皿等の
小さめのお皿を入れて引き出しに収めました。
安定感があり、引き出しを強く引いた際等でも
倒れたりお皿同士がぶつかったりという事が無く
引き出し内の収納力も大幅アップしたので
大満足です。
本当に購入して良かったです。引用:楽天市場
続いても人気アイテムを使っての収納例です。
(ビフォー)
(アフター)
引用:RoomClip
ビフォーでも十分キレイに収納されていますが、さらに取り出しやすさとスッキリとさせるために、カインズホームの人気商品スキットを使ってキレイに収納しています。
■スキット(М)整理収納小物ケース カインズホーム
引用:カインズホーム
2016年にグッドデザイン賞にも選ばれたSNSでも人気のカインズホームのスキット。デザインもシンプルで使いやすいですがずれないようにクリップで固定できるのが魅力的です。これから紹介する中でもよく出てくるので活用方法をぜひ参考にしてくださいね。
グラス・マグカップの収納
わりと場所を取ってしまう、グラスやマグカップの収納。量が多いとなおさらです。今回は引き出しタイプや食器棚収納のビフォーアフターを紹介します。
引用:RoomClip
グラスやマグカップの収納は見せて収納する人も多いですが、こちらは引き出しに収納しているパターンです。上のお皿収納と同様にカインズホームのスキットを使って無駄なスペースをなくしています。そして使っていないものは処分することも重要ですね。
続いては「死にかけの食器棚」の紹介です。タイトルがおもしろすぎますね。引き出しタイプではなく食器棚を使っている家庭です。
かなりマグカップの量が多く、箱のまま、包装したままという状態になっています。スッキリさせたコツとして、まずは箱から包装から出し、いつでも手に取れるような置き方に変えています。そして、マグカップが3つ収納できるセリアの整理トレーの登場です。見た目も取り出しやすさも良くなっています。
タッパー・お弁当箱の収納
一番かさばるものナンバーワンといっても過言ではないのではないでしょうか。作り置きをひんぱんにする人や毎日お弁当箱を使う家庭ではタッパーやお弁当箱の収納は、本当に悩みどころです。
かさばらず、取りやすく収納している例をみていきましょう。
こちらはフタと容器を分けて収納しているパターンです。ビフォーから比較するとだいぶ取りやすくスッキリしましたね。入れているケースは100均のダイソーのものを組み合わせて使用しています。
次の収納例も大きさをそろえて収納しています。
こちらの収納場所は高さのある場所です。ビフォーでは積み重ねておいていて、取るとくずれるといったマイナス面がありました。アフターでは取っ手のついているケースを使い、大・中・小と大きさに分けて収納しています。高さのある場所の収納では、取っ手のついた中身の見えるケースに入れると何が入っているかすぐに分かりますね。
反対にこちらの家庭はフタと本体をセットにして収納するやり方です。
(アフター)
引用:RoomClip
こちらの方はフタと本体がばらばらで収納されていることに、取りづらい・間違ったフタを取ってしまうなどプチストレスを感じていました。見直し後は、フタと本体をセットで立てて収納することでサッと取れて、しまう時も重ねる手間をはぶくことに成功しています。
続いては、お弁当箱の収納例です。
毎日お弁当を作るこちらの家庭では、大きさで分けて収納する方法とは別に、よく使うものとたまに使うものに分けています。毎日使用するとなると、この収納方法もいいですね。もちろん、断捨離も忘れていません。
続いては吊り棚タイプのキッチンです。こちらのお弁当箱の収納方法は、人別で収納しています。子どもが増えたりすると収納もこういった人別という方法が浮かんでくるんですね。
- 毎日使うものは取りやすい場所におく
- お皿はディッシュスタンドを使って立てて収納もできる
- マグカップ・グラスは量が増えやすいので使っていないものは処分する
- タッパーやお弁当箱はその家庭の悩みに応じて収納方法を変える
食器の収納のコツに関しては、キッチンの食器収納を見直してスッキリさせる5つの方法で詳しく書いているので悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
食品ストックの収納
次は食品ストックの収納のビフォーアフターを紹介します。食品の収納をする前には、もちろんみなさんこちらも断捨離をしてから収納しています。
食品ストックの収納に関しては、ケースに入れて収納が一番スッキリする方法です。
食料品ストックの引き出しをSkittoで整理整頓して 食料品を入れました。
100均カゴで収納していた時より綺麗に収納ができ 収納量も増えた様に思います‼︎(miyu)引用:RoomClip
もともと100均のケースを使ってキレイに収納していますが、無駄に隙間があったりということがお悩みだったようです。こちらもカインズホームのスキットを使って隙間なくうまく収めていますね。スキットは無駄なスペースをなくしてくれる優れものです。
次は投げ込みスタイルの家庭のビフォーアフターです。
食品をそのままポンポンと投げ込んで、下の方になにがあるのか分からない状態になっていますね。残念ながら我が家も気づけばこの状態でした。
改善のポイントは捨てる以外のものを分類して分類ごとに収納するやり方です。そして在庫が分かるように立てて収納することです。
ケースなどを使わずここまでスッキリなると、今すぐにでもできそうな収納方法ですね。
- 賞味期限を過ぎたのものは処分する
- グループ分けすると分かりやすい
- 在庫が分かるように立てて収納する
- 定期的に見直しする
キッチン用品・消耗品の収納
布巾やスポンジ、キッチンペーパーや排水溝ネット、またキッチン洗剤など、使う頻度はまばらでも様々なものがあります。スッキリ取り出しやすく収納する方法とアイテムを見ていきましょう。
ビフォーでもじゅうぶんスッキリしているように見えますが、こちらではセリアの消耗品収納ケースを使ってゴミ袋や排水溝ネットを収納されています。
■セリア 消耗品収納ケース
次はまた、カインズホームのスキットを使っての収納例です。
引用:RoomClip
カインズホームのスキットはかなり使いやすいと評判です。洗剤類もスッキリ入っていますね。
連結クリップがあるのでケースがずれないことも人気の理由の一つ。我が家もキッチンではないですが、使っています。シンデレラフィットするのはもちろん、うまく収納することで同じ量を入れていてもスペースの余裕が出てくるんですね。
- 消耗品収納専用ケースは便利でとても使える
- 基本はケースを使って収納する
- 「そこに入る物だけ」の量を決めて必要以上に買わない
まとめ
キッチン収納ビフォーアフター実例を21個紹介してきましたが、参考になったでしょうか。各箇所でポイントを紹介しましたが、キッチンを収納する時にすべてに言えることは以下です。
- 収納をする前には「長く使っていないもの」「用途がかぶっているもの」「賞味期限切れのもの」は断捨離する
- 収納するケースは形やシリーズでそろえると隙間なく収納できる
- 収納スペースを確保するために必要以上に在庫を買わない
- 可能ならキッチン用品も買う前に形をそろえておくと収納しやすい
その家庭ごとに収納スペースや、悩みは様々です。真似をするのももちろんいいのですが、まずはあなたの家のキッチン全体を見直してみて、必要なものはなになのか、不必要なものはなになのかからスタートしてみましょう。
きっとスッキリとしたキッチンになり、あなたの家事の手間もはぶくことができるはずですよ。