おもちゃは子どもの成長ともに増えていくものです。
一時的なブームで増えるものもあれば、祖父母や友人からもらうクリスマスプレゼントなど、気をつけていないと際限なく増えてしまいますよね。そうなると片付けも手間だし、整理整頓を心がけていてもどこかごちゃごちゃして見えたりと、悩みが尽きません。
ですが実はその悩み、実は3段ボックスを導入すると解決できるんです!
目次
3段ボックスのススメ
収納力が高い
まず第一のおすすめポイントはやはり3段ボックスの収納力の高さです。一見2段のボックス収納の方が子どもにとってはちょうど良い高さのようにも見えるのですが、やはり収納できる空間が多ければその分多くの収納が可能です。
空間が多いと何ができるかと言うと、おもちゃの種類別に収納がしやすくなるんですね。積み木やLEGO、ぬいぐるみ、ボードゲームやままごと用具など、おもちゃは実に様々な形や種類がありますが、収納空間に余裕があると大きなもの、細かいもの、シリーズ物と分類して収納がしやすくなります。
引用:RoomClip
アレンジしやすい
3段ボックスの2つ目のポイントは、子どもの成長に合わせてアレンジがしやすい点です。一般的にボックスタイプの収納は構造自体がシンプルなので、お部屋のスペースや用途に合わせて縦置きにも横置きにも使えるという柔軟さがあります。
引用:RoomClip
また、子どもの成長に合わせて用途を変えられる点もメリットです。当然こどもが成長し保育園、小学校と年齢を重ねるごとにおもちゃ以外のモノも増えてきます。そんな時、3段ボックスならランドセルなどの鞄類をおいたり、本棚代わりに教科書なども収納できるわけです!
安価に手に入る
3段ボックスをおオススメしたい最後のポイントは、やはり低価格で丈夫な収納アイテムを導入できること!下記の表を見ていただければわかるように、大体のメーカーが1,000〜2,000円前後で購入できます。
メーカー | 価格(税込)/個 | サイズ(幅x奥行x高さ) | 特徴 |
ニトリ | 1,212円 | 420mm x 300mm x 880mm | 棚板の高さを自由に変えられる |
アイリスオーヤマ | 1,485円 | 415mm x 290mm x 880mm | オプションパーツが豊富でカスタマイズしやすい |
カインズ | 1,980円 | 440mm x 290mm x 880mm | サイズ・オプションパーツが豊富 |
無印良品 | 3,490円 | 375mm x 290mm x 1090mm | A4サイズが入る |
各メーカーごとに多少違いはあるものの、一般的にはニトリかアイリスオーヤマの2社のボックスが人気のようです。
おもちゃ収納のコツ
いくら3段ボックスが優秀だからと言っても、その真価はどう使うかで左右されます。適当にぽんぽんとおもちゃを並べたり収納するだけでは、おもちゃ収納の悩みを解決できるわけではありません。
おもちゃの収納は子ども目線を意識する
幼い子どもにとって片付けは難しいものです。床に広がったおもちゃの群れを前にしても、私たち大人と違って一体何から手をつければ良いかわからず途方に暮れてしまいますよね(大人でもわからないこともあります)。
なのでおもちゃの収納で大事なのは子どもにとってわかりやすく、実践しやすい収納の仕組みを作ることなんです。
工夫①おもちゃの定位置を決める
まず最初に家にあるおもちゃを簡単にグルーピングし、それぞれに「おうち(定位置)」となる入れ物を用意しましょう。そうすることで子ども自身が何をどこにしまえば良いか迷わなくなります。なお分類はなるべくシンプルに、3段ボックスの収納スペースの数に収まる量を心がけましょう!
また、おもちゃを入れるインボックスは、子どもにとって片付けやすい入れ物であることが大事です。そのため、蓋のない引き出しタイプのものや、取手がついているものを選びましょう!3段ボックスの扉がない特性を活かした、さっと出し、さっと片付けられるという「手軽さ」「気楽さ」がおもちゃ収納の決め手です。
工夫②ラベリングでルールを可視化する
おもちゃの定位置と入れ物がきまったら、その定位置を誰の目で見てもわかるようにラベリングをしましょう!ラベリングをするだけで子どもにとってだけでなく、自分以外の家族にもおもちゃ収納ルールを共有できるようになります。
始めのうちは付箋やマスキングテープでOK
それぞれの家庭やお子さんの性格に合った収納ルールというものは、1日や2日で確立するものではありません。いくつかのトライアンドエラーを繰り返してはじめて見えてくるものです。
なので最初はルールや収納方法がかわってもすぐ対応できるよう、剥がしやすく跡の残りにくい付箋やマスキングテープなどから始めてみましょう!
引用:RoomClip
写真でのラベリングも有効
まだ文字が読めないお子さんにとって、文字でのラベリングは少々ハードルが高いですよね。そんな時はそれぞれの分類ごとにおもちゃの写真を撮影し、それをプリントアウトしてラベルとして使うという手もあります。
引用:RoomClip
ポイントはラベルを見ながら、該当する入れ物にぽんぽん投げ入れていくだけの仕組みを作ること!こうすれば収納や片付けもシンプルに管理できます!まさに扉のない3段ボックスの特徴を最大限に活かした方法ですね。
工夫③おもちゃの入れ物は軽い素材を選ぶ
おもちゃの入れ物を選ぶ際は、なるべく軽い素材を選びましょう。というのも、子どもが誤っておもちゃの入った入れ物を落としてしまった場合、足に箱があたって思わぬ事故や怪我につながる可能性があるためです。そのため入れ物それ自体が重いものや、角が尖ったものなどは避けましょう。
ニトリのカラーボックスであれば、対応したインボックスがおすすめです。
以前、無印良品の店頭で見かけたポリエステル綿麻・ソフトボックスも使いやすそうでした。
3段ボックスの活用事例
3段ボックスの魅力や使いやすさについてはある程度ご理解いただけたかと思います。ではここで、実際に3段ボックスの活用事例をいくつかご紹介していきましょう!「え、嘘そんな使い方もできるの!?」なんてものもありますよ。
最も一般的な収納方法
まず最初にご紹介するのは、まさに先ほどお話した収納方法を実践している例です。
引用:RoomClip
ご覧の通り、おもちゃの入れ物は蓋のないタイプのものを使っています。インボックスの外側には写真のラベルが貼られており、何がどこにあるのかがとてもわかりやすいですね!あえて収納スペースを全て使わないことで、全体的に余裕ができスッキリして見えます。
100均アイテムを使ってプチDIY
3段ボックスの収納というと、どうしても収納スペースにおもちゃをしまうイメージが強くなってしまうのですが、ちょっとした工夫でおもちゃ以外の衣類の収納も可能になります!
この投稿をInstagramで見る
少々わかりにくいかもしれませんが、この方は3段ボックスの中央の空間に突っ張り棒を使用し、お子さんの幼稚園グッズなどを収納をしています。
アレンジ次第でプレイテーブルにも
プレイテーブル といえば、6歳くらいまでの子どもがおもちゃを広げて遊んだり、お絵かきなどができるテーブルです。実はアレンジ次第で3段ボックスをプレイテーブル として活用することもできます。
この投稿をInstagramで見る
こちらは2つの3段ボックスを横置きで背中合わせにし、上に天板を置いて簡易のプレイテーブルとして活用されています。一般的なプレイテーブルには収納スペースがないものが多いですよね。でもこの3段ボックスを使ったプレイテーブルは、収納スペースも豊富にあるので、子どもも大人も使いやすそうですね!
注意点
いくら3段ボックスがおもちゃの収納に適しているとはいえ、おもちゃが収納スペースに収まらないほどに増えてしまっては意味がありません。最後に、おもちゃの収納における注意点について押さえておきましょう。
定期的におもちゃの見直しを
子どもが使うおもちゃはコロコロ変わります。知育系のおもちゃはもちろん、それこそ一過性のブームのように一瞬熱くなったと思ったらすぐ飽きて、新しいおもちゃに興味をもつなんてこと、よくありますよね。
使わないおもちゃをいつまでも手元に残してしまうと、その分貴重な収納スペースがそれで埋まってしまいます。その結果、床や机などにおもちゃが溢れてしまっては意味がありませんよね。そうならないためにも定期的に手元に残すおもちゃと手放すおもちゃを見直す時間を作りましょう。
子どもと一緒に見直そう
おもちゃの見直しをする際に絶対にやってはいけないことは、親の勝手な判断で捨てるおもちゃを選んでしまうことです。「これは最近全然使ってないからいらないだろう」と、安易に判断してしまうと後で子どもとのトラブルにもなりかねません。
また、子どもと手放すおもちゃを選ぶ際は「これは最近使ってないから要らないよね?」とか「どれを捨てる?」というネイティブな言葉は使わないようにしましょう。代わりに「最近は何で遊んでる?」「遊ぶ回数の多いおもちゃはどれ?」といった質問を投げかけ、子ども本人で最終判断を下せるようにサポートに徹しましょう!
判断に困るものは「二軍」として別収納を
その場で最終的に判断が下せないおもちゃも出てくるかと思います。そんな時は焦って決断を急がず、いったん「二軍のおもちゃ」としてメインの収納スペースと分けて保管をしましょう。
まとめ
今回は3段ボックスを活用したおもちゃの収納のコツや注意点についてご紹介しました。
- 3段ボックスは収納力が高く、用途によって様々なアレンジができる
- おもちゃ収納のコツは、おもちゃをグループに分けた上で定位置を決めること
- ラベリングして収納ルールを見える化するとより効果的
- 取り出しやすくしまいやすいように、おもちゃの入れ物は蓋のないものがオススメ
- 収納スペースに収まらなくなったら、子どもと一緒におもちゃの量を見直そう
子どものおもちゃが多種多様あるように、子ど性格やそれぞれの家庭に合った収納方法もまた多く存在します。そんなとき3段ボックスは、そのシンプルな構造ゆえに様々な解決方法を見つけてくれるかもしれません。
おもちゃの収納で悩んだら、ぜひ一度3段ボックスの導入を検討してみてはいかがでしょうか?