デリケートな子供な肌。
真夏の日差しの下で長時間遊ばせると、真っ赤に日焼けして可哀想ですよね。ただ、日焼け対策として日焼け止めを塗ると、赤く炎症を起こしてしまうことがあります。
子供には痛い思いをさせたくないのが親心ですが、これからの夏の時期の『子供の紫外線対策』は頭を悩ませますよね。
子供に日焼け止めを塗ってないご家庭もあると思いますが、昔と今では紫外線の量も違うっていますよね。実際、どちらがいいのでしょうか?
目次
紫外線の影響
初夏〜夏にかけて、一年を通して最も紫外線の強い時期となります。そして、特に10時~14時は1日の中でも特に日差しが強い時間帯です。現代は数十年前にくらべてオゾン層破壊の影響もあり、紫外線量が増えています。
強い紫外線は細胞の遺伝子DNAを傷付ける可能性があります。その結果、皮膚を老化させてシミなどができやすくなったり、皮膚がんの要因になると言われています。また、免疫力が低下し病気になりやすく回復しにくくなる、白内障や目の病気を起こしやすくなるなど、体に悪影響がおよぶ可能性があります。
以前にも増して、子供のより一層の紫外線対策が必要となっています。
子供の紫外線対策【日焼け止め】
日焼け止めを選ぶ基準
大人と同じ日焼け止めを使うとせっかく紫外線を防御できても他の影響が出てきますので、以下の点に注意したいですね。
- 紫外線の防御効果 : SPF値10 ~ 20 / PA+ ~ ++
- 低刺激性のもの
- 紫外線吸収剤は不使用
日常生活(公園・散歩など)で使用する場合であれば、紫外線防御効果を示す「SPF値」や「PA値」は低いもので問題ありません。
小さいお子さんは大人に比べて肌が敏感ですので、低刺激性のものを選びましょう。そして、使用する前に必ず腕の内側などの皮膚が敏感な部分に塗って、赤くなったり発疹がでないかを確認しましょう。
また、紫外線吸収型は、かぶれの原因にもなりますので、紫外線散乱型を使った日焼け止めをオススメします!
日焼け止めの使い方
- 保湿剤を塗る
- ムラなく塗る
- しっかり洗浄する
1.保湿剤を塗る(特にお肌がデリケートなお子様へ)
日焼け止めは、紫外線から肌を守ることを目的としてつくられていますが、その紫外線防止成分のため赤くかぶれるようなこともあります。ですので、十分気をつける必要があります。
肌が赤くかぶれるようなデリケートなお肌の場合は、保湿剤を塗った上から日焼け止めを重ねて塗ると、敏感肌の子供でも問題なく日焼け止めを使用することができます。
2.ムラなく塗る
引用:環境省「紫外線環境保護マニュアル2015」
子どもの顔に塗る日焼け止めの量の目安は、手のひらに一円玉くらいの面積の量を出して、2回塗ります。
太陽光にさらされやすい所(鼻の頭 、 肩 、 首後ろなど)は念入りに塗るようにしましょう。また、汗をかいたりタオルやハンカチで顔などを拭ったりすることによって日焼け止めは落ちてしまいます。
落ちたと思ったときにすぐに重ね塗りするか、そうでなければ、2~3時間おきに塗り直し(重ね塗り)をするのがよいでしょう。
3.しっかり洗浄する
日焼け止めを塗ったときは、風呂でしっかり洗い落としましょう。日焼け止めをしっかり洗い流すことができないと、次はその上から日焼け止めを使用することになり、塗り重ねることになります。それが重なると、赤くかぶれたり、痒くなったり、物物ができたりします。
通常の日焼け止めは石けんやその他の洗浄料で落とす事ができますが、耐水性の高い日焼け止めを使った場合は、 多くの場合説明文に明記されているように専用クレンジングで落としてください。専用クレンジングが最適ですが、お手元にない場合は、メーク落し(メーククレンジングオイルなど)を使ってやさしく洗ってください。
子供の紫外線対策【日焼け止めを塗らない方法】
紫外線の強い時間帯を避ける
1日の中でも、10時〜14時が最も紫外線の強い時間帯です。この時間帯は、なるべく室内で活動しましょう。
また 気象庁では数値モデルで上空のオゾン量を予測し、それをもとにした日本全国の翌日の紫外線の強さをUVインデックスの形で公表していますので、上手にこちらの紫外線情報を活用してみてください。
帽子や衣服で覆う
帽子や衣類を使って子供の肌に直射日光が長時間当たらないようにしてあげましょう。
麦わら帽子などの幅の広いつばのある帽子は、より大きな効果が期待できます。
また長袖や襟付きのシャツだと体を覆う部分が多くて、首や腕、肩を紫外線から守ることができます。ただし、通気性や汗の吸収性が悪いと暑い時期には熱中症の心配がありますので、気をつけましょう。
まとめ
- 日焼け止めは、お肌に優しいものを
- 日焼け止めは、正しい使い方で効果的に
- 紫外線の最も強い時間の外出は避けよう
- 帽子や衣類で紫外線対策を!
紫外線が肌に悪いのは確かですが、お肌の弱いお子さんにとって日焼け止めを塗ることでお肌が荒れてしまっては本末転倒です。だからこそ、日焼け止めによる紫外線対策と日焼け止め以外での対策のバランスが大切です。
「真夏の日差しの下で長時間外にいなくてはならない時は日焼け止めで紫外線対策」を、「散歩などちょっと外出するときは帽子で紫外線対策」というように、時と場所・状況に応じて、対策法を変えることがお子さんのお肌にとって最も安全で、有益ですね。
『日焼け止め』そして『日焼け止め以外の紫外線対策』を臨機応変に使い分けましょう!
コメントを残す