今やパソコンは一家に一台あると言われ、普段の生活でパソコンを使う事が当たり前となっています。
時には長時間パソコンに向かっている事もあり、食事をしながらパソコンをする何て事もありませんか?
パソコンは家で日常的に使ってはいるものの、パッと見ある程度キレイなので「よし、掃除しよう!」とは中々なりませんよね。
でも、キーボードの隙間をよくのぞき込んで見て下さい。隙間にはゴミがしっかり詰まっています。しかもその1か所だけではありません。よく見るとほとんどのキーの隙間にゴミが詰まっている・・・なんて事も。
そんな時の為に今回は、パソコン掃除の必要性と準備、カンタン掃除手順についてまとめてみました。
目次
パソコンの掃除しないとどうなるの?
でも、掃除をしなくても大丈夫なんじゃ?今までもそうだったんだし、すぐに掃除しなくても良いかな。とか思ったりしませんか?
もし掃除をしなかったら・・・
画面に集中していると手元のゴミに中々気付きにくいものです。気付いても「まぁ大丈夫かな」とか思って放っておくと汚れはどんどん蓄積していきますし、故障の原因にもなります。なぜなら手が直接触れる部分が非常に多いので手の脂や手アカ、食事やお菓子を食べながらになると細かな食べかすが隙間に入り込んで、溜まった汚れに雑菌がどんどん繁殖してくるのです。
ある微生物研究学者の発表によると掃除をしていないパソコンキーボードには、トイレの便座の5倍不潔な雑菌が確認されたと報告されています。
主なパソコン汚れの原因
では気を取り直して、パソコン汚れの主な原因を5つ挙げてみましょう。
- 飲食した食べかす
- 手汗、手アカ、脂
- 髪の毛
- 綿ホコリ
- 衣類の繊維
パソコンは精密機械ですので、ゴミや汚れ、水分にはとても弱いんです。
故障してしまっては修理や買い替えで、費用もかかり家計にも響きますし、無駄なゴミを増やしてしまうことになります。そうならない為にも、定期的にパソコンを掃除してキレイな状態を保っていきましょう。
これでパソコン掃除の必要性は分かって頂けたと思います。
いざ掃除!の前に注意点と使用する道具について
それでは、実際にキーボードの掃除をする前に注意点と準備するものを確認します。
注意点は2点です。
各データのバックアップを取って電源を切る
パソコンの掃除をする時は必ず電源を切って行いましょう。当然と言えば当然ですね。
正しい手順で丁寧に行えば掃除をきっかけにデータを失ったり故障したりすることはありませんが、念のためバックアップも取っておきましょう。掃除しなくても定期的にバックアップを取るのはパソコンに何かあった時のためにおすすめです。
キーボードの枠は外さない
キーボードの枠は外せるタイプと外せないタイプとありますが、外せるタイプであっても外さずに掃除する事をおススメします。
キーボードの枠を外せばお手入れしやすいように思いますが、内部がむき出しになりますので、かなり慎重に行わなければなりません。また、外す時にキーの爪を折ってしまうと元に戻らなくなり交換するしかなくなります。更に、掃除を終えて全てのキーを元通りにはめ込んでいくのも難しいです。
リスクも難易度も一気に上がるのであまりおススメではないです。
それでもキーを外して掃除したいという方は、開始前にキーボードの写真を撮っておくと良いでしょう。
掃除に使う道具
次に、掃除に使う道具を紹介します。
- アルコール入りウェットティッシュ
- 綿棒
- アルコール消毒液(もしくは中性洗剤を水で薄めたもの)
- エアダスター
日常的な家事でも使うものを転用して使っていきます。比較的、手に入れやすいものばかりなので、近所のスーパーやドラッグストア、家電量販店に置いてある一般的なものでバッチリです。
エアダスターは、あまり馴染みが無い方もいらっしゃるかもしれません。このようなものです。
引用:楽天市場
エアダスターは種類がたくさんあって、よく分からないかもしれませんが理想的なのは、1本500円前後で先端にノズルが付いているものです。安くて使いやすいが一番。
この4つがあれば十分パソコンをキレイにできますよ。
このほかにも、ブロアーや電動のエアダスター・パソコン用の掃除機なんかもあれば尚良しです。
ブロアー
引用:Amazon
電動エアダスター
引用:Amazon
掃除機
引用:Amazon
カンタン掃除手順と方法
まず、大まかな手順を紹介します。短時間で誰でもできる超カンタン手順にもかかわらず、しっかりキレイになるので是非試してみて下さいね。
- キーボードをひっくり返す
- エアダスターを吹きかける
- 綿棒で擦る
- ボード面を拭き上げる
なんとたったこれで終了です。超カンタン4手順です。それでいて十分キレイになります!もうパソコン掃除がしたくなってきましたよね!?
では、早速パソコンをピカピカにしていきましょう。
キーボードをひっくり返す。
まずはキーボードをひっくり返します。いきなり大胆なやり方になりますが、優しくお願いしますね。実はこの工程をするだけでキーボードのゴミの約7割~8割程度のゴミを落とす事ができます。
デスクトップならキーボードだけを、ノートパソコンならノートパソコンごと持ち上げて、優しくゆすったり軽く数回たたいたりしてみて下さい。
ゴミがパラパラと落ちてきたらこの工程は終了です。
エアダスターを吹きかける
次にエアダスターを使ってゴミを取り除いていきます。主にキーと内部の間の細かい隙間をメインに吹きかけていきましょう。ここでキーの隙間に入り込んだ細かいゴミや埃を吹き飛ばして内部をキレイにしていきます。
この工程をブロアーや電動エアダスター・パソコン用掃除機を使って行ってもOKです。
但し、エアダスターの代わりに息を吹きかけるのは絶対にNGです。
息には水分が含まれており、パソコンは水分に非常に弱いです。またその水分の中には菌も含まれています。せっかく掃除しているのに、水分をつけたり菌を繁殖させたりしてかえって故障の原因になりかねないので絶対にやめてくださいね。
綿棒で擦る
続いて綿棒で擦っていきます。キーとキーの間を擦ってキレイにしていきます。
この時にアルコール消毒液を、無ければ中性洗剤(一般的な食器洗い用洗剤でOK)を水で10倍程に薄めたものを綿棒の先に少しつけて擦れば、汚れ落ちがかなり良くなりますのでガンコそうな汚れを見つけたらこのやり方を試してみて下さい。
ボード面を拭き上げる
最後にボード面を拭き上げます。主にキーボタン表面の汚れを落としていきます。
アルコール入りウェットティッシュで各ボタン表面を優しく拭き上げて手汗や脂を落としていきましょう。ついでにマウスも優しく拭いてあげれば気持ち良いですね!
はい!これで終了です。
この手順なら慣れれば10分もかからず掃除をできるようになります。しかもちゃんとキレイに仕上がりますので、是非試してみて下さいね。
まとめ
- 放っておくと溜まった汚れに雑菌が繁殖(そうならない為に掃除が必要)
- 注意点は「バックアップを取って電源は切る」「ボード枠は外さない」(安全に簡単に)
- 使う道具はアルコール入ウェットティッシュ、綿棒、アルコール消毒液、エアダスター
- 手順はひっくり返す、エアーを吹きかける、綿棒で擦る、ボード面を拭き上げる
- ついでにマウスも拭き上げる
パソコンを日常的に使う方なら3か月に1回。たまにしか使わない方なら1年に1回程度を目安に行って下さいね。
生活の一部として欠かせないパソコンなら長い付き合いをしていきたいですよね。キレイな状態で気持ちよくパソコンLIFEを送りましょう。