お子さんがいらっしゃる家庭は家事もそうですが出来るだけ育児も楽にしたいですよね?
育児の中でも何を上手くすると楽になるでしょうか?私は『寝かしつけ』が大事だと思います。『寝かしつけ』が上手にできるようになると、随分育児の負担が減りますよ。
今回は、子育てがとても楽になる寝かしつけの方法をご紹介します!
目次
子育ては出来るだけ楽したい!
まず育児を楽にするには色んな方法があります。
例えば・・・
他にもまだまだあると思いますがあげればキリがないのでこれぐらいにしておきます。
寝かしつけのでき具合であなたの生活が一変!
子育てが楽になる方法は色々ありますが、私が一番効果的だと思ったのは寝かしつけです。
まず最初に、寝かしつけがうまくできなかった場合にはこんなデメリットがあります。
- 子供の睡眠時間が少なくなり成長ホルモンの分泌が減る
- 子供が寝たいのに寝つけないので機嫌が悪くなる
- 睡眠不足による集中力の低下
- 家事をする時間がなくなる
- 親も睡眠不足になりがち
- 家族みんながイライラして嫌な空気になる
と、まあ当然ですが良いことなんてないですよね。
でも、どうしても何をしても寝てくれない時もあると思います。そういう時はもう開き直って子供と一緒に遊ぶのもたまにはありだと思います。子供も「早く寝なさい!」とガミガミ言われているより一緒に遊んでいる方が楽しいですからね。
次に寝かしつけが上手に早くできた時のメリットです。
- 子供の睡眠時間が多くなり成長ホルモンの分泌が増え、身体の形成に良い影響がでる
- 子供の目覚めた時の機嫌が良い
- しっかり睡眠しているので集中力が高い
- 親の自由時間が増える
- みんなハッピーになる
寝かしつけがうまく早くできた場合、子供に良い影響がでるのはもちろんうれしいですし、あなたの自由時間が増え、できることの選択肢が多くなります。
早く寝かせる理由
子供のために
子供の健康
やっぱり早寝早起きは健康のための基礎です。寝る子は育つというのも迷信ではありません。子供の成長ホルモンが睡眠中に多く分泌される事はすでに様々な研究からも明らかになっています。
子供の教育
教育上、夜遅く寝るというのは、子供が大きくなって夜勉強のために起きているならともかく、小さいうちは夜遅く起きていても遊ぶだけなので早く寝かしつけた方がいいと思います。
また睡眠中に分泌される成長ホルモンには身体的な成長だけでなく、知能や学習能力、集中力にも大きな影響力がある事が分かってきています。
子供が朝なかなか起きない
夜、寝かしつけがうまくいかず遅くまで起きているという事は、当然子供の睡眠時間が少なくなります。少なくなった睡眠時間は朝にずれ込んできて起床時間が遅くなります。
自分の時間を確保したい
子供だけじゃなく親にとっても子供を寝かしつける理由はありますよね。
子供が早く寝てくれると、その分家事も早く取りかかる事ができ、家事が終わった後も自由な時間ができて何かできる可能性が広がります。
子供が起きてる時に片付けをすると、片付けたそばからまた散らかされたりしますよね。
子供が寝てしまえば、子供がいない静かなリビングで資格の勉強をしたり、通信教育などの習い事もはかどるでしょう。また、裁縫など子供に触らせたくない危ない道具を使うこともできます。
また、副業や内職、クラウドワークなどの自宅で仕事をするのも、子供がいる時だと目を離した隙に仕事道具を触られたり、子供が気になって集中できなくなりますが、寝た後だとゆっくり落ち着いてできます。
さらには、冒頭でもお話ししたように仕事や家事以外にも趣味の時間を作れたり、好きなテレビ番組をゆっくり見れたりも出来ますよ。
子供が寝ない理由
でも、子供にだって寝たくない、寝られない理由はあります。ただ遊びたいから寝たくない時はまだしも身体の不調で寝られない時はちゃんと向き合ってあげないといけません。
子供が新生児の時
夜泣きなどで起きてしまうのは諦めてください。問題は起きたあとの対応です。
私は赤ちゃんが日常的に夜泣きをするのは基本的に次の3つが原因だと考えています。
- お腹がすいた
- オシッコなどでオムツが気持ち悪い
- 寂しい
どの原因の対応も子育てをしているママさんなら、説明するまでもないですよね。
その他、新生児の育児については幸せも不安もいっぱいの新生児育児!上手に息抜きして心に余裕を!もご覧ください。
身体の不快
上記の事が原因かと思って、全部対応しても泣き止んでくれない時ってありますよね。そんな時は身体の調子が悪いのが原因で寝つけないということがあります。
子供の年齢に関係なく、身体の不快に関する問題は「我慢して寝なさい!」というのは子供にとって酷ですし可哀そうです。大人でも身体の不快を我慢して寝るのは辛いと思いますので、子供ならばさらに苦痛でしょう。具体的にどういう問題があるでしょう。
かゆい
最近の子供は乾燥肌やアトピーの疾患をもっている子が多いですね。私の子供もそうだったんですが、寝ながら体を掻きむしっていることもあったりしました。
その場合、すぐ出来ることとして私が優しく掻いてあげていました。そうしてあげないと子供は寝ながら掻くので力いっぱい掻いて傷ができたりして、またかゆくなることになり悪循環です。
そして、しばらく掻いてあげて落ち着いたら保湿剤や塗り薬などを塗ってあげていました。
お子様によって症状も異なりますので、対処法は皮膚科などの病院で診断される事をお勧めします。
暑い・寒い
この問題は酷くなると命にも関わる事もあるので注意が必要です。
寒いのは布団や毛布などでも対応できます。でも暑い時は極端かもしれませんが裸になっても暑いもの暑いですよね。しかも近年の夏は熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)も多くなってきて大人でも熱中症になる人が増えています。
案外、子供は熟睡してしまうと汗だくでも寝続けますが、寝ていても熱中症にはなるので気をつけてください。そのため、コスト的な問題はあるかもしれませんがせめて寝室だけでも夜はエアコンを付けるなどの対策をしてあげるといいでしょう。
痛い・苦しい
この問題は放置していても快方に向かう事はあまりないので、しっかり向き合ってあげて下さい。
お話ができる子供であればどこが痛いか聞いてあげてそれに応えてあげましょう。
どうしても痛みなどが続くようであれば、病院に連れて行ってあげた方がいいのですが、その前に「小児救急電話相談#8000」に電話してみて下さい。看護士が応対してくれすぐに病院に行った方がいいか自宅でどういう処置をするか教えてくれます。
その際いつから症状がでたか、どんな症状かなど聞かれますので子供が不調を訴えたらあらかじめメモするなどしておいて答えられるようにしておいてください。
小児救急電話相談#8000
引用:こどもの救急 公式サイト
お昼寝のし過ぎ
保育所などでもお昼寝の時間はあります。基本的には決まった時間にお昼寝タイムを設けられている事が多いです。
どうしても子供の寝つきが悪いと感じられたら保育所にお昼寝の時間を短くしてもらうよう相談されることも一つかもしれません。
また自宅でお昼寝する場合も、いつもと比べて長かったり寝始める時間が夕方など遅い場合には、子供の機嫌が悪くなるかもしれませんが頑張って起きてもらいましょう。
まだまだ遊びたい!
子供が疲れていない時は、まだ遊びたがる事が多いと思います。
その場合、無理におもちゃとかを取り上げて寝かしつけるのではなく(おそらくそうしても「イヤー!!」となってお互いイライラが増えるでしょう。)、絵本や塗り絵など静かな遊びにシフトしていきましょう。
9割は寝てくれる7つの方法
次に私が子供を寝かしつけるのに実践して効果があった7つの方法を紹介します。
ここだけでも覚えていただくと今後の子育てがだいぶ変わってきますよ。
- 読み聞かせ
- クラシックを流す
- 抱っこして足踏み
- 耳かき
- 塗り絵・勉強
- 添い寝してゆっくり呼吸
- 同じサイクル、ルーティン
読み聞かせ
王道ですね。わざわざ説明するまでもないと思いますので、我が家で行っているひと味違う読み聞かせ方法をご紹介します。
こちらは、子供がある程度話が理解できる3歳ぐらいになってからの方法になります。
我が家は家族そろってライオンキングが好きで映画や舞台を見に行ったりもします。子供もその遺伝子を受け継いだのかアニメ版のライオンキングが好きです。
そして我が家には舞台のライオンキングのガイドブックがあるのですが、その紹介文に子供が大ハマリしたんです。それが4ページ分ぐらいに文字がびっしりとあるストーリーなので、布団の中でゆっくり読み聞かせるといつも最後までいかずに寝てしまいます。
子供にとっても好きなお話を聞きながらなので良い気分で寝られるのではないでしょうか。
クラシックを流す
クラシック限定でもありませんが、童謡などは子供が知っていると逆に興奮することもあるので、あえて知らないクラシックを流してあげます。もちろんベートーベンの「運命」のような激しめの曲ではなく聞いていて心地良いものを選曲してくださいね。
そして流すデバイスにも注意が必要です。スマホやタブレットは曲を流すときはしっかり隠して音だけ聞こえるようにしないと、スマホに興味が向いてしまい逆に興奮する原因となってしまいます。そこで我が家ではAmazon Echoを利用しています。それも子供の手の届かない棚の上に置いています。
Echo Dot (エコードット)第3世代 - スマートスピーカー with Alexa
引用:Amazon 公式ストア
- 曲名/作曲者
- ジムノペディ/エリックサティ
- アヴェマリア/シューベルト
- トロイメライ/シューマン
- 別れの曲/ショパン
- カノン/パッヘルベル
- ペール・ギュントより朝/グリーグ
- 白鳥/サン・サーンス
その他にも沢山ありますし、AmazonEchoなどで「眠る前のクラシック掛けて」とか言うとオススメのプレイリストをかけてくれたりします。
抱っこして足踏み
この方法は0歳〜1歳ぐらいの赤ちゃんの時がより効果的です。
子供を抱っこして足踏みするだけなんですが、子供からするとママとスキンシップできて安心し、足踏みすることで規則的な振動が心地良くなり眠りについてくれます。
足踏みの振動というのが、動物の親が子供を連れて移動する時の振動を連想させ、その移動時は親子無防備になってしまうので、子供も敵に見つからないように静かにしているうちに眠るという動物的本能のようです。
耳かき
基本的に耳かきは必要なく勝手に古い耳垢は排出されるという説もあるぐらいですので、やり過ぎてはダメです。
ただ、寝かしつけとなると耳には副交感神経が通っているため、そこを触ってあげると気持ちよく落ち着いてくれます。やり過ぎないように1週間に1回程度耳の出口の方を綿棒や耳かきで優しく撫でてあげるようにして下さい。
塗り絵・勉強
こちらは3歳ぐらいからの方法になります。さらに子供のやる気に非常に影響されるので向き不向きはあると思いますが、この方法を子供が楽しんでやってくれると親も助かるし一石二鳥です。
具体的には、子供に塗り絵や勉強をさせるだけなのですが大人でも本を読んでいると眠たくなってくる人もいるぐらいなので子供にとっても本と向き合うのは眠たくなる事が多いんです。
しかも、勉強もしてくれたら言うことありません。難しい場合はテーブルで絵本を読むことから始めてもいいと思います。そして、勉強した時に重要な事はとにかく褒めることです。そしてできれば横で一緒にみてあげることです。
やっぱり子供は褒めてもらえるとうれしいのでいい気分になって眠りにも入りやすくなってくれるように思います。
添い寝してゆっくり呼吸
0歳児ぐらいからの赤ちゃんの時により効果的です。
添い寝で安心感を与え、ゆっくり子供に聞こえるように呼吸することでリラックスして眠りに落ちてくれます。
同じサイクル、ルーティン
子供は同じ時間、同じ順番(ごはん→お風呂→就寝)、同じ方法で就寝まで繰り返し行うことで、身体がそういうリズム・サイクルになりお風呂から出たら寝るんだという習慣になります。そこにクラシックを掛けながら絵本を読んだりするとより効果的です。
さらには、次に説明しますが一人で寝ちゃうこともできるんです!
番外編 こんな方法もあるんだ!外国の寝かしつけ
あなたも子供を寝かしつけるのは添い寝したり絵本を読んであげたりと子供と一緒にいないといけないと思っていませんか?
外国、特に欧米諸国では子供を一人で寝かせる事が当たり前なんです。早ければ数か月で一人寝をさせる事もあります。
この方法は乳幼児突然死症候群(SIDS)に十分注意してください。
国や地域によって多少の違いはありますが、基本的にはベビーベッドなど子供の寝る場所と時間を決めそこに寝かせたらオムツ替えなどは別にして寂しくて泣いていても基本的にはそのまま泣かせ続けます。
ここで心配になり添い寝や抱っこをすると、子供は泣いたら抱っこしてもらえると思い抱っこしてもらえるまで泣いてしまいます。なので泣いていても心を鬼にして親は近づかないのです。
その結果、いつまでも添い寝をしないと寝れないなどということにならずに、決まった時間になると子供の身体に染み付いた睡眠タイマーによって一人で寝てくれるようになるのです。
欧米では子供も大事ですが、夫婦の時間も同じぐらい大事にしています。
日本ではまだまだ浸透していませんし、文化的に合わないかも知れません。あなたとあなたのお子さんに合った方法を試してみてくださいね。
まとめ
- 子育てを楽にするのに力を入れたいのは『寝かしつけ』
- 寝かしつけにもメリットやデメリットがある
- 子供にも寝られない理由があるのでしっかり向き合う
- 寝かしつけは簡単な方法も多いのでとにかく実践してみる
- 外国では早いうちから子供を一人寝させる国もある
色々ご紹介しましたが、子供の年齢、性別、性格や体質は千差万別です。
色々試していただいて、あなたのお子様に合う方法を見つけてくださいね。