キッチンのカビと雑菌対策をしよう!キレイを保つコツと方法とは?

毎日食事をするために、キッチンは非常に多く使用する場所です。特に食品を扱う場所でもあり、常に清潔に保っておきたいところです。しかし、水や食品を頻繁に扱う場所では、カビが生えやすく雑菌の温床になり兼ねません。

今回はキッチンのカビや雑菌の対策をはじめ、キッチンを綺麗に保つコツと方法を紹介します。キレイなキッチンで素敵な料理を作って、家族と楽しく食事をしましょう。

キッチンのカビの原因

普段、当たり前に使っている「カビ」ですが、本来の意味と特徴は

カビとは通俗的な呼び名で、高温多湿の季節に貯蔵食品や衣類、器物などに生えて、それをおおい変質させる微生物やその集まりを言う。菌糸と呼ばれる細長い細胞が分岐して菌糸体を作り、その先端の胞子を着手する子実体を形成する。

引用:コトバンク

カビは菌糸だけでできている菌類で、コロニーと呼ばれる集団をつくります。カビには生えやすい条件があり、それが揃うと増え続けてしまします。その条件とは

  • 湿度が高い(70%以上)
  • 20~30℃の温度
  • 食品由来、ホコリ、皮脂、洗剤など

この条件が揃うとカビが繁殖し、雑菌の温床となります。梅雨時期にカビが生えやすいのは、カビが繁殖するには丁度いい条件が揃っているわけです。

さらにキッチンのカビには種類があり、主な種類は「青カビ・赤カビ・黒カビ」の3種類です。このカビを見つけたら直ちに除去する対策を施さなければなりません。

では、キッチンにおいて、どのような場所がカビが生えやすい場所でしょうか?

 

キッチンのカビや雑菌が多い場所

キッチンは、食事を作るために様々な設備や道具、食品などを保管する場所です。キッチンのカビや雑菌の多い場所を知り、そのスポットを重点的に対策すると、キレイなキッチンを保つことができます。その主な場所とは

  • 冷蔵庫
  • シンクまわり
  • キッチン道具
  • 乾物などの食品を保存している場所

冷蔵庫

冷蔵庫は食品を直接保存する場所なので、特に衛生面には気を付けておかなければなりません。しかし、庫内は広くまた、庫内温度や保存する場所が細かく分かれているので、スポット別に掃除すると楽にお掃除できます。大まかにスポットを分けておくには

  • ドアのポケット・・・・液体や調味料がこぼれやすい場所
  • チルドルーム・・・・・低温だが、低温に強いカビもいる
  • 野菜室・・・・・・・・野菜のくずや期限切れの食品でカビが生える
  • 開閉するドア部分・・・使用する際に手あかなどの雑菌がつきやすい
  • 水が溜まる下受け・・・そのまま放っておくとカビと悪臭の原因になる
  • 冷凍室・・・・・・・・冷凍食品などのパン粉カスなど

場所別にカビの生える原因を知っておくと、意識して確認する機会が増えます。

シンクまわり

毎日、食器や調理器具、野菜などを洗うシンクまわりは、水を使う場所なので、湿気が多く、最もカビの生えやすい場所です。また、三角コーナーなどの生ごみや、排水溝などの見えない場所にもカビは多く付着します。さらに調理台の上も食品が直接触れたり、濡れることが多い場所なので注意が必要です。

キッチン道具

まな板や包丁、キッチンスポンジ、さらには食器やテーブルを拭くふきん類などは、一見キレイに見えますが、実は目に見えないカビや雑菌が付着していることが多いアイテムです。口に直接入る食品や料理を盛り付ける食器などを拭く道具なので、念入りにお手入れする必要があります。

乾物などの食品を保存している場所

乾物などは、水分が少ない食品ですが、賞味期限があるので、期限切れがないよう収納しておく必要があります。また、開封後の食品は空気に触れると湿気やホコリ、害虫などにより保存性を下げ、雑菌が侵入する可能性があります。開封後の食品は密閉容器や冷蔵庫などに保管するなど保存性と衛生面に気を付ける必要があります。

なおみ
では、カビの原因と場所がわかったところで、カビや雑菌を防ぐ掃除を実践していきましょう!

 

キッチンのカビや雑菌を防ぐ掃除術

キッチンは水を多く使用し、加熱調理や多くの食品を扱う場所なので、カビや雑菌が繁殖する好条件が揃っています。そこでカビや雑菌を防ぐ掃除のポイントと手順は

  1. 風遠しを良くして、換気する
  2. 汚れをしっかり落とす
  3. 除菌をする
  4. しっかり乾燥する

カビを防止するには、湿気を抑えて、汚れを取り除き、更に除菌をして乾燥させることを意識して掃除を行うことが大切です。しかし注意しなければならないのは、濡れ雑巾です。水で絞った雑巾は、一見きれいに見えますが、濡れ雑巾で拭いた後は、水分が残り、カビが生える好条件になってしまうので、仕上げ拭きは乾いた布を使用します。

風遠しを良くして、換気する

最近の住宅は気密性が高く、湿気が籠りがちで、目に見えない家具の裏部分などに、冬の季節になると結露ができ、カビの原因になる可能性もあります。

キッチンだけでなく、家全体の換気を行って、常に風邪通しの良い状態で、カビが発生するのを防ぎましょう。

場所別!カビや雑菌を防止する掃除方法

では、キッチンや部屋の換気を行ったら、カビや雑菌の多い場所の掃除を行いましょう。

冷蔵庫

  1. 外せるパーツは外して掃除をしやすくする
  2. 外したパーツはシンクで中性洗剤などを使って汚れを落とす
  3. 乾燥させ、仕上げにアルコールスプレーを吹き付け除菌する
  4. 冷蔵庫の食品を出しておく
  5. 冷蔵庫庫内は洗剤は使わず、頑固な汚れはメラミンスポンジで擦る
  6. アルコールスプレーを吹き付けて、乾いた布で拭き上げる

さらに詳しい掃除の仕方はこちらの記事を参考に掃除を行うと冷蔵庫の庫内がキレイな状態になるので、参考にしてください。

シンクの掃除

シンク周りの汚れはしつこく、中性洗剤では用意に落とすことができません。そこで活躍するのが重曹やクエン酸です。重曹やクエン酸を使ったシンクと排水溝の掃除の仕方を紹介します。

シンクの掃除
  1. シンクに重曹やクリームクレンザーを全体に撒く
  2. シンク用スポンジや歯ブラシなどでシンクや細かい蛇口の周りを磨く
  3. 水で洗剤成分を良く落とす
  4. 水分をよく拭き取り、アルコールスプレーを吹きかけておくと安心

排水溝には、重曹とクエン酸を使って、発砲させる掃除が有効です。発砲することによって、汚れを落とし、消臭効果も期待できます。では手順を見ていきましょう。

排水溝の掃除
  1. 排水溝の蓋など分解できるところは分解する
  2. 排水溝のパーツや排水管の入り口に重曹を撒く
  3. さらにクエン酸を撒いて静かに水をかける
  4. 発砲が確認できたら5分位放置し、その後水洗いする
  5. 分解したパーツを元に戻す

さらに詳しい掃除方法はこちらの動画をどうぞ。

キッチン道具

キッチン道具の中で、カビや雑菌が生えやすい主なアイテムがこちらです。

  • まな板や包丁
  • キッチンスポンジ
  • 食器用ふきんや台ふきん

上記アイテムのお手入れ方法を紹介します。

まな板・包丁のお手入れ
  1. 使い終わったらすぐに食器用洗剤で洗う
  2. アルコールスプレーを拭きかけておく
  3. しっかり乾燥させる
  4. 清潔な場所に収納・保管する
キッチンスポンジ
  1. 使い終わったらすすいでよく洗う
  2. 除菌ができる食器用洗剤をもみ込んでおく
  3. 清潔な場所に収納する
  4. マメに新しいものに交換する

ふきん類については、できれば毎日の習慣に漂白除菌をすることをおすすめします。夕食後などふきんの役目が済んだ後に行うと効果的です。詳しい方法はこちらの動画をどうぞ。

 

日常のお手入れを簡単に習慣化できる方法

毎日使用するキッチンは、常にキレイな状態を保つことが大切です。そこで実践したいのが、キッチンを使用前と同じ状態にするリセットを習慣化することによって、次回に使う時も気持ちよく使うことができます。では、キレイを保つために日頃のお手入れを簡単に習慣化するポイントは

  • 時間を決めてキッチンのお手入れをスケジュール化する
  • カビの多い場所を重点的に作業をパターン化する
  • 常識にとらわれず管理が大変なアイテムは使わない
  • 掃除道具類はすぐに取り出せる収納にする

時間を決めてキッチンのお手入れをスケジュール化する

キッチンをリセットする時間帯を考えた時に、日々のライフスタイルの中でどの時間帯が効果的かを考えましょう。例えば、夕飯後の食器を片付けた後に行うと、1日の終わりでキッチンが汚れることが少ないですよね。

続けられるタイミングを考え、キッチンリセット作業をスケジュールに組み込んでしまうと、毎日の作業も気持ち的に楽になります。

カビの多い場所を重点的に作業をパターン化する

毎日、夕食後の片付けの流れは、大体決まったパターンで行います。そのパターンの中にカビ対策を行う作業も組み込みましょう。一例として

  1. 夕食の食器を洗う
  2. コンロ周りの油汚れを掃除
  3. シンクを掃除
  4. 排水溝を掃除
  5. 使用したふきん類を除菌、洗濯
  6. 食器用スポンジを除菌

このように、作業を一連の流れとしてパターン化することにより、キレイが続いて、作業効率もよくなります。自分のベストな作業を確立して行うとキッチンがスッキリした状態が続きます。

常識にとらわれず管理が大変なアイテムは使わない

キッチンは食品を扱うので生ごみなどの食品ゴミが出ます。その場合、三角コーナーを使ってゴミを集めておく方法があります。しかし、三角コーナーはカビやヌメリがすぐにつくので、掃除が手間な部分もあります。

そこで、三角コーナーをはじめ、掃除が面倒と感じる場所は、「これがなかったらどうなるのか?」と常識にとらわれずに考えてみるのも1つの方法です。

けんじ
昨日、食器を洗っていたら、三角コーナーやスポンジラックがなかったけどどうして?
なおみ
三角コーナーはすぐヌメるし、備え付けのスポンジラックはカビが生えやすかったから、処分したの!
けんじ
えー?処分して不便じゃないの?
なおみ
むしろ掃除が楽になったわ!生ごみは100円ショップで売っている使い捨てタイプにして、スポンジ収納は便利な方法があったからその方が楽だったの!

普段、家事を行う人が、一番掃除をしやすい方法を考えると、ストレスなく家事を行えます。常識にとらわれず、「コレ、必要ないかも?」と感じたものは断捨離してみましょう。

掃除道具類はすぐに取り出せる収納にする

毎日の掃除やお手入れは、必要なものをすぐに取り出せておくと、ストレスなくスムーズに作業が行えます。必要な洗剤や道具をすぐ使えるよう、指定席も設けて、家事効率をあげましょう。

さらに、日頃のお手入れ方法について詳しい動画はこちらをどうぞ

 

すぐマネできる!カビや雑菌対策に使えるアイディア

キッチンのカビを防ぐには、日頃のちょっとしたアイディアで、簡単にお金を掛けずにできることがあります。すぐマネできるアイディアを紹介します。

なおみ
私が実践している簡単なアイディアを紹介します。

いらないモノを再利用

古いタオルやTシャツを雑巾変わりにすると、惜しみなく使い捨てすることができます。シンクの仕上げ拭きや床の汚れ、コンロ周りの掃除などにも使えて便利です。使いやすいサイズにカットしておくとさらに便利です。

さらに、飲み終わった紙パックを乾かし開いておくと、鮮魚や生肉をカットするときにまな板変わりになり、まな板の汚れや雑菌を防ぐことができます。終わったらそのまま処分するので、後始末も楽にできます。

キッチンスポンジは吊るす収納

食器洗いに使うキッチンスポンジの収納は、意外とどこに置くか悩むところです。水分を多く含むキッチンスポンジは雑菌が多くなりがちなので、できればすぐ乾く状態で収納しておきたいですよね。そこで、良い方法として、キッチンを吊るして、常に干している状態にすると、水切れが良く乾きやすいので衛生的です。

なおみ
我が家は100円ショップのステンレスクリップでこのようにスポンジを吊るして収納しています。

また、左端にある食品用スクレーパーは本来、お菓子やパン作りに使うものですが、シンクの水切りが楽にできるので愛用しています。100円ショップでも購入できるので気軽に使えます。

掃除をリスト化する

キッチンのカビ対策として、掃除をするタイミングを決めましょう。

  • 毎日掃除する場所
  • 週1回掃除する場所
  • 月1回掃除する場所
  • 半年に1回掃除する場所

など掃除する場所と内容をリスト化することで、掃除忘れも防ぐことができ、カビ、雑菌対策に繋がります。また、手帳などに掃除を行った日などを記録して、次回の掃除の予定も組み込むとさらに、計画的に掃除とカビ対策をすることができます。

SNSや100円ショップを利用して、簡単で自分が続けやすい方法を常に意識しているといいアイディアが浮かんできますよ。

 

カビを防ぐ便利なアイテムおすすめ5選

カビや雑菌を防ぐには、やはり毎日の掃除と除菌が基本になります。ストレスなく、楽にキレイが続く便利なアイテムを紹介します。

キッチンコーティングキット

引用:Amazon商品HP

こちらの商品は、掃除道具からコーティング剤まですべて揃った製品で、他に道具を買い足す必要がありません。ユーザーレビューでは高評価で、シンクの頑固な汚れも簡単に落とすことができます。また、汚れを防止するためのコーティング作用もあるので、日頃のシンクのお手入れも楽になると好評です。

また、ハウスクリーニングのコストよりも安価で購入でき、分かりやすい説明書付きなので、自分でプロのような仕上がりが実現できます。

ハイホーム 環境にやさしいクレンザー

引用:Amazon商品HP

こちらの商品はシンクの汚れをはじめ、部分用洗濯洗剤や風呂、トイレ、ガラス製品などの水垢に効果を発揮します。水垢は放っておくとカビの原因になるので、こちらのクレンザーで早めに対策をすると防止できます。

さらに環境にもやさしく、肌が弱い方でも使用できます。価格も1,000円以下なのでコストパフォーマンスが高いと好評です。

ウタマロクリーナー

引用:Amazon商品HP

中性洗剤で日頃のお手入れに便利なクリーナーです。メラミンスポンジと併用するとさらに汚れが落ちます。生分解性も高く環境にやさしいクリーナーで、キッチンをはじめ風呂場やトイレ、床掃除にも向いているので、キレイを維持するためには便利なアイテムです。

価格も400円前後とリーズナブルなので、安心して日常に使用できます。

なおみ
我が家もこれ1本で様々な用途に使ってます!汚れ落ちがよく、爽やかな香りも好きです。

パストリーゼ77 強力アルコール除菌スプレー

引用:Amazon商品HP

カビを防ぐ方法として、除菌スプレーを使うと雑菌を抑える効果があります。この除菌スプレーは、とても強力ですが、食品に直接スプレーしても安全な成分なので、生鮮食品の鮮度維持にも使用できます。

さらにカビの生えやすい冷蔵庫などのパッキンや調理道具、さらにはインフルエンザの感染予防にも効果を発揮するので、1度使うと手放せなくなると評価の高いアイテムです。

スチームクリーナー

引用:アイリスオーヤマ公式HP

スチームクリーナーは、高温のスチームの力で汚れを落とすことができます。また、水だけで洗浄、除菌ができるので小さい子供がいる家庭でも安心して使用ができます。このタイプはハンディ用とフロア用の2Wayタイプなので、使える用途も広く、家じゅうの掃除がこれ1台で賄えます。

スチームの立ち上げも速いので、時短で掃除や除菌ができるのが嬉しいポイントです。

ご自分のライフスタイルに合わせて、便利なアイテムを利用してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

キッチンのカビや雑菌の対策として

  • カビの特徴について知ろう
  • キッチンのカビと雑菌が多い場所を把握しよう
  • カビや雑菌が多いスポットの対策をしよう
  • 日常のお手入れを簡単に習慣化できる方法を知ってキレイを保とう
  • マネできるカビや雑菌対策のアイディアを参考にしょう
  • カビや除菌対策できる便利なアイテムを使ってみよう

キッチンをカビや雑菌から守り、キレイな状態を続けるには、ライフスタイルに合った方法で行うことにより習慣化することができます。ぜひ自分のベストな方法を確立してキレイなキッチンを維持して、美味しい料理を作り、楽しい食卓を囲んでくださいね。

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